2024/10/15 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」にギフタ―さんが現れました。
ギフタ― >  
野戦病院という物をご存じだろうか
傷ついた兵士を癒やして前線へのゾンビアタックを行う非道施設もとい軍事施設である

ここ数日の落第街での要救護者の数に心を痛めたギフタ―は黄泉の穴から這い戻り
白い救護テント擬きをこさえて小さな病院擬きを開いている

「湿布に痛み止め、包帯でもなんでもござれなのである!」

重症者は異邦人街産の魔法のポーションとやらをぶっかけ
軽傷~中程の傷には応急手当

紅い十字架ではなく白黒の仮面を掲げてやっているお陰でギフトを受けた面々は安心して治療を受けに来ている

そうでない者達も居たりするが特に差別はしない

ギフタ― >
「指や腕が欠損してるとかは無理である。パーツが有ればこれでもしや……?
まぁなければ諦めて義手とか義足に頼るである、もしくは珍しい異能持ちに治してもらうと良いである

次の患者様あああ!」

ちゃぷちゃぷと小瓶の中で揺れる異世界の技術で出来たらしいポーション
纏め売りで安い代わりに消費期限が近いとの事だったがこれがかなり便利ではあった

しかし科学の及ばない魔法技術を以てしても無い腕は生やせない

「ふむ、にしても打撲やら骨折がやけに多いであるなぁ。
殺し合いではなく喧嘩をしているのは若者らしくてとても良いであるが程々にである。」

どうも最近は純粋な打撃戦の喧嘩が多かったらしい
少し前は怪我どころか死傷者が多かった、若干の治安の回復に涙が溢れそうになる

回復して涙を流す者を見てそれも引っ込んだ
近くで先に泣かれるとなんだか冷静になるあれである

「が、これでは私が何かする前にゴーストタウンになりそうであるなぁ。
何かしらの対策を練るべきか…人は資材なりという言葉を皆思い出してほしいのである。」

消毒液片手にそんな事を口にする、正しくは人は石垣だったか…?
まぁどちらも似た様なものだろうと納得する
生きる上で重要なのは小さい事に拘らない事だ

ギフタ― >  
「やっとひと段落着いたであるな。」

落第街違反組織群、野戦病院ギフテッド
一通りの処置を終えて閑古鳥が鳴きだした

因みに閑古鳥の鳴き声、聞いてみるとああこれかとなる鳴き声のトップ3に入ったりもする

「帰る準備を始めるである、か…はい!撤収!」

ぱんぱんと手を叩く
土塊に命を、地面から個性の欠片も無い土マネキンゴーレム達が現れ片付けを始める

そしてそれを眺めながらテーブルと椅子を用意し、優雅なティータイム
本日は寒さが少し出てきたので暖かな緑茶とどら焼き

「風紀委員の諸兄たちも旅行で英気は十分、やるならそろそろ頃合いではある。

そうは思わないかねワトソン君?」

どら焼き片手にゴーレムの1つに声をかける
こちらに見向きすらしない、これだからゴーレムは…と悲しくなる

ご案内:「違反部活群/違反組織群」からギフタ―さんが去りました。