2024/08/01 のログ
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能守重高 > 転移荒野の荒れた地 色々な遺跡やら何やらが転がる地。
火縄銃ではないアサルトライフルを片手に辺りをきょろきょろと視線を泳がせる少女が1人。

「いつ来てみても ここは色々と危険が満ち溢れていますが」

SR(スナイパーライフル)ではなくAR(アサルトライフル)を持ってきたのは、
今回のお勤めがどのくらい間引くのかが不明だが後方支援ではないから、
中間支援をベースに考えたらSG(ショットガン)かARではと思い今に至る。

本日のお供はSIG556xiアサルトライフル 色々とアレンジした銃火器。

天川 コウハ >  
「それもそうでしょう。数多の世界から無造作に色んな物やら魔物やらが転移してくるんですから」


たいしてこちらはいつも通りの装備。
死神特有のボロボロの法衣に身の丈以上はある鎌。
夏真っ盛りで暑いはずだが死神の法衣はヒンヤリとしているので熱中症の恐れはない。

戦闘スタイルはおいそれと簡単に変えることはできないが、彼女が後衛を受け持つ以上はコウハも何も考えず前衛を務められる。
魔法での遠隔攻撃も可能だが本領は鎌による斬撃。
基本フィジカルと時々補助魔法で戦わんとする。


「さて、今のところは嵐の前の静けさでしょうか」

能守重高 > <門>が稀に異世界と繋ぎ吐き出されると同時に閉じると来たものだから、
いつ開いて瓦礫や山やら魔物や怪異や異邦人に至るまで
降ってくるのか現れるのか分かったものではない。

「はい。今日の任務は…定期的な間引きです。魔物がいたら容赦なく間引いてください。
 まれに魔物には魔石が出るようですが…解体はここでするのは危険なので場所を移してにしましょう。
 死骸は終わりましたら回収をしますので、ということで」

彼のいで立ちは見慣れたものとは言え 死神特有にかの鎌。
お互いに暑さに耐性があるのか少女は汗だくにはなっていない。
近接は彼にお願いをしてしまった手前、後方から銃撃なりで射貫くのだ。
魔法はあまり使いたがらないのはとある理由があるのだが今はまだ。

「嵐が来れば このような静けさとは無縁のような」

ゆっくりと当てもなく歩きはじめる。

天川 コウハ >  
「魔物ならば排除。それがどれほど弱い存在だとしてもですね。」

外来種問題というのはデリケートだ。
元々はそこに存在しえない生き物や魔物が周囲だけではなく各地に散らばって生態系を破壊するケースもある。
故、どれほど弱い魔物であれど排除せざる得ない。

「異邦人の場合は保護が優先でしょうね。魔石は…すみません、専門外なので。こんなことならば腕利きの魔術師も依頼すればよかったでしょうかね」

正直異邦人とばったり出くわすパターンは想定していない。
出来れば保護して適切な施設へ送るがベターだが全員が話の通じる相手だとは限らない。

そして魔石に関しては門外漢だ。
幸いにして彼女はある程度は知識はあるだろうか。そちらに任せるとして。

「さて、探知はしてみますが……」

コウハは五感と霊視を頼りに周囲を見渡すか

能守重高 > 「そうです、情けは不要です」

異世界とこの世界とは別物であるから、命を冒涜するようではないが
散って生態系を破壊するのならば容赦なく屠ってくれという酷な任務だった。
知性のある生物の場合はどこまで言葉が通じるかが分からないがどうにかなろう。

「異邦人の場合は…保護ですね、言葉の問題がありますがどうにかなりましょう。
 魔石はこの位から抱える大きさのは稀でしょう、ドラゴンとかになりますし。
 簡単な魔法の媒体になる杖の材料からそれを食材にしてエネルギーの糧にする種族もいるらしいので
 魔石は高値で取引されるのだとか。」

魔石の大きさを掌の上にのる物から両手で抱える大きさのを軽く片手で仕草で示し、
探知は彼がしてくれるようなので少女もするが少女は動物的な勘による五感の探りだった。
銃に取り付けたマガジンを一度抜いてガチャと差し戻しセット完了。

魔物 > 色々な生き物が混じった魔物が遺跡の物陰から数体飛び出て襲い掛かってきた!
狂ったような鳴き声を発しながら頭はライオン、翼は翼竜の翼、胴体はクマ、尻尾は蛇という
何を混ぜたらそんなことになるのか不明な魔物が、彼と少女目掛けて鋭い爪で獲物に対する奇襲をする!

