2024/06/30 のログ
ご案内:「蓬莱オンライン」にカエルムさんが現れました。
カエルム > 接続完了。どぷん、と意識が肉体が、電脳世界へと入り込む。

「…ここなら、丁度いいかな」
自身のホームグラウンドに程近い環境。
中空にディスプレイとキーボードのようなものを生み出しカタカタと入力をする。

流石に奥のデータを掘るほどの馬鹿はやらない。まだ。

カエルム > セキュリティに阻まれない範囲での情報収集。
オンラインゲームである以上元居た世界との共通点は多い筈だ。
故に、ここで集めたデータは必ず帰った後に役に立つはずである。

…真実を。知ってしまった以上は。立ちどまれない。

カエルム > 「…チッ、やっぱり"プレイヤー程度"の権限じゃどうしようもない、か」
独り言だが癖なのだろう、律儀にも二本の指を折り曲げる動作をしながら。

「とはいえまだセキュリティに引っかかって煉獄送り、なんて目立つようなコトはしたくないし…」
カタカタ、ぶつぶつ。
「責任者を探す? いや、余りにも情報が無さすぎる」
情報を集める手も、思考も、一切止めず、ひたすらに追い続ける。

カエルム > 「………よし、今日はこのくらいでオシマイ」
管理者に見つかるような面倒事は御免被る。
セキュリティに引っかかるようなことはしていないが、あまりに…近すぎる。元居た環境に。

何かが連鎖的に影響してしまう可能性も否定できないのだ。

「この端末高かったし、また何か仕事探さないとな…面倒だケド」
ため息をつきながら少年の身体が電子の泡になって消えて行く。

ご案内:「蓬莱オンライン」からカエルムさんが去りました。