2024/06/20 のログ
ご案内:「スラム」に照月奏詩さんが現れました。
照月奏詩 >  
「……実際来てみるとそこまで影響はない……か」

 現地捜査。色々と起き始めている落第街。その中でも特に影響の出やすいスラムを調査していた。
 しかし今の所大きな影響はない。まぁまだ踏み込まれてもいないし当然と言えば当然か。
 強いていうなら今までこの地区に居なかった連中がこっちにいる位。これはおそらくは紅き屍骸関連で流れてきた奴らであり、風紀襲撃事件とは関係ないだろう。

「今の所は杞憂か」

 しかしその他の地区の流れ者達も特段騒動を起こすでもなく、収まるところに収まっている。えてしてこういった所謂弱者の方が余程利口だったりする。無駄に争うより協力して生き抜こうとするのだから。

照月奏詩 >  騒動に乗じて現れた犯罪組織もちらほらと存在はする。だがそれは自分達が攻撃する相手ではない。あくまでよくある事だ。

「ん、ああ折角だ」

 広場でここに来た人達も招いて全員で食事会をするらしい。料理をする為の燃料もここでは貴重だ。全員で料理をできるのは効率的だ。
 そこに招待された。折角だからと参加する。
 中央で燃える炎の周りではそれを使って料理する人達が大勢いる。流石にパーティのように全員で分けるという事はできないが空間を共有できるだけでも彼らには貴重だ。
 その共有は危険から身を守る盾にもなりえる。何かあった時に助けてもらえるかもしれないから。
 

照月奏詩 >  
 その盛り上がりを見て、彼はひっそりとその場を後にする。
 自分はあまりこういう場は相応しくはない。それにそれよりやる事もある。
 他のスラムも平和とは限らないのだから。

ご案内:「スラム」から照月奏詩さんが去りました。