2024/09/24 のログ
ご案内:「イーリスの《体内超高性能コンピューター・イリジウム》内にある電脳世界 / 超自我ちゃんの日記」に『超自我』さんが現れました。
『超自我』 >  ある日のお話。
 
「なのなの。だきまくらにはびっくりなの……
 でもとても良く出来ていたのなの……」

 イーリスの《体内超高性能コンピューター・イリジウム》内にある電脳世界。
 その仮想世界のお城の中、今日ものんびり暮らす超自我を名乗る者。

「でも、本は気に行って貰えてよかったなの。
 超自我さんも役に立てて満足なの。欠落をそうぞうで埋めて、書き切った甲斐があるのなの!」

 むふー、と得意げに一人どや顔してから用意されたコントローラーを手に取る。

 外界に用意された撮影ドローンおよび、超自我(わたし)のために作られたクロミちゃん。
 用意されたコントローラーを軽快に操作して、楽しそうにクロミを動かす。
 

『超自我』 >  
「快適なの!……なの?」

 なんと、イーリスがにゃんこの中に入ってしまった。
 キャットワープキャッスル一号による転送事故。

なんだかたいへんなことになっちゃった(これはおもしろいことになってきたの)なの。」 

 そんなことを感じながら、見える範囲から騒動を眺めた。
 クロミちゃんそのものは、安全かつばれないように中に待機させたまま。
 

『超自我』 >  
 あるのお話。

「早速クロミちゃんを使ってエルピスを観察なの。」

 なのなの、と、整備された機械義肢を使い、鍛錬室で慣らし運転をするエルピスを眺める。
 機械義肢の整備が終わったのは、《ミケ四型試作機》、通称黒猫のクロミちゃんが出来る少し前。

 整備が終わってから少し経っており、エルピスの慣らし運転はこれで数度目。
 エルピスは長らく機械義肢使っていなかった為、念入りに調整を行っている。
 慣らしも終わり、エルピスがクロミちゃんへと近づく。ちいさなものから大きなものを見るダイナミック。

「間近でエルピスを見るのは何だか複雑なの……」

 クロミちゃん視点での、おっきなエルピス。
 画像データを保存して、あどけなく嬉しそうに黒猫のクロミちゃんとじゃれ合うエルピスを保存して転送した。

 【題名:えるぴすが猫ちゃんにじゃれつくだけ。】
 

『超自我』 >  
 一通りのじゃれつきと散歩を終えて、応接間にクロミを戻す。
 コントローラーでの操作を切り、自律操作に任せる。

リビド(Es)製の義肢の開発意図は分かるけど……人間のカタチの技術にこだわるのは、
 相変わらずと言うか、何と言うか……抑えすぎなの。」

 溜息ひとつ。
 機械義肢を間近に見て、思うものがあるらしい。

「それはそれとして、後はおやつの時間なの!」

 とてとてとお気に入りのお菓子置き場へと向かい、仮想のお菓子を堪能した。

ご案内:「イーリスの《体内超高性能コンピューター・イリジウム》内にある電脳世界 / 超自我ちゃんの日記」から『超自我』さんが去りました。