2024/07/28 のログ
ご案内:「常世島ゲームセンター/メタラグ筐体前」に黒羽 瑠音さんが現れました。
■黒羽 瑠音 >
大人気ゲームメタリックラグナロク
VRゲームであり、プレイヤーは自身の分身となるキャラクターでロボに搭乗し、様々な戦場を駆け抜ける
多くのゲームセンターに設置され、家庭用も販売されたその筐体の前に立つのは――
「音夢ちゃんはメタラグ、やったことないんだっけ?」
そう、わたしです!今日はルームメイトで友達の音夢ちゃんと一緒にメタラグのキャラクター作成をしにやってきました
「初めてならまずは登録用のカードを買う所からだね~~」
ご案内:「常世島ゲームセンター/メタラグ筐体前」に夜合 音夢さんが現れました。
■夜合 音夢 >
ゲームコーナー。
いくつもの筐体が並び立ち、大勢の人で賑わう遊戯施設。
普段なら寄り付かないような場所へと赴いたのは、友人に誘われてのことで。
「ここがゲームセンター……」
多種多様なゲームの音と人々の喧噪が入り乱れる空間を見回す。
どれも見たことのないような物で、内容はさっぱり分からないが、遊んでいる客は皆楽しそうだ。
きっと、ここはそういう楽しさを提供する場所なんだろう。
視線と意識を目の前の筐体、そして友人の瑠音に戻して向き直る。
「ん……瑠音から話を聞いたっきり。
てっきり家のゲーム機でやるものだと思ってたけど」
実際、家庭版もあるらしいのだが、臨場感がどうのと力説された。
ゲーム初心者の音夢はいまいちピンと来ない様子で筐体を眺める。
プレイするには専用のユーザーカードが必要らしく、傍らに発行用の販売機が設けられているだろう。
■黒羽 瑠音 >
「あ、そっか、もしかしてゲームセンター自体初めて……」
前にゲームを一緒に遊んだ時の反応を考えると、じゅーぶんあり得る話だよね
「なら、後で別のゲームもやってみよっか、クレーンゲームとか音夢ちゃん得意そう!」
何てこの後の予定も次々と考えながらもまずは第一目標へと向き直る、今日は音夢ちゃんにメタラグのキャラクターを作ってもらうために来たのだ
「うーん、家庭用をやってメタラグを知ったつもりになるのは勿体ないからね……折角ならファーストインプレッションはゲームセンターの方がいいと思う!」
そういってユーザーカードを買ってもらう
「あ、プレイヤーネームは本名じゃなくって大丈夫だからね」
ちなみにボイスなどの追加課金をするためのカードも販売機で売られていたりする、今はあんまり関係ない事だけど……っていうか基本私はこっちにはノータッチだけど
■夜合 音夢 >
「人の多いところ、あまり行かないから。
野良の動物もいないし……あ、嫌とかではないよ。
瑠音と一緒なら、どのゲームも楽しそう」
自分から出向くことがないというだけで、誘ってもらえたのは嬉しいと付け加えて。
ごく一部の区画だけ動物園もかくやという騒がしさではあるが、それはさておき。
「そういうものなんだ……初めが肝心ってことか。
ん、ここに名前を打ち込めばいい?」
カードの発行代金を投入し、画面をぽちぽち。
補足が無ければ思いっきり本名を入力するところだった。
少し考えて―――プレイヤーネーム『NYAGO』で登録を完了する。
排出されたシンプルなデザインのカードを手に取って、しばし眺めて。
■黒羽 瑠音 >
「おぉ、そう言ってくれると嬉しい♪私も音夢ちゃんと遊ぶのずっと楽しみにしてたからね」
えへへ、と照れながら笑いつつ、音夢ちゃんのプレイヤー登録を見守る
「にゃーご……いいんじゃない?可愛い感じで、あ、カードデザインはゲーム内で手に入れた称号とかでカスタマイズできるんだよ!」
そういって私のカードを取り出す
プレイヤーネーム『Lapis』と書かれた、宇宙の深淵をイメージした黒いカードだ、私のメインキャラである『テルミニス』が背景に書かれてる
