2024/08/24 のログ
ご案内:「スラム」に赫さんが現れました。
■赫 > 今夜は珍しく――と、いうか初めて追撃やら喧嘩を売ってくる”ギフト”持ちの連中も居ない。
まぁ、こう毎日毎日追い回されているといい加減に連中の行動パターンも多少なり読めてくる。
スラムにある廃ビルの屋上にて、口の端に煙草を咥えて一服…時々、咳込むのは喫煙に慣れてないからだ。
「ゴホッ…しっかし、連中もしつこいよなぁ。お陰で悪名広がりまくりじゃねーか。」
この前遭遇した知己も【悪竜】の呼び名を知っていたし、”ギフト”持ちは高確率でこっちの顔と名前すら知っている。
落第街全体で見れば取るに足らないが、それでも特定の界隈や情報網ではおそらく有名人だ。主に悪名高い感じで。
「ハァ~~…正義の味方のつもりはねーけど、バリバリのヴィランってガラでもねぇし。」
中途半端でどっち付かずくらいが丁度いい。煙草を蒸かしながら黄昏る。
…とはいえ、気は抜いていない。あの連中が何時襲撃してくるかも分からないのだ。
■赫 > (いやぁ、元風紀委員が犯罪者になって、とうとう【悪竜】なんて大言壮語な通り名吐くとか大概だな!)
空元気で笑みを浮かべる…っていうか無理にでも笑わないとやってられん。
何せ、連中は数も多いし仲間も居る。対してこっちは孤立無援のお一人様だ。どんな無理ゲーやねん。
「…一応、スラムの連中に迷惑はまだ掛かってねぇのだけは救いかねぇ。」
それでも、白黒の仮面の連中の噂や憶測、目撃情報やトラブル等は割と耳に入る。
終息の兆しは中々見えない――少なくとも、あの仮面の旦那が居る限りは”ギフト”に終わりは無いだろう、多分。
「――いっそあの時に旦那に勝負でも挑んだら良かったかねぇ…。」
なーんか勝てる気が全くしないし、どのみちやらんで正解だった気がするけど。
■赫 > 少なくとも、”ギフト”騒動がある程度沈静化しないと何でも屋の仕事も再開できない。
…と、いうかスラムにあった塒兼事務所代わりの建物が破壊されたので宿無しです。
「野宿は慣れてっからいいけど…流石に金も心許なくなってきてるしなぁ、どーしたもんか。」
煙草を吸い終えれば、吸殻は屋上からぽーい!はせずに携帯灰皿にぶちこんでおいた。
「――ま、関わった以上はとことんやってやろうじゃねーの。」
あの時、あの集会をこっそり見ないで素通りしていたら何時も通りだったんだけどな。
まぁ、それは後の祭り。自分でやらかした以上は悪名の一つや二つ、むしろ箔が付くと考えよう。
■赫 > 「…や、考えたらノリと勢いと無駄なサービス精神で乗り切ったが…【悪竜】とか恥ずかしいな!」
そりゃドラゴンの心臓食って変な能力身に付いたりしてるけど。
…多分俺はそっから適当に連想してあの時は名乗ったんだと思う。
あの時はノリとテンションだったので【悪竜】のワードがいきなり出てきた理由が思い出せん。
「まぁ色々面倒なのはむしろこっからだろうな…どいつがどう動くかで状況も変わりそうだし。」
一度、学生街のある方角を赤い双眸で眺める。…かつての”古巣”である風紀、そして公安。
連中だってそろそろ小耳に挟んだり調査に密かに乗り出してもおかしくないタイミング。
「やーー、色々ごちゃごちゃしてきたら、それはそれで…。」
■赫 > (――めちゃくちゃ面白いな…!!)
やっぱりこの赤毛の馬鹿は【悪竜】なのかもしれない。笑顔がちょっと怖かった。
まぁ、すぐにゲンナリとした表情になるんだけども。野宿生活だからね、仕方ないね。
■赫 > 「ま、【悪竜】なんでやる事ぁ決まってる。”ギフト”持ちの連中を引っ掻き回す。隙がありゃ”喰い殺す”。」
それだけだ。状況最悪だけど実にシンプル。風紀が、公安が、個人の誰かが、裏の組織が。
どこがどう動くかさっぱりだし、そもそも動かないかもしれないし。
まぁ、どのみち俺のやる事は変わらない。所詮は【悪竜】のガワを被った三流剣士だけど。
ご案内:「スラム」にDr.イーリスさんが現れました。