2024/09/02 のログ
マリア > 「っ!なに…きゃぁっ!」

突如何かが体にくっつく
何かが落ちてきたかと思えばそこにはついさっ消し飛んだはずの少女…の遺体にも思える姿

「な、何!?死体…!?喋った!!?」

恐怖と困惑、そして近くに見える異形の触手への嫌悪感
振り払うように少女を投げ捨てるが代わりに触手が拘束を変わるだけ

動揺のせいですぐに魔法を使えない

《紅き機械ノ女王》 > 《紅き機械ノ女王》となる紅き屍骸化は、厳密には死んでいるのではなくて疑似的に紅き屍骸になる。
かつて《紅き月輪ノ王熊》にかけられた呪いを克服し、そこから研究をして得た力。
それは、紅き呪いと紅き屍骸の力の利用。
《紅き機械ノ女王》は、機械に感染源を流し込む事で、紅き屍骸と化する。

ビームによりバラバラとなったメカニカル・サイキッカーは紅き屍骸と化し、それぞれバラバラになったパーツがから魔獣アンデッドの触手を出してマリアさんを捕えた。
投げ捨てたイーリスの体も、触手により受け止められて元の位置へ。

「遠慮なさらずに、受け取ってください。あなた、薬物依存症でお薬好きでしょう……?」

イーリスの右手に持つのは注射器。
その注射器をマリアさんの首すじに刺して、中の薬品を流し込もうとしている。

マリア > 「気持ち悪いっ!汚いっ!あっちに行ってぇ!!」

触手に引きずられる
魔法を使わない状態の素の力は子供と同じ
抗いはしても抵抗にはならず首筋に注射器が突き立てられる

「い゛っ!…は、な…してぇ!!」

ステッキに再び白い光が集まる
ただ、それは苦し紛れの抵抗で小規模の破裂を起こして無理矢理紅き屍骸から距離を取る自爆に近い技
恐怖が多少の自身へのダメージへの考慮を上回った愚策

《紅き機械ノ女王》 > 薬品が注がれれば、マリアさんに呪いを齎すウイルスと無数のナノサイズメカが注がれていく。
呪いを齎すウイルスは、マリアさんの体を蝕み、何もしなくても苦痛を与えていく。マリアさんをじわじわと蝕み、決して死に至らせる事無く弱らせていくウイルス。特に、マリアさんが誰かを魔人と認識した時に、体に黒い文様が浮かぶ事があるかもしれない。黒い文様が浮かんだ時、マリアさんは一層強い苦痛を与える。
そしてナノサイズメカはマリアさんの体内に潜伏し、細胞や遺伝子などを解析して体内からギフトについて調べ上げようとするもの。また、マリアさんの行動や居場所などがイーリスの体内コンピューターにデータとして送られる。

「……私はあなたをどうにかする事ができませんでしたが、あなたの事は誰かが止めてくださいます」

イーリスは朽ち果てる直前に、マリアさんをとめてくださるその“誰か”に託す次善策が成った。

マリアさんの自爆に、イーリスが巻き込まれる。
最後の力を振り絞って薬品を注いだのだ。
イーリスは爆発に巻き込まれて、バラバラとなったメカニカル・サイキッカーと共に地上へと落ちていく。
マリアさんは触手からも解放されて、逃げる事ができるだろう。
ただし、イーリスに注がれた呪いを齎すウイルスがマリアさんを蝕み続ける。

マリア > 「気持ち悪い…いたいっ!やだやだやだぁっ!!」

触手が離れれば涙を流しその場から逃げだす
注射は何かを首筋にくらった、としか認識できていない
紅き屍骸の事もゾンビ、怪物としか思えていない為呪いも文様も出てこない…今は

逃げ出したマリアの中には今もウイルスとナノマシンが蠢いている
それは紛れもなく大きな楔として打ち込まれた

ご案内:「落第街 路地裏」からマリアさんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」からDr.イーリスさんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」にナナさんが現れました。
ナナ > イリデッセント・リングの光を受けて落第街を走り回った
途中、とんでもない光の爆発が見えたのが少し前
建物の屋上をつたってやってきた場所は惨状だった

「何ここ、戦争でもしてた訳?
そんな場合じゃないんだけど……イーリス!!」

荒れ果てた路地の一画で少女はボロボロの状態だった
下半身と左腕と顔の左半分が無い…ただ、体の殆どが機械なお陰で傷口には電子部品が見えるのが殆ど
重傷だが見た目ほど致命傷ではない

「誰がこんな…っ!待っててねイーリス、すぐ事務所に運ぶから。」

辺りに散らばるメカニカル・サイキッカーの残骸も魔道具の袋で回収する
細かい所までは分からないけれど目に付くパーツは回収した

ナナ > 「くそっくそっ…!」

軽い、不断に増して幾分も軽くなってしまったイーリスを背負って建物の屋上へと跳び、駆ける
誰がこんな事を、そんな殺意を滲ませながら最短距離を全速力で

ご案内:「落第街 路地裏」からナナさんが去りました。