2024/06/19 のログ
■シャンティ > 「あぁ……いい、月……なの、ね……」
月の満ち具合を伝えてきた本から、土曜が満月であろうことを読み取る。
その、絶妙な時期
昔から、月とは狂気の象徴として伝わっている。
それが満ちた、そのときはどんな狂気が待っているのか
「……ふふ……あ、はは……」
くすくすと笑う
自分は彼を死地へと送り出した
放っておいても死んだかもしれないものを
さらなる地獄へと駆り立てた
どんな理由であろうとも
「……次、は……どう、し、よう、か、しらぁ……」
考える
思いつくことはある。
さて、どれから行こうか
「……おいおい、ね……」
つぶやいた女は、歓楽街の方へと足を向ける
いつしか、地面に落ちた赤い斑点が途切れていた
ご案内:「境界 落第街と歓楽街と」からシャンティさんが去りました。