2024/09/28 のログ
エルピス・シズメ >  
「ワイズマンは……そっか。きっと因果だね。……教えてくれてありがとね。」

 過去のものに思うものは少ない。
 少なくとも、エルピス・シズメは死んだものに鞭を打つ怒りは持ち合わせられない。
 事実を聞いたことで、自分もこのトラウマを解していこうと内心で抱く。

「矢文で帰ってきたのは……
 良く分からないけど(戯れかな)、了解。惑わされずに進めよう。」

 符丁も付けてくれたかな、と、内心で思いつつ。

「お義母さんも、ちゃんと強かだったみたい。
 ……そう言うつよさも、イーリスはちゃんと受け継いでいるね。」

 転んでもちゃんと起き上がるし、強かに色々学習や解析を進めて乗り越えるイーリス。
 シスターヒガサの強かと重なるものを視て、嬉しそうに微笑んだ。


「お義母さん……そっか。僕も同意。
 ……『エルピス』の墓参りもしたいし、色々取りに行っておこう。
 原本の《虹の奇跡のイーリス》も、読みたいしね。」

 イーリスの提案に頷く。
 自分の前身となった、故エルピスの墓もそこにある。
 ……少しだけ、感慨深いものがこみあげてくる。
 
「僕も地力で機械を扱えるようになりたいからね。勉強したいことも沢山。
 異能以外にも、勉強出来る環境は凄く整ってる……いつもありがとね。いーりす。」 

 さりげなく気を遣って本などを選んでくれている。
 さりげない配慮ひとつひとつに感謝を口にするのは困らせてしまいそうで流石に憚られたけど、
 今なら多くの感謝の花束のように纏めて、さりげなく言えるかな。そんな気持ちで感謝を言葉にした。

 「2件目。焦らず行こう。……大丈夫、きっと大丈夫。」
 
 

Dr.イーリス > 因果、という言葉に頷いた。
不老不死を得たいという野望、その他様々な実験でワイズマンは多くの人を犠牲にしすぎた。
今やお亡くなりになったワイズマン、その野望が叶う事は最後までなかった。

「遊び心がある方ではございますね。ギフターさんがつくるサンドウィッチは、おいしかったりします。エルピスさんが伝えたい事も、お返事で返しておきました。えっと、『ぼくのメッセージは五臓六腑に届いたかな』でしたよね」

きょとんと小首を傾げる。

「お義母さん、凄く強い方でした。落第街の無法者がいくら束になっても、お義母さんには指一本触れられない程です。お義母さんがピンチに陥っているところを一度も見た事もないですね。ふふ、私はお義母さんのように強くありたいと思っていたので、そう仰ってくださるのは嬉しいです。えへ」

嬉し気に、にこっと笑った。
憧れのお義母さんをちゃんと受け継げていると思うと、とても嬉しく思える。
反面、あれだけ強いお義母さんのつよさをちゃんと受け継げている自信はあまりなく、憧れは今も憧れなまま。

「そうですね、『エルピス』さんへのお供え物も買いにいかないといけませんね。スラムの教会が孤児院を開くという話もありますね。私もその孤児院のお手伝いをして、子供達のお世話をする事になっています。まだ支援が足りなくて、実現できるかは不明慮なところもありますけどね」

少し先の話になるかもしれないけど、スラムの教会が孤児院を開き、イーリスも先生の一人になる予定。
忙しくなるけど、かつてのイーリスみたいに、スラムでひもじく暮らす子が一人でもいなくなるよう頑張りたい。
お義母さんのように、恵まれない子供達を救いたい。
だが、支援は足りてない。ある程度、イーリスが風紀委員に働きかけて、治安維持を目的として多少の支援が受けられるところまで取り付けられそうではある。
あとはどうしていくか考えるのはこれから。

「あなたのお役に立てているな嬉しいです。それでは今度、私が手解き致しますね。あなたのお力になれる事、何でも致します。地下4階の廃品保管庫に、予め廃品を分解して扱える部品も置いておきますので、必要となれば持って行ってください」

