2024/08/22 のログ
ご案内:「『数ある事務所』 / 夜」にエルピス・シズメさんが現れました。
エルピス・シズメ >  
 数ある事務所の夜。
 応接間に幾つかの端末と『学生証』を転がし、ううんと唸る。

「大体の準備は出来たかな……。」

 状況を確認する前に、水を一杯飲む。
 一呼吸を入れる。

「『虹希ななみ』。ナナの身分のために作った、高品質な二級学生手帳。」 

 学生証を開く。
 『虹希ななみ』としての生徒情報が違和感のない形で捏造されている。
 保証人は【リビド・イド】。重要な身分を創る時は必ずこの名前を借りる。

 (問題が起これば、必ずあの先生に話が行く。そこで先生が保護に動く。)
 (故エルピスは、そうしていたみたいだ。)

ご案内:「『数ある事務所』 / 夜」にナナさんが現れました。
エルピス・シズメ >   
「結構なお金と札は切ったけど、その分簡易的なチェックはパス出来る。
 お出かけの時に、不都合があってもこまるからね。」

 『虹希ななみ』の偽造学生証を再度改める。
  高品質。生徒情報は無難にストーリーをあてはめて。
 保証人は『リビド・イド』に押し付けた。
 
 「これでよし。後は渡すだけ。」
 
 ナナへと『仮の身分が完成した』メールを送る。
 ひとまず、急ぐべき仕事は終わった。

 残りは自由時間。
 もうちょっとだけスマートフォンを弄ったら寝よう。

「……そう言えば最近忙しくて会えなかった人も多し、
 元気にしてるかメールして聞いてみようかな。仕事を頼みたい人もるし、
 調子悪い時に気遣って貰ってそれっきり連絡しなかった人もいるし、お礼ぐらいは……」

「田中君には彼女出来たよーって伝えておこ。」

(……僕にお友達、こんなに出来たんだ。嬉しいな。)

