2024/06/22 のログ
■『』 > (■■■■■■■。)
分かりました。
いのち無き者の声に好意的な肯定を返す。
名前を得た時は、名前について初めて教えてもらった者として、ぜひとも伝えたい。そう思った。
(■■■■■■■?)
使命ですか?
言葉を選ぼうが、意図が伝わる。道具というイメージそのままではないにしろ、その用途があって生まれる。そのぐらいは伝わってしまっただろう。
(■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■…?)
最初から使命を持って生まれてくることが造られるということですか…?
生きる以外の目的が与えられている事が造られたということなのであれば…
自分は、造られたという事になる。
誰に?一体なぜ?
この何者かになるという目的の与えられた自分は、何者かによって造られたのだろうか?
そんな事は、考えた事が無かった。
それに、生きるという目的もよく分からない。生きる事についてなんて、考えた事が無かった。
いのちが大前提生きる事を目的としているのであれば、自分はいのちですらない事になる。
そもそも、生きるとは何だろう。自分は今生きているのか?
なんて疑問を感じ、案内人からもらったちからを自分に向けた。
そして感じたのは…形容出来ない不思議なもの。
いのち未満ものが、多数集まりいのちを形作っている。いのちではないものがいのちとなっている、そんな状態。
分からなくなった。いのちが何なのか。生きている事といのちがある事は違うことなのか。
それに、目の前のいのち無き者は自分も生きていると言っていた。ならば、いのちがある事と生きている事は別なのか。
自分は造られたものなのか?自分は生きているのか?自分のいのちは本当にいのちなのか?
そんな疑問が、それの中で巡る。誰も答えられない問がそれのいのちに深く刻まれる。
最後の問いかけから、それはすっかり沈黙していた。
それの未熟な思考は答えの出ない問いにより深く沈んでいく。軽い声かけ程度ではそれは沈黙から戻ってこないであろう。
■マト >
「ん、楽しみにしておくよ」
あなたの言葉に満足そうにうなずいて
「少なくとも僕はそう思っているかな、多分他の子に聞けば、違う答えが帰って来るかもだけど」
「……?」
其処まで答えて、硬直するあなたの様子に小首を傾げる
「…… おーい?」
何度か呼びかけるが反応がないのを見ると、ふむ、と小さく声を漏らす
「…… 」
ごそ、とポシェットから何かを取り出し…… 暫しの間
ぽん、とあなたの頭… 多分頭だろう、てっぺんあたり、やや右側に、何かが触れる感触がするだろう
「ほらみてみて、おそろーい♪」
それに反応するのならば、マトはポシェットから手鏡を取り出しており
そこに移っているあなたの、何かが触れた感触がする場所には、マトが頭につけているのと同じ髪飾りがつけられている(厳密には置かれているが正しいか)
「髪とかないし付けた、っていうか置いたって感じだけど、中々似合ってるんじゃないかな?」
と、マトは満足げに頷いて
「またちょっと混乱させちゃったみたいだけれど」
「答えが見つからなさそうなら、自分だけで考えるより、誰かを頼った方が効率的だよ」
そのまま抵抗が無ければ、あなたを撫でようとするだろうか
■『』 > (…■■?)
深い思考より戻ってきたそれがあげたのは、素っ頓狂とも言える声。
具体的なイメージも何もないそれは、身体の上部に触れたそれに向けられているだろう。
(■■■■■■?)
これは何ですか?
頭上に乗っている何かに対して身体を変形させてそれについての情報を集めようとする。
お揃いと言われても、視覚的な情報は得られないのでわからない。とはいえ、声からのイメージで何となくは伝わるだろう。
それに、いのち無き者は随分と嬉しそうにしている。悪い事をされた訳でもないようだし悪い気はしない。
(■■■■■?■■■■■■■)
そうですか?ありがとうございます。
似合っているという声に、少し嬉しそうな声で応じる。
赤いいのち以外で、初めて何かをもらった。欲しいと思った事はないが、いざ貰ってみるとなんだか嬉しかった。
(■■■■■■■?■■■■■■)
頼るのですか?やってみます。
頼る。それは、あかいいのちを貰う事と同じようで、違うもの。
先ほどのように自分だけで考えてしまうのは良くないのだろうか。そういう時は人を頼ればいいのか。新たな知見を得た。
頭に触れる新たな感覚。これは、何をされているのだろうか。分からない。
だが、危害を加えられている訳ではなさそうだ。よく分からない。
(■■■■■■■■?)
なにをしているんですか?
