落第街の大通りから一筋外れた路地裏では学園都市の闇が燻っている。
事件が起きても闇から闇へ、よほど大規模なものでなければ判明することは難しいだろう。
路地裏は非常に危険な場所であり、危険な取引もここでなされる。健全な学生はまず近づくべきではない場所だ。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:40:27 更新
ご案内:「落第街 路地裏」から仕立て屋さんが去りました。
■仕立て屋 >
今日も今日とて鼻歌響かせランラララ
バラ撒いて売り捌いて色々出て行った衣裳に小道具達
ハロウィン当日前、直近の昨日今日辺りが一番騒がしいと言えるかも
だから今日も仕立て屋は元気に路地を練り歩く
「意外とTS物の需要が高いのは驚きですよねぇ。
この前のモリモリメスケモお兄さんシスターさん、大丈夫ですかねぇ?」
色々と案内はしたが何だかふわふわしてた
結構天然っぽかったが…まぁ大丈夫かと切り替える
「蝶々みたいになりたい、カブトガニになりたいとか色々皆さん趣味は千差万別ですよねぇ。
ま、混沌としてて実にハロウィンらしくていいんですけど!」
鞄をぶらぶら、ルンタッタ
面白おかしい衣装はいかが?
自分を変えたい小道具も、全てあなたの望み次第
ご案内:「落第街 路地裏」に仕立て屋さんが現れました。
ご案内:「落第街 路地裏」から霞流 周さんが去りました。
■霞流 周 > 幸い、そのまま道なりに進めば知っている通りからふらり、と顔を覗かせて。
「…ああ…ここは何度も通った通り…だね…。」
そろそろ良い時間だし、ここから異邦人街に戻って…万妖邸の自室へと戻ろうか。
相変わらず、霧か霞が流れるように曖昧で何処かふわついた足取りにて、少女は路地裏を抜け立ち去る。
■霞流 周 > 仕方ないので、右手に持っていた刀を三叉路の真ん中に杖のように立て掛けて…手を離す。
…当然、鞘に収まった刀はそのまま倒れる訳で…丁度、左側に倒れて転がる形となった。
それを茫洋とした双眸で確認すれば、緩慢な動作で刀を拾い上げて右手に持つ。
「……左か…まぁ…分からない時は流れに…任せるのが一番…かな…。」
呟く声は相変わらず覇気も無く淡々と。しかしその言葉の中身は何とも無計画でマイペース。危機感も何も無く。
一先ず、少女はそのまま刀の導きという名目の運試しに乗っかって左の路地を進む。
■霞流 周 > 少女自身が意識せずとも、今まで相応に斬り捨てて来た者達は居るし、恨み辛みもそれなりに買っている。
それを意識しなかった事は無い…だが、それに囚われてばかりもいられない。
自分が死ぬ時は、ただ順番が巡ってきただけで相手が死んだ時は…まぁ、同じようなものだろう。遅いか速いかの違い。
「……この道…は…前にも…通った…気がする…。」
ぽつぽつとした、途切れがちの呟きは少女の癖のようなもの。茫洋と路地裏の三叉路に行き着けば足を緩やかに止めた。
「…行った事が無いのは…右……あれ、左…だったかな…?」
緩く小首を傾げて数秒考えこむ。二級学生である故に、勉学は真面目にしているが記憶力が良いとは限らない。
■霞流 周 > 向こう側では、ハロウィン――お菓子と悪戯と騒夜の季節が巡ってきている。
それに対して、こちら側は――ハロウィンにかこつけた催しや商売の気もあれど、大々的ではなく。
白と黒の二色の髪を靡かせ、モノトーンカラーで統一した軽装、右手には鞘に納めた数打ちの何の変哲も無い打刀。
茫洋とした銀瞳に光は無く、曖昧な目付きに表情は無に等しい。歩みも何処かふわふわしている。
ある意味で、質の悪い連中の格好の的になりかねない様相だが――彼女に負の感情を向けてちょっかいを掛ければ。
哀れ、その者たちはこの少女の意志に関係なく、刹那の間に斬り捨てられる羽目になってしまうだろうか。
「……こっち側は…まぁ…相変わらず…だね…。」
ご案内:「落第街 路地裏」に霞流 周さんが現れました。
ご案内:「落第街 路地裏」から仕立て屋さんが去りました。
■仕立て屋 >
速足、それはもう速足で立ち去る青年を見送る
願わくば彼がハロウィンを彼女さんと楽しめる事を願うのみ
「それにしても、ハロウィンも変わったねぇ。
お客様の7割強は色恋沙汰関連とは。
楽しそうで実にいいね!」
鞄を抱えてまた移動
特定のルート等はない、ただ気の向くままに歩いてく
偶に危なそうな現場に鉢合わせそうなら避けてきた道を戻ったり別の道を進んだり
1つでもハロウィンを楽しみたい誰かと出会える様に
■仕立て屋 >
「こちらの尻尾は何と狼男の尻尾、ベルトにまいたりして着けてみれば普段のワイルドさが5割増し!
顔に似合わず奥手な君は結城百倍ライカンマンに早変わりだ。
そしてこちら!
因幡の白兎から取ったと噂のうさ耳ヘアバンド。
兎は年中発情期なんて空想の中だけだと思ったかな?
こちらをつけてると強力ではない物の地味にムラムラが続いてしまう魔法のヘアバンドさ。」
取り出したる尻尾のアクセサリーとヘアバンド
両方を差し出して青年の反応を見る
「さて、押し倒すか押し倒されたいか…どちらが良いかな?
健全なカップルとして使うというならどちらも一万でご提供しよう。
あ、両方付けたら無茶苦茶になるからおすすめしないよ?」
青年はその後10分以上大いに悩み、虎の子の二万で両方をお買い上げ
カップル間で楽しむ範囲で使う事
ハロウィンが過ぎれば消えてしまう事まで伝えてお会計
電子決済にも対応済み
■仕立て屋 >
今日も今日とて相も変わらず楽し気な鼻歌交じりに女が1人
目の前には体格の良い青年が1人
厳つい顔に似合わず少し照れ臭い様子
「なぁる程、折角できた彼女さんと距離をさらに縮めたいと。
ふぅんむそれはそれは…因みに、こんな所まで私を探してくれるようなガッツの有る君は
若々しい雄らしい距離の縮め方をしたいという事でお間違いは無いかな?」
睨まれる、怖い
けれど青年は少し悩んだ後素直に頷いてくれた
「はいはいそれならお任せあれ!
あ、因みに君は誘われるのと誘うのとどっちが趣味?」
ガサゴソ地面に置いた大きなカバンを漁る
がま口財布に持ち手を付けて巨大化したようなそれは上からのぞいても黒一色
けれど中には大事な物が盛りだくさんな訳で…
ご案内:「落第街 路地裏」に仕立て屋さんが現れました。
ご案内:「落第街 路地裏」から仕立て屋さんが去りました。