2024/06/11 のログ
ご案内:「蓬莱オンライン」にブラックラピスさんが現れました。
■ブラックラピス >
うぉおおおおお!!!!
■ブラックラピス >
「キャラメイク完了、これが―― 蓬莱オンラインの世界ッ!」
「見渡す限りの大自然、えーっと、時代設定は……」
「区分け的には中生代?フィールドに会話可能なNPCは少ないけど、この時代にしか存在しない生物が多数存在するのが特徴……」
「依頼で来ることも多かったり、調合等の素材を狩るために向かう事も――― あ、こほん」
■ブラックラピス >
「ふっ… そして戦闘系PCの初期のレベル上げの狩場の一つでもある、と」 [1d12→12=12]
■ブラックラピス >
「キャラメイクに12時間もかかってしまったが、此処から俺の伝説が始まるわけだな」
PC名:ブラックラピス
職業:魔剣士(魔法と剣、どちらも使えるクラス、成長方針をしっかり決めないと中途半端になりがちだがかっこいいぞ)
■ブラックラピス >
ふふふ、私はこれでもスマホゲーならそれなりにやり込んだ口……
見た感じ他のルームメイトのみんなはこのゲームをやった事は無いみたいだし
レベル上げをして誘う事によって瑠音ちゃんすごーいと言われるために頑張るのだっ
まぁ実際電脳世界にダイブして遊べるとか聞いたらやるっきゃないって思っただけなんだけど
■ブラックラピス >
「その為にはまずレベル上げと、武器素材を得なければ……とはいえ」
「中生代、つまり恐竜が主なエネミーとなるわけだが、有名どころのティラノなどは流石に分が悪い」
「雑魚狩りは趣味ではないが……之も俺の目的のためだ」
キリッ、とエフェクト音をさせながらポーズを決める、うん、決まってるんじゃないかな?
こういうのはやっぱり形から入ってこそだよね!いつもの自分と違うキャラを演じられるのもこういうゲームの楽しみってやつだし
とはいえ……他に誰もいないところでかっこつけるのはちょっとだけ恥ずかしかったりはするんだけど、これも慣れるため慣れるため
■ブラックラピス >
「…… む」
明らかにネーム部分が黄色だったり赤い恐竜系エネミーを避けて移動していると…みつけたっ
サイズが小さめの白ネームの恐竜、どうやらラプトルという名前らしい
一体一体が異なる模様をしているけれど、同種エネミーではあるみたいだ
「ふっ、剣の錆び第一号は奴らにするか」
■ブラックラピス >
「恨みはないが… よし」
「ダークフレア!」
魔剣士の初歩スキル、暗黒の炎を撃ちだすダークフレアを群れに打ち込み先制を仕掛ける
初期作成の時に魔力に多めに能力値を振ったので、直撃したラプトルのHPを半分くらい削れ、周囲にもその半分程度のダメージ
「混乱しているな…… 一気に詰める!」
更に一部のラプトルに暗黒効果!周囲の状況を掴めなくし、集団エネミーの足並みを崩させられたぞ!
■ブラックラピス >
「エンチャントファイア…… 地に伏せろ!」
間髪入れずに背負った大剣に炎を纏わせ手近なラプトルに切りつける
名前の通り短時間武器に炎を纏わせるのだが…これ、思ったより火力高くない!?
「あ、ちょ、あつっ……くはないけど!」
勢いが良すぎて自分の頬を焼くエンチャントファイア……思わず素が出ちゃったじゃん!
でも火力は本物だねっ、暗闇状態でない敵を優先的に切り伏せていくぞっ
■ブラックラピス >
「之で残りは烏合の衆…… 楽に狩らせてもらおう」
兎も角、事前にwiki先生に聞いた情報通りのラプトル狩りがスムーズにいって一安心だ、之ならすぐにでも……
「三つ、四つ… 五つ!」
テレレレテッテテテー
設定していたレベルアップ音が鳴る、おぉ、思ったより早い、もしかしてレベルアップキャンペーンでもやってる?
