2024/07/12 のログ
ご案内:「落第街 路地裏」に落花彩晴さんが現れました。
■落花彩晴 > 「――はぁ…私とした事が…。」
路地裏の何処か。前後左右全てを”ソレ”に囲まれた状態で、少女はぽつりと嘆くように呟く。
遡る数時間前。昨今、噂にも聞く事が多い”紅い怪異”について。
怪異、というだけでも気になるものだが…それ以外にも一つ、ないし二つ。
(…特級怪異なんて実在すら疑われるのに…。)
そう、その認定された危険度。それなりに怪異と交戦経験はあれど、特級クラスは初耳だ。
まだ、それ以外にも気になる点はあれど…だからこそ、放っておけないしこの目で見ておかないといけない。
――そして、落第街へと当てもなく足を運んだ訳だが…。
(路地裏で”蟻”を見かけて尾行…までは良かったんですけどね。)
気が付いたら既に周囲を囲まれて袋のネズミだ。自分の単純さ加減にとてもうんざりする。
その少女は、特に武器らしい武器は持っていないし、祭祀局の人員が纏う特殊な装束も纏っていない。
それでも、周囲の蟻共を色違いの瞳で静かに一瞥して。
「……対話が通じるとは思いませんが。…貴方達の”ボス”は何処に居ますか?」
そう、問いかけながらも既に緩く少女の両手は握られて拳となっている。
ご案内:「落第街 路地裏」に紅き弾丸ノ紬蟻人さんが現れました。
■紅き蟻人群 > 路地裏にいたのは
紅き蟻の群れだった
貴殿を一人
この暗く
薄暗い
路地裏に取り残して
囲むように
知性の劣る
怪異の蟻は
言葉を持たぬ
故に
貴殿の問いに
応えることはない
言葉の代わりに殺意を伝えよう
剣を
槍を
銃を
魔を
以って
貴殿を殺戮せんと
蟻共が向かう―――!!
一つ一つは雑魚だ
だが、束になってかかれば波状攻撃の脅威と成す
その意図はこう考えられようか……
■紅き蟻人群 >
"ボスに用事か?"
"なら存分に傷ついてからだッ!!"
"なんならここで死んでくれても良いんだぜェッ!!!"
■落花彩晴 > 「……成程…。」
言葉は分からない、だがそのニュアンスだけは何となく少女に伝わったらしい。
一度、吐息を零してから軽く両手の拳を緩やかに頭上へと掲げるように構えて。
「――つまり、貴方達全員…鏖(殴)殺すれば話は早いですよね?」
瞬間、思い切り両手の拳を振り下ろして地面へと叩き付ける。
そこに異能も魔術も一切介在していない…言ってしまえばただの力技だ。
激突の衝撃で、地面が陥没したように凹み…更にその衝撃で蟻共の足並みと平衡感覚を”振動”で狂わせようと。
――同時、数多の種類の武器を掲げ持つ蟻共にも動じず、拳の一撃で武器を圧し折り、蹴りの一撃で蟻共の肉体を破砕させんと駆け回る――!!
