2024/08/20 のログ
■能守重高 > 「…え?」
唐突にやらかしていた少女。彼女に止めら…る前に箱が空いてしまった。
何もなかった 結果的に良かった。何があったとしても種族特性上硬いので多分平気だからやれたことだった。
ものすっごく心臓に悪いことを見せてしまって後で反省しよう。
「ん。小さい指輪あった」
彼女が箱から取り出したのをよいせと立ち上がり後ろからのぞき込むように見た。
鈍い銀色は布か研磨剤が入っていない歯磨き粉で塗って磨けば元に戻りそうな汚れ具合。
文字が細かくて読めそうにない。マジックアイテムか鑑定魔法は使えないから見ただけで。
「文字が読めそうにない。何語かなぁ」
マイナスドライバーを収納倉庫に戻しながら 今日はここで(お宝部屋)寝泊りかなぁ。
そう思いながら 結界石を四隅に置いて泊まる準備をし始めた―
ご案内:「転移荒野 深淵迷宮」から能守重高さんが去りました。
■アーヴァリティ > 「ん~~~?ボクも知らない言語だ。
っていっても常用語もよく分からないけどね」
冒険者の使ってる言葉を聞いたりしたぐらいだから文字はあんまり知らない。
もしかしたら意外と常用語かもしれない。
「この辺で一旦ねよっか!」
そんなに力にはなれなさそうだけど、お泊りのお手伝い。
それほど眠気や疲労を感じないのはこの肉体のせいかな?
まあファラの方は真っ当に生き物だし休息は必要だよね。
ボクも一緒に休んでおこうかな。
ご案内:「転移荒野 深淵迷宮」からアーヴァリティさんが去りました。
ご案内:「転移荒野 深淵迷宮」に能守重高さんが現れました。
ご案内:「転移荒野 深淵迷宮」にアーヴァリティさんが現れました。
■能守重高 > 転移荒野 深淵迷宮二日目。
午前中はひたすら地下を進むことにして、取れそうな宝箱を取るなりして、
午後の今は地下中層位にたどり着いた頃合い。服装や武器に多少消耗や破損して
使えなくなったりトラブルがついたが、予備の武器もあるし回復薬も惜しげもなく投入したりして進む二人連れ。
「そろそろ銃そのものが怪しいんだけど」
サブマシンガンをじと見落として、何か違う武器に切り替えるべきかを考えながら、
徐に構えると壁をすり抜けてきた悪霊を蜂の巣に撃ち込んで壁のもみゅめんとに仕立てた。
■アーヴァリティ > 「精密機械だもんね。何か別の武器とかある?」
それなりに階層も深まってきて、余裕は無くなってきている。
切羽詰まっているというほどじゃないけど、敵の気配とか音とか匂いとかそういうのをすごく気にしちゃう。
ファラの武器は精密なものだし、ちゃんとした手入れなしで使い続けるのは危険。
強力なのは違いないけど、温存してもらった方がよかったかも?前衛はボクがいるしね。
「そういえば弓を使うみたいなこと言ってなかったっけ。
弓なら音も出ないし、持ってきてるなら使ってみたら?」
背後から飛んできた雷の魔法を見ないで魔術の壁で防ぐ。
溢れた雷でちょっとピリピリする。
ここは悪魔とか悪霊みたいななまじ知恵のあるやつらが多いからこういうのもちょくちょく飛んでくる。
全部防ぐけど、これのおかげで警戒が解けない。出てきてくれたら捻りつぶしてあげるのに。
■能守重高 > 「泥水とか湿気に強い銃持ってきたんだけど、他、他ねえ」
自分の切り傷から出た飛沫痕や打撲の跡が若干残るけど余裕は失われつつある。
聴覚や嗅覚は一寸だけ人より鋭いけど本来の彼女と比べたら雲泥の差。
後方支援で普段狙撃銃や対物ライフルで長距離狙撃を担うのでこう前線に出て戦うことが稀。
サブマシンガンなんて余程の事…冒険を希望したのがこの身なので今更弱音はつきません。
SGのトリガーを引こうとして引っかかった。ついに故障した。
(ついにこれもダメになった。むねん)
「うん、あるよ。古い弓はここだと引っ掛かりそうだから、
これでいいかなあ。コンパウンドボウ~と矢筒」
あ、彼女が飛んできた雷魔法を防いでくれたおかげで
故障したSGと入れ替えにとある姿の時に使っているコンパウンドボウと矢の入った筒を取り出して装備した。
知恵のある悪魔と悪霊って予想がつかない事を仕掛けてくるので油断もない。
「鏃に魔力を込めると、ちっちゃな爆弾になるけど使えるかな?」
何本か魔力を込めると当たった瞬間に魔法が発動する仕込み矢が入っていた。