『ギャルォォォン!!!!』

天川 コウハ >  
「僕達はあくまでこの地の環境だったり秩序を守る為の者ですからね。」

頷きながら同意する。
そこにほんの少しの同情こそあれどあくまで仕事人としての顔をしていた。
これは人にも言えたことだが知性があれば交渉などの余地もあろうか。

「異邦人も言葉が通じなければ身振り手振りで対応するしかないですね。…ああ、魔石はお任せします。講義で多少なりとも取り扱った程度ですのであまり自信がないので。」

魔法関連は死神特有のを覚えるのであまりこだわりがない。
儲け話には裏があると思っているのでドライで懐疑的だ。

「そういってる間に、まあそれなりの手合いが出てきましたか」

コウハはいつもと変わらない態度と表情で瞬時に奇襲に対応。瞬時に彼女の前に立ちふさがり
その巨体から振り下ろされる爪にはコウハの鎌で打ち付けて相殺する。
100㎏は超える鎌を軽々と振り回し、その質量で攻撃を打ち払えた。

ついで、返す刃の準備をしつつ跳び上がってその竜の翼を刈り取らんと黒い軌跡が残る斬撃を放つ。

能守重高 > 「そうです。所属は違えど同じ目的を担う者であります」

同意を得られた。命は軽んじてはいない、大事であるが
侵略者や知性なきモノたちがこれ以上蔓延るのは許されない。
知性と会話を望む者ならばチャンスはあろうがそうでなければ。

「筆談などになりそうですが…。念話などの超能力は持ち合わせありませんし。
 この姿になってからその辺の能力が軒並み封印状態です。
 畏まりました、魔物学か何かで習…」

遺跡が所々あるところに差し掛かった時に数匹の魔物が襲ってくる!
彼が前に壁となってくれたおかげで少女はスコープなしのシグ556xiを構え、引き金を的確に引く!
乾いた音を伴い銃口から弾が発射され、更に少年の死角から襲い掛かってくる魔物の眉間を狙った射撃をする。

まずは一体魔物を打倒し、その魔物はのけ反る様に荒々しい声と共に重々しく地に斃れた。

「乱戦になりそうなので壁役お願いしてもいいですかっ」

そう言いつつ銃を構え適切に銃で魔物を撃っていく。

天川 コウハ >  
「それは仲間という者でしょうか?随分と青臭い響きですね。…ですがこういう関係も嫌いではないですよ。はい、壁役はお任せください」

コウハは外見不相応な枯れた皮肉な笑みを浮かべた。
しかしそこに攻撃性はなく相手の指示には何の不満もなく快諾した。
壁役に徹して相手に援護を委ねる以上は少なくとも信頼はしている表れだろう。

壁役、と一口に言ってもガードしたり回避したり或いは自己回復したりと様々だ。
コウハが壁役に徹する場合はガードと回避を適材適所に使い分けるタイプだ。
基本的には小さな体で身軽かつ猫のようにしなやかに躱していく。
しかし乱戦になるのであれば魂を防御障壁の為のエネルギーに変えて死角から飛んでくる攻撃にも対処する。


「まあ、少なくとも話が通じる相手ではないのでまとめて蹴散らしますかね」

暗黒魔法で鎌の刃を紅く染める。
斬ることで血と脂で切れ味が落ちるのを防ぐエンチャントだ。
継戦能力と戦線を維持しつつ鎌を振るい続ける。

能守重高 > 「仲間として認識して貰えるとは光栄に至り。戦友に進化することを願いますが、
 まずは今回の任務を成功に導かねばなりません、お手伝いの報酬はなるたけ頑張りますので」

無償でお願いをしたわけはない、友人と言えども
何かしら報酬を込みでお願いをしたのだ。消耗品やらなにやら求めるのであればそれを提供し、
食事であれば学食の割引券やら譲渡するのだ。彼が求めるのが何かを聞いていない
少女は今はそれどころではないから、銃で撃ち、手榴弾なりあればそれを投げつけて爆発で注意を引いたり。
銃で跳弾攻撃は遺跡の強度が脆ければ使いどころがない、持っている隠し武器は手榴弾なり投げナイフなり。

彼の戦闘の美がとても宜しく動き回っている。
長物の大鎌と体のしなやかさが織りなす戦い方は見惚れるレベル。
無駄なく極めて猫のように素早く動いて魔物を翻弄し屠っていく。

