2024/07/19 のログ
ご案内:「遺跡群」にカエルムさんが現れました。
■カエルム > 転送荒野。文字通り色んなものが転送されて来る場所。
ひときわ建物の多い区画。…建物というより遺跡って感じだケド。
その中を少年は歩く。
「手頃なダンジョンでもあれば、と思ったケド」
流石に一人で突入するのは厳しいだろうか、と眉間の皺を深める。
いや、どちらにせよ魔物の分析を目的としてる以上はある程度の危険は仕方のないことなのだが。
「浅い階層の弱そうなヤツでも探してみようかな」
掌から空飛ぶ目玉を出して手分けしながら遺跡群から魔物が居そうなものを探し歩く。
■カエルム > 「…このあたりで良いかな」
手頃なダンジョンらしきモノにアタリをつけて先へ進む。
入口付近の罠を肩慣らしに発見、解除。
流石にこんな浅層には手こずるレベルの罠は無い。…宝箱なんかも無いので実入りもないのだが。
「さて。これくらいは一人でも出来なきゃ…ねっ!っと」
数匹の魔物の群れから少し離れた場所から鞭を伸ばし魔物の脚を絡め取り手元に引きずり込む。
そのまま足元の魔物を雷撃を込めた脚で思い切り蹴飛ばす。
物音に気付きこちらに向かってくる魔物達が己のもとへ到達する時間を即座に計算。…今だ。
蹴り飛ばした魔物に絡んだ鞭を素早く回収しつつワザと罠が発動するように走る。
…ボクの体重じゃ軽すぎて発動しないとかバカなことがなきゃいいケド。
思い切りスイッチを踏みつけるのと同時に素早く身を翻した。
予想の通りに矢の罠が魔物達に降り注ぐ。
先程蹴飛ばした魔物も起き上がる前に再び鞭を振るい矢の雨の中に放り込む。間に合った。
■カエルム > 「…コレ、そういやこっちでは何かの材料にしてたりするのか聞いてくればよかった」
慣れた手つきで矢の雨に晒されハリセンボン状態になった魔物から矢を抜き部位ごとにバラしていく。
売って多少のお金にでもなればいいんだケド。
売れなくても研究の材料にはなるから構わないか。
作業をしながら周りの気配にも当然気を配る。
本来は分業をするがアイツらは居ない。他にアテもない。故にワンオペをするしかない。
「………はぁ。ここまでは一人でも出来るケド」
コレ一人で運ぶのか、と部位ごとにバラした魔物達を見下ろす。
羽の着いた鞄とか魔法の箒みたいなモノでもあればいいだろうか。今度探そう。
探求に終わりはない。仮に真実を知ってしまったとしても。
■カエルム > 学生証を取り出し顔見知りに連絡を取ってみる。…空振り。
「…はぁ。ヒトのコトはこきつかうくせに」
と画面に向かって毒づく。しっかり報酬は貰う上に押し売りをしてることも多い事実は棚に上げる。
「仕方ない。コレも必要なコトだし」
ぶつぶつと文句をこぼしながら、まとめた荷物を背負って来た道を引き返した。
ご案内:「遺跡群」からカエルムさんが去りました。