2024/09/18 のログ
ご案内:「転移荒野/月の湖」にセレネさんが現れました。
セレネ > 今宵は満月。中秋の名月。
転移荒野にあるお気に入りの場所に降り立つ人影は、
背に生えている双翼と同じ色の淡い羽根を舞い散らしながら
湖の上に降り立った。

『良い月ね』

くるり、上機嫌に回っては。
少しの間の月光浴。

セレネ > 『~~~♪』

何処の国か。最早世界も違うかもしれない曲の鼻歌を歌いながら
ひらり、ふらり、ふわり、水面に波紋を広げていく。
一つ。二つ。三つ。

『あまり長居すると心配されるかしら…』

思い浮かぶのは黄緑髪の彼のこと。
あのヒト、ああ見えて意外と心配性だし。
もしかしたらひっそり何処かで見守ってそうなくらいの過保護だ
というのは知っている。

優しいヒトですからね、彼は。
デリカシーの無さはずっと課題ですけれど。

セレネ > ぐ、と文字通り羽根を伸ばして身体も伸び。
ふるりと揺れた胸元はいつもより重たく感じた。
もしかしてまた……?

今は、そう。考えない様にしよう。
思い直すと、もう数時間程度ゆっくりしてから
バサリ、翼をはためかせ場を後にした。
水面に浮ぶ羽根は、陽が昇れば全て消える。

湖にはまた静寂が戻るのだ。

ご案内:「転移荒野/月の湖」からセレネさんが去りました。