落第街の大通りから一筋外れた路地裏では学園都市の闇が燻っている。
事件が起きても闇から闇へ、よほど大規模なものでなければ判明することは難しいだろう。
路地裏は非常に危険な場所であり、危険な取引もここでなされる。健全な学生はまず近づくべきではない場所だ。

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参加者(0):ROM(1)
Time:01:38:51 更新


ご案内:「落第街 路地裏」からキキさんが去りました。 (04/25-22:00:27)
キキ > 「はーい。いらっしゃい、これ頼まれてたやつねー」

トラブルは特に起こらなかった
そのまま、現れた人物にデータを渡して
また少女は、騒がしい闇の中へと消えていった
(04/25-22:00:26)
キキ > 暗い路地裏
一般の生徒は決して立ち入らない落第街の底
光も届かないような、短いトンネルの中
そこが住処であるかのように、気を抜いて話す声が聞こえる

「はいはいー、仕事はちゃんとしてるよ。わーかってるーってー
異能の制御はそっちでやってるんだから、悪い事できるわけないでしょー?」

オモイカネで誰かと会話する少女
彼女が命じられているのは最近活発な違反組織の調査と、それに対する攻撃の補助
相手の懐に潜り込み、情報を入手、横流しにするのが今の仕事である

「…で?情報を渡す相手が来る手筈なんでしょ。はいはーい、わかりましたよ
嘘偽りなく答えることを誓いまーす」

適当に宣言してからオモイカネの通話を切る
相手は、今自分の飼い主である上層部である
興味本位で捕まって協力してはいるものの、五月蠅さに辟易しているところだ

「はーぁ。口煩いなぁほんと。ちゃあんとレポートはあげてるのにね」

壁に背を預け、暗闇にオモイカネの光を灯して弄り始める
情報を実行部隊に渡すのが任務だが、その相手はそもそも来るのかどうか
あるいは、この場を嗅ぎつけた何者かが来るかもしれない

「ふふ、まあでも、わたしの性にはあってるけどさ」

どっちつかずを装う、嘘をつく。それは彼女の生業
真実が出ることなど無い口から、笑い声を漏らしながら相手を待つ
(04/25-21:10:50)
ご案内:「落第街 路地裏」にキキさんが現れました。 (04/25-21:04:53)
ご案内:「落第街 路地裏」から神代理央さんが去りました。 (04/24-02:31:55)
ご案内:「落第街 路地裏」から夜見河 劫さんが去りました。 (04/24-02:31:39)
夜見河 劫 >  
「難儀なのは俺だけじゃないよ。
風紀委員にも、難儀なものを抱えながら活動してる奴もいるって分かるし。
誰か、ってのは…悪いけど黙秘させて。」

行いが行い故、風紀委員のお世話になる事は珍しくはない。
その中で、そんな事情を知った相手もいた。
だから、皆が皆…とは言わないまでも、風紀委員にも難儀しながら、それでも秩序維持の為に
頑張っている人間が居る事も知っている。

流石に名前を明かすのはプライバシーの観点から控えた。

「どうも。幸い、事件や不審火とかは縁遠い立地みたいで、助かってる。
神様とかは信じないけど、まあ、今の暮らしが続くよう願ってはいるよ。」

もしも住処が吹き飛ばされてしまったら…本格的に立地を考えた物件選びを考えなくてはいけないだろう。
出来るだけ、歓楽区や異邦人街に近い物件を見繕う必要があるかも知れない。

「お気遣い、どうも。
あんたも、仕事熱心なのはいいけど、息抜きも忘れないようにね。
――たまには普段食べないような場所で食事を食べるとか。
前に異邦人街で食べに行った、異世界の牛のような肉を出してるって店は、中々だった。」

そんな言葉を最後に、ほつれたブレザーを軽く風に靡かせながら、グレーの髪の男はその場に背を向ける。
小さく手を振りながら、その姿は路地裏を抜けて、落第街の中へと消えていった――。
(04/24-02:31:16)
神代理央 >  
「…………」

半分以上灰になった煙草を、ポケットから取り出した携帯灰皿に捻じ込んで。

「難儀なものだな。お前も」

とだけ、呟いた。
けじめだけを聞けば、血気盛んな風紀委員としても活動出来そうなものなのに。
けれど彼には彼なりの理由があって、それが叶わないのだろうか、と。
その理由は、此の場で聞いてもお互いに捻じれた不幸を産み出すだけなのだろう、と。