なんて、尋ねた。
■マト >
「ふふっ」
その、びっくりしたような声に、マトは悪戯っぽい声で返す
「髪飾り、お洒落に使うものさ、僕も最近使い始めたんだけれどね」
「あぁ、お洒落というのはそうだな……」
「誰かを、喜ばせたくてする事の一つ、かな?」
自分の為でもあるけれど、着飾るという事は基本はそういう事だろう
マト自身、ある少年とのお出かけに向けて髪飾りを含めた服を用意した経緯があるのだから
「うんうん、素直なのはいい事だ、僕も教えがいがあるよ」
すっかり先輩面、というやつである
「之は撫でるって行為だよ、そうだなぁ、君と仲良くしたいって僕の気持ちの表れみたいなものさ」
「それで……落ち着いた所で最初の方の話題に戻るけど」
「君は此処で何をしていたんだい?」
一先ず、あなたの状態が正常に戻ったと判断したであろうマトは、改めて最初の話題に話を戻すだろうか
■『』 > (■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■。)
髪飾りとおしゃれ。喜ばせる為の事ですか。
これを付ける事で、他の誰かが喜ぶ。よく分からない価値観だ。だけど、勉強になる。
きっと髪飾り以外にもおしゃれに使うものはあるのだろう。少し気になったが、それは追い追い知っていけばよい。
(■■■■■■)
そうなのですね。
仲良くしたいと言われた事への相槌。肯定的かつ、それに伴って柔らかな感覚が伝わるだろう。
撫でるという行為とそれに含められた意味。それに和んでいる様子だ。
(■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■)
気配の多い方に行こうとしていました。あかいいのちが欲しいんです。
血を求め、気配の多い方へ向かっていたが、壁に阻まれ入れず。だから、入れる場所を探している。
そこまで伝わるだろう。
■マト >
「うん、お洒落については僕も最近覚えたことだけどね」
柔らかな感触をマトも心地よいと感じたのか、暫くややひんやりとした手で撫でているだろうか
「成程……君は学園にいるわけじゃないんだね」
「でも、あかいいのち……か、それが君に必要なものなんだね」
「――ふーむ」
之が命を奪うという行為ならマトにとっては止めるべき事だが
流石に今までの流れで、この子がそれをするとは考えづらい、という結論にはマトも至っていた
「その、いのちを貰うという行為かな?その方法について、もうちょっと、具体的に教えてもらえる?」
「僕も場合によっては協力できるからね」
「まぁ、中への入り方の方はちょっと分からないけど……」
とはいえ、それでも念入りに確かめるのも兼ねて、あなたに対してもう少し詳しく話を聞こうとするだろう
■『』 > (■■■■■■■■■)
伝えるのは、白い指先から血が一滴垂れるイメージ。初めてあかいいのちを貰った時のイメージである。
命を奪う行為ではなく、血を少し貰う程度である事はしっかりと伝わるだろう。
(■■■■■■■■■■■■■■■■■)
人目につかないで入れる方法が知りたいです。
先ほど言われたとおり、さっそく頼ってみることにしたようである。
入り口は見つけているが、人目があるのだ。迷い人の言いつけもあって、そこからただはいる事は出来ない。
■マト >
「……良かった」
安堵の声が漏れる、これならば問題は無いだろう、と
「ふーむ、人目につかない方法かぁ……」
考える、が
「誰かに隠して入れてもらう、というのが一つあるけれど」
「その場合バレたら迷惑をかけてしまうから、僕としてはやってほしくないな……」
「とはいえ、力になれない、っていうのは心苦しいし」
目の前のあなたが人目につかずに入る方法、となると
実の所あなたより一か月ほど常世島先輩であるだけのマトには難しい
「……赤、か」
「一応、僕にも人と同じ場所に赤いものは流れてるんだよね」
「もし君が良ければ、僕の赤も試してみる?」
入り方に対しての知恵を貸せない代わりとして、もう一つの
あかいいのち、に対しての提案を行うだろう
■『』 > (■■■■■。■■■■■■)
そうですか。分かりました。
隠れて入る、という方法にというより、やって欲しくないという部分に対しての返答。責める様な意思は一切含まれておらず、むしろ申し訳なさすら感じるだろう。
礼儀というものを理解しているそれにとって、迷惑のかかる事を他人にお願いすることは抵抗がある。
それに、力になれない事を本人が心苦しく思っている事は、それにもよく伝わっている。
それを責めたりするようなことは、一切できない。
(■■■■■■?■■■■■■■)
いいんですか?試させてください。
いのちがない者にも、あかいいのちがあるとすれば、いのちとあかいいのちは別という事になる。
それを知る為にも、是非試したい。
実際は、随分と別のものなのだが、それはまだそれにとっては分かる筈もない話である。
試行することに対し、強く希望を表明した。
■マト >
「うん、きっと君にとってもそれは良くない結果を招きかねないからね」
実際人の血を求め、人にお願いする立場なら、できる限り悪印象を与えないに越したことは無いだろう
「理想としては、隠れて、じゃなくて堂々と入るのを協力してくれる人が現れる事だろうけれど……」
「ともあれ、だね、ふふ、じゃあ君の役に立たせてもらおうかな♪」
マトはそう楽し気に言うと、親指の先を口に含み
ぷつっ、と小さく音を立てて嚙み千切って、自身の中の赤い液体をたらりとあなたへ垂らす
それは血液とは似て非なるものだが、マトという存在の一部が刻まれた液体である事に変わりはない
さて、一体どのような結果になるだろうか……?
