2024/06/23 のログ
■カロン > 小型の怪異の群れの襲撃を、あくまで反撃はせずに回避のみに留めながら周囲の魂の気配を感知する。
(…ひぃ、ふぅ、みぃ……意外と少ないですね。偶々かもしれませんが。)
徐に、櫂が滑るように空中を疾走し感知した魂の気配へと飛んでいく。
そして…そこからは【対話】だ。根気良く粘り強く話を聞いて、聞いて、聞いて納得して貰う。
言ってしまえば生前の未練を吐き出して貰う。勿論、全ての魂が【対話】で彼岸へ行く訳ではない。
(…でも、力づくで彼岸へ送り届けるのは”私の”やり方に反しますからね。)
しつこい小型怪異の地上からの襲撃をいなしつつ、器用に魂の一つ一つと向き合い話を聞く。
そうやって、一つ一つ…否、一人一人の魂を彼岸へと送り届けていく。
《――貴方/貴女の次の旅路に幸いを》
そう、ささやかに祈りながら。彼/彼女に祈る神は居ない。
祈るのはただ、彼岸へ送り届ける誰かの為に。
■カロン > 仮に第三者から見れば、黒ずくめの影が櫂で空中に浮かびつつ見えない誰かと会話している。
――そして、器用に怪異の襲撃を避け続けている。そんな変な光景が展開されている事になる。
■カロン > 一通り、魂たちとの【対話】が済めば、彼/彼女らが彼岸へと旅立つのを見送り、静かに黙禱を。
「――さて…一先ず私の役目は済みましたか。」
他に魂の気配は今は感じないし、怪異に対しては戦う理由も無ければ、生者の判定で送る理由も無い。
(…ならば、ここはそろそろ離れましょうか。)
【穴】の方を一瞥すれば、そのまま黒い櫂に乗った影は静かにその場を飛び去るだろう。
ご案内:「黄泉の穴」からカロンさんが去りました。