落第街、スラムの最奥の岬近くに存在する巨大な「穴」、通称「黄泉の穴」。
今から4年ほど前に発生した災禍の爆心地。《大変容》セクトの一つであり、違反部活の一つである「新世魔術師会」の拠点が存在した。
「新世魔術師会」が蒐集した膨大な禁書類を用いて「無名の恐怖」なる存在を召喚しようとした結果、儀式は失敗。
膨大な魔力が暴走し巨大な「穴」が出現し、「新世魔術師会」は消滅した。
風紀委員会などの活躍により、周囲に発生した怪異については抑え込むことができたが、「穴」を完全に封じることはできなかった。
場所が場所だけに常時監視することも難しく、現在は魔術的なバリケードのみが施された状態である。

現在も穴の状態は不安定であり、周辺では怪異の発生も確認されるが、落第街の中に入ることはない。
穴への侵入を学園は禁じているが、穴の内部には「新世魔術師会」の残した膨大な魔導書やアーティファクトが未だ残されているため、それらを手にしようと穴へと侵入するもの絶えない。ここで発掘された物品は闇市場へと流れていく。
黄泉の穴の内部は異界化しており、内部は非常に危険である。

【PL向け】
上の説明文にある通り非常に危険な場所として設定しております。出現する怪異等も危険なものを想定しています。
必ずしも何かしらの被害に遭わねばならない、危険な怪異に遭遇しなければならないというわけでは勿論ありませんが、上記のような場所として設定しておりますので、その点にご留意の上ご利用ください。

●フリー設定ルームです。最初に入室する人が部屋の設定を自由に設定できます。
ルーム名
部屋説明
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参加者(0):ROM(1)
Time:17:57:35 更新


ご案内:「黄泉の穴」から幣 美奈穂さんが去りました。 (11/07-22:58:14)
幣 美奈穂 >  
しかし、美奈穂の渾身の威圧?にも拘わらず、なんとか現世に出たい、その邪なモノ。
左にそれようとすると、美奈穂のびしっとしたしゃ~! 
右にそれようとすると、そちらでも美奈穂のびしっとしたしゃ~っ!
見えないだけで、神力がそちらに伸びてとうせんぼです。

「――帰らないのであれば、反さなければなりません」

少し悲し気な美奈穂。
ちょっとまっててくださいませ、とリュックを下ろすと、中から除霊する為の物を取り出します。

「――このお塩で!」

いや、他にもいろいろあるのでしょうが。
今回、選んだのはお塩……岩塩。
それも丸く小振りに整えた岩塩です。きちんと聖別していますし、頑丈になるようにおまじないもしてあります。

誰かが見ていたら、明らかに相手に背を向けてしゃがんでリュックを下ろしてと、かなり余裕がある様にしか見えませんが。

ともかく、この岩塩。
美奈穂が遠距離武器を手に入れたと言えます。そう、投げつけるつもりなのです。

じりっと、届きそうな距離まで近付かねば。
今は10mぐらい。
遠いのです。もっと近づかないと……と足を一歩出せば、その一歩分、相手が下がります。
もう一歩、と逆の足を前に出せば、やはり相手が一歩下がります。

「逃げちゃ駄目ですっ!」

単に美奈穂の神力に押されているだけ、理不尽。
むむむっ……10歩も前に出て、10歩分下がる相手。これでは当てられません。

「ちょっと待ってくださいませ」

リュックの所まで戻り、中をガサゴソ。
さっと取り出した榊。それを地面にえいっと指します。
広がる結界、そして結界に押し飛ばされる邪なモノ。

「あっ、まってっ!」

余計に離れたので、急いで追いかけます。それで美奈穂の神聖保護に更に飛ばされる邪なモノ。触れた部分がちりちりと浄化されています。

「あっ!」

なんで相手が近付けないのかやっと分かった美奈穂。
えいっ、と自分の保護を意識して小さめな範囲に。
(11/07-22:42:27)
幣 美奈穂 >  
「ふ~……あともう少しですの」

流れてもいない額の汗をぬぐう仕草。
日頃からよく歩く美奈穂、足腰健康です。
予定していた確認、きちんと時間までに出来そうです。
というか、ここ、空間が歪んでいるので、その空間を勘で開くとショートカットが出来る場所があるのです。
まるで青い猫人形が持つ「ど〇〇もドア」みたいな感じです。

「―――っ!?」

次の場所に向かっている途中、無効から無数の手、無数の顏を持つ黒い塊のようなものがゆっくり動いていてきているのです。
なんかヤバい感じ、そう、外に出れば大勢に負な悪意と狂気を人に限らず生きているモノに植えるような、そんな「種」になるような存在。5mぐらいあるでしょうかーー少し透けており、どうも人の目には見えないような精神体のような存在。

