2024/11/05 のログ
ご案内:「訓練施設」に天川 コウハさんが現れました。
天川 コウハ >  
「…たまには動作の確認位はした方がよさそうですね。最近寒くなって身体も固まってきそうですし」

息を吐く。
11月という事もあって気温もかなり下がってくる。
時間は放課後だが、その時間ともなればかなり暗くなってくる季節だ。
陽が沈めばますます寒くなる。
身体が固まらないように入念な準備運動をした後、得物を出す。

「やはり、この重みは悪くないです」

召喚したのは身の丈は超える大きな鎌だ。
重さはゆうに100㎏はある。
それを片手でくるりと一回転回した後、両手に持ち、右脇の下段に置く構え。

天川 コウハ >  
鎌を右脇の下段に置き、体全体を低くして前傾姿勢。
両手鎌という特殊な武器を使った戦闘術の構えの一つだ。
もし対人戦だと仮定すると相手側からしたらその特異な武装故に動きが読まれにくいというメリットがある。

勿論、戸惑う敵を気持ちが整理するまでご親切に待ってるわけなくそんな心の隙間に付け入るように動きもスピーディーだ。

「しっ…!」

事実、前傾姿勢から踏み込んだ足は一瞬で最高速度に達する。
それはまるでその場から消えたかのような瞬間移動を思わせる速度。
静から動の落差を激しくすることで消えるような錯覚を相手に伝えるのがコウハの独特な体術の秘密の一つでもある。
瞬く間に的に一撃。…否、三撃入った。速すぎて常人には連撃を目視は不可能

天川 コウハ >  
一つのダミーを切り刻んだ後は瞬時に次の目標へ駆ける。
複数戦いる場合を想定しており、複数戦のセオリーに基づいた行動だ。
複数戦のセオリーとは頭数で劣っている分、機動力と勢いと瞬時の判断力が重要だ。
特に足を止めたらそれはこちらの敗北を意味する程でもあるとコウハは考えている。

だから足は一切止めず、尚且つ一定の速度ではなく不規則に動き回る。
手に取れそうだが寸の所ですり抜けられる。
相手からすればこの独特な感覚こそが死神の体術の特徴でもある。

「腕は…落ちてないようですね。」

ほんの少しの時間で合計7つのトレーニングダミーが切り刻まれてた。
これで一旦休憩。
汗はかかないもののふ、と息を吐いて少し整える。

ご案内:「訓練施設」から天川 コウハさんが去りました。