■落花彩晴 > 「私は芸が無いもので…取り敢えず、全員片っ端から潰しますよ!!」
■紅き蟻人群 > 然り。
然り。
左様。
意味合いは"そう"である。
"貴殿が死ぬか"
"我ら全員が死ぬか"
―――多勢に無勢、袋叩き、集団虐め、リンチ。
なんとでも、なんとでも言うがいい。
だが。
蟻共にとって誤算だったのは。
貴殿の一撃でグラついた大地によって
次々に武器を落としては、
足元を奪われた事
そして
油断する間もなく
次々に
武器を
体を
蹴りで粉砕されていったことだ。
剣も槍も
落ち、砕け、
はて、
銃と魔はと言えば、
打てはすれども、
それが如何ほど
貴殿に効果を齎すかといえば
疑問
貴殿が蟻共を殺し切るころ…
■紅き弾丸ノ紬蟻人 > まるで
それは
誘い込むかのように
明らかに異質な気配と
大きな足音を
路地裏の向こうで響かせた
■落花彩晴 > 殴る、蹴る、捻る、転ばせる、打ち付ける、抉る、貫く、穿つ、極める、外す…兎に角滅茶苦茶だ。
武芸のようであり、同時に路地裏の喧嘩殺法の如く。ただただ、肉体ありきの吶喊戦法。
無謀と言えば無謀であろうが、蟻共の一匹一匹の実力はそこまでではないのと…
何より、群れであるからこそ…ちょっと”穴”を開けばそこから瓦解しやすいもの。
「……ふぅ。…ちょっと訛ってる…んんっ、訛ってますね。」
学業と委員会のあれこれで、あんまりトレーニングとか出来ていないのもある。
蟻共を一匹残らず、そして一匹一匹きっちり潰し終えて軽く一息。
かなり動き回っていた筈だが、疲れは見えず息も大して乱れていない。
何より、妙なのはあれだけ派手に動いて少女の衣服に破れも無く汚れも殆ど付いていない事だ。
「……さて、これで……っ…!!」
ぞわり、と。異質な気配を感じ取る先に顔を向ける。
そして届く大きな足音…路地裏の闇の向こう…”アレ”が。
「……高みの見物からやっとお出まし…という所でしょうかね。」
■紅き弾丸ノ紬蟻人 > 「んん。ありえない。ありえないですな。」
路地裏の黒い影から姿を現したソレは。
喋った。
ソレも紅き蟻人。
だが、明らかに雑魚とは違う
まずはサイズ
3倍はある
次に腕と脚の太さ
殴り合いの物理戦闘力は化け物だろう
そして手に持つ巨銃
どう見ても
こいつがボスだという蟻人
知性も
力量も
雑魚の比には成らぬソレは、
すぐに貴殿に気付いた
「我ら紅き蟻人が殺戮の進軍を阻んだのは」
「貴様ですな?下等種族」
「あり得ない」
銃を向ける
巨体の蟻が憤る
明確な殺意
「下等種族は―――」
■紅き弾丸ノ紬蟻人 >
「 殺 戮 以 外 あ り え な い ッッッ!!!」
■落花彩晴 > (…さて、ここからが本番…ですね。)
緩やかに拳を握ったり開いたりを繰り返しながら、姿を現したその蟻人を凝視する。
単純に比較してもさっき潰した連中の数倍はあろうかという体躯。
腕と足の太さもかなりのもので、殴り合いになるとこちらが不利に思える。
…一番少女にとって脅威なのはその蟻が持つ巨銃だ。
何せ、少女にはアレと撃ち合えそうな遠距離攻撃手段がほぼゼロに等しい。
「――ゴミ…うん、ゴミ…ですか。成程、成程…。」
ゴミかぁ、と内心で乾いた笑いを漏らす。完全に人間を見下したその態度。
…いや、怒ってないですよ?私はそこまで血気盛んではないので…えぇ、全く。
少女の拳から、その肘あたりに掛けて不意に水色の薄い膜のようなものが覆う。
両足にもそれは出現し、膝上の辺りまで展開すれば…おもむろに、両手の拳を胸の前で打ち鳴らす。
ガンっ!!と、金属を殴ったような異音が路地裏に木霊する。
「…まぁ、私がゴミだとして…こんな下らない軍隊気取りを率いてボス面をしている貴方は――…。」
そこで言葉を一度切って…冷ややかに嗤った。
■落花彩晴 > 「私がゴミならそっちはカスですね。同レベル同士仲良くしましょうよ?ねぇ?」
■紅き弾丸ノ紬蟻人 > 「上位種族が下等種族と"同レベル"だとォ……?!」
「ありえない」
「ありえない」
「ありえないッッッ!!!」
更に憤る、蟻人。
大きな蟻人は憤慨して、地面を踏み鳴らす。
その巨大な足で胸糞悪そうに地団駄を踏むッ!