イーリスの技術で造るメカは難解だ。
もし分解して中身を確かめるなら、廃品保管庫の廃品が良い。イーリスが予め、持っていくのにお勧めの廃品を選別しておこうか。


そうして蚊型メカは二軒目に突入……。
そこは雑居ビルで、様々な違法部活が同居する。
雑居ビルの4階と5階を陣取る違法部活は、違法薬物を取り扱っていたり、違法な武器の密輸などを行っている。
5階の事務所、縄で縛られている少女がいた。

「この子……! 迷子の子です……! さ、攫われていたなんて……」

声が震えた。

「は、早く助けにいかないと、ですよ……!」

わわ、とイーリスは慌てだす。

魔法少女メニー・ホープ >   
「……うん。」

 イーリスの活動の裏側、ツイン・メニーの傍ら。
 エルピスは人知れず白黒の仮面を付けたギフターの信徒の『四肢』を砕き、骨を外して回っていた。
 
 『能力を得た』人間の心情を逆手に取って立ち回り、
 一つの血も出さずにギフターの信徒の両手両足を砕いて回っていた。
 やさしくないエルピスとして、人間の弱みに付け込んで捻じ伏せていた。
 
 シアと遭遇・会話したことでその活動はなりを潜めたが、
 そうして折った白黒の仮面は両手両足の指を往復させても尚足りない。

 故に、五臓六腑(砕いていない部分)をギフターに見立て、届いたかな。
 と、意趣の籠った暗号。

 ……尋ね返された時に、自己嫌悪で表情が曇る。
 見せたくないぼくだけど、いつかは見せることになるかもしれない。

「イーリスならきっとできるよ。応援している。」

 そのお御母さんを『この島を出る前に、』と言及していたのは微かな気掛かり。
 触れないでおこう、とは思いながらも内心で慮る。

「僕も時間もある時に手伝うよ。
 お墓の管理代も考えると、それ位はしないとね。」

 スラムで墓を管理して貰ってる。
 治安の悪いこの場での業務がどれだけの偉業なのかを考えると、
 孤児院の業務を手伝うのは、取引としても悪くない選択肢だと思っている。

「フロントを作って、生活委員になるのも考えようかな……。」
「あるいは、鉄道委員……。」

 末端の生活委員なら、事務所との兼業も……まあ目を瞑って貰えるだろう。
 出来なくなることも増えるが、それはそれ。

 インフラと言う意味では鉄道委員と言うアプローチもある。
 補給線路を敷くなら、鉄道委員から働きかけるのも手段の内。
 それも選択肢の一つと、呟いて思考の隅に寄せる。

「ありがとう。廃品置き場だね……うん。
 そのあたりから、危なくなさそうなものを見繕ってみる。」

 おはなしはここまで。
 攫われていた子供の存在が発覚し、モニター越しに映し出されれば、ほんの少しの怒りを覚える。

「……イーリス。僕が先に行く。その……えっと……
 ……落ち着いて詰めてくれると、必要なことを冷静にしてくれると、嬉しいな。」

 言葉と共に、ビルの中に駆け込む。 
 壁を蹴る音と窓を割ると音が、エルピスが先行して侵入したことを示す。
 ステッキを持ってきていたらしい。移動しながら、変身を行っている。

「めにー・まじかるちゃーじっ!」

 風紀委員に接続するかどうかも併せて、イーリスに委ねる。

「せかいに煌めく数ある希望! 魔法少……女、メニー・ホープ!」  
「おにいさんたち、悪いけどしっかり改心していってね!」

 手早く済むが、無用に恐怖を与える必要はない。
 無理にやさしくないエルピスを出す必要はない。

 魔法少女メニ―・ホープの形を借りて。
 正義の魔法少女として、やさしい夢を継ぐ闘いを択んだ。
 

Dr.イーリス > ツイン・メニーの活動の裏で、エルピスさんがギフターさん信徒な仮面さんの四肢を砕き回っている事は知らない。
ただ、エルピスさんに用事がある時もあり、メニー・レインボー単独で仮面さんを無力化している事もあった。
エルピスさん忙しいんですね、ぐらいにしか思っていない。
エルピスさんの『ぼくのメッセージは五臓六腑に届いたかな』というメッセージの意味は、マリアさんが陥落した後にツイン・メニーとして活動していて、落第街の魔法少女の印象を変えると共にギフターさんを追い詰めいく、みたいな解釈をしている。

