2024/07/27 のログ
■アーヴァリティ > 「門を通ってここに来たってだけだから気にしないで!
他にもいろいろあったけどそれは秘密!」
人間になった辺りは話すと特定されるかもしれない!
だけど、門ぐらいならよくある話みたいだし大丈夫でしょう!
「エルピスさんね!ボクはー…そうだ!ボクのことはアビスって呼んでくれればいいよ!」
アーヴァリティよりも前にそう呼ばれていた気がする。気がするってだけだけど、馴染みやすいしそれでいこう。
次会ったとき名前が分からないというのも、なんだか気まずいだろうし。
「気にしないで!色々試したかっただけだから!
あ、だけど出来れば今日の諸々は誰にも話さないでくれると嬉しいな~」
背丈が伸びてるせいで上目遣いしにくい。
むむむ、変な姿勢でねだってしまった。
■エルピス・シズメ >
「門……そっか。うん、それだけ分かれば大丈夫。」
"わけあり"でも、なるようになるだろう。
『異邦人』にはこの島は優しい。
──地味な認識のすれ違いは、まだまだ続く。
「その名前でいいの?こっちの世界だと、縁起が悪い単語だけど……」
「でも了解。ひとまずアビスって呼ぶね、よろしく。」
名乗りを受ければ一旦受け取り、彼女のことをアビスと認めた。
『色々試したかった』と気にしないように告げてくれたこともあり、安堵。
「勿論話さないよ。僕の立場も色んな意味で危ういし……」
ねだられるような視線を受けて、なんとなく眼を逸らしてしまう。
どの道、女子の裸を見たことになるので誰にも言えないものの別種の断り切れなさを感じてしまう。
「大丈夫大丈夫。誰にも話さないから安心してね。
作業も終わったから、僕は行くよ。ここは廃墟でも安全だと思うけれど、気を付けて。」
「それじゃあまたね。アビスお姉さん。」
そのまま安全な道を引き返す形で、この場を去った。
ご案内:「青垣山 廃神社」からエルピス・シズメさんが去りました。
■アーヴァリティ > 「え?そうなんだ。まぁ~いっかぁ」
今のボクはまあある意味縁起の悪い存在だし、別に大丈夫でしょ~
「あぁ~ありがとう!助かるよ~」
ああよかった!これでボクの正体?がバレる事は無さそうだ。
これで安心して過ごせる。
「はーい!さようなら~エルピスさん!」
エルピスさんの背中が見えなくなるまで手を振った。
山ってこともあって、結構すぐ見えなくなった。
「あ~~~よかったぁ。危ないなあ…もっと気を付けないとね」
その場にへたりこんで大きく深呼吸する。
もしボクをみて攻撃されてたりしたら、危なかった。
平和的な人で良かった。もしかしたらエルピスさんも訳アリなのかも?理解があるのはそういうこと?
「よしっそれじゃあもうちょっと色々ためそっか!」
今度は誰か来てもすぐに分かるように気を付けながら…
色々試して、満足して帰る時。
服を隠した茂みがわからなくて、探し回る羽目になった。
とほほ。
ご案内:「青垣山 廃神社」からアーヴァリティさんが去りました。
ご案内:「青垣山」にシアさんが現れました。
■シア > 山の中に、どこか不自然でどこか自然にその少女は居た。
軍手に、ジャージ。
無心に何かをむしっている
「……」
すなわち
ぶちりぶちりぶちり がさがさがさ ぷちぷちぷち
がさがさがさ ずぼり
「……」
少女の手元に大量の植物が集まっていく
■シア > 「……次は」
集めた植物を袋にしまいこみ、立ち上がる。
静かに気配を消すように。
「……」
近くの太く、立派な幹を持った木に向かって跳ぶ。
軽く駆け上がり、幹に、枝に、手を、足をかけて登る。
かさりとも音がしない
「……」
枝の間を、僅かな揺れを残し跳び、次から次へと移動していく
「……あれでいいか」
音もなく着地した眼の前には大きなヘビ
■シア > 「……」
しばしヘビとにらめっこ。
当然のごとく、ヘビは警戒したように見てくる。
多少の威嚇もするだろうか。
かといって襲いかかるには微妙に遠い距離。
そんな絶妙な距離感で二者は見つめ合う。
「……」
だんだんと、少女が空間に溶け始めたのではないか。
そんな錯覚すら抱くような、奇妙な静けさと、奇妙な対峙
■シア > 「……」
刹那。
恐ろしく早い動き。
軍手が、ヘビの首を掴む。
眼にも止まらぬ早業とはこのことか。
「……うん」
そのまま、何処かから取り出したナタで首を刎ねる。
容赦も遠慮もなく。
吹き出す血をボトルに貯めていった
■シア > 「……うん」
少し拓けた場所まで行き、道具を広げる。
乳鉢、乳棒……よりは少々大きめの道具。
小さめの薬研。
ボトル。植物。
どこかに持ち歩いていたようだ
「……」
ごりごりごりごりごりごり
植物がすり潰されていく
緑に、黒に、赤に……色々な色が混ざっていく
「……よし」
ねちゃり、とした薬のようなそうともいえなさそうな、なんとも言えない液体を前に頷く。
それを迷うこと無く、ヘビの血と、何かを混ぜていく。
もはや、人類が目にするべきものには見えないかも知れない
■シア > その名状しがたき液体を前に、少女は
口を近づけ……
「んぐ、んぐ」
飲み始める。
一切、迷うことはなかった。
「ぷは」
それを全て飲み干し……
「うん。お山程じゃないけど、まあまあかな」
満足気に頷き、また山奥に消えていった。
ご案内:「青垣山」からシアさんが去りました。