「貴様はナメているようですな」
「ならば」
「導く以外ありえない」
銃を向ける。
凡そ1秒に60連射される巨銃の散弾が火を噴くッ!!
「愚かな貴様らはなにもしらぬのだ」
「紅に染まっておらん下等種族共がッ!」
「殺戮こそ全て」
紅色に染まった殺意の凶弾が次々に貴様に打ちこまれるッ!!
「今一度伝えよう下等種族め。」
「大成功したいですかな?」
「生産的でありたいですかな?」
「上位種族となりたいですかな?」
「ならば殺戮です。」
「殺戮以外、ありえないッッッ!!!」
そうとも
既に紅色に頭まで
染まり切った蟻人にとって
殺戮を行う我らこそ、
紅き屍骸こそが上位種族ッ!
「貴様もッ!殺戮の暁にはッ!!上位種族に導いてやりますぞォォォ!!!」
■落花彩晴 > 「…生憎と、導かれるにしても貴方達からなんて御免被りますよ。」
人を見下しながら、ちょっと突いただけで憤慨、激昂する。
…相手は特級の怪異だ。正直、一対一であっても私が勝てるかは見込みが薄い。
だが――…
「――貴方こそ、”私を”舐めてますよね?」
秒間60連射の散弾の嵐、だが少女は真っ向から一気に肉薄する!
ただ我武者羅に突っ込むのではなく、驚異的な動体視力で散弾の軌道を見切り、直撃しそうなものを選別。
両腕に展開した強固な高密度結界で散弾を弾き、いなしながら更に接近。
幾らかは衣服や肌を掠め飛んでいくが、致命的な直撃だけはきっちり避けて拳の間合いまで飛び込もうと――
「うるさいんですよごちゃごちゃと。紅だ上位種族だと…そんなのどうでもいいんですよこっちは!!」
そのご自慢の筋肉は飾りか?そんなデカい玩具なんて振り回していないで、さぁ、…いざ…!!
「殴り合いしようぜ、自称上等野郎。シンプルでいいだろう?」
そして、右の拳を振り抜く!!風圧だけでも凄まじい剛拳で、まずは一発殴り飛ばす…!!
■紅き弾丸ノ紬蟻人 > 「ぐぼうぉぉおおっっ……ッ!!!」
■紅き弾丸ノ紬蟻人 > 一撃。
この巨体すらも揺るがすほどの剛拳ッ!!!
銃弾すら恐れぬ突撃ッ!
なんたる威力ッ!
巨体が歪むッ!
「っぺゃ……ッ!」
「オモチャ。これが?フン……ッ!!」
乗ってやろうじゃないか。
その挑発に。
その意気やよしッ!
銃を軽々と持ち上げて、地面にたたきつけた。
ひび割れる大地。
アピールにはなるだろう?
「んん。殺してやりますぞ、下等種族。」
「技巧も道具も補助も捨て…純粋な火力と体力のみで」
「貴様を導いてやる」
人一人、磨り潰すだけには十分すぎる重鈍なる拳。
だが
俊敏にその体の中央を捉えんと打ち出す。
さあ、死ね!
ゴミはゴミらしく、砕け散れェェェーーーッッッ!!!!
■落花彩晴 > まずは一発。…だが初戦は挨拶代わりの一撃だ。
(…我ながら全く何を怪異と殴り合いなんて所望してるんですかね私は。)
変に冷えた思考の一角で冷静に己自身に呆れかえりながらも。
…既に剝奪された身の上とはいえ。それが未練であっても…自分は祭祀の一員だ。
だからこそ。自分の力が…怪異に、特級のレベルに。
どれだけ通用するのか確かめないといけない…!!
