2024/10/06 のログ
■園刃 華霧 >
※お風呂場で疾走ってはいけません
かぎりんの真似は危ないから、絶対にしないでね!
手桶めがけて疾走る
いける! なにが、と問うなかれ。とにかくいけるのだ
と、思った時に、二人の声がかかる
「いやイや、ダいじょー……」
ぶ、と言おうとして。逆にそれが仇になる。
要は、意識がそれて安全意識が疎かになる。
つまり、どうなる?
しらんのか?
転ぶ
視界が、回る
「お……っ?」
■伊都波 凛霞 >
いわんこっちゃない。
ってこういう時に使う言葉だ。
少し出遅れた、けど持ち前の運動神経と瞬発力で。
髪を纏めていたタオルをその場に置き去りにする勢いで前へ。
すってんころりんあははで済めばいい、けど相当痛い思いはする!
行った行動は、その場にあったタオル、手拭い、ついでに岩に腰掛ける用に敷いてあったごついバスタオルの投擲だ。
間に合えー!
■レイチェル >
「ったく……!」
華霧がよろめいた瞬間。
やや後ろに居たレイチェルは瞬時に姿勢を低くして、
倒れ込む華霧と床の間に身体を滑り込ませる。
前線を退いてからも、
日々欠かさなかった鍛錬がこのような形で役立つとは。
転ぶ華霧をしっかり抱きとめる形で、腕を伸ばし――衝撃に備える。
下は固いタイルだ。滑れば痛みが背中を襲うだろう。
だが、華霧にその痛みを背負わせるくらいなら!
刹那。背後から投擲される厚いバスタオルが視界に入った。
――ありがてぇ!
華霧の身体を抱きとめる姿勢のまま、
バスタオルの上へと身体を投げ込む――!
■園刃 華霧 > 「ッと」
思考が引き伸ばされる。
このままいけば、まあ死にはしないけれど、ちょいと痛い目にあいそうだ
まあ、それはそれで慣れてるし、しょうがないかなーとも思うけれど、回避手段くらいは考えても……
「あ」
タオルが投げ込まれる。
チェルが飛び込んでくる。
まず……っ
それは だめだ
「あァ、くソッ!!」
伸ばされた腕を取り、引き寄せ……
「せーノッ!!」
異能を展開する。
あまり人を巻き込んで使うことのなかった、自分の力
位相がほんの少しズレ……落下のベクトルが、位置が、変わる
二人は、足からタオルの上に軟着陸した
ご案内:「【委員会合同慰安旅行 - 女湯】」に鶴博 波都さんが現れました。
■伊都波 凛霞 >
「はー……まったくもう……」
やれやれ。
…ちょっと、自分も遊びすぎてしまったかなと反省…。
「ふたりともへーき…?」
ぱしゃぱしゃ、立ち上がって、湯船を歩いて近寄っていく…と。
新しい人の気配を感じて、そちらに視線を奪われる。
■鶴博 波都 >
「おじゃましま……す?」
赤のミディアムショートの、そこそこおむねの大きい鉄道委員。
鉄道委員のトレードマークはお風呂なので何もない。
疲れを取ろうと女湯に向かったら、なんか良く分からない感じにすごいことが起きていた。
掛け湯をしながら、不思議そうに見つめている。
■レイチェル >
「おっ……と……?」
背中への衝撃を覚悟していたのだが、
気づけば足から着地していた。
――異能?
