2026/01/26 のログ
ご案内:「スラム」に火倉 刹那さんが現れました。
火倉 刹那 >  
スラムの一角に火の手があがる。

同時に悲鳴と、怒号。

そして続くのは、およそその場にすらそぐわない爆発音が、数発。
寒空を煌々と照らす火の手は音と共に増えてゆく。

「───焼却処分、完了」

そう小さく呟く少女の足元には身を残火に燻らせ、倒れ込んだ少年の姿がある。
足元…というよりは、足蹴にされた靴の下、であるが。

「…風紀委員本部通達。
 違反部活の潜伏先と思われるスラムの居住区画を潰しました。
 その際に一人、抵抗をしたので制圧。身柄の連行のために車両を寄越してください」

オモイカネを手に、通話先の相手へと淡々と告げられる事後報告。
当然、その連絡を受け取った相手は混乱している。

「…? ああ、特別攻撃課の火倉刹那ですが。…それが何か?」

途中、うめき声を上げた足下の少年をゴッ、と踏みつけ黙らせる。

火倉 刹那 >  
「…異能犯罪者の温床、減るに越したことはないと思いますが。
 それとも違反組織の人間を放置して帰れと?」

「詳細の報告は戻り次第しますので、とにかく迎えを寄越して。
 空間切断系の異能者のようだから手練をね。以上」

一方的に通話を閉じ、小さなため息と共にオモイカネを制服のポケットへと仕舞う。

「お迎えが来るから大人しくしてなさい」

靴の踵が持ち上がり、少年の蟀谷を強かに踏みつける──。
それで気絶したように、その少年は動かなくなった。

「…さて」

見れば、その風紀委員の少女の制服にもいくつか切られたような綻びと、白いシャツには朱い線が走る。
昏倒した少年との異能による交戦の結果だろうが、そんな小さな傷はまるで気にした様子もなく、寒空を焦がす火の手と煙を見上げていた。

ご案内:「スラム」に焔誼輝夜さんが現れました。