2026/02/21 のログ
ご案内:「演習施設」に武知 一実さんが現れました。
武知 一実 >  
休日、昼の演習施設。
演習場に特殊訓練区域なるものが増設されたと聞いて見に行ってみた。
あわよくば体動かすのに使えっかなー、くらいの気持ちで覗いてみたんだが……。

「ありゃァダメだな、オレにゃ使い方がさっぱりだ」

思った以上に設定とか何やかんやと説明がごちゃついてて、
スマホすら満足に扱えてない機械音痴のオレには手に余る代物だった。
まぁ、現状あっちじゃねえと出来ない事があるって訳でもねーし、オレはオレで今まで通りに運動させて貰おうかね。

「と言う訳で……何すっかな」

見慣れた演習施設まで来たのは良いものの、今日何するかまでは考えていなかった。
顎に手を当て、棒立ちで考える。こういう時、大抵考えても無駄に終わる事が多いけれど。

武知 一実 >  
「ノープランで行動すんのも考えもんだな……でもいーじゃん、休日なんだし。
 何にも考えず体動かしたい時だってあるよなァ」

結論、バッティングセンターにでも行け。
けどまあ、あんまり人の居るところで激しい運動すんのもな、っていうのもある。
演習施設(ここ)なら、万一漏電(もら)しても被害は最小に抑えられるだろうし、何なら全力で放電(ぶっぱな)しても怒られることは無いだろう。
まあ、そこまで考えて来た訳じゃねえけど、今日は。

「……ま、ぼさっと突っ立っててもしょーがねえ、誰か使ってる奴が他に居たら、それ参考にさせて貰お」

行き詰った時は考えるよりも行動(他人をパクれ)って奴だな。
フリガナが変?気のせいだろ。
そんなわけで、利用中のところを探して歩き出すオレだった。

ご案内:「演習施設」にコトハさんが現れました。
コトハ > 「演習施設……だったか?」

少女は自分のいる施設を改めてまじまじと見回した。
異能や魔術には縁遠かった彼女には、せいぜい運動施設程度にしか思えない。

「どう使うんだ、これ?」

此処まで来てしまったのなら、帰ってしまうのも癪だと考えて少し真面目に施設を確認する。
フィールドの変化、疑似エネミーの出現、その他さまざまな訓練用のギミックが在ることがわかる。

「エネミー……?え、バトるの?あー、いや戦闘訓練、もありなのか。
 うっわ、えっぐ!」

少女は出来る操作を一通り調べて、なにかを試しては戻し、次のものを試しては戻し、と散々に弄くる。
悪気はなく、ただ遊んでいる、といった風情。

「……アスレチック的になったりしねーかな。お」

ふと、視線の先に男が映る。

「なあ、アンタ。此処の使い方とか知ってる?」

そうして声をかけた

武知 一実 >  
「あン? オレか」

さて面白そうな事してる奴は居るだろか、とぶらぶら歩き出したオレだったが。
声を掛けられた気がして視線を向ければ、女子が一人こっちを見ていた。
此処の使い方……ある程度在籍期間のある生徒なら、詳しくは無くとも最低限の使い方くらいは知っているだろう。
それを聞いてくる、って事は。

「何だ、新入りか?
 細かいところまでは自信がねえが、ある程度なら知ってんよ」

そのままその女子へと歩み寄って、設定用の端末操作盤を見遣る。

「この端末でやりてえ事を入力すれば、良い。
 ――って事くらいは解るよな、んで設定方法だが……
 何かしてみてー事とか、あんのか?」

コトハ > 「そう、目つき悪くてヤバそーなツラしてるアンタ。」

散々な言いようで、自分かと問う言葉を肯定する。
そういう少女は言葉遣いの割には華奢な体つきをしている。
目つきはやや鋭いが、悪いとまでは言えない。

「新入りって……チンピラか軍隊かよ。新入生くらいに言えねーの?
 まあいいか。流石に知ってんのな」

あまり人に物を聞くような言い方ではないかもしれない。

「んー……してみてーことか。あんまねーんだよな。
 せいぜい体動かすくらい?
 ってか、なにできんの此処? アンタはなにしようとしてた?」

ふんわりした回答であった。

武知 一実 >  
「新入生でも使い方知ってる奴は知ってるし、何年か居ても知らねえ奴も居るみてーだからな。
 この区域を利用が初心者っつー事で、新入りで丁度良いだろ」

随分と口の悪い女子だが、オレも人の事言えねえし、この程度なら喧嘩屋してれば日常茶飯事みてえなもんだから気にしないでおく。
……そういや入学してから戦闘向きの異能に目覚める事とかってあるんだろーか。
無くは無いだろうけど、まあ、大抵異能が発現してから入学するだろうしな。

「アンタも無ェのか。ま、今までこの辺りに来た事が無かったんなら興味本位で見てみたくなる気持ちは分からんでもねーが。
 オレもほぼノープランで来たから、適当に他の奴らがやってる事で面白そうなモンがあれば真似しよーと思ってたんだよな。」