「漏れは撃ちます」

漏れた分は少女が銃で一体一体、魔物の腕や足、尻尾などを撃ち込んで削る係である。
時々空になったマガジンを捨て予備マガジンを装填し、撃ち続けることも。

天川 コウハ >  
「戦友ですか。どちらにせよ僕にとってみれば友であるには変わりないので。」

そうそっけなく返すも彼女の力量は後衛を安心して任せられるものだ。
コウハのような前衛は後ろを見る暇もないので背中を任せるには信頼が不可欠。
その点彼女はこちらが立ち回りやすい支援をしてくれるので余計な魂のリソースも温存できる。

報酬について話が出たがそもそも何が欲しいかは決まっていない。
そこは追々考える感じだろう。少なくとも今は飛び回ったり忙しかったりする。

「ええ、お願いします。焦らずとも一体一体確実に始末をお願いします。」

彼女が確実な射撃を行うならばこちらが翻弄する。
魔物の目の前でわざと隙を見せ、爪を振りかざしてくるならするりと亡霊のようにすり抜けるような体術で回避する。
ああ、一体一体やらずともいい方法を思いついた。
重高が手榴弾を使用しているのを見ればその爆発に巻き込ませるように誘導させて範囲でダメージを与える。
連携というよりもコウハが重高の攻撃を利用した形に近いが

能守重高 > 「私の戦友はもう居りませんし…それはそれは」

火縄銃よりは音が静か目でありつつも威力は倍。
アサルトライフルも使える狙撃兵は中々いない。
普段が超長遠距離からの狙撃のみなので前線に近い場所から狙撃なんて
あり得ないことになっているが、彼が前衛を担ってくれるので少女は彼の手助けになる様に支援攻撃を続ける。

「了解。錯乱に持っていければ魔物の浅はかな連携も断てるかと」

正確な射撃も出来るが適度の確率で手榴弾を投げて爆発を連発したりした。
波状攻撃なり破裂による傷は地味に痛むはずであるし魔物の悲鳴がそれを物語る。
手榴弾をそんなに多く持っていないからそのうち手榴弾は途絶えると投げナイフを投げてから、
射撃に切り替えて三点射撃による攻撃に切り替え 乾いた音が木霊していく。

「手榴弾が尽きました、三点バーストに切り替えますっ」

タタン、タタン、タタン、と間が空く射撃音が鳴るたびに魔物に傷を抉る様にダメージを負わせる。

その時までは実に順調であった。

紅い魔物 > 突如として赤赤しい魔物が乱戦になった場に紛れるように襲い掛かってきた。
今までいた魔物たちと違い明確に殺意を持ったオーラを放つ魔物だ。翼がないトカゲのようなシルエットで、
鋭い爪で抉る様にふるい落としたのは死神である少年ではなく、銃で射撃をしてた少女の背中目掛けて切り裂いた!

『ガァアアアッ!!』

背中を鋭い爪で切り付けられた少女は顔を歪ませて
受け身も出来ずに無様に倒れてしまう。

天川 コウハ >  
「ええ、大した連携もないですしこのまま押し切りますか」

彼女は戦友はもう居ないと語る
それは長命であるがの定めだろうか。同僚の死神がいるコウハはまだ恵まれてるだろう
手榴弾の火力をあてにしてたがやはり持ち数は少ない。
手榴弾が尽きれば火力は落ちるもののこの数ならば残党。残党処理ならば通常兵器で対処できる。

「なっ…!」

そう思ってた矢先。
突如の奇襲。
コイツはこれまでの魔物とは格が違う。何かがやばい。
瞬時に重高に駆け寄る。勿論、それだと二人が無防備だ。だから死神の化身を召喚し紅い魔物に当てる

「大丈夫ですか?…不味いですねここは一旦撤退するしかなさそうですか」

重高のそばまで駈け寄れば怪我の具合を確認する。
見た感じではかなり重症だ。
普通の判断ならば即座に病院に行かせるがベストだろう。重高を背負おうとする。

死神の化身 >  
それはボロボロの黒布を羽織っただけの異形だった。
脚はなく浮いているだけの存在。
黒い布で顔を覆ったそれは端々で骨が見える。

所謂レイスと言われる亡霊系の魔物のようなもの。
これがコウハの化身だ。

「カァァ!」

化身はコウハと同じく鎌を携えそれを振るう。
主が介抱に向かっている以上足止めとして使役されるだろう

能守重高 > 言葉は少なめに頷いて射撃をし続けていた。
戦友は全て思い出の中に眠り、墓標は全て異世界か古い時代に置いてきたか。
種族はここでは語ることは少年のみに告げたことであり恐らく公開することはない。

