常世島全体に広がる広大にして強力な無線通信網(ネットワーク)、それが常世島情報通信網、通称常世ネットワークである。
科学・魔術・異界技術の粋を集めて作られた高度なネットワークであり、「地球」ではこれに及ぶものは存在しないともいわれる。
学園地区に存在するニコラ・テスラのワーデンクリフタワーの如き通信塔がその主要な発信源。
報道部や個々人による配信なども日常的に行われる。
常世島情報通信網上にはいわゆる電脳空間があり、共感覚幻想によって形作られた疑似再現世界が広がる。
この電脳空間に自らの意識・精神を没入させる技術は既に確立されており、電極パッドを頭部に装着するか電脳化した脳髄に直接接続させる方法が一般的である。
事例は極僅少ではあるが、ネットワーク世界から現実の肉体へと戻ってこれなくなった者も存在する。
一部の生徒の間では常世ネットワーク上で運営される様々なMMORPGが流行しており、その中でも特に有名なのが「蓬莱オンライン」である。
一般的なMMORPGのようにプログラムで再現された怪異を倒すなど戦闘の他、電脳空間上に再現された都市や自然を駆け回ることが可能。必ずしも戦闘をしなくてもよいという点が売り。
「地球」の様々な時代を体験できることも特徴の一つであり、《大変容》以前の「地球」の文化をこのゲームを通じて知ることも可能。
「異世界」については情報量がまばらであるため公式では再現度があまり高くない。そのため、一部ユーザーによってより本格的な異世界再現ワールドが作成されている。
なお、必ずしも精神や意識をネットワークにダイブさせる必要はなく、様々な端末によってプレイすることも可能。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:19:39 更新
ご案内:「VRゲーム『メタリックラグナロク』」からDr.イーリス(Dr.イーリス)さんが去りました。
ご案内:「VRゲーム『メタリックラグナロク』」からアンテ・エル・ピスカ(エルピス)さんが去りました。
■Dr.イーリス(Dr.イーリス) > アンテさんのお礼に、イーリスはにこっと微笑む。
瓦礫は、ルナ・メタに回避されてしまった。
続けて、ルナ・メタが《メカニカル・サイキッカーMR》に襲い掛かる。
「幸先悪く失敗してしまいましたからね。気を取り直して次の台詞です。次の台詞……」
2、【はたして、Dr.イーリスは強敵達を打ち倒す事ができるのか。次回のメタリック・ラグナロク、Dr.イーリス爆死!】
「『はたして、Dr.イーリスは強敵達を打ち倒す事ができるのか。次回のメタリック・ラグナロク、Dr.イーリス爆死!』 て、えええぇ! 私、次回で死にます!?」
判定E。
余計なつっこみを入れたせいで判定下がった。
【次回に続く!】
■Feat.ルナ・メタ >
1.にゃんにゃんにゃん! 猫の進行にゃん! にゃん!
2.ずっとずっと、夢を見続けていればよかったのに──。
3.こんにちは、遥かなる過去と未来のお人間さん!
内部判定ではずいぶんとランダム性がある模様。
敵機を読み取れる機体や能力があれば、難易度の上昇による性質変化だということが分かる。
『3.こんにちは、遥かなる過去と未来のお人間さん!』
判定B。全ステータス微増。オーバーライド変化なし。
この辺りも敵機を読み取れる機体だと、オーバーライドLvは10(MAX)と表示されているとも読める。
この機体にもオーバーライドLvはあるものの、変動条件が違うらしい。
イーリスが判定と恥じらいで作ってしまった隙を突きに、機敏な動きで瓦礫を避けての目前。
攻撃を仕掛けた──所で《ゴールド・スーパーエース》への台詞デッキシステムが作動する。
1.N/A
2.そこ、なにやってるの!
3.遥かなる[味方キャラクター名]さん、危険です!
『2.そこ!なにやってるの!』
判定F。一時的にスピードが落ちる。それでも攻撃が止まるには至らず、
エネルギーを纏ったナックルを《メカニカル・サイキッカーMR》目掛けて奮う──。
【後半へ続く!】
■アンテ・エル・ピスカ(エルピス) >
(いま、ものすごく可愛い声が聞こえたような──ってッ!)
