2024/08/07 のログ
ナナ > 「そんな武術の達人みたいな事無理、目玉とその奥潰すのが一番手っ取り早いもん。」

体をいつも通りの華奢な少女に戻す、大きいサイズとはいえ所々穴が開いたTシャツとホットパンツ
やはりこの格好でよかったと自分の判断を褒める

「もの好きと言うかライフワークみたいなものね。
心臓…まぁ別にいいわ、ちょっと触らせてくれたら強度も分かるしね。
丸々隙に持ってって頂戴。

後のは半分残してくれるなら私は文句はないわ。大きさは十分だしお土産にも困らないし。」

それ以外にもどうせ全部は食べきれない
血でも鱗でも牙でも爪でも、求められれば半分は素直に渡す

「最初どこかの誰かのせいでボロボロにされかけたんだけど?
ま、もう治したし別に良いけどね!

さて…心臓切り取ったら適当に食べ始めようかな。」

そんな文句を言うけれど、特に責めるつもりはない
十分なリターンが得られたのでご機嫌なくらい

> 「そりゃ、あんな力技があるならそっちの方がはえーよ…。」

怪物から少女の姿に戻ったのを見れば、変身する異能か?と首を傾げる。そういうのは慣れているので驚きはしないが。

「どんなライフワークなんだそれ…お、サンキュー。…それ以外はどうすっかなぁ。」

心臓は丸ごと貰える…よし、これで食費がちょっと浮いた!
他に欲しいのは…うーむ、鱗とか牙とか爪も少しだけ貰っておこうかな。

少年が懐から小さな何かを取り出せば、軽く振るとたちまち大きな袋へと早変わり。収納系の魔道具だ。

「そうそう治ったなら問題ないって事で。あ、でもナナも心臓は食べて行っていいと思うぜ?」

竜の心臓って、魔力とか生命力詰まってるらしいからなぁ、とこちらも素直に話す。
独り占め出来たものを、トドメを刺した功労者の少女にもお裾分けする気らしい。

もしかしたら、体内に竜の魔力炉とかが出来て魔力アップとかも出来るかもしれんし。まぁ問題は味だけど。

ナナ > 「最初だってこれ狙ってたんだよ?と言うかこれしかないかなって。」

正面から殴り合えば今頃ミンチになって居た筈
一応は考えたうえでの特攻擬きだった

「強い生き物を食べるライフワーク、そう言う趣味なんだって思ってよ。
うわ、何それ便利。」

巨大化する袋に目が輝く
それが有ればいろいろと便利そう…

第二ラウンドと思いつつも一応共闘した仲間、今回は諦める

「そう?なら切り取る時にちょっと齧ろうかな。」

触って満足だったがそう言われるならもちろん頂く
恐らくは堅めの肉と言う以外他に収穫はなさそうだが、それでも物は試しである

「じゃ、まぁ解体なんだけど…その刀って抜けないの?刃物が有れば便利なんだけど。」

結局最後まで抜かれなかった刀四本のうち一つを指差す

> 「そりゃ悪かったな邪魔しちまって。でも、アレそのままやってたら零距離からドラゴンの旦那のカウンター喰らってたぞ。」

ドラゴンの旦那が”何か”やりそうなのを感じ取ったので思わず叫んだのだ。…まぁ、結果的に尻尾の薙ぎ払いを直撃させてしまったのでそこは反省です。

「へぇ…スラムで慣れてるつもりだったけど、中々変わったライフワーク持ちだなアンタ。
…ん?まぁ便利っちゃ便利だけど容量の限界はあるし、これはそこまで入らないぜ。安物だし。」

何か目を輝かせていたので、”予備”に持っていた袋…折り畳まれた布のようなそれをナナに放り投げるように渡そうと。

「ほい、あんまし容量ない安物だけどやるよ。共闘ありがとな、ってお礼代わり。」

そうやってあっさり進呈しつつケラケラ笑っていたが…

「いんや、抜く気は無いね。そもそも抜く気があったらこうはしないでしょ。」

と、刀の柄を見せる。どれも柄と鍔元が鎖で巻かれて抜けないようになっており。

「ま、つまらん俺の”拘り”とでも思ってくれよ。悪いが誰に言われようと頼まれて抜く気は無い――抜くのはあくまで俺がそうするべきと思った時だけだ。」

そこだけ笑顔のままで言い切った。脅されても殺されてもだ。この刀を抜く時は”自分で決める”。

ナナ > 「警戒はしてたも~ん、集中力が乱れたからあんな事になったんだから。」

そんな事は言いつつ結果オーライである
本当にカウンターで致命傷に至っていた可能性もある

「変わってるのは自覚してるけど正面から言われるとむかつく~
え、安物でこんなのあるの?」

放られた袋を受け取る
振ってみて大きくしたり、戻してみたり
何でこんな便利なものが安いのか、理解に苦しむ

「なら貰っとく、お土産つめこもっと♪」

爪や鱗等かさばりそうな物が手軽に持ち帰れてラッキー
今後はもっと大きなものの購入を目指すのも良いかも

「拘りねぇ、まぁ良いんじゃない?
ドラゴンの相手できるくらいなんだし抜かなくても強いなら別に。」

何かの縛りか条件か、拘りと言われれば個人の好きにすればいい
無理やり刀を抜かせるつもりもない、あれば便利。ただそれだけ

鉤爪を再現すれば刃物の様に斬れなくても引き裂く事は出来る
この後は少し血なまぐさい解体と、ナナの生食宴会が開かれるだろう
ドラゴンの生食に青年が興味を出せば試させはするがその後の胃腸は自己責任

> 「へいへい、ナナはくっそ強いだろうから余計なお世話だって事ね…。」

尻尾直撃させてしまった負い目もあるので、苦笑気味にそう答えて肩を竦めた。

「むかつかれるだけマシだなぁ。本当に気に入らないなら無関心になるっしょ。
んー、表で流通はあんましてないぞ。あくまで落第街とかそういう裏側で。」

勿論、当たり外れも実は結構ある。少年が持っていたそれは、容量は少ないが”当たり”の部類だ。

「お土産ねぇ…いや、まぁお土産にはなるか一応。」

少年も、鱗とか爪とか牙は自分の蓄えにするつもりであるし、いざとなったら売ります。

「いやいや、二度としたくねぇし俺は三流剣士でそこまで強くねーっての。
そもそも囮とか頑張っただけで仕留めたのナナだろ。」

ちなみに、心臓はお裾分けしつつ焼いて食べたが…血抜きをし損ねたので少し後悔。あと固かった。
生食については、少しチャレンジしたが…後日胃腸を下す羽目になったとか。

ちなみに、生食宴会は一応最後まで見ていたらしい。ともあれ、そんなこんなでまさかの”竜殺し”達成であった。

ご案内:「転移荒野」からナナさんが去りました。
ご案内:「転移荒野」からさんが去りました。