■アーヴァリティ > 「おー。強そうな弓だ」
かっこいい。凄いおバカな感想しか出てこなくて自分で面白いと思っちゃった。
それは兎も角、武器があるならよかった。代わりの武器がないなら撤退も視野に入れるところだった。
戦力もだし、ボク一人でファラに何かあった時に対応出来る気がしない。
「使えるんじゃないかな。壁も天井も凄い硬いし、崩れたりはしないと思う
撃つ時は言ってくれたら至近距離でも自衛するよ」
道中何かと壁とか天井とか、ぶつけたり撃ったり斬ったりしたけど、傷がつくぐらいで崩れるような事は無かった。
見た目通り凄い丈夫みたいだし、爆弾の一つや二つで何か起きたりはしなさそう。
ボクの近くに撃ち込まれても、パッと防御出来るし大丈夫。
と、いうかここでの遭遇戦で随分と魔術の使い方に馴染んできた。
昔みたいな巨体での戦いじゃなくて人間サイズの戦い方にね。
「お、ちょうどいいエモノが来たよ。あれに撃ち込んでみたら?」
前の方の左右の壁が上にスライドして、そこから悪魔がぞろぞろ出てくる。
殆どは青白い肌と異様に細い手足と鋭い爪と長い顔の悪魔。
だけど一体だけ真っ黒の翼が生えたフォルムだけなら人間に近い奴がいる。頭全部が一つの目って言う異形だけど。
道中で使えるようになったテクニック、両腕を3本に裂いて更に伸ばして戦闘準備。
この裂いた触手それぞれで動かせる。凄い便利。
■能守重高 > 「現時点で調整済んでいる弓矢ってこれしかないの。
もっと強い弓はまだなぁーんも弦も張っていないし、ゆるっゆる」
その辺の弓矢より引く力は半分、威力は倍とかいうまだまだ歴史は浅い弓の一つで、
日本では化合弓とかで知られているらしいけど、腕力がないと辛い武器でもある。
相変わらず中衛から後方支援になった変わらない立ち位置。
「ん。りょーかい。ぽんって破裂するくらいなんだよ。
至近距離で撃ったらそれは大変、相打ちになっちゃうよ」
今までの道中 トラップを踏んだら石が転がってきたり、壁が迫ってきたり、
壁から槍がにゅっと出てきたり、色々とあったけど二人でどうにかしてきました。
本当の姿には決してなれないので魔法の使い方に難があるけど、
人サイズでの銃火器に慣れ過ぎて弓は久方振りの運用。不安だあ。
「ひぇ。ん、じゃあ引くよ!」
悪魔がぞろぞろ団体様いらっしゃーい。
青白い肌に細い手足に鋭い爪と長い顔のいかにも悪魔といういでたち。
なんていうかあそこまであからさまの悪魔を見たのは異世界以来。
矢筒から鏃が鋭めの征矢を取り出すときりきりと僅かに弓の弦を引く音がしたかと思うと、
きゅーんとほんのわずかに空気を切り裂く音がしたと思う一瞬の間をおいて
目ん玉一つのヤバい悪魔の目に付き刺さる様に放った!
矢を放った後分裂するような威力はまだ放てそうにない。ただ当てる攻撃は覚えているそんな具合。
■アーヴァリティ > 「いろんな弓矢があるんだね
ボクも勉強してみようかな、弓矢」
魔術で形だけ似せた弓矢を作ってみる。
形だけはそっくりだけど、細部はごちゃごちゃで勿論つかえない。
弦を弾いてみるとみょいーんって伸びた。
「大丈夫大丈夫。ボクなら防げるから」
多分。
自信はあるけど。
「大当たり!流石だね!」
とどめだ!切り裂いてや―
■1つ目の悪魔 > 「―――――――――――!!!!!!」
矢を喰らって仰け反っていた悪魔が数秒開けて変わらない姿勢で奇妙な悲鳴を上げる。
耳ではなく精神に直接響く奇怪な絶叫はビリビリと空気も震わせ、通ってきた道と奥の道の更に奥まで響いていく。
周囲の細身の悪魔達もその悲鳴の影響を受けたようで長い両耳を必死で抑えているが、意味は無さそうだ。
一つ目の悪魔の絶叫は収まらない。そして、来た道の奥から微かに足音のような鈍い音と振動が響き始める。
その振動の発生源はまだ視認できないが、それは明らかに尋常ではない重量のものであると分かるだろう。
一つ目の悪魔は依然として叫び続けているが、他の行動をとろうとする気配はない。
更に言うならば、立ち続ける姿勢は崩れ落ちそうに不安定になっており、最後の力を振り絞っていることも分かるだろう。
■アーヴァリティ > 「あああぁっ!!うっるさい!!!!!!」
反射的に耳を塞いだけど!うるさいいいいい!!!