■ブラックラピス >
「之は追い風だ、このまま残りも片付けてしまおう」
「ダークフレア!」
レベルアップで回復したMPを使って再度ダークフレアを放つ
此処だけの話、ダークフレアは初期で使える上に範囲&状態異常付与という強力な性能の代わりにMP消費がやばいのだ
具体的にいうとダークフレアとエンチャントファイアを一回ずつ使っただけで魔力を多めにふった私のMPが枯渇する
「よし、片付いたな……上げる能力値は、まずは魔力と精神を重視すべきか」
有識者曰く、魔剣士の名前の通り筋力や技量をあげたくなるが、序盤はぐっとこらえてMPを上げられる魔力や精神に多めに振るのがコツらしい
ステータスリセットアイテムもあるのだが、大体月1、2くらいの配布量なので間違えないに越したことはないんだって
■ブラックラピス >
「さて、ドロップは……」
ラプトルの骨、ラプトルの肉、ラプトルの嘴……全部ノーマルみたい
まぁ簡単にレアドロなんてないよね、にしても……
「ふふふ、この剣、やはり俺には魔の力こそが相応しい……」
すごいすごいすごいっ!
■ブラックラピス >
まるで自分が本当に剣の達人になったみたいに大立ち回り出来るし、ジャンプとか走ったりも設定どおり!
更に言えば風を切ったりする感覚も現実みたいで……これ本当に電脳世界?実はこっちが現実だったりは……
いけないいけない、嵌りすぎると戻ってこれなくなりそう、今日はお試しの予定なのに気を付けないと……
■ブラックラピス >
自分が憧れた異能や魔法のファンタジー世界を実際にプレイできる、とても魅力的な場所だけれど
「まさか常世学園に来てからこんな場所を知る事になるとはな」
常世島内で遊ばれているMMOだから当然といえば当然なのだけど
此処に来るまでの常世学園のイメージは、それこそこんなゲームキャラみたいな人が大勢いる場所だったのだ
■ブラックラピス >
でも実際は、ううん、当たり前なんだけど、見た目も、そして生活も至って普通の所も全然多くて
安心したと同時に、ちょっとだけ残念に思ったのを覚えてる
「だが逆に言えば、こういった場所でも同じような気持ちで遊べる、という訳でもあるからな」
「彼女たちを誘った時のために、俺が引率できるよう鍛えておかねば、きっと驚くだろうな」
くっくっく、と悪い笑みを浮かべてみる
さて、もう少しレベル上げをしたら一旦ログアウトしようか――
そう思っていたら、ぱきりと足元で何かの音がした
■ブラックラピス >
「ん?」
足元を見ると、そこにはでろんと黄色い中身を零し出している卵、グロ注意ですねこれ
…… pi-pi-pi-pi-pi-
うん何か鳴ってるね、これ、wikiで見た気がするなぁ、確か……
「卵の罠、うっかり踏んでしまうと―――」
見上げると、だらりと涎を零す巨大なあごを持つ生き物と目があった
「激怒して能力値が上がった親恐竜が召喚される……」
今回はティラノサウルスだったみたい、うわぁ文字色が真っ赤すぎて読みづらっ
■ブラックラピス >
「……」
逃走用アイテム、無し
起死回生用のスキル、無し(シーフ系とかならあったかも)
1、いちかばちかにげる
2、戦闘態勢になる前にログアウトを試してみる
3、大声でたs『ギャオオオオオオオ!!!』
「まだ脳内会議終わってないんですけどぉおおおお!?」
■ブラックラピス >
「ひぎゃあああああああ~~~!!!」
■ブラックラピス >
運よく誰も目撃者がいなくてよかったとは思う
それと、日和って痛みのフィードバック率を最低にしてたのも
―――それでもあの大きな口に飲みこまれて真っ暗になった視界が記憶にこびりついて
数日、寝る時に小さな明かりをつけたままにしてもらったのはルームメイトたちとだけの秘密なのでした
ブラックラピス:レベル2
職業:魔剣士
死亡回数:1
ご案内:「蓬莱オンライン」からブラックラピスさんが去りました。