その「けじめ」を否定はしない。されど共感も肯定もし得ない。
風紀委員とは、そうでなければならないから。
だから、難儀だな、と呟いた。

「此の区域は何時吹き飛ばされても誰も文句を言わぬからな。
最近はその様な事が無い…筈だが、まあ気を付けて住むと良い。
住むな、とは言わんさ。此処は公式には存在せぬ場所。
存在しない場所に住むなとは、言えぬからな」

存在しない場所。戸籍の存在しない住民。
だからこそ、圧倒的な火力で薙ぎ払い続けた少年は────小さく頷くだけに留めるのだろう。
住むのは自由だ。それを取り締まるのは、まあ、別部署の仕事だ。
同僚の仕事を奪うつもりは、無い。

「…私に同行すれば、何時帰れるか分からんぞ?
此処は気にするな。後は私がやっておくから、他の風紀委員に見られる前に立ち去ると良い。私も面倒事は望まぬ」

ひらひら、と軽く手を振る。
監視対象への任意同行なぞ、此方も余計な仕事が増えるだけだ。
そうしなければならない事情があるならまだしも。それが無いのなら、精々彼の監視役には始末書でも書いて貰うとしよう。

「一緒に過ごしたい女子が居るのだろう?であれば、早く帰ってやると良い。居るか居ないか分からぬのなら、部屋で待ってやるのも甲斐性というものだろうさ。面倒事に巻き込まれずに、息災であれよ。狂狼」

何て、最後にくすくすと笑った少年は…話は終わりだ、とばかりに二本目の煙草を咥えて、火を付ける。
同僚が来る前に。警戒線で周囲が埋め尽くされる前に。
望む場所へ、帰ってしまえ、と。
穏やかな日常を過ごせば良いのだ、と。
(04/24-02:13:43)
夜見河 劫 >  
「其処の所は、他の風紀委員と同じで話が早くて助かる。
…そういう生活がどうにも難しいから、俺は此処に住んでるし、自分なりの「けじめ」で、
殴ったら駄目な相手はしっかり見極めてるつもり。」

包帯巻きの顔の男にとって――「殴ったら駄目な相手」とは、まっとうに、『普通の生活』を送っている者。
自分の、より深い所で、どうしても誤魔化す事の難しい、精神に空く「穴」に、そんな人間を巻き込まない為に。
だからこそ、「ルールを侵す相手」…反社会的な存在に対しては、容赦なくその拳を振るう。
正義などというものではなく、そうでなければ精神に空いた穴…決定的に欠けた「生の実感」を得られないから。

意志というものだけではどうしようもない中で、少しはまっとうに生きる為の悪足掻きとして…
規則を守る者には、何があろうとも拳を振るう事はしない、と。

「――ま、落第街(此処)に住んでるのは学生寮とか他の物件とか借りようとしても、
担当の相手に嫌な顔される事のが多いからってのもあるけど。」

監視対象とはいえ、立派な学生身分。
であるのに、このような街に居を構えるのは、そんな事情と、それに対して文句も言わない事もあるようだ。
更に付け加えると、治安の問題もあって、しっかりした造りの割に割と家賃は安い。

「残念な気持ちにさせたのはごめん。

――ま、出来るだけ、風紀(そっち)のお世話にならないで家に帰れるように、気を付ける事にしとく。」

訪ねて来た人が居た時に、一人だけにしないように。自分なりの努力はする、と。
無論――この男も、その相手である女子が、よもや今話している金髪の風紀委員の縁者でもあったとは、
全く以て知る由もなかったのであった。

「…それじゃ、後始末の為の通報と…任意同行、必要になりそう?」

念の為、そう訊ねる。
いざこざに巻き込まれたり、首を突っ込んだり等で、風紀委員会への連行にはもう慣れているようだ。
(04/24-02:00:09)
神代理央 >  
「まあ、な。だからこそ、そういう『普通の生活』を送る者達を我々は守らねばならぬ。ルールを、規則を、それらを正しく守る人々が害される事を、是認する訳にはいかんからな」