「こんな感じ!私は家庭用のデータをコンバートしたから結構直ぐ手に入ったけど、本当はそこそこ時間かかるみたいなんだよね、気に入ったら家庭用でも遊んでブーストしちゃお!」
ちなみに『テルミニス』はいかにも悪役然とした立ち振る舞いと外見である、まぁ設定的にもやべー奴なんだけど、それがいいんだよねぇ
■夜合 音夢 >
「これがユーザーカード……瑠音のとだいぶ違う。
ゲームを遊べば変えられるんだね」
自分と瑠音のカードを見比べて、その違いに目を丸くする。
背景に描かれたキャラクターは持ち主の印象とだいぶ異なるイカツさだ。
瑠音ってこういうのが好きなのかな……と頭の中で邪推しつつ。
「ん、頑張ってみる。
それで……次は何をすればいい?」
これで終わりなんてことはなく、むしろ漸くスタート地点に立つところ。
興味が募ってきたのか、どこか急かすように促して。
■黒羽 瑠音 >
「どれだけやり込んでるかの指標みたいなものでもあるよ~~音夢ちゃんも高ランク目指してがんばろ!」
ふふっ、と得意げに胸を張る、こういった所で先輩ぶれるのはちょっと嬉しい、他だとたいてー私が教えられる側だろうからなぁ
「えっとね、此処には初心者用の端末があるから、そこにいこう
其処はオペがついてていい……ようは私が一緒に入れるから」
どうしてもこの手のゲームは初めのとっつきづらさや、キャラメイクに悩むところがネックらしい
だから最初に友人や店員が一緒に筐体に入って手伝ってくれる、初心者台というのがあるのだ
今回このゲームセンターを選んだのもこのためなんだよね
「あ、あれだよあれ、じゃあ一緒にはいろ?」
そういって半円状の若葉マークがついた筐体に一緒にGOして、プレイ用の硬貨をすっ、と投入する
さーて、音夢ちゃんはどんなキャラを作るんだろう?
■夜合 音夢 >
「おお……
さては瑠音、このゲームやり込んでるな」
カードをその状態にするためにどれだけ労力が必要かは分からないが、一朝一夕では無理だろう。
初心者の自分からすれば未知の言語で書かれているような説明書きも噛み砕いて説明してくれる。
すっかり熟練者の風格を見せる友人の姿に、尊敬の念と微笑ましさを抱いた。
「分かった。よろしくね、先生……いや、師匠?」
この場合、どういった呼び方が適切なのだろうか。
ちょっと悩みつつ案内に従って初心者用の筐体へ連れ立って入る。
中は意外にもすっきりとした内装で、オペレーター同伴を前提に作られているため思ったより広い。
VR機具を装着し、操縦席を模した所定の位置に着いたところで硬貨が投入され、周囲を覆う全面モニターに映像が投影された。
「っ―――」
先程までカプセル状の空間にいたことを忘れるほどリアルな情景が広がり、サイバネティックな世界に言葉を失う。
『機体を選択してください』という音声でハッと我に返り、今いる格納庫と思しき場所を見回した。
頭上には様々なタイプのロボットが立ち並び、そのスケール感は圧巻の一言。
それぞれに簡単な機体解説が載っており、特徴と短所を加味して好きなものを選んでいいらしい。
ひとまずカスタマイズの事は考えず、説明を読みながら自分に合いそうな初期機体をチョイスした。
「……じゃあ、これで」
音夢が選んだのは、黒い鋼鉄騎兵。
防御を捨てて得た機動力で戦場を駆ける、獣のような身のこなしに惹かれた。
大きくて鈍重なスーパーロボットよりも肌に合いそうだ。
続けて『機体名を入力してください』と言われ、再び入力画面が現れる。
しばらく考えて、キーボードに指を走らせた。
《ナイトホーク》
夜闇を駆ける鳥の名を冠した漆黒の機体が今、戦場に舞い降りる。
■黒羽 瑠音 > 「答える必要は―― ふふ、家庭用ならいっぱいやったからね!」
えへん、と胸を張りながら一緒に乗り込んで