「ありがとうございます、とても助かります。まずは、経営できるところまで持っていくところから始めないといけないですけどね。生活委員や鉄道委員にも支援を取り付けられればとは考えていました。助かりはしますが、ご無理まではなさらずにです」

孤児院についての話は、《フェイルド・スチューデント組》も関わってくるものなので、後日改めてゆっくりする事にしよう。
エルピスさんには、《フェイルド・スチューデント組》の方々に近々会っていただく予定でもあるのでその時に。

「危なくないものを予め私がわけておきますし、部品が必要な場合は予め分解して部品として置いておきますので」

事務所の地下4階、廃品保管庫には様々な廃品がある。
エルピスさんが持っていきやすいように、危なくないものをわけたりで整理しておこう。


「そうですね、まずは落ち着かなければです。まずは深呼吸です。すーはー」

落ち着いて深呼吸。
乗り込むべきは、五階。
イーリスはバッグからステッキを取り出す。

「メニー・マジカル・チェンジ!!」

イーリスの体が虹色の光に包まれていく。

魔法少女メニー・レインボー > 「天に輝く数ある虹! 魔法少女メニー・レインボー!」

メニー・レインボーに変身し、空を飛ぶ。
五階まで上がって、蹴りで窓ガラスを割って侵入。

「そこまでです、あなた達! その子を開放しなさい!」

正面の入り口からはメニー・ホープ、背後の窓からはメニー・レインボー。

ヤクザ達 > ヤクザA「襲撃!?」
ヤクザB「あいつ等、ツイン・メニーか!?」
ヤクザC「最近噂のツイン・メニー!! くそっ、噂通りなら絶対勝ち目ねぇな……」

事務所にいる二十数人のヤクザ達は刀や銃を持って構える。
しかし若干弱腰。

ボス「なら、こうすればいい! 魔法少女なら、この子を助けてぇよな? 動くな! この子の命はほしければなぁ!」

ボスらしき人物が、縛られて床で転がされている少女の首筋に刀をもっていく。

少女「んんんんんんー!!!」

ガムテープで口を塞がれている少女は恐怖で震え、泣いていた。

魔法少女メニー・ホープ >   
「っ……! 大丈夫、絶対助けるから……!」

 人質を取られている。
 速度には自信があるが、万が一はある。
 迂闊に動くにはまだ早い。
 
 ひとまずは大人しくすべきだと判断しながら、イーリスに目配せ。 

(……どうしよう、イーリス。)

 メニ―・レインボー……イーリスを伺いながら、全体の機を伺う。

魔法少女メニー・レインボー > 「ぐ……! 卑劣ですね……!」

メニー・レインボーは、ヤクザ達を睨んだ。
すぐ、作戦を考える。

単純に速度を出せて確実なのは、メニー・ホープだろう。
だが万が一があってはいけない……。

万が一があってはいけないので、確実に助けられればいい。
メニー・レインボーは、メニー・ホープに目配せする。

(隙は、私がつくりますので、救出お願いします)

メニー・レインボーは、観念するように、体から力を抜く。

ヤクザ達 > ボス「そうだ、それでいい。抵抗したら、どうなるか分かっているな? やれ、お前達」

ヤクザA「さてと、嬲ってやるぞ、魔法少女!」
ヤクザB「ガキが、あんまり大人なめてんじゃねぇぞ!」
ヤクザC「相方はもう観念したようだぞ? 青い魔法少女もさっさと諦めるんだな」

メニー・ホープとメニー・レインボーにヤクザ達が集まっていく。

魔法少女メニー・レインボー > 近づいてくるヤクザ達。
メニー・レインボーは、微笑んでみせる。
突然、姿勢を低くした。

ヤクザさん達がメニー・レインボーに近づくものだから、ヤクザさん達が壁になりボスからはメニー・レインボーが死角になる位置ができる。
その位置を瞬時に計算し、メニー・レインボーは最も好都合なタイミングで姿勢を低くし、微かに移動した。

