2024/11/15 のログ
■Dr.イーリス(Dr.イーリス) > 『はい。私が開発した《メカニカル・サイキッカー》、つまり私がずっと焦がれてきた正義のロボットさんがモデルです』
ちょっと頬を染めて、にこっとしながらそう答えた。
アルターエゴ・サイキッカーが、メカニカル・サイキッカーのモデル。
そのアルターエゴ・サイキッカーに焦がれて、メカニカル・サイキッカーを開発し、そしてメタラグにおいても《メカニカル・サイキッカーMR》を作り出した。
コックピットで画面越しに会話しているという事で、こちらからもアンテさんの姿が見えているという事になるだろうか。
現実のエルピスさんはとても愛らしい女の子のような少年だけど、ルナバース・ドンキホーテに乗るアンテさんはまた違った雰囲気の素敵な青年だった。
戦闘が始まり、アンテさんが台詞デッキシステムの台詞を発する。
エルピスさんにアンテさんが乗り移っているかのように、とても魅力的なロールプレイ。開始直後の動きが重要だとイーリスは思っていたけれど、初手でアンテさんに見惚れて、一歩出遅れていた。
「で、出遅れてしまいました! えっと、台詞デッキシステム……! こ、これです……!」
2、【にゃんにゃんにゃん! 猫の進行にゃん! にゃん!】
「『にゃんにゃんにゃん……猫の進行にゃん……。にゃん……』って、なんですかこの台詞!!」
判定はF……。
物凄く恥ずかしがって口にしていたので もはや完膚なきまでの失敗判定。
何のバフもない。
「そ、そういえば、この台詞……上手くいったときのバフがわりと高くて入れていたのでした」
台詞デッキの方でDr.イーリスというパイロットの設定がかなりブレブレであった。これから出る台詞システムの内容も、とてもキャラブレブレなパイロットDr.イーリスである。
ともあれ、突撃する《ルナバース・ドンキホーテ》の援護。
「援護します、アンテさん! えいっ!」
メカニカル・サイキッカーMRは、超力機。超能力を使える機体だ。
周囲の瓦礫を念力により浮かせて、ルナ・メタにぶつけようとする。金色の機体《ゴールド・スーパーエース》に突進する《ルナバース・ドンキホーテ》が《ルナ・メタ》に迎撃されないようこちらに気を引かせる援護攻撃。
■ルドルフ・ライナー(NPC) > 突進してくるルナバース・ドンキホーテ。
ルドルフ・ライナーは台詞を口にする。
3、【どいつもこいつも所詮は、ザコだ! このスーパーエースの俺様に叶うはずがないのだ! ワッハッハッハッハ!!!】
「どいつもこいつも所詮は、ザコだ! このスーパーエースの俺様に叶うはずがないのだ! ワッハッハッハッハ!!!」
判定B。
防御力が上がる。
《ゴールド・スーパーエース》は、巨大なキャノン砲の砲口を《ルナバース・ドンキホーテ》に向け、大出力の光線を発射した。
その光線の速度は遅い。だがもし《ルナバース・ドンキホーテ》が回避すれば、その後ろの《メカニカル・サイキッカーMR》に直撃しそうな射線だった。
■アンテ・エル・ピスカ(エルピス) >
(いま、ものすごく可愛い声が聞こえたような──ってッ!)
光線を鉄槍で受け留める。
オーバーライドのLvを槍に割り振り、光線を受け留めるだけの耐久力を確保する。
外観も鉄槍から鋼鉄の槍に変化する。
それでも単純火力として強大な砲撃をこの段階で受け留められるかと言うと、不安がある。
至近で受け留めているとは言え──表示される選択肢。
1.感謝する!
2.かたじけない!
3.おお、この動きはまさしく……
(【1.感謝する】!)
『感謝する!』
判定A。防御パラメータの台詞を選び、オーバーライドもLv+1。
増えたLvを即座に槍に割り振り、鋼鉄の槍は更に黒鉄鋼の槍へと変化。
また、槍の表面に赤いポリゴンのようなテクスチャが投影される。
そうして至近からの砲撃を受け切り、返す刃で《ゴールド・スーパーエース》へと突きを返す。
ドラマチック台詞デッキシステムの判定が出るよりも早い、実戦じみた突き技だ。
一方、緑色の機体は──
■Feat.ルナ・メタ >
1.にゃんにゃんにゃん! 猫の進行にゃん! にゃん!
2.ずっとずっと、夢を見続けていればよかったのに──。
3.こんにちは、遥かなる過去と未来のお人間さん!
内部判定ではずいぶんとランダム性がある模様。
敵機を読み取れる機体や能力があれば、難易度の上昇による性質変化だということが分かる。
『3.こんにちは、遥かなる過去と未来のお人間さん!』
判定B。全ステータス微増。オーバーライド変化なし。
この辺りも敵機を読み取れる機体だと、オーバーライドLvは10(MAX)と表示されているとも読める。
この機体にもオーバーライドLvはあるものの、変動条件が違うらしい。
イーリスが判定と恥じらいで作ってしまった隙を突きに、機敏な動きで瓦礫を避けての目前。
攻撃を仕掛けた──所で《ゴールド・スーパーエース》への台詞デッキシステムが作動する。
1.N/A
2.そこ、なにやってるの!
3.遥かなる[味方キャラクター名]さん、危険です!
『2.そこ!なにやってるの!』
判定F。一時的にスピードが落ちる。それでも攻撃が止まるには至らず、
エネルギーを纏ったナックルを《メカニカル・サイキッカーMR》目掛けて奮う──。
【後半へ続く!】
■Dr.イーリス(Dr.イーリス) > アンテさんのお礼に、イーリスはにこっと微笑む。
瓦礫は、ルナ・メタに回避されてしまった。
続けて、ルナ・メタが《メカニカル・サイキッカーMR》に襲い掛かる。
「幸先悪く失敗してしまいましたからね。気を取り直して次の台詞です。次の台詞……」
2、【はたして、Dr.イーリスは強敵達を打ち倒す事ができるのか。次回のメタリック・ラグナロク、Dr.イーリス爆死!】
「『はたして、Dr.イーリスは強敵達を打ち倒す事ができるのか。次回のメタリック・ラグナロク、Dr.イーリス爆死!』 て、えええぇ! 私、次回で死にます!?」
判定E。
余計なつっこみを入れたせいで判定下がった。
【次回に続く!】
ご案内:「VRゲーム『メタリックラグナロク』」からアンテ・エル・ピスカ(エルピス)さんが去りました。
ご案内:「VRゲーム『メタリックラグナロク』」からDr.イーリス(Dr.イーリス)さんが去りました。