■『』 > (■■■■■■)
たのしみです。
垂れて来るあかいいのち(?)に向けて身体を伸ばしながら期待のこもった声を響かせる。
これまでとは違うあかいそれが、それの体表に落ち馴染むように溶ける。
ここまでは、これまでと同じ。無事中に吸収されていったようだ。
(■■■■■)
期待と僅かな心配の入り混じった声。吸収した事で、これまでとは違うものであることを実感した。
それに対してわずかな不安を覚えた様子。だが、それを表に出してはいけないという気持ちと、それでも吸収出来たのであれば期待もあり、それを伝えたいという気持ち。
両者が拮抗した事で、その声は明確な形を持たず伝わる事となってしまった。
そして、しばし待ったところでそれの身体が内側から弱い光を放ち始めた。
弱い光だ。これまでも淡いものであったが、それよりもさらに淡く、弱い。
だが、無意味ではないようだ。しばらく弱い光を放った後、光が消えていく。
とはいえ、これまで通りの姿のままだ。色が変わったり、大きくなったり、形が変わったりという事もない。
(■■■■■■■■■■■。■■■■■■■)
意味はあったようです。ありがとうございます。
無駄ではなかったと。確かな敬意と礼儀を込めた感謝の声を伝える。
これといって新たなちからは感じないが、それでも変化は感じた。
きっと、何か変わった筈である。そう信じているし、きっと間違いない。
だから、それを声に乗せて伝えるだろう。
■マト >
「むむ……」
その様子を真剣な様子で眺めながら指先を揉み
「大丈夫、何かあってもそれは多分、君のせいじゃないから……?」
「光って……これは、上手くいったのかな?」
不安げなあなたに対してまたそっと手を伸ばして軽くなでるようにしていると、淡い光に気づくだろう
それが収まっていく様子に少しぱちくりと目を瞬かせて
「そっか、よかった、何もないなら兎も角、悪い影響が出たらどうしようかとは思ってたからね」
「どういたしまして♪」
どうやら問題はなさそうだと確認できれば、もう一度安堵の息を吐くだろう
「そうだな、後僕に出来る事は……そうだ、知り合いには君の事を伝えておくよ」
「もし会ったら、悪い子じゃないから少しだけ協力してあげて欲しいって」
「最も、其処まで知り合いが多いわけじゃないし、場所をセッティングできるわけじゃないけれどね」
■『』 > (■■■■■■■■■■■■■)
ありがとうございます、助かります。
そこまでしてもらえるのであれば、随分と助かる。ありがたすぎるぐらいだ。
なぜそこまでしてくれるのか少し疑問でもあるが、それをわざわざ尋ねるのは失礼な気がした。
(■■■■■■■■■■■■)
知り合いさんに会うのも、楽しみです。
まだ見ぬ誰かに興味もわく。どんな人なのか、是非会いたい。
いつか会えるだろうか。楽しみだ。
(■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■?)
■■という名前は聞きましたが、あなたが何者かどうかも聞いてもいいですか?
