2024/07/06 のログ
ご案内:「落第街 路地裏」にエルピス・シズメさんが現れました。
エルピス・シズメ > 一方その頃。

那由他を見送ってから踵を返し、"何かやたら伸びている配信"──
途中からだが『落第街・スラムに限定配信されたとある配信』を見て、そこで起こった惨劇に顔を顰める。

「うわ……これ、イーリスちゃん大丈夫……じゃないよね。」

どうしたものか。あと風紀委員を呼ぶべきか呼ばざるべきか。
と言うよりここまで来たら勝手に来るだろうから、流れに任せておけばいい。

エルピス・シズメ >   
「……とりあえず、後で考えよう。」

 メールの履歴を見てから少し唸り、
 ひとまずの用は済んだとこの場から立ち去った。
 

ご案内:「落第街 路地裏」からエルピス・シズメさんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」に紅き流離蟻人さんが現れました。
紅き流離蟻人 > 「王の言葉は、正しかった。」

配信を見ていた紅き蟻人はそうつぶやいた。

Dr.イーリス。
やつは負けた。
そう。
負けた。
確かに負けた。

だがあれはなんだ。
あんな恐ろしい女を相手にしようとしていたのか?

…あんな…

回想-王の言葉- >  

「Dr.イーリスは、キミらの手に余る。」
「―――そうだよねえ?ワンデリィきゅんっ!」

 

紅き流離蟻人 > 「……王は、変わってしまったな…。」

あの一戦以来。

紅き月輪ノ王熊は、ずっとイーリスを賞賛しては、
―――「あんなに美しいものが存在しているなんて」
―――「信じられないほどの美を見た」
―――「生きる意味を見つけた」
―――「この世界に置いて唯一、月より美しい存在が彼女だ」
などと、意味不明な事ばかり言うようになった。

理解に苦しむ。

紅き流離蟻人 > 「だが。それは、良い。」
「我らには、我らのやることがある。」
「Dr.イーリスは、王が狩る。」
「Dr.イーリス以外は、我らが狩る。」

それが、王の命令だ。

「さて―――」

紅き流離蟻人 >  


「――紅き蟻人諸君!今こそこの街を深紅に染めようぞッ!」


 

紅き流離蟻人 > その日から。
紅い…人の大きさ程の蟻型の魔物達が、
落第街を闊歩するようになった。

剣を、槍を、魔導を、銃を携えて。

それらは拠点襲撃特殊部隊。
『ある男』への復讐を企て。

紅き月輪ノ王熊に敗れた、在りし日の栄光。
その、屍骸。

ご案内:「落第街 路地裏」から紅き流離蟻人さんが去りました。