目を細めて、しっかりとタオルの上に着地している自分の足と。
それから、華霧を見やる。
「ま、まぁ……無事で良かったぜ。
……その、ありがと、な?」
恐らく目の前の相手が何かしてくれたのだろうことは、
彼女の言葉などで理解していた。
何が起きたか、レイチェルが知るところではないが、
事実として変わったのは、落下のベクトル。
腕は華霧を抱きとめるようにしっかり伸ばされていて。
つまるところ、抱きしめている形である。
「……え、あっ」
そこに現れる新たな人影。
さっと華霧から手を退けて、新たな人影の方へ軽く会釈する。
■園刃 華霧 >
「ひュー……」
長い息を吐く
とっさにしては上出来だったが、ちょっと消耗は激しいかも知れない
2人分は初めてだ
風呂っていう理由でチョーカー外しておいてよかった
「……ン、こっチこそ、ごメんよ。
やリすぎタ」
レイチェルに返事をして、はふ、とまた息をつく
「ン。他の人? ちょードいい。
そロそろ大人シく、しヨっか。
お騒がセしたネ?」
新たに来た波都にごめんして、と手を合わせる
■伊都波 凛霞 >
「うんうん、大人しく温泉に入ろうね」
他の子も来たことだし、と。
とりあえず無事なようで何より、と洗い場の近くにゆっくり身体を沈めて。
漂っていたタオルを手繰り寄せると、ぎゅっとしぼって纏めた髪を整える。
「宴会場にもいた子だよね?
慰安旅行、どうだった?」
楽しめたかな?なんて気になって聞いてみたり。
■鶴博 波都 > 腕章がないので所属が分からない。
「あ、風紀委員の妹さんのお姉さん! 伊都波さん……ですよね。はとです。昨日振りです!」
こげ茶のロングのないすばでーな女性はオレンジジュースを注いでくれた子のお姉ちゃんで風紀委員だったはず。
うろ覚えの記憶を頼りに名前を引っ張り出して挨拶。
他の人は……見覚えがない。
抱きしめ合っている形の華霧とレイチェルを見て、ううん、と唸る。
あ、身体を離してこっち向いてくれた。
「すきんしっぷ……? 最近の委員さんって、やっぱりすきんしっぷガッツリ系なんでしょうか?
えーと……私はちょっと身体に自信が……。」
色恋と言うにはとても賑やか。
昨日の宴会の光景も紐付けて、そのような結論を下す。
「あっ、鉄道委員の鶴博 波都、はとです! 終電でこっちに来て、明日の運行まで待機で遊びにきました!
委員のみなさん、宜しくお願いしますね。」
ぺこりとお辞儀をして、湯船に混ざる前にちゃっちゃか身体を洗い始める。
賑やかな空気に混ざりたいのか急いではいるが、先に身体を洗ってからお風呂に入る派。
■鶴博 波都 >
「はい!楽しめました!」
紙と身体を洗いながら、楽しげな声。
■レイチェル >
現われたのは、全く見覚えがない人物だ。
風紀委員会の人間ではないだろう。
「こ、これは……色々あってだな。
不可抗力だ、不可抗力」
既に腕は離していることだし。
咳払いを一つして、自分の腰に手をやって、
自己紹介を返しておく。
「風紀委員のレイチェル・ラムレイだ。
今はあんまり前線には出てねぇが、
鉄道とも会議は組むことがあるし、
その内何かで関わるかもな。
よろしく頼むぜ」
そう口にしつつ会釈をした後、
凛霞へは手を立ててタオルへの感謝を示し。
「……おい、大丈夫か?」
何度も息を吐く華霧を見て、心配そうに声をかける。
■伊都波 凛霞 >
「あ、悠薇のこと知ってるんだね。
同じく風紀委員の伊都波凛霞です。よろしくね」
ぱちっとウィンク☆
「女の子同士だから、少しくらいスキンシップあってもいいですよね~」
なんて、他人事なのでにこにこしながらレイチェルと華霧を見ている!
■園刃 華霧 >
ちらりと改めて波都をみる。
……おかしい、今日はデカいの祭りか?
アタシの肩身が狭いじゃん。なんて、思うことは特になかったりする。
なんなら、ラッキーくらいに思ってる。
気を取り直して
「よー。アタシは華霧。
ポッポなハトちゃんダな。よろシく。」
そういえば、風紀とか言ってない。
まあ、いっか。肩書なんて大した事ないし
「うン? スキンシップってーカ……ま、イっか。」
いわゆる事故であるが、まあ細かいことはいいか、と思う
「んン? あー、へーきヘーキ。
ちト、腹が減ッタだけデ」
そう、レイチェルには答えた
■鶴博 波都 >
「レイチェルさんですね。よろしくおねがいします!
