2025/04/25 のログ
ご案内:「落第街 路地裏」にキキさんが現れました。
■キキ > 暗い路地裏
一般の生徒は決して立ち入らない落第街の底
光も届かないような、短いトンネルの中
そこが住処であるかのように、気を抜いて話す声が聞こえる
「はいはいー、仕事はちゃんとしてるよ。わーかってるーってー
異能の制御はそっちでやってるんだから、悪い事できるわけないでしょー?」
オモイカネで誰かと会話する少女
彼女が命じられているのは最近活発な違反組織の調査と、それに対する攻撃の補助
相手の懐に潜り込み、情報を入手、横流しにするのが今の仕事である
「…で?情報を渡す相手が来る手筈なんでしょ。はいはーい、わかりましたよ
嘘偽りなく答えることを誓いまーす」
適当に宣言してからオモイカネの通話を切る
相手は、今自分の飼い主である上層部である
興味本位で捕まって協力してはいるものの、五月蠅さに辟易しているところだ
「はーぁ。口煩いなぁほんと。ちゃあんとレポートはあげてるのにね」
壁に背を預け、暗闇にオモイカネの光を灯して弄り始める
情報を実行部隊に渡すのが任務だが、その相手はそもそも来るのかどうか
あるいは、この場を嗅ぎつけた何者かが来るかもしれない
「ふふ、まあでも、わたしの性にはあってるけどさ」
どっちつかずを装う、嘘をつく。それは彼女の生業
真実が出ることなど無い口から、笑い声を漏らしながら相手を待つ
■キキ > 「はーい。いらっしゃい、これ頼まれてたやつねー」
トラブルは特に起こらなかった
そのまま、現れた人物にデータを渡して
また少女は、騒がしい闇の中へと消えていった
ご案内:「落第街 路地裏」からキキさんが去りました。