しかし、追撃はせずにすぐさま距離を取って着地。
こちらのつまらない挑発に乗ってくれたようで、銃を地面へと叩き付ける様を見遣り。
「……。」
無言だが薄く口元に笑みを浮かべる。やっぱり私はこういう頭の悪い戦い方しか出来ないから。
「――私を導くのは私自身だ。それがどんな道に繋がろうとも。」
緩やかに構える。重い拳の一撃は、まともに喰らえば一発で普通に致命傷となろう。
こちらの体の真ん中…中心線を狙った一撃を、即座に見切ってギリギリで左に身を捌いて交わす…!!
だが、その風圧だけで衣服の一部が破れて頬が僅かに裂ける。流石に飾りの肉体ではないようで。
ならば、と。腰だめに構えていた左拳。高密度の結界をまるで籠手のように纏ったソレが。
「――砕け散るのはどっちでしょうかね!!」
踏み込みながら、蟻人の顎下辺りを狙って痛烈なアッパーカット!!脳天を容易に揺らす豪快なカウンターを放つ!
■紅き弾丸ノ紬蟻人 > 「ぐふっ…ふぐがぁぁぁっっ!!」
一つ。
この戦いにおいて紅き蟻人側が明確に不利な事があった。
それはその体が大きすぎるために
貴殿のように"ギリギリで見切って躱す"等と言う動きが出来ない事ッ!
故に
重鈍なる巨大な一撃を避けられ
そして
カウンターの一撃を喰らう
蟻人の体が揺らぐ
頭そのものをストレートに打ち上げて揺する攻撃を直に喰らった
恐らく
その辺の雑魚蟻人ならこの一撃で屑になったろう
手に纏う結界
もはや貫通弾だと言っていい…!
だがッッ!!
「それはありえないほどッッ!!」
「愚問ですなァァァ!!!」
「下等種族ィイイイィッッッ!!!貴様だァァァァァーーーッッ!!」
この怪異はそうならなかった。
結界を重ねたそれを喰らってなお、踏みとどまった。
頭を揺すられ思考が砕ける中で、
撃ち返したのは―――地震ッッ!!
巨脚によって作り出される衝撃が、
大地を打ち砕くほどに揺すり、
無差別な破壊となって襲うッッッ!!!
もう回避などさせぬッッ!!
ここで死ねッッ!!
■落花彩晴 > 少女は決して一流の武芸者でもなければ喧嘩無双の豪傑でもない。
ただ、我武者羅に…必死になって自分が出来る事を愚直に積み上げてきただけだ。
落花の呪いにしか価値が無い小娘では無いと証明する為に…!!
その呪いのせいで、一度は進んだ道をあっさりと断たれても尚。これは未練だ…分かっている。
(…この至近距離、一発でもまともに喰らえば私の負けはほぼ確定する…!!)
つまり、直撃だけは一発も喰らわずにこの殴り合いを制さなければならない……無謀だ。
そして、それが無理であると少女は気付いている。だからこそ、カウンターを決めても油断はしない。
「……自称・上等種族なんかに砕かれるのは勘弁だねっ!!」
ヤツのカウンターが来る!咄嗟に身構えようとした矢先、その狙いに気付いて舌打ち。
(…さっきの私の”意趣返し”か…!!)
蟻人の巨大な足による、強烈な震脚…!!この間近では、それだけでも脅威だ。
発生した衝撃は先ほどの少女のそれよりも遥かに強い。咄嗟に足に展開した結界の密度を更に上げる…が。
「…ぐうぅぅ…っっ!?」
唸り声のような苦鳴が少女から漏れる。下半身に防御を集中したせいか、上半身の防御が疎かだ。
結果、上半身を中心に衝撃をまともに喰らって、背後に倒れ込みそうなほど仰け反った。
全身を叩く衝撃、普通なら皮膚がズタズタになって骨もあちこち砕けているだろう。
だが、少女は耐えた…ただ頑強なだけで殴り合いを挑んだ訳ではない。
「…どうした、蟻野郎…私を砕くんじゃなかったのか?」
上半身は衝撃であちこちダメージは確実に負っているが…だからどうした?
仰け反った姿勢から、思い切り身を引き戻しつつ――あろう事か、蟻人の顔面に”頭突き”を一発かまそうとする!!