はい。私も現場ばっかりだったんですけど、もう少ししたら仕事が増えて……
……後方支援や物資運搬で他の委員さんと連携することが増えるみたいです。
なのでこれからも会う事があるかもしれませんね。宜しくお願いします。」
最近、ちょっとした異能に目覚めた。
その異能の関連で、分掌が増えて他の委員との連携が増える。
その前に色んな委員さんを知る意味でも、この慰安旅行は有意義で楽しかった。
「華霧さんですね。ぽっぽな車掌のはとちゃんです、よろしくおねがいしますね!……?」
何処の委員なんだろう?と思いながらも名前と顔は覚えたので問題なし。
自分ではそこそこぐらいにしか思ってないので、視線に不思議そうな顔をする。
洗身前に挨拶を交わして、洗身開始。
ミディアムショートなので、男子よりは長くなるけど洗う時間は比較的短い。
さくさくと上半身から下半身を洗い進める。
なんか調子の悪そうな話? が聞こえたけど大丈夫みたい。
洗い終わってから、伊都波さんに向き直る。
「ばっちりです、りんかさん! うん、最初にオレンジジュースを注いでくれた子ですから!
そのあと伊都波さん……あ、お姉さんの凛霞さんがぎゅーしてましたから、インパクトばっちり覚えてます!」
■レイチェル >
「スキンシップじゃなくて、事故だよ事故。
ったく、茶化すなよ、凛霞……」
はぁ、と。ため息を吐きながら。
じっとりとした目で凛霞を見つつ。
「とりあえず、ゆっくり湯に浸かろうぜ。
飯なら後で、ゆっくりいくらでも食えるからよ」
この場で変に心配しすぎても、良くないだろう。
先導するように凛霞の居る浴槽の方へ向かう。
「後方支援や物資運搬ってんなら、
そりゃ幾らでも仕事をする機会がありそうだな。
ま、よろしく頼むぜ」
現在のレイチェルは裏方仕事がメインだ。
他委員との連携も積極的にしている為、そういった仕事を担当するので
あれば、顔を合わせる機会も多そうだった。
■伊都波 凛霞 >
「常世の島で生活していると何気ない日常でも鉄道委員会さんのお世話になってること、多いですしね。
こういう委員会合同、みたいな機会はやっぱりあるといいですね」
茶化すなよ、なんて言葉を向けられるとくすくす。
なんか二人が一緒にいるのを見るとほっこりしてしまって、つい。
二人の話を直接聞く勇気はあまりないけど、心の中でひっそり応援はしているのだ。
「あーあ、楽しかったけど明日にはもう帰っちゃうんですもんね…」
もっと長く楽しみたい、という気持ちと。
いつまでも委員会活動に穴を開けられない…そんな二律背反。
■園刃 華霧 >
「さスがに、力使いスぎっとネー。
こコで非常食食べルわけ二もいかンし。
ま、死にャしなイし。そダね、晩飯まデ待つヨ」
むしろ、その程度で済んでいるだけマシである。
レイチェルにかるく肩を竦める
「ハー、しカし……鉄道サンかぁ……
やッパ、ロボとか操作スるンかな」
改めて波都をみる。
そういえば、鉄道サンとまともに顔合わせたことがない
貴重なサンプルだ
「ん? なになに。リンリンの妹に、なにその、リンリンにぎゅーされる、とかどこ情報?
