2024/07/28 のログ
ご案内:「訓練施設」に池垣あくるさんが現れました。
■池垣あくる > 「なんだか、普通に稽古するというのも、久しぶりな気がしますね……」
等と言いながらてくてくと訓練施設に現れる少女。
風紀委員の腕章をしており、風紀委員であるのは明白。
加えて、その歩き姿は無駄なく美しく、ともすれば理想的な風紀委員に見える。
――その奥に蠢いている狂気に気付かなければ、だが。
「木偶相手は詰まらないですが……風紀委員である以上『狩り』も出来ませんし。
仕方ないですね……」
言いながら、訓練用のターゲットに対して槍を構える。
■池垣あくる > 「行きますよ……『天耀』」
通常の槍に、上向きの鎌が片方だけついており、その鎌から下向きの返しが一つついている特殊な形状の片鎌槍『天耀』。
長さもやや短いそれは、細かな取り回しと、特殊な変化を重視した霜月一天流の特徴とも言える槍だ。
それを構え……
「はっ!」
突く。
そして、引く際に槍を軽く捻り、今度は返し鎌の部分でターゲットの首を引っ掛ける。
「ふっ!」
槍を返して石突で顔の部分をしたたかに横しばき。
「やあっ!」
そのまままた返して、脳天を鎌で斬り抉る。
――ほとんどの動作が、殺し技。どこまでも、執拗なまでの急所狙い。
本来風紀が旨とするところである『鎮圧』『捕縛』に断じて向かない、殺しの流派であることが見て取れる。
■池垣あくる > 「せいっ!」
心臓を一突き。
「ああっ!」
股間を鎌の部分で切り上げ。
「うううううう」
前後を持ち替えて、鎌の部分で首を引き切る。
「あああああああああっ!!!!!!」
強烈な回転を加え、ドリルと化した穂先でどてっぱらを抉り突く。
そこまでやって、ターゲットがボロボロになったところで、はぁ、と息を吐く。
「…………全然だめです。こんなの、何の意味もありません」
余りの無意味さに、途中から苛立ちを募らせてしまった。
内心ではしたないと反省しつつも、欲求不満が拭えることはなく。
「おられないでしょうか……本気で戦っても、いい人」
心底詰まらなさそうな表情で、物騒なことを口にする。