未開拓地区に存在する小高い連山の総称である。
古くから常世島に存在する連山であり、その名の由来はヤマトタケルが大和を偲んだ歌から来ている。
古代から祭祀の場であったらしく、祭祀の遺構が数多く見つかっている。
世界の変容後、一種の異界となったらしく、神話上の存在などが山の中に潜んでいるなどのうわさも存在する。
入山は自由であるが、整備されているわけではないので注意が必要である。

選択した場所に入室します。

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参加者(0):ROM(1)
Time:08:09:50 更新


ご案内:「青垣山 廃神社」からクロメさんが去りました。 (01/02-23:51:50)
ご案内:「青垣山 廃神社」から橘壱さんが去りました。 (01/02-23:51:42)
クロメ >  
「褒めるところがあるか?」

今度は冷たく言い放つ。
しかし、底冷えはない。ただ、温度が低い。
いくら冷たくしても無駄だ。
といっても温かくする理由もない。

「……臭いな」

手をパタパタと振る
まるで本当に匂いが漂っている、とでもいいたげに。

「祈っても無駄だろう。
 せいぜい、気張れ、というだけだ」

無事を祈っても、という言葉
それこそ、そんなものを神に祈ったところで……と思う。
しかし、本人に祈ったところでもっと意味がない。
なんとかしろ、と丸投げするだけだ。

「……そうだな。」

ちらり、と荒れ果てた社をみる。
ここは一体、どれだけの人が祈ってきたのだろうか。

「来年……か。
 どうなることか。」

もし、アレが成るなら……いや、今は考えても仕方がない

「……行くか」

そうして、帰路につく
(01/02-23:44:09)
橘壱 >  
わかっている。それこそ闘争を生き甲斐としている以上、
何かの拍子に自分はただの殺戮者に成り下がる可能性だってある。
だからこそ、信じなければいけない。自分の可能性を。
自分の善意を、人の善意を。

「そういう台詞って僕が言う側じゃあ……。
 まぁ、別に放任するってことはないだろうけどさ」

無責任なことはしない。
仕事でなくても、そうすることはない。

「そこまで言う!?酷いなぁ……もっと褒め言葉とかないの???」

棘があるのは相変わらずだが、直球言われるとクる。
おかしいな、愛してくれてる女性は一人くらいいるのに。
トホホ、流石にちょっと肩を落とす。

「──────いや、あるよ」

ふ、と笑みを浮かべて淀み無く答えた。

「けど、今のキミに祈ることは出来ないからね。
 だから、"今は"言わないさ。それに、全く酷いな。
 これから長い(短い)付き合いになるかも知れないのに、無事位祈ってくれてもいいのにね」

此処に祈りの言葉はある。
そういうように、自らの胸元をトントン、と指先で小突いた。
但し今は何も言えない。もし言えるときがあるなら、その時だ。
それこそ、初めの時と比べれば随分と会話もはずんだ。
なんだか、それがおかしくてふふ、と吹き出した。

「じゃあ、義理は果たしたし帰ろうか。
 また来年も来れるといいけどね、お互い」
(01/02-23:28:40)
クロメ >  
「……なら、言うべきことはない」

人は度し難い。
何処にでも悪意はあり、悪意の芽はなにかのきっかけで巨大に芽吹くことがある。
なんであろうと、その可能性は潜んでいる。
……たとえ、自分自身であろうと、信じられるものではない

それでも信じるというのなら、好きにすればいい
いくらでも打ちのめされればいい
  のように

「放任だ」

度し難い人間を心配したところで無駄だ。
心配などしてはいない。
投げ捨てただけにすぎない、とそういった。

「……」

僕に、などという軽口に、軽く顔を眺める。

「益ではなく、厄がつきそうだな。
 そういう空気だ」

そう言い捨てた

「参じただけで十分だろう。神に対する義理くらいは果たしたのではないか?
 私は、何にも祈る言葉は持ち合わせていないからな。
 それは、お前もだろうが。」
(01/02-23:15:15)
橘壱 >  
その善意を持つ人間が、するんだろう
 ……知ってるよ。僕が今、何処の委員会にいるか忘れたのかい?」

そう、例えどんな人間でも小さな悪意を持っている。
悪意、という意味なら小さい頃身近で感じてもいた。
そして、親としての最低限の"善意"も。
只々盲目的という訳じゃない。そう、だからこそ─────……。