光線を鉄槍で受け留める。
オーバーライドのLvを槍に割り振り、光線を受け留めるだけの耐久力を確保する。
外観も鉄槍から鋼鉄の槍に変化する。
それでも単純火力として強大な砲撃をこの段階で受け留められるかと言うと、不安がある。
至近で受け留めているとは言え──表示される選択肢。
1.感謝する!
2.かたじけない!
3.おお、この動きはまさしく……
(【1.感謝する】!)
『感謝する!』
判定A。防御パラメータの台詞を選び、オーバーライドもLv+1。
増えたLvを即座に槍に割り振り、鋼鉄の槍は更に黒鉄鋼の槍へと変化。
また、槍の表面に赤いポリゴンのようなテクスチャが投影される。
そうして至近からの砲撃を受け切り、返す刃で《ゴールド・スーパーエース》へと突きを返す。
ドラマチック台詞デッキシステムの判定が出るよりも早い、実戦じみた突き技だ。
一方、緑色の機体は──
■ルドルフ・ライナー(NPC) > 突進してくるルナバース・ドンキホーテ。
ルドルフ・ライナーは台詞を口にする。
3、【どいつもこいつも所詮は、ザコだ! このスーパーエースの俺様に叶うはずがないのだ! ワッハッハッハッハ!!!】
「どいつもこいつも所詮は、ザコだ! このスーパーエースの俺様に叶うはずがないのだ! ワッハッハッハッハ!!!」
判定B。
防御力が上がる。
《ゴールド・スーパーエース》は、巨大なキャノン砲の砲口を《ルナバース・ドンキホーテ》に向け、大出力の光線を発射した。
その光線の速度は遅い。だがもし《ルナバース・ドンキホーテ》が回避すれば、その後ろの《メカニカル・サイキッカーMR》に直撃しそうな射線だった。
■Dr.イーリス(Dr.イーリス) > 『はい。私が開発した《メカニカル・サイキッカー》、つまり私がずっと焦がれてきた正義のロボットさんがモデルです』
ちょっと頬を染めて、にこっとしながらそう答えた。
アルターエゴ・サイキッカーが、メカニカル・サイキッカーのモデル。
そのアルターエゴ・サイキッカーに焦がれて、メカニカル・サイキッカーを開発し、そしてメタラグにおいても《メカニカル・サイキッカーMR》を作り出した。
コックピットで画面越しに会話しているという事で、こちらからもアンテさんの姿が見えているという事になるだろうか。
現実のエルピスさんはとても愛らしい女の子のような少年だけど、ルナバース・ドンキホーテに乗るアンテさんはまた違った雰囲気の素敵な青年だった。
戦闘が始まり、アンテさんが台詞デッキシステムの台詞を発する。
エルピスさんにアンテさんが乗り移っているかのように、とても魅力的なロールプレイ。開始直後の動きが重要だとイーリスは思っていたけれど、初手でアンテさんに見惚れて、一歩出遅れていた。
「で、出遅れてしまいました! えっと、台詞デッキシステム……! こ、これです……!」
2、【にゃんにゃんにゃん! 猫の進行にゃん! にゃん!】
「『にゃんにゃんにゃん……猫の進行にゃん……。にゃん……』って、なんですかこの台詞!!」
判定はF……。
物凄く恥ずかしがって口にしていたので もはや完膚なきまでの失敗判定。
何のバフもない。
「そ、そういえば、この台詞……上手くいったときのバフがわりと高くて入れていたのでした」
台詞デッキの方でDr.イーリスというパイロットの設定がかなりブレブレであった。これから出る台詞システムの内容も、とてもキャラブレブレなパイロットDr.イーリスである。
ともあれ、突撃する《ルナバース・ドンキホーテ》の援護。
「援護します、アンテさん! えいっ!」
メカニカル・サイキッカーMRは、超力機。超能力を使える機体だ。
周囲の瓦礫を念力により浮かせて、ルナ・メタにぶつけようとする。金色の機体《ゴールド・スーパーエース》に突進する《ルナバース・ドンキホーテ》が《ルナ・メタ》に迎撃されないようこちらに気を引かせる援護攻撃。
■アンテ・エル・ピスカ(エルピス) >
『いーりすの、その機体って──。
うん、かならず──こほん、ああ、必ず勝利してみせるよ!』