「レインボー・オーロラ・メニー!」

ボスの死角からの、虹のまほう。
眩いオーロラが天井に出現して、眩く辺りを照らした。
ボスや構成員がその強烈な光で目が眩む。
メニー・ホープが事前に目を閉じて強烈な光を凌いでいると信じての、隙の作り方。

「あまりに安易に近づきすぎでしょう。あとは頼みました、メニー・ホープ!」

魔法少女メニー・ホープ >  
 
脱力。一見すれば、降参の構えだが───
───その実は、超加速の準備の緩。

「その通り!」

そして急。
光が放たれる前に、位置は把握している。
目を瞑ってでも問題ない。

流れを追って、道を拓こう。

疾風が如く速度でボスの頭を蹴り飛ばし、強引にボスと少女の距離を放す。
悪や敵愾心を斬る剣とは言え、少女ごと斬ることは体験としては恐怖だ。
そのまま誘拐された少女を抱き抱える。

「もう大丈夫。」

目を開いて合わせる。
そう言いながら、誘拐された少女のガムテ―プを優しく剥がす。

「ナイス!メニ―・レインボー!」
「──ホープ・スペード・メニ―!」

隙を作ってみせたメニ―レインボーに声をかけてから右手に青い剣を持ち、左手のステッキを握り直す。

物理的な災害を防ぎながら、斬ったものを傷付けずに悪を祓い、敵愾心を削ぐ剣。

そのような想いで作り上げられた、心を包みこむ剣。夢を守る剣。
ボスの風格を持つものを青い剣で十字に斬り伏せて、剣を腕に投げて縫い付ける。
一応、物理的な傷みは無い。

空いた手で少女を抱き抱えながら、守り切る肉弾戦。

迫る遠撃を杖で受けて弾き、
白兵戦を仕掛けるものはハイキックで蹴り上げて距離を離す。

どこか吹っ切れたのか、初回よりも動きにキレがある。

「ホープ・ペイル・メニ―!」

蹴り飛ばした相手はステッキからの弾丸で追討。
悪を祓い敵愾心を削ぐ〝まほう〟を叩き込んで無力化を試みる。

ヒーローショーさながらの、誘拐された少女を抱えたままの切った張ったの大立回り。

 

ヤクザ達 > ボス「青い方も諦めたか。潔いのは良い事だ。俺達にもう逆らわないというなら、半殺しと後腕一本の落とし前ぐらいで済ませてやる。この少女もちょっと、薬の実験に使うだけでな。殺しはしないから安心しろ。もう二度と、正気には戻れねぇだろうけどな」

勝ち誇るボス。

だが──。

ヤクザ達「ぐぎゃああああぁぁ!!」

メニー・レインボーのレインボー・オーロラ・メニーにより目を眩まされるヤクザ達。

直後、ボスの頭が蹴られる。

ボス「ぐわああああぁぁ!!」

ボスは壁に激突して横たわった。

少女 > 「ツイン・メニー! 怖かったよぉ! メニー・ホープ……助けに来てくれてありがとう……!」

メニー・ホープに保護されて、ガムテープが剥がれた少女は、メニー・ホープに泣きついた。
恐怖に脅えていた少女。だが、少女はツイン・メニーに助けられて、笑顔になっていく。

ヤクザ達 > ボス「がはああぁぁ!!」

希望なる青い剣に切られたボス。痛がっているというより、突然敵愾心が削がれたショックにより雄叫び。
ボスは無傷だが、敵愾心が失われていく。

魔法少女メニー・レインボー > 「見事です、メニー・ホープ! それでは、違法部活の皆さんには大人しくしていただきますね。レインボー・バインド・メニー!!」

ヤクザ事務所にいるヤクザさんが次々と虹の輪っかで拘束されていく。

ヤクザ達 > ヤクザA「げはぁ!!」
ヤクザB「こはああぁっ!!」

ヤクザ一人一人、異能や魔術を使う。メニー・ホープに接近戦を仕掛けるヤクザは電気を自身の体に流して速度を上げたり、瞬間移動したりして頑張って応戦したが、メニー・ホープに歯が立たず杖で攻撃を防がれた上で、蹴りにより吹き飛ばされる。