「だから僕は、信じるさ。
 自分の選択と、自分が信じたものを。
 例え、裏切られたとしてもね。後悔はしないよ」

それこそ真っ直ぐに、何処までも高く羽ばたいて見せる。
その時暗い気持ちに陥ったとしても、羽ばたくことを止めはしない。

「もしかして、"心配"してくれたのかい?クロメ」

「後悔なんて、後からでも出来るさ。
 ……そう言えば結局、お参りしてないなぁ。
 どうする?キミも、僕にでも"祈って"くれるかい?」

なんて、からかうように言ってやった。
(01/02-23:01:31)
クロメ >  
「その"善意"を持つ人間が……
 いや……信じるなら、好きにしろ」

小さく息をつく
どうせこの頑固者は、それを信じるのだろう
それが裏切られたとしたら――

そのときに、男が考えることだ
それでも信じ抜くのか、それとも――

「……言っても聞かないようだな」

何かを想起する。
そういうものこそが……いや、考えるまい。

「後悔しても、私の責ではない」

あえて言うことでもなかったが、口にした
何事も、自分が背負うしかない。
……背負うしか、ないのだから。
(01/02-22:46:36)
橘壱 >  
「……それは、否定しないよ」

自分のこの戦いへの欲求だって欲望だ。
高みを目指すということは、飽くなき欲望だ。
一介の人間だからこそ、身に沁みてわかっている。

「けれど、何時だって始まりは"善意"だって、僕は信じてる」

過去のことを全て見透かすことなど出来やしない。
全ての事象を理解できるほど超越的な存在でもない。
ただ、そうであったように、きっと物事の始まりは、善意だと信じてる。
それこそきっと、彼女の近いにいた人も、
或いは最初に"祈り"を捧げた人も、もしかしたら───────……。

「失敬だな、そういうのじゃないよ。
 まぁ、イケメンって程じゃないけどさ」

整ってはいる、気はする。
全くと、困ったような表情を浮かべて今度は軽く頬をつついてやった。

「イヤだね、"僕の勝手"だ。
 それに、いいことなら充分あるさ」

今がそうで、あるように。
(01/02-22:33:17)
クロメ >  
「……人の想いは。欲は、きりが無い」

ぽつり、と零す。
温度の感じられない、奇妙な声だった。

「只人のまま、足掻がいい」

「言葉通りだ。気色の悪い笑いだ。
 番ってから、余計か?」

ワシャワシャと撫でられながら、冷えた声でいう
皮肉なのか冗談なのか。その声の調子からは読み取りづらい。
手については、意にも介してないのかそのままにさせて

「忘れろ。いいことはない」

男の言葉。"忘れてやらない"
それに心底面倒そうに、応えるのであった。
(01/02-22:20:22)
橘壱 >  
「そう、ただの人間さ。
 地球生まれの、地球育ち。
 異能も無ければ、水の上を走ったり、空も飛べない。
 多分、何処まで行ってもきっと変わらない、とは思う」

何が起こるかわからない世界だ、絶対はない。
ただ、神秘が当たり前の世界で少年は神秘に愛されなかった。
何の適性も持ち得なかったが、唯一の取り柄がある。

「だからこそ、足掻いてるのさ。
 足掻いて、足掻いて、(そら)を羽ばたいてる。
 その生き方だけはずっと変わってないよ。今も、昔もね」

諦めない、前に進む力。それでも言い続ける、意志の強さ。
それを補強する鋼と、少年の意思。
人間性は変わっても、それだけは変わりはしない。
軽く手をヒラヒラさせると、徐ろに少女の頭上に乗せた。

「胡散臭いってなんだよ、こう見えて嘘は吐けない方だよ」

ワシャワシャと髪が乱れる位撫で回してやろう。
せめてもの"仕返し"ってやつだ。

「……全く、キミも大概頑固者だろうに。
 まぁ、でも、そうだな。そう、僕の寿命は多分人間一人分だ。
 キミに比べればそれこそ一瞬の時間かも知れないけれど、敢えて言うさ」