まだ聞こえる!!!!
「このっ!!!!くたばれぇ!!!!」
右腕の触手。3本に裂けたそれぞれに刃物を実体化させて一つ目の悪魔の頭部を切り裂く!
眼球の三枚おろしからは流石に悲鳴は出ないみたい!!良かった!!!
「お前らもだ!この!この!」
悲鳴へのイライラに任せて両腕を振り回して他の悪魔も切り裂く。
絶叫で力が抜けたらしい悪魔どもは動かない!恰好のエモノだ!
「この!この!!」
興奮のままに切り裂く。起き上がらないように!!!
■能守重高 > 「鏑矢とか日本歴史学で習うかも。」
「ああ、素早くは打てないけどクロスボウっていう威力の強い弓矢もあるよ、でもあれ弓矢かな…?」
矢を放った後 すんでの間交わした会話。
当たった後が割と大変な事になってしまうまであとコンマ数秒。
首を傾げて弓道ではあるまいし弓術の要領で手慣れた様子で筒化や次の矢を引き抜くと構える。
「わっ ぴぇ!!!!!」
騒音にもろにダメージを負い鼓膜に異常が出掛けない感覚に陥った。
悲鳴に耳をちょっとやられて頭がぐわんぐわんする中 意識をどうにか保つことに成功し、
鏃に魔力を込めた特製の矢に切り替えてそれをおもいっきり放つ!
放った後矢が分裂し弧を描いて幾つかの悪魔や悲鳴を上げ続けている悪魔目掛けて爆裂するまですぐそこ!
「あああ、みみがあああ 爆裂放つよ!!!」
最も放った後耳栓とかなくて何を詰めようか視線が泳いでいたけど。
■アーヴァリティ > 「あああああ?!わかったああ」
両腕を振り回していたところで爆裂予告!?
慌てて壁を貼って更に両腕で身を守る!
だけど、慌てて貼った壁は微妙に変な方向に貼ってたみたいで―
なんなら分裂までした矢の爆裂は半分ぐらいしか防げなかった。
一部はまともにヒットして、細切れになった悪魔だったものを散らかしながら盛大に爆ぜる!
一つ一つはそこまででも、多方面から一斉に食らった事で、左前方から背中にかけて爆風がクリーンヒット!
「―――――――――ッ!!」
爆裂で抉れたり裂けたりする鋭かったり鈍かったりする痛み!!
滅茶苦茶痛いって程じゃないけど、結構痛い!!
顔を顰めながら道の奥に吹っ飛んでいって、腕をついて起き上がろうとする。
「ひだりっ腕がっ」
起き上がろうとしてガクっと崩れた所で左腕の触手が半分ぐらい消し飛んだことに気づく。
再生するとはいえ大ダメージだ。右腕とか左腕の残った部分でふらふらしながらも起き上がる。
左側の視界があやふやだ。目もダメージ受けたかな。
「ファラッ!大丈夫?!
――――――――ああああ?!」
立ち上がってファラの方を見ると来た道から道を埋め尽くす全身真っ赤の悪魔が迫っている!!!
数えきれないほどの目がこの距離からでも分るし、走るぐらいの速度で迫ってる!!
「に、逃げるよ!!!ほら!!!掴まって!!!」
右腕の触手をファラの方に伸ばす。
逃げないと!轢かれる!!
■能守重高 > 少女は耳をやられて三半規管がおかしいことになっている。
なんか彼女の声が二重に聞こえる始末なんだ、多分鼓膜はやられた。
そして爆裂矢は本来 遠距離の安全な場所から放つ攻撃矢なのに距離が短めの場所で放った。
つまり射手の少女は無論爆風に吹っ飛んでいくし、弓矢はまだ健在でも
ゴロゴロと転がった先が四方八方悪魔が迫ってくるし。
詰んでた。
(ああああああああ あれ? ぎゃあああああ悪魔だあああ)
彼女の方を素早く見たら 爆裂のダメージをほぼ受けた酷いことに巻き込んで
後で叱られることこの上ない満身創痍の彼女の状態がヒドイ。
弓矢を慌てて収納して身軽になると、爆風に吹っ飛んで薄汚れた少女は差し出される彼女の右の触手を掴む!
(逃げるんだね りょうかい!)