いつも通りの問いかけ。
■■という名前を憶えておける気がしないのだ。意味がない訳ではないだろうが、■■という名前のイメージが難しい。
このままでは、忘れてしまう気がした。だから、何者かというイメージで補完したいのだ。
■マト >
「いいんだよ、僕も君の役に立てるのは嬉しいからね」
人の役に立つ事
過去を忘却しあったはずの使命を失っているマトにとっての本能
或いはあなたが無意識化に放っている僅かな精神干渉の影響
それらがマトの対応に関係していた部分はあるのだろうが
「うん、皆僕よりも色々物知りだからね、きっと役に立ってくれるさ」
先ほどから聞こえてくる思いが、無垢さが、どうにも放っておけないと感じるから、というのも間違いなくあるだろう
「……そう聞くなら、僕が答える内容は決まってるな」
「人の役に立とうとするものだよ、僕はね」
名前ではなく、あり方への質問、それに関してマトは当然の様にそう返すだろう
「この答えで、満足はしてもらえるかな?」
■『』 > (■■■■■■■。■■■■■!)
親切な人ですね。覚えました!
困っている人を放っておけない。つい手助けをしてしまう良い人。誰かを助ける事に達成感を覚える事の出来る人。
そういったニュアンスの親切な人。
その声には、尊敬のような意味合いがこもっているのが伝わるだろう。
(■■■■■■■■■?)
ところで、マトさんは何をしていたのですか?
何か目的があってここにいたのではないだろうか。そう尋ねた。
■マト >
「―― 」
ぱちくり
「成程、親切か……そういわれると、ちょっとだけ照れくさい、かも?」
「ふふ、覚えてくれてうれしいよ、そういう君は勉強熱心といった所かな」
「あぁ、この先の転移荒野にちょっとお散歩に行くところだったんだけど……」
「君を見かけたらそっちが俄然気になっちゃってね、ふふ、ついついこうして話し込んでしまったという訳さ」
「じゃあ、丁度いいし僕はそろそろ元の目的に向かうとしよう」
すっく、と立ち上がって、一度自分がつけた花飾りを見やり、目を細めて
「君はこの後は、次の誰かを探しにいくのかな?」
「なら、いい出会いがあるよう、僕も願わせてもらうとするよ」
■『』 > (■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■)
ありがとうございます。。マトさんにも良い出会いがありますように。
自分に向けられた願いに感銘を受け、同じ願いで返した。
身体の一部を蠢かせ、別れの挨拶の礼のつもり。マトを見送るだろう。
■マト >
その仕草にあなたには見えないだろうけれどマトも笑いかけ
「うん、じゃあまたね!」
「―― っとと」
ぱしゃっ
「之でよし、と、それじゃ!」
去り際に一枚、別れを告げるあなたを写真に撮り
マトも何度も手を振って足取り軽くその場を後にするだろう
恐らく後で連絡先を交換している相手に、写真付きであなたの事を紹介するはずだ
■『』 > (■■■■■■■■■)
また会いましょう!
去っていくマトを見送る。
次会う時も楽しみだが、紹介された知人達に会うのも楽しみだ。
…去って行ったマトを見送り、頭の上の感触に意識を向ける。
この髪飾りだが、どうしようかという問題が何気残っている。
今は、頭の上に乗っているこれだが、おそらく移動していれば落ちてしまう。
折角貰ったものだ。無くしてしまうのは礼儀に反するし…何より、無くしたくない。
であれば…
身体を蠢かせ、ゆっくりと身体の中へと埋め込んでいく。
少しずつ、体内へ…着飾る事は出来なくなってしまうが、無くしてしまうよりはよいだろう。
いつか着飾れるようになったら、着飾ろう。それまで大切にとっておこう。
そうして、数分をかけて体内に髪飾りをしまい込めば、再び北上を始める。
隠れないで入れるのが一番いいとはいえ、やはり気配の多い所へは行きたい。
入れそうな場所を探すのを再開した。次の可能性を求めて。
ご案内:「学園地区郊外」から『』さんが去りました。
ご案内:「学園地区郊外」からマトさんが去りました。
ご案内:「転移荒野/月の湖」にセレネさんが現れました。
■セレネ > 『~♪』
水面に映る満月、その上を歩く月女神。
背には淡い蒼に煌めく双翼。一歩歩く度に水面が揺れる。
けれど足は沈まずに、まるで大きな水溜まりの上を歩くかのよう、
ぱしゃりぱしゃりと気分良く。
今宵は満月。ストロベリームーン。
だから、お気に入りの場所へ来た。
ふわりと香るローズの香は、風に乗って散っていく。
■セレネ > くるりくるり、舞う様に。踊るように。
身体は動かさないと鈍ってしまうもの。
ダンスも忘れないように時折は踊らなければね。
翼は小さく折り畳み、ひらひらと髪やヴェール、ドレスを翻す。
月光の粒子が蛍のように。ふわりと落ちて、湖に融ける。
月の魔力が満ちている場は、己にとっては実に居心地が良い。
満月ならば殊更。