それは、神代理央という風紀委員の信念でもある。
ルールを守る人々は守られるべきなのだ。守られなければ、ルールを守る事のメリットを彼等に享受させる事が出来ないのだから。
多数派を形成し、社会を維持する人々。
彼等を保護する事で、平和な日常が保たれているのだ。

…尤も、それは。
少年にとってルールを守らぬ人々に対して苛烈な手段を取る事への大義名分ともなっているのだが。

「ふむ…。まあ、それが君が大人しくしている理由であるのならば尊重はするとも」

残念だがね、と前置きした上で。貴方の言葉に小さく頷くと────向けられた視線に、そのまま小さく首を振る。

「……良いじゃないか、別に。私はその様な情緒的な理由で断られる事も、嫌いでは無いよ。
誰かを想う事に、他者があれこれ口を挟むのは野暮だろうさ。君がそういう理由で風紀では働けない、と言うのであれば。私はそうか残念だ、と言うだけだ」

自分自身も、色々と失敗しているのだ。
ならばせめて、人のあれこれには口を出さず、素直に応援すべきなのだろうし。

「願わくば、その女子の為にも真っ当に生きて欲しいものだがね」

と締め括った少年は、知らない。
貴方が口にした女の子が、図らずも自身とも縁のある────監視対象である事を。
(04/24-01:37:02)
夜見河 劫 >  
「意地の悪い質問。
それが難しいから、「監視対象」になってる連中が居るんでしょ?」

ある意味自虐も込めて、そう返答。
危険度の高さ低さはあれど、監視対象とはそういった連中が少なくないだろう、と。
等級が付いた監視対象に遇う事もなければ、積極的に調べたりするつもりもなかったが。

「なるほど、後ろ盾になる代わりに、部下になれ…って事。」

金髪の風紀委員が持ちかけて来た「取引」には、確認するようにそう発言。
ほんの少しの間を置き、

「――悪くない提案だとは思ってる。
けど、一身上の都合って言えばいいのかな…仕事に就いて、あんまり家を空けてると、
知り合いの女の子が俺の部屋に来た時に、一人で留守番させちゃう。
出来るだけ、一緒に居て、話とかしたいから、ね…。」

いつ来るかも分からない相手の為に、なるべく家に居る事にする為に。
それだけの理由で、包帯巻きの顔の男は勧誘を蹴って見せた。
馬鹿みたいだと思う?と、言葉にはならず、視線だけが訊ねるような雰囲気。
(04/24-01:25:05)
神代理央 >  
「理想は、大人しく規則正しく品行方正に過ごし、一般生徒になって貰う事なのだがね。我々とて無限の人員がある訳では無い。監視対象は、増えるより減った方が良いに決まっている」

どうすれば良いか、との言葉には風紀委員としての答えを返すに留める。
実際の所、それを目指すのならば応援するが、それが出来ない様々な理由があるから監視対象になっているのだろう、と思うし。
であれば後はまあ、本人の意志次第でもある。

「…本来は真面目なものでなくても殴るべきでは無いのだろうが…まあ、こればかりは私も君にあれこれ言える立場では無いし、今この状況ではどの口が言うのか、という話でもあるな」

小さく肩を竦める。
それはそうだ。目の前には大楯と壁に押し潰される形で冥府へ旅立った男達の死体。
人を殴ってはいけません、等と。説教出来る立場では無い事は自覚している。

「ああ、後始末くらいはしておくさ。私だって快楽殺人鬼になったつもりも無ければ、自分で起こした諸々を放っておく程に無責任なつもりも無い」

その儘、貴方の言葉に導かれる様に死体へ向けられる視線。
まあ…増援を手配して死体の片付けと事後処理を済ませる事になるのだろう。

「……寧ろ、君の方こそどうするのかね?此の場において、君の行動に問題が無かった事は勿論証言する。だが、この後については責任は取れぬ故な」

自分と話している間の事は、保証するし保護する。
だが、この後問題を起こすのなら、貴方という個人を庇い立てする事はしない、と。
線引きを明確に。関係を明白に。少なくとも神代理央という少年は貴方に今の時点で敵意を向ける事は無いが、積極的に保護する関係性でも無い、と。