手榴弾の乱発は、と苦言を言われたのもあり10個程度にしていたのが地味に痛い。足りないのだ。
お大概に死角のない五感による探知もしていたはずなのにまさかの奇襲をもろに受けた少女がやられた。

「ぐっ ま、。まさっ」

魔物じゃない何かが来たのか、声にならない状態で
彼がそばに来てくれた上に介抱してくれている。
痛みを堪え乍ら銃は少女の影の中へ沈んでなくなった。

病院へ。それが一番です。
ヒーリングは使えるけどそれどころではない。
背負わされる形で彼の背中に乗れば 呻くような声で『すみません』とだけ言葉を残して意識が落ちた。
必要最低限の二人一組による間引き任務は順調であったが

紅い魔物 > 死神の化身と対峙した赤い魔物は新たな敵に向かい
咆哮と尻尾による攻撃を繰り出すべく 地響きを伴い死神の化身に突進していく!

『ギャオォォォッッッ』

新たな敵はお前だと言わんばかりに赤い魔物は雑魚魔物の比ではない動きで死神の化身と戦い始めたのだった。

天川 コウハ >  
「くっ……戦闘不能一名、対して新手の戦力も未知数。危険ですね。」

状況を飲み込む。
時間は一瞬にも満たない刹那で状況を飲み込むことはできたが改めて確認すれば芳しくないという事が分かった。
一名は戦闘不能、しかも意識不明で重篤だ。
こんな状況で戦闘続行はできるだろうか?応えは否だ。

それに加えてコウハ自身も自己回復は兎も角、完全に自己完結した戦闘スタイルのせいか治癒など持ち合わせてはいなかった。
それでも簡単な血流操作魔法で止血処置はする。
ただし受けたダメージと失った血は戻らない。


「仕方ありません。この場は撤退をし、対策を練りましょうか。」

コウハは冷静だ。
いや、冷静でなければこの場では死ぬと感じたが故の行動だ。
自分一人死ぬのならばどうでもいい。
だが背中を預けた相手を死なせるのは断じて違う。

鎌を魔術で収納すれば重高の身体を抱える。
100㎏の得物を振り回しているのだ。この程度は軽々とそしてスピードも落ちない。
そうしてコウハは重高を抱えて一目散に逃げだす。
脚力に魂を使って速度を上げながら

死神の化身 >  
「……クルルル」

死神の化身はそこにあるかないか
曖昧だが確実に魔物を切り刻まんとする殺意を向ける。
その殺意がこの化身に注意を向けるきっかけになろう。

死神の化身は静謐だ。
だがただ静かというわけではなく轟音を響かせた紅いトカゲの突進もゆらり、と躱し、鎌で応戦。
明らかにパワーで劣っているし強固の鱗でそれを通す攻撃力もないだろう。

だが十分、二人を逃せる時間を稼げるのであれば

能守重高 > 彼に簡単な止血処置をされたことに気づくのは
意識が戻るその時まで気づけなかったしそれまで意識が落ちていたから記憶にない。

背中を抉られる傷は人であれば重傷レベルであった。
今の躰は人間をベースにしていたので服装と防御魔法をつけていたとしても紙装甲に変わりない。

任務としては失敗に近いが少なからず間引くことが出来た数と新たな脅威に関する報告で相殺されたと思え、
少女に対して何らかのペナルティはなかったらしいのが後日判明する。
彼が見捨てることなく病院に少女を連れ戻ったことに対する礼は後日したいし―は後日になると思える。

意識が落ちてから彼が逃げてここを去るまでは意識は決して戻らなかった。

紅い魔物 > 『グゥアアアア』

紅い魔物は咆哮と突進が避けられればすぐに向きを変えて
ずしんずしんと地響きを鳴らし再度尻尾や突進を繰り返して
隙あらば少女を切り裂いた爪による抉りを死神の化身に行う。

二人を気にすることなく去った後、
気づけば死神の化身も消えてしまえば興味がなくなったように
紅い魔物はその場にい続け、やがては荒野の奥へと消えていく。