「何でも聞いて?さて、先ずは機体を……」
何て言いながらも、基本的に音夢ちゃんのセンスに任せたい所だ、だって、こういうのは自分であーだこーだ考えるのが一番楽しいだもん、私も最初に遊んだ時は小一時間は悩んだからなぁ
何て思っていたけど、思ったよりすらすらと作成を進めていく音夢ちゃんでした、うん、こういう時にすっ、と選べる思い切りの良さはかっこいいなぁ
「うん、高起動型は反射神経が問われるから、音夢ちゃんにぴったりかも!」
何て背中を押すフォローをいれつつ、キャラクターが登録されたら次はチュートリアルだ
『時はxxxx年、人類は宇宙へと進出し――うんぬんかんぬん』
「正直ストーリーはメインじゃないから、偶にイベントで遊ぶ時に見るくらいかなぁ」
「あ、始まるよ」
チュートリアルステージは地上、というよりデジタル空間だ、網目模様の如何にもトレーニングエリアっぽい空間に投げ出される
「ほら、目の前に的が出て来たでしょ?あれを壊していく感じ、時間はいっぱいあるから操作になれつつやっちゃおう」
画面に出てくるブーストやクイック移動など、一つ一つの説明をしつつ、音夢ちゃんが戸惑う所があったらちょっと手も貸しながらチュートリアルを進めていっちゃうぞ!
■夜合 音夢 >
「今ある中だとこれが一番良さそうだった。
そのうち、機体が改造できるようになったら……色々教えてほしい」
今はポイントも無いので無改造の初期機体。
カスタマイズ要素が解禁されてからが本番と言えるだろう。
まずは借り物の翼で何処まで飛べるのか確かめなくてはならない。
「ん……よし、やろう」
流れていくストーリーに目を通すより、傍らの友人に聞いた方が分かりやすかった。
そうしている間に画面が切り替わってトレーニング用の標的が現れる。
この機体の主な武装はマシンガンとアーミーナイフ。
まずは牽制の弾をバラ撒きながら肉薄しようと試みたが―――
「っ!?」
軽くブーストを噴かしたつもりが、想像していた何倍もの速度に思わずつんのめる。
慌てて急停止したものだから反動も凄まじく、二人でガクンと前後に揺れる羽目になるだろうか。
機動力を見誤った以上に、生身とロボットのスケール感の違いに頭が追い付いていないといった様子だ。
「お、思ってたより難しい……っ」
ブーストの加減方法や小技など、ひとつひとつ瑠音に教わりながら、移動に慣れるまで暫く時間を要した。
とはいえ、感覚を掴んでしまえば後はあっという間だろう。
■黒羽 瑠音 >
「目の付け所がシャープって奴だね!
うん、その時は任せて~音夢ちゃんが好きそうなカスタム色々考えておくから」
何て言いながら突っ込んでいく音夢ちゃん、あー、私も最初はこんな感じだったなぁ
「おーっととと、うん、ブーストはまず、ちょんちょんって触れるくらいで試して、どのくらい動くかを肌になじませる感じで……」
「後この機体はクイックブーストが得意だから、その動きにもなれておくよいいよー、それで回り込んで戦うのが基本だし、音夢ちゃんなら直ぐ適応できると思う!」
「マシンガンは基本ばら撒きまくってて大丈夫、リロードも速いし、ただ、火力はあんまり期待できないからあくまで牽制だね」
「そうそう、いい感じいい感じ」
最初は酔っちゃいそうながくがくとした動きが、どんどん洗練されていく、私より圧倒的になれるのが早いなぁ、流石だ……
『トレーニング、応用編』
「お、NPCが出てくるよ音夢ちゃん、動きは初心者用だけど負ける子も結構いるらしいから頑張って!」
音夢ちゃんの機体が相性がいい、重装射撃型の機体が現れる、同レベルの腕前同士なら音夢ちゃんの機体が機動力で後ろを取ってあっさり勝てるような敵だけど……
初心者に弾幕を避けられるかというとまた別の話だ、音夢ちゃんは上手く勝てるかな……がんばれっ!!