「────まあ、君が」

とはいえ。

「私の部下にでもなる、と言うのなら。これからも喜んで君の弁護人を努めるがね?」

優秀な人材は、常にスカウトしておくべきだから。
だから、唇を僅かに歪めた少年はしたいから貴方へ視線を向け直す。
尤も、出会ったばかりの二人。頷いてくれるとは、少年の方も思ってはいないのだが。
(04/24-01:09:10)
夜見河 劫 >  
「……あんまり、そういうのも困るって言えば困るかな。
前に喧嘩売られた時、仕掛けて来た癖に日和って逃げた連中が、女の子を人質に取った事もあったし。」

少しだけ渋そうな表情。
どうやら、苦い記憶を呼んだようだ。地雷とまではいかないが、どうもよろしくない思い出の模様。

「女子が寄って来て、巻き込むのも気分よくないし。
やっぱり巻いて置くことにする。ないとどうにも落ち着かないし。」

言いながら、外した包帯をぐるぐると巻き直す。
特に巻き方に拘りがないのか、さっきとは全く別の巻き方になってしまった。

「……そう言われてもどうやってけばいいか、困る。
とりあえず、女子を変に巻き込んだりしないようには気を付けるけど。」

まずは他人を巻き込まない事に気を払うようにしたらしい。
邪魔という訳ではなく、人質になって怖い思いをされるのが嫌というのが大きそうだが。

「言われなくても、学校に行く時とかは暴力沙汰はしないよ。
真面目に生徒やってるのは、大概殴ったら駄目だって分かるから。」

殴っていいか駄目かという問題ではないのだろうが、それでもこの男の主な価値観は其処に在るらしい。
金髪の風紀委員が取り出す煙草については、特に咎めるでもなく。

「……そういえば、すっかり忘れてたけど、こいつらどうする?」

自分が来た時には、既にあの世行きだった暴漢と思しき連中に軽く目を向ける。
一番困るのは、自分がやった事になって三級に引き上げとなり、監視が厳しくなる事、だが。
(04/24-00:52:07)
神代理央 >  
「ふむ……」

手を離し、しげしげと貴方の顔を見上げる少年。
面接官の様な空気と視線で包帯を解いた貴方の顔を見つめて…。

「包帯は無い方が良いと思うがな。私自身、人の美醜について深く語れる程でも無いが、女子生徒の受けは良さそうだと思うが」

ずけずけ。べしべし。
人の顔立ちに対してモノを言うのは大変失礼では無いか?と言ってくれる同僚は此処にはいない。

「とはいえ、自己防衛に意識を向けているのは良い事だ。そういう理由であれば、私もとやかくは言うまい。ただ、君の顔立ちが整っている方だと言う事は認識して欲しいものだ」

うんうん、と納得した様に勝手に頷いて。

「私としては、一般生徒に危害を加えぬのであれば君の行動にあれこれ口を出すつもりは無い。まあ、風紀委員会としては控えて欲しいとは思うが…」

懐から取り出す煙草。未成年?何、此処では構わぬだろう。

「対処するのは、私では無い部署の人間だろうしな」

咥えた煙草に、金属製のライターで火を付ける。
漂う紫煙の向こうで、けらけら、と少年は笑った。
(04/24-00:37:26)
夜見河 劫 >
「あ~………これ?」

問い掛けに対し、返って来るのは少々間の抜けた声。
そんな問いを発する事が予想の外だった、というような反応。
少し考えるように唸ってから、口を開く。

「……昔の癖? 常世島(こっち)に来る前、ひどい虐めに遭ってて、誤魔化すのに包帯が欠かせなかったから。
後は……此処に住んでるから、柄の悪い連中に舐められないように?」

何故か疑問形。
そうして、空いている片手で少々乱暴に包帯を外す。
その下から出て来たのは――異様な眼光を除けば、二枚目と言っていい整った顔立ち。

「…素顔で歩いてると、冷やかされる事が多くて。
それだけならいいけど、変に絡んで来る奴らも増えるし。」

その言葉があながち出鱈目とは思えない位に、顔立ちは整っている方である。
眼光はどうしようもないにしても、髪と服を整えれば随分見られた雰囲気になるだろう。
早い話が、この男なりの処世術らしきもの、であるようだ。
(04/24-00:20:14)