2024/08/15 のログ
ご案内:「研究施設群」に落花彩晴さんが現れました。
落花彩晴 > 「―――ハァ…。」

一人の少女が、ある研究施設のロビーにて溜息を零している。
手には【魔術適性診断結果】と書かれた書類。それを隅々まで眺めて。

「…予想はしてましたけど…やっぱり魔導書か魔導具の力を借りる事になりそうですね。」

自身の魔術の適性診断…以前、簡易的なものはした事があるが今回は精密検査じみた本格的なものだ。
当然、今まで自覚が無かった部分も色々と判明したが予想通りだった判定結果も多い。

座っていたソファーに深く背中を預けるようにして宙を仰ぐ。
己の適性がしっかり分かったのは今後の指針にはなるけど…それでも少々残念だ。

落花彩晴の魔術適性診断結果 > 基本魔力量:B
潜在魔力量:A
魔力性質:奪取、収束
魔術適性:自己強化、特性付与、結界
属性:風、水




補足:中/遠距離術式の適性が著しく低め(E判定)

追記 > 呪詛判定:■■(測定不能)
落花彩晴 > 最後の追記に僅かに目を細めて、片眼鏡越しに左目をそっと撫でた。…やっぱり、という思い。

「…常世学園の最新鋭に近い計測でも測定不能…ですか。やっぱり危険ですね。」

本当、この左目はいっそ跡形もなく潰してしまいたいがそれは出来ない。
無数の呪詛が渦巻いて内包されているコレは、下手に潰そうとすれば被害が甚大になる。
”まだ”これをどうにかするには色々と準備や情報が足りない、というのが少女の結論だ。

「…まぁ、目下の問題はやっぱり魔術適性…見事に低いですね…ハァ。」

遠距離どころか中距離の術式もいまいちと来た。しかも適性が自分の扱う3つの魔術と大体合致する。
…つまり、あくまで近接距離、そして自分自身に特性を与える術式が最適解。

「…風と水の属性に適性があるだけマシですけど…。」

書類と睨めっこ。まともに扱おうとすれば、相手に触れる距離で魔術を発動とか射程が極端に短くなりそうだ。