早く逃げなきゃ!武器らしい武器がもうなくてとんずらする勢いで彼女に引っ張られるのか分からないけど
走って 奔って 疾って! 早く地上に逃げなければ!恥も何もかも殴り捨てて。
■アーヴァリティ > 「どっちどっちどっち!どっちだあああああ!!!」
ファラが触手を掴んだら半ば無理やり引っ張って走りだす!
全力疾走!バイクよりも速く!!!!
角はとりあえず左をに!!!
十秒ぐらいで慌てて再生させた細い左腕にファラを引っ張り乗せて抱き上げて走る!!
両脇の壁がすさまじい勢いで過ぎていく。本当にバイクぐらいの速度で走ってるかも。
後を見る余裕はないけどまだ足音と振動は伝わってきてる!!
出来れば地上に出たいけど!!!戻れないし!!!
「もっともっともっと!!!」
必死で走るけど、まだ引き離せていない!!
速度が足りない!!
昔の力が欲しい!!!
そう思ったら、なんだか速くなった気がする!!!
走れーーーー!
実際少女は加速していた。そして、肉体は更に大きくなり2m程に。
そして、触手も黒から白へと近づいて行っている。そして、左腕もぐんぐん再生し最初より太く…
「あった!!!!階段だ!!!!」
見つけたのは下階への階段。
上じゃないけど、一先ず階層をまたげば後のやつらはもうついてこない!!!!
飛び込めええええ!!!
「おりゃあああああああ!」
階段をかけおりて下階に飛び込む!!
言葉通り身を投げ出す!ファラを抱きかかえて、背中から下階層にダイブ!!!
ズザーッと滑って、一個下の階に着いた。
悪魔は…もうついてきてないみたい。
■能守重高 > 触手を掴んだら走るというか浮いています。
自身が走るより彼女の移動速度が尋常じゃないレベルで早いんです。
乗ってきたバイクは地上に置いてきましたよ、体が浮いたまま触手を掴んでいるので
浮いたまま浮遊を楽しむ間もなく左右上下よく揺れて…顔色がだんだん悪くなってきた。
三半規管やられたまま治療も出来ず揺さぶられ続けて気持ちが…
(あああああああああああ 吐きそう 止まったら吐くわこれ)
あと地上じゃない 逆に今いるのは中層。更に地下を潜る場合
中下層とか下層とかのエリアじゃないあああああ ヤバい!!
引き離せていそうで引き離していない悪魔のあの大群が地響き轟かして追ってきている!
(ん?あれえ? アーヴァが大きくなっているような?)
(走れというか 私は浮いてますわ)
地に足がついてない、つかせてくれない彼女が出している逃げる速度。
抱え持たれた感じに階段を上がるのではなく一つ下の階層にダイブ!
悪魔はいないけど…ぐわんぐわんで頭の上に小さくダンスを踊って
いるヒヨコが躍っているような幻覚が見えてきた。
「あと、放して吐きそうっっ」
■アーヴァリティ > 「あっごめん!だいじょうぶ?」
大分無理やり引っ張っちゃったし、かなり荒っぽい走り方をした。
大丈夫かな。腕とか千切れかけてたりしないかな?
まずは床に優しく横向きに放して立ち上がる。
それで、怪我がないか確認を…あれ、左目も治ってる。
というか視線が高い。本来の視線に近づいている。
「一個下まで来ちゃった。」
敵が来ないか、周囲を確認。
入り口だからか気配なし視線なし。
一先ずは安心できそうだけど。
ファラが吐き終わるまで周囲を警戒。
■能守重高 > 彼女に横抱きにされる形で解放された後、ごろりと彼女に背を向けて
きらきらと虹色の何かを吐きましたそれはもう午前中におやつで食べたものや水とかね。
一頻り吐き終えた後ぐでっとする前に床にあっただろう砂を上からかけて
吐いた虹色が飛沫しないようにするだけの意識はあった模様。
(うげげげげげ…)
あれ、喉もやられたのか?口から声が出てこなくなってる。
喉をさすっても傷らしいものは触った感覚的にない。何かしら埃とか吸ったかな?
口の汚れを袖で拭ってから、
口パクで彼女を見上げることになるけど体を起こします。
『そ、そうみたい。』
んん、と小さく咳んでから声を出そうと試行錯誤…。
■アーヴァリティ > 「あれ、喋れない?落ち着いて、お水飲んで」
吐き終わったみたいで、何か言おうとしてるけど分からない。
とりあえず水を飲むことを提案しつつ、何かボクにも出来ないかなって考える。
うん、思いつかない。
「ここから、どうしよっか。」
さっきまでよりも随分と冷静に思考出来る。
興奮とか、薄れている。
とりあえず出来ることは三つぐらい?