お互い、出会ってしまってびくっ!
じりっ、じりっ、とにらみ合うような立ち位置。
でも、美奈穂が一歩、ぱんっ、と前に小さく踏み出せば押し込まれたようにその存在は後ろに下がります。

実は、相手から見れば。
巨大な光が目の前に現れたような感じです。

「――穴の中に帰ってくださいませ」

ゆらり動く美奈穂の両手。
最近覚えた、相手を威嚇する構え――レッサーパンダさんの構えですっ!しゃ~っ!
迫力はありません、微笑ましく見えてしまうポーズ。
でも、邪な塊には、レッサーパンダの幻影が見えたかもしれません。
(11/07-22:27:56)
幣 美奈穂 >  
「むむむ……ちょっと緩んでおりますわね?」

要石を確認していきます。
大事なお役目です。
要石の周りを歩き回り、ほへ~っと眺めて。そしてペタペタ触る美奈穂。なんか神聖さとか緊張とかまるで見られませんが、きちんとお仕事です。
その眼には緩んでいる所が見えたり、欠けている部分が見えたりします。編み棒をリュックから取り出しますと、神様の髪の毛で緩んでいるところを編み編み。ぎゅっと絞っておきます。
今日は一通り見るつもりですから、暫く持つように応急処置。

「Bの4、ちょっと緩み、っと」

きちんと報告用にノートに記録しておきます。
実際、ここまで普通に来ようとすると、かなり厳しい。魑魅魍魎悪意邪気悪魔異形のモノなど、様々にある上に、中の空間も歪んでいるので地図が役に立たないからです。
結界のメンテナンスでも相当な装備と人員が必要になるでしょう。

そこらへんが、美奈穂の神聖系の力技で押し通しているのです。

「えと、次は……こっち?」

なんとなく書かれている地図。
役に立ちません。
というか、空間が歪んでいるし変化していくので役に立たないという以前に、美奈穂、地図を上手く読めない子です。
結局、勘で進んでいるだけです。
(11/07-22:17:05)
幣 美奈穂 >  
こんな時期ですから、気合たくさんな美奈穂です。
そう、出雲に神様が遊びに、いえ、会議……やっぱり宴会で遊びに行っている時期。
危険な場所の結界が緩みやすい時期です。
そんな中でも、物理的よりも霊的な危険な場所。そこをきちんと閉めてーー締めて?いえ、絞めるかもしれません。
そんなお勤めをする美奈穂です。

「いってきまーす」

うさぎさんリュックを背負った美奈穂、送ってくださった方々に手を振ります。とても頑丈な装甲車、その上、霊的防護もしっかりしたそれら。
美奈穂が離れる際には、陣も周囲に敷いておきます。
ここから先は、結界が厳しい場所。そして、物理的脅威よりも霊的脅威が高い場所です。
その境界まで送っていただいたのは、美奈穂は物理的にはとことんだめだめで、霊的なものにとことん強いからです。そう、この脅威な場所まで来る方が美奈穂には危険で、ここから先の方が安全なのです。

結界の手前で、二礼二拍一礼しまして。
そして結界に手を掛けると横にスライド。まるで襖を開ける気軽さ。

「お邪魔しますわ」

縁(境界)を踏まないようにして、結界の中に入り、そして閉めておきます。開けっ放しだと、なんか漏れちゃうかもしれませんから!

いつみても、理不尽に思えるような神力系の力です。
意識して使っている訳ではないのですし、本人は無頓着なのですが。
(11/07-22:07:27)
ご案内:「黄泉の穴」に幣 美奈穂さんが現れました。 (11/07-21:58:12)
ご案内:「黄泉の穴」から龍 翠蓮さんが去りました。 (01/02-23:14:55)
龍 翠蓮 >  
「――さて。素晴らしい素材も手に入りましたし、そろそろ失礼するとしましょうか。」

原石をジャケットの内側にしまい、手にした煙管をくるりと回転させれば、幻のように煙管は消える。
そのまま、白いチャイナドレスの女は黄泉の穴に背を向け、小さく足音を立てて去っていく。

「下手に欲を掻いて踏み込み過ぎて、得たモノを落としたら勿体ないですからね。
何事も命あっての物種、「まだいける」は、「もう危ない」ですから――」

くすり、くすりと小さく笑い声を遺しながら、白い人影は落第街へと足を向け、歩き去る。
普通なら目立つ筈のその影は、やがて幻のように見えなくなった。
(01/02-23:14:45)
龍 翠蓮 >  
ぐるりと周囲に広がった白い煙は――その色を徐々に変えていく。
白い和紙がまるで血を吸って赤くなるように…白い煙は徐々に赤みを帯びていき、やがて真っ赤な煙へ。
心なしか、煙の量すら増えているような雰囲気である。