ちょっと感想聞きたいんだけど?」
波都に迫った
■鶴博 波都 >
「事故!? ……だ、大丈夫なら安心しました。ヒヤリハット……。
会議や連携の際には宜しくお願いしますね。細かい物資事情や必要な機材の勘所は、やっぱ書類ではわかりません。
ちゃんと各委員さんに必要な物資を供給したいと思っていますので、レイチェルさんみたいな方が居ると心強いです。」
事故と聞いて険しい顔をした。
仕事と性格の性質上、事故のワードを聞くと気が引き締まる。
そのまま仕事の話に移ったので、暫く真面目な表情。初々しさの抜けてきた2年生の顔。
でも無事そうなので、気を戻した。
「逆に私は日常しか知りませんでしたから、前線で活躍している委員さんはちょっとしたヒーローみたいな遠い存在でした。
なのでこうやって身近に感じられて……私はこの人たちに物資を届けるんているんだな、ってやる気が湧いてきました!」
連携は取っていても、こうやって距離を縮めて『人』として見れる機会はとても貴重。
うんうん、と、凛霞の言葉にうなずきながら憧れを口にした。
「あー……部署によってはずっとロボットを作り続けている所もあるみたいです。
あまり関わりのない部署なので、よく知りませんが……帳簿を見る限りなんかすごいです。」
そういうものを開発している鉄道委員も知っているか、関わりは少ない。
そう言えば昨日会った男子の壱さんがAF……なんて言葉を言っていたことも思い出した。
華霧さんと顔を合わせ続けている間は、不思議そうなぼんやり顔。
「そして、レッツ湯舟です。」
ちゃぽん。
ゆっくりと湯船につかってリラックス。
■伊都波 凛霞 >
「あはは…昨日の宴会場のことだね…。
妹の悠薇をみんなに見て見てーってやったりしちゃってた…かな」
結果、思いのほか注目を集めてしまって、妹は宴会場から逃げてしまったのだけど…。
にしても、随分と息抜きが出来た気もする。
なんの気なしにちゃぷんと湯を跳ねさせて、空を見上げる──。
あれ…屋根の上に誰か…いる…ような(視力7.0)
「はっ……あ、あんな場所で煙草を吸ってる!?」
ぱしゃん、思わず立ち上がって、慌ててタオルで前隠し。
……本来なら覗きを心配するところかもしれないが、監視対象の彼はそういう人間じゃないことを重々承知だ。
「ちょ、ちょっと私行ってきます!」
少し慌ただしく、湯船から上がる凛霞。
その後は…また夕食の席で再開しつつ、旅館の御馳走に目一杯舌鼓を打ったことでしょう。
ご案内:「【委員会合同慰安旅行 - 女湯】」から伊都波 凛霞さんが去りました。
■レイチェル >
「ま、いつまでも慰安旅行って訳にもいかねぇからな。
明日からまた頑張る為にも、今はゆっくりしようぜ」
凛霞の言葉に、穏やかな笑みを浮かべつつ。
「おう。裏方なら結構色んなところに顔出してるからな。
そん時は、な」
前線に居る者も後方でそれを支えている者も。
皆が日々、この学園を支えている。
物理的な場所は違えど、精神的にとるべき距離などないのだ。
前も後ろも――そして横も入り混じって楽しめるこういう場は、
そういったことを改めて感じさせてくれる。本当に有意義に思える。
鶴博と凛霞のやり取りを見て、改めてレイチェルはそう感じたのだった。
「後でちょっと飯分けてやるよ。
……感想聞きたいって、お前さっきくっついてただろ……」
腕組みしつつ、じっとりとした目で華霧を見るのであった。
■園刃 華霧 > 「おー、なンか見つケたカ。
こりャ、リンリン、休暇どコろじゃナいかもナー」
のんびりと去っていく様子を見つめる。
まあ多分大変そうだ。苦労するなあ。
「やッパ、ロボ……あるンだな。
おッもシれーナぁ」
自分にとっては、ある意味雲の上みたいな世界観だ、ロボ。
面白そうで仕方がない。
「うン? ダって、そリゃ……他人の感想ハ聞いトかナいと。
えーっと、アれ。客観的視点?ってヤつ?」
そんなことをレイチェルに真顔で返す。
「アー、まァ。リンリンも、チェルもくっつイたけドさ?」
■鶴博 波都 >
湯船の中、あくびをしながらくつろぐ波都ちゃん。
「はい!レイチェルさん!その時はです!」
そう応えながらくつろいでいたら、凛霞さんが何処かに行ってしまった。
すごい動きだし何も見えなかった。これが風紀委員の力、と固唾を呑んだ。
「かいじゅう? に対処するようなものから……やっぱり治安維持用みたいのもあるけどさっぱりです。
非日常の鉄道委員さんのお仕事はまだあんまり……。」
管轄外なので詳しくは知らない。
たまに見る書類や立ち話で聞くものに、彼女自身の交友関係から補完した程度。
仕事が増えて今後知っていくことになるかもしれないけど、非日常の鉄道はまだまだ未知。
あ、でも厄払いはしてたっけ。
彼女にとっての日常なので頭から抜けていた。
■レイチェル >
「客観的視点……そういうもんかねぇ……。
しかし、華霧はそういうの、結構興味あんだな。
なら、鉄道委員の見学に行ってみるのも良いかもしれねぇな?