帰るべく折り返す。一度休憩して判断を先延ばし。先に進むの三つ。
と、言っても今日が三泊四日の二日目であることを考えれば引き返すのが丁度いい気がする。
うーん、と頭をひねる。
■能守重高 > 『うん。飲むね』
なんというかまだ食糧はある。未開封のペットを取り出すと封を切りのどを潤し始めた。
んん、と咳き込みをしたり痰を出したりと繰り返す事数回。
声が戻ってきたようあった。
「ん、んんん。声が戻ったヨ」
「もう引き返そう、色々と課題があり過ぎて帰りたい」
選択肢を与えられたが先に進むことは困難になっている。
次に休憩して先伸ばし?伸ばしてもどのみち今日が中日である。
もう最初から二択だった、帰るべく引き返す 以上。
■アーヴァリティ > 「わかった。それじゃあ引き返そっか」
無事喋れるようになったみたい。
帰るって判断も賛成。ボクは兎も角、ファラの状態が不安だ。
肉体もだけど、精神が。
「とりあえず一回ちょっと見て来る。
さっきの悪魔達がまだいないとも限らないから」
階層をまたいだ影響か分からないけど、気配の一切が遮断されてる。
直接視認するしかなさそう。
引き留められたりしなければ一度階層を戻って確認してすぐに戻る。
上階の悪魔達はもういない。二人が下階に逃げ込んだのを確認して壁の中に入り込んだり、方々に散っていった。まだ近くにいるかもしれないが、静かにすれば見つからないだろう。
■能守重高 > 人か亜人か分からないが人型の体で今後過ごす事となっている少女としては
かつての敵なしのつよつよぼでぃとは雲泥の差の体と精神なので、
魂は強くても肉体がちょっとやそっとの防御力、せめてこの先の道は
そこそこ経験と勘が戻ってきてからでも遅くはあるまい。
「わかった。まってる。靴履きなおすね…足音も静かにしなきゃあ…」
今だと心もとない狙撃手から射手になってレベルダウンした何かでしかない。
彼女が偵察しに行き戻るまでの間、音を立てそうなものを外して高下駄は…
下駄音が響くから地下足袋を出して履きなおしていた所。
これで身支度完了、と彼女が戻ってきたような。
■アーヴァリティ > 「お待たせ。いなかったよ。
気配はちらほらあったけど、たぶん気づいてない。
静かにすれば見つからないと思う」
無事戻って報告。
散った気配も遠ざかっていたし、あの赤いやばいのはもういないみたい。
「歩けそう?その前に治療だけしてく?」
少し心配だ。辛そうなら、抱っこして運んでいってもいい。
ボクは結構すぐ再生するけど、ファラはボク程ではなさそうだし。
実際ボクの傷はすっかり塞がった。
爆裂を喰らう前よりも健康なぐらい。
■能守重高 > 「おかえり。よかった。
じゃあとっとと帰らなきゃあ、ね。
気づかれないうちに静かに帰ろう」
彼女が帰ってきた。報告を受けて一先ず危機は脱したらしい。
気配は近くにはいないらしいし、ヤバいのはいないらしい。
「歩けるよ、地上に出るまでは戦闘行為をしなきゃあ行ける行ける。
回復薬飲んでも薬は無理くりだしねえ…この体は普通だし。
かえろっか。静かに」
どうしてもだめそうだったら抱っこしてもらう。
ぐびっと持っていた回復薬を飲み干したが気持ち小さな傷が治っただけ鼓膜はたぶん治ったと思う。
他の打ち身や切り傷などは残ったまま。彼女と一緒に来た道を戻る形で戻るべく階段を上がり始めたい。
■アーヴァリティ > 「わかった。それじゃボクが前を行くから出来るだけくっついてついてきてね
もし戦いになったら、その時はボクが前に出るよ」
隠密行動はそれほど得意じゃない。
ファラは得意そう。ボクも練習しないと。
出来るだけ足音とかを立てないように、意識を張りながら階段を上がっていく。
冒険者の背後をとる感覚を思い出しながら、殺気や気配を可能な限り消していく。
やっぱりそれほど得意ではないけど、近づかれない限りはバレないかな。
音だけ立てない様にしないとね。
迷宮探索は帰るまで。最後まで気を抜かないように帰ろう。
ご案内:「転移荒野 深淵迷宮」から能守重高さんが去りました。
ご案内:「転移荒野 深淵迷宮」からアーヴァリティさんが去りました。