「……素晴らしい。
此処まで大きな「憤怒」を、まさか一つの場で得られるとは。

しかも…この純度。」

すん、と、赤い煙の香りを嗅ぐ仕草を見せる、白いチャイナドレスの女。
にや、と口の端が持ち上がる。

「……まるで雑味がない。素晴らしい純度です。
恐らく…たった一人の「憤怒」。
一人だけでこれほどの「憤怒」を撒く事が出来るとは…誰とは知らずとも、恐るべき逸材ですね。
これは――――」

すい、と再び黄金の煙管を動かし、まるで綿菓子を巻き取るような仕草。
その仕草に、周囲に満ちた赤い煙は吸い寄せられるように集まり、密度を高め――――

とん、と、煙管から煙草を落とす様な仕草を空き手に向けて行えば、
ぽとりとその掌に落ちるのは、まるで血のようにも、炎のようにも見える、真紅の宝石…の原石らしきもの。
サイズは…少し大振りなビー玉程度か。

「……期待以上です。
まさか、個人が振り撒いた「憤怒」だけで、これほどの「罪玉」が精製出来るとは。

久しぶりに、腕の振るい甲斐のある素材が手に入りましたね…!」

くす、くすくす、と小さく笑う声。
掌の原石からは、燃えるような光が漏れ出ている。
(01/02-22:08:03)
龍 翠蓮 >  
「………おや?」

少し歩くと、バリケードが破られた跡。
そこから少し先に、何やら争いと思しい痕跡もある。

「何処の何方かは知りませんが、随分とまた無茶をなさる。」

とは言え、これは幸運。
バリケード越えは簡単な事ではない。
風紀委員に見つかれば、1日2日で閉じられてしまうだろう。
これ幸いと軽く足を進める。

「奥にまでは行きませんので、御目溢し位は…ね。」

微かに口元をほころばせ、そんな言い訳じみた独り言を漏らしつつ、
足を踏み入れ――――――

「……おや。」

表情が変わる。

最初は真顔。少し周囲を見回して、たちまち喜色満面に。

「おや、おやおやおや!

一体全体、何方様が暴れたのかは知りませんが…それなりに時間が経っている筈ですのに、
この「憤怒」の残り香は――素晴らしい、実に素晴らしい。」

ぱちぱちぱち、と軽く拍手をしてから、小さく右手を振れば、手品のように
現れ出でるは黄金の煙管。

「これは、良い拾い物になりそうです…!
年が変わったからと惰眠を貪っていたら、見落としてしまう所…有難い事で…!」

口元に煙管を近づけ、軽く一服。
そのまま、ふぅ、と、煙を吹き、その煙を煙管を使って軽く混ぜ、広げるような仕草。
(01/02-21:34:59)
龍 翠蓮 >  
黄泉の穴。
今は無き「新世魔術師会」による「無名の恐怖」召喚、その失敗の痕跡である大穴。

災いの中心点といえる其処を、まるで探し物でもするように、赤と白の人影がゆらりと歩を進める。

「いつ来ても、此処は辛気臭い場所ですねぇ。」

ため息ひとつと共に愚痴をこぼすは、白い長髪の女。
その目は、閉じられたようにしか見えない程に細められ、周囲を眺めている。

「あまり長居をして、困った方に絡まれるのも事ですし。
何か、近場に面白いものでも落ちていると良いのですがね…。」

奥まで踏み入って、この辺をねぐらにするならず者や、口煩い風紀委員に見つかるのは好ましくない。
適度に散策し、目ぼしい物が見つからねば、早々に引き揚げるつもりだった。
(01/02-21:08:03)
ご案内:「黄泉の穴」に龍 翠蓮さんが現れました。 (01/02-21:00:41)
ご案内:「黄泉の穴」からF.U.R.Yさんが去りました。 (01/02-01:26:26)
ご案内:「黄泉の穴」からイスラさんが去りました。 (01/02-01:26:10)
F.U.R.Y > 「食らいつくせると思うなよ、俺を」

ハッ、とにやり顔、無理やり作って。
余力なんざとっくの昔に尽きてはいたが、しかしそれも”どうでもいい”
やるならやり返すまでだ。その先に残るのは一人のみとしても。

…だが、今日は少なくともその日ではないらしい。

去っていく姿をにらみつけながら、完全にその気配が消えるまで、敵意は消さず。
邪な気配が消えるのを見れば、ふぅー…と息を吐く。

「……日本語しゃべれっつってんだろォが」

最後のセリフだけは聞き取れなかったようで、そんな風に独り言ちて。
そのまま座り込めば、はぁ、はぁ、と息を切らす。

そんな満身創痍といっていい獣に、近寄れる怪異達はそこにはいなかった。
その”強さ”を知らしめるには、十分すぎる程の大立ち回りは見せていたのだから。

「…次こそぶっ潰してやらァ」
(01/02-01:24:48)