 増えた連絡先に幸福を感じつつ、メールを送っている。

ナナ > 「た~だいま~」

散歩から戻り元気よく玄関を開ける
今日も落第街は異常あり、そこまで大きくない異常なので無視してきた次第

と、スマホが鳴った
何だろうと思う前に先ずは帰ったご挨拶

「お、エルピスただいま~

なにしてるの?」

悩み多そうな顔をしているのを見て近付く
端末を覗き込めば、よく分からないので視線が泳ぎやがて学生証へ

「あ、これって前に言ってたやつ?」

エルピス・シズメ >  
「おかえり。ナナ。今日も元気に帰ってきてくれて嬉しいよ。」

 覗き込めば『虹希ななみ』と記された学生証がある。
 偽造のものだが、偽造であること以外は変わらぬ品質かつ矛盾のない様、丁寧に作られている。
  
 大体の偽造チェックもスルー可能な為、仮初の日常ではそう困る事もない。
 徹底した照会が行われて漸く偽造と分かるランク。

「そうそう。前に言っていたやつ。
 色んな伝手を使って調達した。妥協できなかったから、少し値は張ったけど、ナナの笑顔に比べたらはした金。」

 軽く笑って、学生証を渡す。オモイカネ8でない旧式だ。

「結局この名前にしたけど……名これでよかった?」

ナナ > 「今日も怪我無く元気いっぱいだよ~
なんか仮面の一派みたいな奴等は居たけど、良い弾避けも見つけちゃった。」

悪竜の名前を出しすこし同調すれば割と簡単に切り抜けた事を話す
知り合いの可能性はあるが、まぁ便利に使おうという話

偽造に見えない、というより本物をあまり知らないがそれでもかなり凝った造りであろう学生証を見る
虹希ななみ、その名前を見て思わず笑顔に

「カッコいい事言うねぇエルピス~

うん、この名前がいい。
この名前だからいいんだよ。」

学生証を手に取ってみる
ナナではない名前を見て何度でも嬉しそうに笑う

エルピス・シズメ >  
「よかった。……でも気を付けてね。
 僕が言うのもなんだけれど、……弾避け?」

 何だろう、と、不思議に思う。
 危機が少なくなるのは好いこととも思いつつ。

「ん、そっか。そう言ってくれると嬉しいな。
 写真は僕がいちばんよく見るナナで撮った。写真の更新が必要だったら言ってね。」

 満足そうなナナを見て、目を細める。

「じゃ、今日は先に寝よっかな。
 イーリスは湧梧さんと会議に出かけたから、今日は遅いと思うし……。」

 湧梧さんに借りた魔剣の話があるとのことで、『連絡手段』をイーリスに半分分けた。
 これからも連絡することは在りそうだったので、連絡に必要な紙をナナにも半分こ。

ナナ > 「そう弾避け~」

便利な話である
こういう安全に関わる情報はしっかりと広めたい

「ん~ん、これで大丈夫。
どうせある程度は向こうにも私の事知られてるだろうしこれ位で丁度いいよ。」

落第街辺りには目をつけられているのだから今更顔写真位構わない
これを使って色々便利に使える事の方が重要で

「例のいっぱい剣持ってる人だっけ?何この紙?」

ストーカーアンデッド討伐の時にかなりお世話になったと聞いた
渡される紙を見て首傾げ

エルピス・シズメ > 「悪龍の名前が弾避け……」

 ナナが何かやった、というよりは別に居ると判断。
 目の前のナナそのものが悪龍の称号を持つなら、
 もう少し違った態度になると考えたらしい。

「『使い捨て』の学生証手帳が必要になったら相談してね。
 そっちは簡単だし、もしかしたらイーリスでも賄えるから。」
 
 とりあえずでっち上げただけで風紀委員に見られたら即アウトの粗悪偽造学生証手帳。
 市場の流通としてはこっちが多いかもしれない。

「これも『魔法』の一つかな。
 陣の中心に、髪とか爪とかを置いて燃やせば、あの人の所に報せに来るんだって。」 

 紙を仕舞いつつ。

「とりあえず、僕は寝ようかな。僕が魔法を使えない体質なのも何とかしないと……お休み、ナナ。」

ナナ > 「悪名って広がるの早いよね、昨日まで悪竜なんて名前聞かなかったのに。
竜殺しですって宣伝しなくて良かったよほんと。」

あくまで自分とは関係ない話なのでこの程度
当事者となったらどうだったか
今度彼に会ったら少しはご飯でも恵んであげよう

「あんまりないと思うけど、了解。
まぁここではあんまり使わないし遊びに行くときくらいかな。」

予定している遊び、それを思えばまた笑顔
その時は使い捨てではなくちゃんとした方を忘れないようにしないと

「へ~なんか変な儀式みたい。
髪とか爪ね、覚え解く。」

同じ様に紙をしまう
何かあったときのためにどこかに保管しておこう

「は~い、私もそろそろ寝ようかな。
変な体質改善はやめといたほうが良いよ?」

エルピス・シズメ > 「広がる時はあっという間に広がって、消える時も早いからね。
 ……竜の心臓を生で食べたチャレンジャーが居るっている噂は聞いいたけど、すく聞かなくなっちゃったな」
 
 大きなあくび。
 眠い頭が変な噂を思い出した。

「遊びにも行きたいね。……気付いたら、もう夏も終わりかけ。
 旅行のプランをもうちょと練った方がいいのかも。」

 楽しみに思いを馳せる。
 後で色々と再確認しておこう。

「そうだね。できれば真っ当にしたいけど……ねむけがおそってきちゃった。」

 ねむねむな感じで階段を上り、
 そのまま着替えずにごろんと睡眠。 
 ほんの少し、お疲れ気味のエルピス。

ご案内:「『数ある事務所』 / 夜」からエルピス・シズメさんが去りました。
ナナ > 「あぁあれ物凄く硬かったよ。よくあれ人間の顎で食べきったなぁ。」

硬かった心臓を思い出す
少し食べただけだがあれは人間の食べるものじゃない

「そこはエルピスに任せるかな~
私は詳しくないしイーリスは…ちょっとすごいプランになりそうだし?」

夏の終わり、このまま遊ばずに終わってなるものか
不安要素は有るけれどそれはそれとしてしっかり遊んでやる

「お休み~
シャワー浴びて軽く食べたら私も寝る~」

上がっていくのを見送り、その後は宣言通りすっきりしてから夜食
ソファで眠くなってきたのでそのままごろんと休むことに

ご案内:「『数ある事務所』 / 夜」からナナさんが去りました。