2024/09/18 のログ
ご案内:「スラム」にキングさんが現れました。
キング > 少しだけ涼しくなるかなと思いきやそんな事は無かったスラム
そんな場所でも子供達は今日も割と元気
そして元気な子供と言えば物語に憧れる訳で…

「拾った漫画の読み過ぎなのだ。
勇者なんて奴隷寸前の生きる大量殺戮兵器なのだ、あんなの目指すんなら商人とかの方が絶対にマシなのだ。」

男の子の夢、そして異世界が割と身近なこの島で少し憧れの役職勇者を馬鹿にし鼻で笑う
勿論男の子の中には反論する者だって居る

だがキングは曲がりなりにも異世界出身
想像と経験では説得力が違う

「魔物倒す、姫と結婚、ハッピ―ハッピーなんて幻想なのだ。
死闘の果てに殺されるか魔王が死んだら死んだで最強の個人は腫れ物扱いになるのだ。
そのマンガも多分後々
俺が…第二の魔王だ…!
みたいになってると思うのだ、フラグがビンビンなのだ。」

異世界の娯楽に触れているキングは変な言葉を色々覚えていた

キング > 「そんな変な夢見てないで何か面白い話とか噂はねーのだ?」

勿論、彼等から聞けるのは子供目線で手に入る話ばかり
情報の質だってそれなりだがタダで手に入るのと大人目線ではどうでもいいと思われる話が聞けるので博打感覚でこうして聞いている

「炊き出しにカレー!?」

近々行われるらしいビッグイベントの話に驚愕する
いつもスープや何かの煮込みばかりだったのにカレーが配られるなんて!
当日は何が有ってもお代わりする事を決意する

そんな落第街スラムのたわいない時間が流れる

ご案内:「スラム」からキングさんが去りました。