ノープラン男、ノープラン女子に遭遇する。

「何が出来るかについては、まあ、大抵戦闘訓練とか魔術の訓練が主ってとこだな。
 仮想の敵を出したり、障害物出したり、地形をいじくったり、環境をいじくったり、人殺し以外は大抵のことは出来るんじゃねーか」

最悪人殺しも出来るのかもしれねーが、する気も無いしそんな事しようと考える奴の気も知れねえから、出来ない事にしとく。

コトハ > 「そうか? なんか騙されてる感ハンパねーんだけど。
 ま、騙されたところで大した話でもねーけど」

騙す、というより丸め込まれている、のほうが正解だろうか。
ただ言いようとしては正しくもあるので、少女は納得することにする。

「なんだ、アンタもかよ。見たとこ、戦闘訓練してそーなタイプだと思ったけど。
 ほら、ステゴロタイマンとかする感じ?」

要するに、脳筋と言いたいのだろうか。
もしくは魔術とか使えないだろ?とでもいいたいのか。

「人殺し……は、できてもやべーんじゃねーの?
 サツ……じゃない、風紀とか出てくんだろ流石に。
 ごめんだぜ、それは」

お手上げ、というようなポーズを取る。
犯罪はまっぴら、とでもいうような態度だ。

「しかし……そっか、色々できんだな。
 なんか体動かしてみる?」

武知 一実 >  
「今アンタを騙したとこで、オレに何の得もねーよ」

人聞きの悪い事言うんじゃねえっての、まったく。
まあそんな言葉尻とっ捕まえ合うような不毛な事しててもしゃーないんだが。

「元々は此処と別の、特殊訓練区域ってとこがどんなもんか見に来たんだよ。
 で、あっちの方はオレにもよく分からねえレベルだったんで、ある程度慣れてるこっちに来たってわけだ。
 ついでにオレぁ訓練よりも実戦派なんでね、たまに体動かしてェなって時くらいしか来ねえのよ」

ストレス発散したい時とか。最近はもっぱら夜バイトで事足りることが多いから、ご無沙汰だったけども。

「ま、そんなとこだ。
 だから、出来そうだと思っても変な事はすんじゃねーぞ。
 しねーとは思うけどよ」

喧嘩だけですっ飛んで来て追い回されるんだから、あの熱意は大したもんだと思う。
最近は物騒なのが増えてるっぽいし、出来れば喧嘩には構わねえでそっちに注力して貰いたいけど……まあ、そうもいかねえんだろう。

「体動かす、ってもアンタどれくらい動けんだ?
 オレと同じような事出来る程の身体能力があンなら良いんだけどよ。
 ……それによる、かな」

コトハ > 「そりゃな。まだナンパヤローのクソナンパのほうが、それっぽいこと言うな。」

軽口をいって、キャハハ、と笑う。
まあ、本気ではないということだ。

「ほーん、特殊訓練区域ねえ……そっちはもっとヤバそーだな。
 ってか、わかんねえレベルってどんだけ複雑なんだよ。
 いや頭がついていかねーレベルで残念なのかもしんねーけど。」

あらあら、とでもいうようにキャハキャハ笑う。

「実戦、ねー。何人血で染めたんだか。
 けど、その方がそれっぽいな?」

物騒な物言いである。喧嘩という意味であれば正しいのかもしれないが。
そう見える、とでも言いたいのだろうか。

「ん、私?バッカ!見ての通り、か弱い乙女に決まってんだろ?
 それでもその辺の雑魚に負けるような気はしねーけど」

見た目、という意味では言葉通りか弱そうである。
男が全力で殴れば、折れるどころではすまないようにも見える。
だが、少女の言葉はそれを否定する。
自信とは違う。なにかの確信か。はたまた別の何かか。
それは自分でもわからないが、少女自身ははそんな気がしていた。

「まあ、アンタが怖いってんならしゃーねーけどな?」

武知 一実 >  
「特殊って頭に着けてるくらいだからな。
 何度か使ってみりゃ理解出来るんだろーが、風紀とか公安とかが出入りしてそうだし、面白半分で行くにはリスキー過ぎんだろ。
 ……その残念な頭に使い方訊いてンのはどこのどいつだよ」