僕は、キミの事を忘れてやらない

それだけは、伝えておこう。
(01/02-22:02:25)
クロメ >  
「……ただの人間、だな」

失笑する男に、呟く
ひどく、平坦な声だった。
冷たくも、温かくもなく。
ただただ、平らな。

「小賢しい割に、わからない男だな。
 それなら、それでいい。」

小さく、本当に小さくだけ肩を竦める。
解への道は示した。

解けないのは本人の資質か……さもなければ視野の問題か。
解かれないのなら、それでもいい。
解かせたいわけではないのだから。

「それに。
 ……いずれ、わかることもあるやもしれない。」

少しだけ、あらぬ何処かを見ているようであった。
この先の、いずれだろうか。

「お前か?
 胡散臭い笑い、頑固者、意気がり。
 実に度し難い。」

淡々と、感情を交えずに口にする。
実に散々であった。

「そして、お節介でもある。
 度し難い、が。それくらいは認めてもいい」
(01/02-21:38:06)
橘壱 >  
当然、アリもしないものに帰って来るはずもなかった。
全く、我ながら藁にも縋る思いというか、
普段やらないことをやるべきじゃないな。

「……ハッ」

思わず、失笑。
ゆるりと立ち上がり、トランクを蹴り上げキャッチする。

「いや、わかってる。
 流石にちょっと必死過ぎたな。
 やりもしないことを曲げようとしたけど、ノーカンかな」

だって本当にいなかったんだし、仕方ない。
やれやれ、と困ったかのように頬を掻いて少女に向き直る。
そして、思わず肩を竦めた。

「難しい事ばかり言うな、キミは。
 いや、いいんだ。困難な方が燃える性質だしな。
 それにキミは何時も突っぱねてばかりだけど、
 進展してるのはわかるしね。どう?少しは信用できるかい?僕は」

寧ろ、自分からそういったのだ。
それだけでも寧ろ今は充分なくらいだ。
たまには少しばかり調子に乗ったように、はにかんだ。
(01/02-21:18:19)
クロメ >
 
世の中は変わる。変わらないものもある。
だが、すべてがそうではない。
そんなことは自明である。
しかし

「……そんなものは」

自分が一番よくわかっている。
そうは、言わなかった。
言うわけには、いかない。

「………」

本殿であったであろう場所に向き合おうとする男。
目を閉じて、おそらくは見えもしない"何か"に問いかけているのであろう様子を黙ってみる。

「言葉通りだけと思うな。
 ……小賢しい頭で、考えろ。
 神を考えろ」
 
小さな吐息を吐く

「……今は、お前にはそこまでしか言わん」
(01/02-20:58:52)
橘壱 >  
「……確かに変わらないものもある。 
 だけど、全部がそうじゃないし、世代が変われば比率も変わるさ。
 勿論、その結果失われるものもあるのは、わかるけどね」

忘れ去られ、風化していく。
今まさにこの土地がそうだった。
くだらないというのはきっと、何よりも思うことがあるはずなんだ。

「…………」

じ、と見据えたまま視線を外さない。
根比べなら負ける気はしない。石の上にも何万年だっていてやる。
ただ、埒が明かないのは事実だ。
はぐらかすための冗談か。或いは本気で言っているのか。

「(既にいない(ヒト)のはずだが……、……。
 ……"困った時の、神頼み"、か。まさか、ね……)」

トランクの底を押し、地面に置いた。
そして軽く本殿の方へと向き直った。
荒れ果て、朽ちて、疾うの昔に信奉は失われた。
此処に訪れるの者もほとんどいない、忘れ去られた未開拓地。

「───────……。」

静かに目を閉じ、事問うた。
いるかもわからない(ヒト)に、彼女の在りようを。
何も起きなければ、それこそ"サムズダウン"で上等だ。
(01/02-20:47:55)
クロメ >
「くだらない」

実に、くだらない。そう吐き捨てた。
笑顔。そんなものは、とうの昔に……
ああ、昔に、だ。捨て去った、のだ。

「人は変わった。ああ、そうだ、人は変わる。
 だが、根は変わらない。
 それを、私は知っている。」

冷え切って尖っているが、どこか吐き捨てるような言葉。
その矛先は、どこに向かっているのか。
人への怨嗟か。はたして。

「今、お前に言えることは、もうない。
 "此処の"神に問え。」

こちらも、譲らぬ、という顔をしている
冷たく、変わらぬ表情でもそれが伝わるだろうか。

(01/02-20:36:32)