波都もあんまり知らねぇみたいだし、せっかくなら一緒にってのも
ありかもな。
オレも、たまにパーツの調子を見て貰う時には世話になってるが、
あんましっかり中を見たことはねぇからなぁ」
話を聞きながら、そのように返し、
トントン、と防水仕様の眼帯を指で叩く。
彼女に内蔵されているパーツは普段、
生活委員と鉄道委員の手を借りてチェックをして貰っているのだ。
「ま、委員会って言っても本当に多くの人間が動いてるからな。
部署が違えば全然知らねぇってこともあるだろう。
でもま、知っとくことに越したこたねぇからな。
今後の鉄道委員内の連携もしやすくなるだろうし、な」
波都へそのように伝えつつ、改めて湯船でリラックス。
■園刃 華霧 > 「ンー……興味ッてカ、面白ソうじゃン?
機械の何かヲ動かスとかサ?」
深い意味のない、ただの好奇。
それゆえ、他愛のない関心ともいえる。
「アー、見に行ク、かー……アりっちゃア、アリだけド……
そコまでシて、ッてーのモなー」
だから、割と簡単に折れたり横道にそれたりもする。
「マ、仲良クしよーッテだけデも、悪クはなイかな。
どッカ、遊び二行こウ! ナ、はとポッポちゃん」
そうやってにこやかに他人を巻き込んでいく
■鶴博 波都 >
「はい。先はながそうだし……ゆっくり。知っていきます。」
レイチェルの言葉にこくんと頷く。
振り返ってみれば、外も内もまだまだ知らない事だらけ。
まだまだ勉強することいっぱい。
そう思い、気を引き締めて直した。
「いつでも見学、お待ちしてます! ……と言ってもロボットは管轄外ですけどね。」
てへへ、と、苦笑しながら答える。
区分違いなので断言が出来ない範囲。
「おっけー!今度遊びに行きましょう!華霧さん!
私自身はあんまり趣味がないんですけれど、色んなものを見るのは好きです。」
「あとで連絡先交換したいです、皆さん。」
巻き込まれるのも悪くなさそうで、楽し気に応える。
■レイチェル >
「別に構わねぇぜ。
何か困ったことで、風紀に相談するようなことがあったら、
いつでも連絡寄越しな。
勿論、プライベートでも連絡は受け付けてるがな」
波都に視線を向けて、穏やかな笑みのままそう返す。
湯船の縁に手をかけて外へ出つつ、近場で身体を洗い始め。
「ま、一つ候補にな?
さて、それじゃ……オレは、そろそろ上がるとすっか。
この後は飯も待ってることだしよ。
華霧、晩飯に好きなおかずあったら分けてやっから、あとで教えろよ」
助けて貰った訳だし、当然だ。
そう口にして、レイチェルは手を振って去っていくだろう。
ご案内:「【委員会合同慰安旅行 - 女湯】」からレイチェルさんが去りました。
■園刃 華霧 > 「おッケ、オッケー」
流石に此処で、は無理なので後々連絡先の交換はするのであった。した。
「アタシとしテは、プライベードな方ダけでお願いシたいネ」
けたけたと、合わせて笑って波都に微笑む
「ナーんダよ、いっちゃウのー?