■紅き弾丸ノ紬蟻人 > 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおをををををををををを!!!!」
「ふッッッざけんじゃないですぞォォォォォォ!!!!」
「"自称"上位種族"なんか"だとーーーッッッ!!!!」
ならば。
ならばならばならば。
下等種族ごときに!
たまたま通りがかったゴミ共のクソガキなんぞを前に、
我が退く事こそありえないッッッ!!!
怒り
大地を揺すり―――
クリーンヒット…!
勝った―――
否…!
まだ動けるのか?!
まだ!?
しかも仰け反った事で
"その位置を利用して"
頭突きをかますッッッ!!!
なんたる無謀!
だが
なんたる威力ッッッ!!!
前述のとおりこちらは巨体故に"避けられない"!
ならば正面衝突しかないッッッ!!!
「侮るな」
「我が名は"バレッタ"!!」
「貴様如き下等種族―――ここで砕く―――ッッッ!!!!」
「ハァァァァァァァ……ッ!!!!」
取れる手段は、一つ
顔を目掛けて飛んできた
弾丸のような頭突きに
こちらの顔を傾け頭を突き出す―――ッッッ!!!!
「死ね……!!!死ねぇ……!!死ね死ね死ね!!!ウオオオォォォォォーーーーーーーッッ!!!!!!」
純粋な質量と火力の差で…!
例え一手遅れた頭突きでも
この不利な盤面をひっくり返してやるぞ、
下等種族がァァァッッッ!!!
■落花彩晴 > 「――人をゴミ呼ばわりする前に、お前らの行いを顧みろって言ってんだよカス蟻野郎。」
流石に、人並外れた頑強さを秘めた少女であっても、上半身を中心に喰らった衝撃のダメージは無視できない。
だが、こんな怪異に…いや、怪異とかどうでもいい。コイツには負けられない。
今!この場で!私がどうなろうと必ず潰す…!!
「――落花彩晴…!!怪異にあの世があるか知らないけど、あの世でも忘れるなバレッタぁぁぁぁぁ!!!!」
一手遅れて奴も頭突きをかましてくる!!お互い避ける気もそんな余裕も無い真っ向勝負。
瞬間、頭突き同士が激突したとは思えない衝撃が走り――…
「っっっっ…!!」
少女の頭がぐらり、と仰け反った。…衝撃で、左目に付けていた片眼鏡も粉々に砕け散る。
今度こそ、少女の体は後ろへと仰向けに倒れ――込まない。
「……だ、…ってない……勝…、だ…。」
衝撃の凄まじさで意識が半ば飛んでいるのか、譫言の様にぶつぶつ呟きはじめる。
隙だらけといえば隙だらけ。蟻人が追撃で完全に息の根を止めるようとするなら好機だろう。
…本当に?…死に体のような小娘にはもう何もない?
■紅き弾丸ノ紬蟻人 > 「クックック……!」
「ぐふう…ッ……落花彩晴―――!!貴様の名、覚えておいてやりますぞ……」
互いの名乗りの後、
頭突きで火花が飛び散り、
衝撃が飛んだ。
「ぐ、おお…ッう、おおおおおっっっ!!!!」
押し―――勝った…ッ!!
決して蟻人も無事ではない。
もはやその巨体の
脳天が
歪んで
凹むほどの
大打撃を受けている
だが……!
間違いない
"消耗しているのはあちら"
"増長しているのはこちら"
「そっくりそのまま―――貴様に返してやるッッッ!!!」
「あの世で我に恨み辛みを精々好きなだけ吐けェェェェッッッ!!!」
「ハァァァ…ッハァァァァァァァ……!!!!」
恐らく―――
これが"最後の一撃"となろう
我の体力の終わり
貴様の生命の終わり
刻んでやろう
この拳に残る全て込めて―――
打ち出す。
さあ―――
■紅き弾丸ノ紬蟻人 >
「死ね下等種族」