ヤクザC「な、ななんて奴等だ……!」
ヤクザD「う、うごけねぇ……。なんだよ、この輪っか……!」

一部、ヤクザは虹の輪っかで拘束されてしまっている。
続けてヤクザ達に迫る、ホープ・ペイル・メニー。
まほうの弾丸が、ヤクザ達の敵愾心を取り除いていく。

ヤクザC「参った……。少女にはもう手を出さねぇ……!」
ヤクザD「……俺、もうこの部活やめる……」

やがて、全員敵愾心がなくなったり虹の輪で拘束されて無力化された。

少女 > 「わあぁ!」

少女はメニー・ホープに抱かれながら、ツイン・メニーの戦いを、目を輝かせながら見ていた。
魔法少女が悪と戦い、自分を助けてくれる夢のような光景。
そんな光景に、少女はとても希望なる夢を抱いていた。

魔法少女メニー・ホープ > 「……ん、好かった。メニ―・レインボーもお疲れさま。」

 状況終了。メニ―・レインボーに笑いかけた後、
 ひとまず少女を確保して、ゆっくりあやす。

「キミの事をおうちに送り返すように頼まれているから、
 このまま送ろうと思うけど……僕たちツイン・メニ―の事、知ってた?」

 地道でだいぶ回り道な活動だけど、人々の耳に少しずつ届いているのだろうか。
 何となく気になってしまい、少女に尋ねてみた。

 ヤクザたちの様子を見るに、『魔法少女』のことは幾つかある噂話の一つにはなっていそうと思いつつ……。

魔法少女メニー・レインボー > 「メニー・ホープ、お見事ですよ。お疲れ様です。少女がご無事でよかったです」

メニー・ホープに、にこっと笑みを浮かべる。

「私は風紀委員の応援が到着するまでここにいますので、メニー・ホープはその子を親御さんのところに送り届けてあげてください。後で追いかけます」

無事に助かってよかった、と目を細めて少女を眺める。
そして、スマホを取り出して、ツイン・メニーが違法部活を無力化した事の報告と身柄の連行を要請。

少女 > 「あたし、帰れるんだね! やったぁ! 魔法少女ツイン・メニー、この街で悪と戦う正義の味方って聞いたよ。街の平和のために頑張ってるんだよね! あたし、ツイン・メニーの事応援してる!」

少女は、嬉しがにそう答えた。

魔法少女メニー・ホープ >  
「うん。あとはまかせたよ、メニ―・レインボー!(イーリス!)

 現場はメニ―・レインボーに任せて、少女を無事に送り届けよう。

「帰れるよ。お空を飛んでちゃんと帰ろう。
 ……えへへ、そう言われるとちょっと照れちゃうな。」

 少女を抱えてお空を飛ぶ。
 注目を浴びてでも、お空を飛んで魔法少女のきらめきを落第街に振りまく。

「ツイン・メニ―は、みんなの希望でがんばるよ。
 ……これからも大変かもしれないけど、キミも頑張ってね。」

 そのまま依頼主のもとへ凱旋して、無事に少女を送り届けた。
 後はメニ―・レインボーと、委員のみんなのお仕事───。

ご案内:「落第街 路地裏」からエルピス・シズメさんが去りました。
ルビー山本 > 「俺のシマを荒らすなんて良い度胸してるんだよねぇ、ツイン・メニー!! いや、Dr.イーリスと、最高に憎きその愛人!! よくも俺達《ネオ・フェイルド・スチューデント》の傘下組織を潰してくれたなぁ!」

しかもなぜに同性だよ、その愛人(メニー・ホープの事は女の子だと思っているルビー山本)。

ルビー山本は、少し離れたビルの屋上から、ツイン・メニーが傘下組織をぶっ潰した光景を眺めていた。
ルビー山本の額に、筋が浮かぶ。

「気に入らないんだよねぇ! まずエルピスって奴を殺るかぁ? あのDr.イーリスに愛人がいる事自体、気に喰わねぇ……」

腹の虫が収まらない。何で腹いせしようかと考えながら、ルビー山本は、ビルを大人しく階段で降りて行った。

ご案内:「落第街 路地裏」からDr.イーリスさんが去りました。