イーリスのメカニカルサイキッカーやアルターエゴ・サイキッカー。
気恥ずかしくなりながらもテンションを高める。
楽しむ。そう考えると少し乗り気で声色を変えて、少しノリノリ。
異能も魔法も使わず別の自我をエミュレートするのは、なんだか新鮮でくすぐったい。
デッキシステムが作動する前から乗り気で機体を駆動させる。
オーバーライドのレベルはLv2。機体と攻撃系統に1ずつ割り振られている状態。
試合をノリノリで進めて『ドラマチック台詞デッキシステム』を使いこなし、
オーバーライドLvを上昇させて機体や装備を換装するのがこの機体の強み。
スキルに関しても一つを除いてが、平均的なものが取得されている。
戦闘開始。
早速表示されたシステムによる選択肢から望むものを選び取っていく。
(2。【我が名は[キャラクター名]!かの者と共に勝利を捧げん!】。)
「我が名はアンテ・エル・ピスカ!かの者と共に勝利を捧げん!」
判定はA。オーバーライドLv+1。
騎士風の機体は、朗らかに名乗った後に金色の機体へと槍を構えて突撃する。
■Dr.イーリス(Dr.イーリス) > カウントが始まる。
『敵機は、緑色の女性型機体と金色に輝く機体……。厄介そうな相手ですね。アルテさん、連携を取りながらいきましょう』
《メカニカル・サイキッカーMR》が構える。
現実のメカニカル・サイキッカーと同じく、《メカニカル・サイキッカーMR》も全身に武装を備える。
0に近づくまで、緊張が支配する……。
試合開始、初手はとても大切……。さらに大切なのは、アルテさんとの連携。
エルピスさんもイーリスも初心者。そして、これはゲーム。
(一番大切なのは、えるぴすさんと楽しむ事ですね)
そうして、カウントはゼロになるのを待つ。
■Feat.ルナ・メタ >
緑色の、小さな女性型の機体。
原作ルナティック・グレイスのボスのプレイアブル化。仮想空間を汚染したボス的存在。
参戦にあたり原作にあった数々のギミックをオミットし、
最終局面での殴り合いで使用した接近攻撃と瞬間移動、共通システムに的を絞って徹底的に再現。
剛腕気質な『鋼鉄騎兵』に近い『生体大型兵器』として、性能面でもファンも一定数居る。
NPCもデフォルトのものとして、そのキャラクターに近しいものが設定されている。
誰かのものか、
あるいは各々のもののシステムメッセージが起動する。
『戦闘開始まで10.9.8.7.6.5.4.3.2.1──』
■ルドルフ・ライナー(NPC) > 敵の一体は、特別機(スーパー)。
機体名は、ゴールド・スーパーエース。金色に輝く機体であり、重装甲。
レア装備が多め。そのレア装備の数々は、NPCなのに羨ましがるプレイヤーが多いかもしれない。
パイロット名はルドルフ・ライナー。かつては某国のエース級パイロットだった。現在は昇進して最前線に出る事が少なくなり、某国の軍を指揮する中将。エリート意識が高く高慢な中年男性。
というNPCの設定。
レア装備が多めなのも、このルドルフが某国のエースだからだろう。
■Dr.イーリス(Dr.イーリス) > 『ありがとうございます。えるぴすさんはVRを始めて体験したのは最近の事ですし、評価Aはお見事だと思いますよ。そうでした。アルテさんですね。慣れないですけど、ここではアルテさんです』
微笑みつつ、こくんと頷いてみせる。
相手はCPU。
そうして、対戦フィールドへ。
《メカニカル・サイキッカーMR》が対戦フィールドの地面を踏む。
どこかのアジトの地下のようにも見える。どこかレトロな演出の空間にも思える。
自身の漆黒の機体を軽く確かめる。
現実のメカニカル・サイキッカーをこのメタラグの世界に持ってきたかのような機体。そのメカニカル・サイキッカーのもとのモデルは正義のロボットさん。
そして隣にいるロボットに視線を移す。
アンテさんの機体。それは、鉄色で中世の騎士を思わせるような外観だった。
特別機(スーパー)に見える機体で、実は換装機だという事を見極められるだけのメタラグ知識をイーリスには持ち合わせていない。