ったく、煽るにしたってもうちょっとまともに煽れねえのか。

「さあな、まともに血が出ねえような手合いと()った事もあるから、何人とまでは分かんねーな。
 それっぽいって何だ、それっぽいって」

やっぱ喧嘩ばっかりしてそうに見えんのだろーか。
これでも一応授業は殆ど欠席し(サボっ)てねえんだが。

「まあ、見たまんまだよな。
 けど見た目で人を判断出来ねーのがこの島だ。
 つーか、何をして体を動かすかっつー話をしてんだ、怖いもクソもねえだろ」

借り物競争でもやってやろーか。
何だかコイツの言い方的に、摸擬戦みたいなもんを想像してそうだが。
嫌だよ休日に見返りも何もねえのに女子と殴り合いなんて。

コトハ > 「はー……そりゃまた、立派な遊び場だな。エグそう」

話を聞けば、だいぶ"本物"そうな気配が伝わってくる。
流石にそれはご免蒙ったほうがいいかもしれない、と少女も思う。

「そりゃこっちはハジメマシテなんだから、猫でも杓子でも使うわけ。
 犬かもしんねーけど」

肩を竦める。周りを見ても他に誰もいない。
となれば、手近なのは男しかいない、とでもいいたげである。

「それっぽいはそれっぽいだよ。
 ヤっちゃってはいないかもだけどさ」

なにをやってるのかは言わぬが華、なのだろうか。

「そりゃま、そーだな。
 んー……シンプルに走る……のはバカくせーか?
 追いかけっことか……は絵面ヤバゲだな?」

考えてみれば、訓練場で二人で出来ることなどしれている。
模擬戦? 殴り合うということになるだろうか。それは微妙かもしれない。
まさか、筋トレでもするのか? わざわざ?
そう思うと、微妙感はましてくる。

「障害物競争……って、なんかガキっぽいな。
 うーわ、なんかねえ?」

ついに少女は丸投げた。

「まあ、訓練にこだわるこたぁねーのかもしれねーけど」

武知 一実 >  
「奴らの面倒さは身を以て知ってっからな。
 さわらぬ何とやらに祟りなしだ、オレらみてーな一般生徒はこっちで遊んでりゃ良いってこった」

別に校則に触れる様な事(喧嘩とか)をしなきゃ風紀も何も言って来ねえのは分かってんだが。
何がどう転んで面倒ごとになるか分かったもんじゃねえし、近付かねえで済むなら越したことは無い。

「だったらテメーの頭を使えよ、テメーの頭を。
 ま、もう乗り掛かった舟だし、ここで投げ出したりはしねーけどな」

誰かに教わるより、自分自身で体験すんのが一番学びやすいと思うんだが。
失敗してやらかしたら、それも含めていい経験になるし。

「オレがすんのは売られた喧嘩を買うくれーなもんだ。
 言うほど物騒な事はしちゃいねーよ」

人を見かけで判断しちゃいけねえって再三でも言うぞオレぁ。
けれどまあ、人間相手じゃなく怪異ともドンパチするくらいだから、言うほど物騒でもあるか。その辺の基準は分からねえな……。

「……確かに、かけっこなら空気の抵抗が少なそうな分、アンタのが有利かもしんねーな。
 結局オレに丸投げかよ……ええと、じゃあ……現地でやると怒られそうな事にすっか
 ちょっと待ってろ、今設定すっから」

障害物競走、なら適当に異邦人街の路地でも設定してパルクール要素でも積めばマシなモンになるだろ。
端末をパパッと操作して入力を済ませれば、すぐさまただの平坦なグラウンドに異邦人街の異国情緒あふれる建造物が複製された。

「こン中を、端から端まで先に着いた方が勝ちってことで。
 ルートはテメーで決める、ある程度の妨害はアリ、そんなんでどーだ?」

コトハ > 「一般生徒なのに、風紀の面倒さを身を以て知ってるとか。
 それ明らかに一般生徒じゃねーだろ。語るに落ちてんじゃん」

一般生徒というものは普通は派手な喧嘩とか(風紀に目をつけられるような騒動)は起こさない。
小さな喧嘩程度なら、一般生徒もするだろうがそんなものは風紀の出る幕でもない。
つまりは、そういうこととしか思えない。

「めんどくせーじゃん? 使えるもんがあるなら使うだろ。」

頭を使え、というのは実に最もであるがそこはズルをしたいお年頃である。
別に今後使うかもわからないし。

「……まあ、それもなんだかんだ人の良い相手が居るかいないか次第だけどな」

ぽそり、と口にする。

「なるほど……うさんくせーけど、ホントっぽいな。」

なんだかんだ、口は悪くても人はいいし付き合いもいい。
あえて人に喧嘩をふっかけるようなタイプではなさそうだ、と少女も思う。

「結局、アンタがなに出来るかわかんねーしな。どーせ異能とかもあんだろ?
 そういうのって自分でいいたがんねーヤツとかも居るし、聞くだけ無駄かと思ってな」

丸投げした理由をそんな風に説明する。
実際は楽をしたかっただけかもしれない。

「ん、なんだこれ? あー……異邦人街?とかいうやつか?
 こんな風なんだな……」

操作によって現れた、日本どころか海外ともつかない奇妙な光景にほんの僅か、見惚れる。
この世のものとも思えない、というのは言いすぎだろうが、この不思議な光景はおそらくこの世界の外のものだろう、と当たりをつけた。

「で、此処で飛び回る、と。へー、おもしれーじゃん。
 アンタ、そういうのもちょい小器用なことも出来る感じ?ただの脳筋ってわけじゃねーのな。いいじゃんいいじゃん」

少女は、初めて純粋に笑った。
からかうでもなく、楽しそうに。

「よし、んじゃスタートはこのタイマーっぽいの使えばいいか? 適当に時間切ってカウントダウンするか。
 おっと、そうだ。」

ガリ、と飴を噛み砕いて新しいものと取り替える。

「よろしくお願いしますね」

そういって、カウントダウンのスイッチを入れてスタートの姿勢をとる。