2024/09/22 のログ
ご案内:「医療施設群 屋上」に追影切人さんが現れました。
■追影切人 > 昼間に、こっそり病院を脱走して”野暮用”を済ませてきたはいいが…矢張りというか見事にバレた。
ついさっきまで説教をされていたが、それも適当に聞き流してからまた病室を抜け出して。
現在、病棟の屋上で一人、一服しながらダラダラと黄昏ている状態である。
「あ~~ちょっと抜け出したくらいでグダグダ説教が長ぇっつーの…。」
小さくボヤきながら煙草を蒸かす。怪我の程度は、相変わらず左腕以外の四肢は包帯姿。
けれど、三角巾やギプスなどといった固定具は全て外されている。
…本来、直ぐ回復する怪我でもないのだが…少々、無理を承知で早期退院の為にしんどい治療を頼んだのだ。
お陰で、治りはかなり早いが反動で気だるさや食欲減退など、地味にきつい。
(こういう時、体が鈍ってんのを痛感するな…)
煙草を蒸かしつつ、屋上の一角でだらだらと過ごす。さっさと退院したい。
そもそも、安静にしていなけばいけないのだけど、この男がじっと出来る訳も無いのだ。
■追影切人 > 「…凛霞や廬山の奴と話してて思ったが…やっぱ”感情”っつーモンは面倒臭ぇわ…。」
それのせいで、【凶刃】はかなり鈍ってしまった。だが、それを得ても全盛期の己を超える。
そんな大言壮語を吐いた以上、どれだけ昔より切れ味が鈍ろうと止まる訳にもいかない。
――強かろうが弱かろうが、【凶刃】は死ぬその瞬間まで刃で在りたい。勿論、死んでからもだ。
「…まぁ、その前に”処分”の問題があるが…珍しく通達が遅ぇな、あのクソ連中。」
監視対象専用の秘匿回線やルートからの連絡も無い。何か揉めたりしてるのか思惑でもあるのか。
”あの馬鹿女”がとっ捕まった、あるいは死んだという話も聞いてないのでそっちの処分が優先されてるのだろうか。
■追影切人 > …ああ、いや連絡…留守電があった。…5人分。他の一級監視対象全員からだ。あの馬鹿共実は暇なのか?
『切ちゃ~ん…だからさぁ、ほいほい脱走しちゃ駄目じゃない?…何やってんの?(最後だけマジトーンだった)』
『……落ち着きのない子供か?少しは大人しくしていろ【凶刃】(呆れたような声色だった)』
『…やっぱり説教喰らったんですね…だから退院してからがいいとあれ程。(馬鹿ですね貴方、と言いたげな声だった)』
『――何だまだ生きてたのか【凶刃】。とっとと死ね。(呆れるどころか冷淡な声だった)』
『―――…、―――…!――……?(そもそもノイズ酷くて何を言ってるか分からん)』
「…いや、最後の馬鹿何を言ってるか聞こえねーよ…つーか何処に居んだよ…。」
あと、何で俺の秘匿回線知ってんだよコイツ等…特に最後の2人はそもそもまともに会った事すらない。
取り敢えず、5人全員に「うるせぇ暇人共、斬り殺すぞ」と返信しておいた。
■追影切人 > 一つだけ確かなのは、他の一級監視対象からのこの男の共通評価は”何をやってるんだこの馬鹿”である。
実際、一番馬鹿で単純だから否定はできないし本人がそもそも自覚している。
「…それはそれとして、コイツ等やっぱ全員ぶった斬る必要があるな。」
感情を得たままで全盛期の己を超えるだけでなく、他の一級を全員ぶった斬る目標が追加。
まぁ、不可能なのだがそういうのを気にしない馬鹿なのでしょうがない。
取り敢えず、メッセージは全員綺麗に消去しておく。残しておいてもイラっとするので。
「…クソが、気分が滅入るどころかイラっとするだけじゃねーか。」
乱暴に煙草の煙を蒸かしつつ。まぁこの辺りが感情を得た弊害なのだろう。
昔はそもそも淡々としていたし、この手のメッセージに反応する事も無かったから。
■追影切人 > 「…さっさと退院してぇわ…。」
退院しても、処遇通達を待ちながら退屈な警邏の仕事に戻るだけだが。
どのみち、”アイツ”の末路が確定しない限りはこの男の処遇も直ぐには決まらない。
「――ったく。やっぱ感情なんて面倒臭ぇ…。」
もう何度呟いたかも分からないぼやきを漏らしながら、煙草を蒸かす屋上の昼下がりだった。
ご案内:「医療施設群 屋上」から追影切人さんが去りました。