『アンテさんの機体は、騎士のようでとても強そうです。力を合わせて頑張りましょうね!』
イーリスの姿を画面越しに、アンテさんのコックピットに映しての会話。
このパイロットのイーリスも、現実に寄せた見た目をしている。
そして、対峙する機体へと視線を送る。
■状況 >
フィールドは、どこかのアジトの地下のような大きな空間。
上空やフィールドの端にはひび割れた液晶が壊れた虹を演出するレトロなもの。
全ての液晶が割れている訳ではなく、所々の液晶からは海の底もしくは水族館だったような海底が描かれている。
エルピスもとい、アンテ・エル・ピスカのルナバース・ドンキホーテは鉄色の騎士然の機体。
ぱっと見は特別機(スーパー)のものに近しい。
イーリスの《メカニカル・サイキッカーMR》を見ると、エルピスはちょっと照れたように笑った。
尚、彼の補助AIは猫型美少女型アンドロイド。名称はCaT6A。
典型的なバーチャルキャラクターの装い。付録についてきたものだ。
対峙する機体は2機。
PvEではあるが、機体そのものはプレイアブルのものをCPUが動かすタイプ。
チュートリアルの評価が反映されているなら、その難易度は少し高いかもしれない。
■アンテ・エル・ピスカ(エルピス) >
『デッキシステムなしでSS……やっぱり、イーリスだね。
僕の方はAだったかな……後半は慣れてきたし、手ごたえはあったよ。』
『あ、キャラクターの名前の方を少し変えてあるから、こっちで読んでみてね。
慣れなかったら【エルピス】で呼べるようにもしてあるから、大丈夫。』
電子ゲーム慣れと、現実での才能を考えると納得のもの。
エルピス自体は現チュートリアルではAで留まっている。
『ドンキホーテ』。
スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの古典小説。
騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなった人物の旅路を描いた物語。
この、機体とパイロットも、その原典になぞらえている。
元々は土木作業用のマシンの中、エラーによって汚染された機体とパイロット。
仮想空間の汚染によって自分を『正義の騎士』と思い込みながら、同様に汚染によって強化された土木用の機体を駆る。
シナリオの後半で汚染からは回復し自我を取り戻してしまうものの、
トゥルーエンドでは最後まで『ドンキホーテ』を貫いた。
『それじゃあ、ゲームを進めるね。』
それはさておき、ゲームへと戻る。
今回プレイするのはPlayer VS Enemy。
全滅したらクレジットを投入してコンティニュー可能な、初心者向けのタイプだ。
操作を進めると、二人の画面が戦場のものへと変化する──。
■Dr.イーリス(Dr.イーリス) > ちなみに、イーリスはチュートリアルにおいて己のプレイヤースキルでごり押しして台詞デッキシステムはオペレーターのエメラルド田村に指示された時以外は全然活用しなかった。
イーリスはロールプレイより、イーリスの素のままメタラグを楽しんでいると言えるだろうか。
「メタラグ、とてもたのしいです!」
という事で、素で楽しんでいる事を口にしていた。
「チュートリアルが終わったということで、早速えるぴすさん……えっと、アルテ・エル・スピカさんですね。フレンド登録です!
チュートリアルが終わり、自由に操作できるようになったので、一番最初に行ったのはアルテさんのフレンド登録。
フレンド用の回線で会話をする。
『えるぴすさん、私の方もチュートリアル終わりました! なんと、チュートリアルで評価SSいただきました!』
どやっ、とした表情を浮かべる。
チュートリアルでの評価が高く、幸先が良い。
『メタラグは対戦ゲームですので、早速、えるぴすさんと私のチームで対戦しましょう!』
アルテさんとチームの申請をして、チームを組みましょう。
『それでは、2vs2の対戦ですね。相手はCPUにしましょうか』
CPUとの対戦モードを選択。