と、思ったケど。アタシもいー加減、腹減っタわ……」
ぐう、と何かが鳴き声を上げる。
「ホんじゃ、アタシも上がるネ。
まタあとデな、ハトポッポちゃん」
そういって、この場を去るのだろう
ご案内:「【委員会合同慰安旅行 - 女湯】」から園刃 華霧さんが去りました。
■鶴博 波都 >
「またねです。華霧さん、レイチェルさん。」
湯舟の中、レイチェルを見送る。
大分浸かった気がする。
「ふー……私はもうちょっと浸かっていきましょう。」
ひとりになった入浴所で、のんびりと寛ぐ姿勢。
日々の疲れをリフレッシュしてから、湯船から上がりました。
ご案内:「【委員会合同慰安旅行 - 女湯】」から鶴博 波都さんが去りました。
ご案内:「【委員会合同慰安旅行 - 女湯】」に伊都波 悠薇さんが現れました。
■伊都波 悠薇 >
かぽーん。
温泉。利用客がいない、ひとりの時間。
昨日の夜はなかなか、人がひかなくて入ることができなかったのでこの時間に。
ゆっくり、身体を沈める。
ーー屋根上に、お姉ちゃんといた人、『だれなんだろう』?
知らない人。
でも、楽しそうだった。
ちょっとだけ、大丈夫なのかなと不安になる。
問題ないとは思うけれど。
今日から、戻る。業務に、学校に。
そしてーー
ちゃぷ。
湯を顔にかけて。
「ふぅ」
■伊都波 悠薇 >
それにしても、桜さんは寂しそうだった。
このあと、同居人が減ると言っていたし。
大丈夫、かな。大丈夫だとは思う。
なにせ、姉の友達だし。きっと一時のもの。
寂しさが、消えたらいいなと思う。
ーー伊那美さんは。
うまくいったのかな。お部屋は結局一緒にしたのだろうか。
婚約者、とはまだ決まりきったわけじゃないだろうけど、アプローチはがんがんしたのでは…………妄想タイム。
ーーお風呂にいる、以外の意味で顔が真っ赤になった。旅館、男女二人、なにもないはずなく。
さ、さすがに風紀委員だしね。なりたいって言ってたし。乱すことはしない……いやでも、それが背徳感で盛り上がる、可能性も。……妄想タイム。
「……ぅぅ」
不満溜まってる? そんなことない気がするけど。
ぶくぶく。
■伊都波 悠薇 >
ツナギのひとは、大丈夫だったかな。
無事に帰れたらいいけど。何処かで出会ったら声をかけてみよう。
ーーどもったりしちゃうかも、だけど。目標だ。
黒條さんは、楽しんだかな。
少しは休めたらいいけど……
気にせずに、気負わずに。ゆっくり。
そんな関係になれたらな、と思う。
せっかく、いろいろして貰ったのだし気にもかけてくれる。でも、そんなの関係なしに……
「ちからに、なってあげたいな」
なにができるか、わからないけれど。
そう思う。ひとりで、なにかするのは……かたいへんだろうから。
せめて、ひとりじゃないと、おもってとらえたら。
ぶくぶく、ぶく。
そして、橘さん。
まるで、姉と釣り合いを取ろうとする私のよう。
だからなんとなく、重ねていろいろと口にしてしまうのかもしれない。
ただ、思っていることを。信じてるってことを口にしているだけ。
でもそれが発破に聞こえるらしい。
なら、頑張ってほしい。男の子、だから。
ーー……
ちゃぷん。
人は変えられない。そこまで私は強くない。実力もない。度胸もない。
でも、自分ならーー
なんだか、のぼせてきた。あがろう。
ぺたぺた、外に。
変わろうとできるはず。努力はできるはず。
ーーぎぃ、ぎぃ。
「……?」
きのせい、か。
温泉からでて、涼むことにした。
ご案内:「【委員会合同慰安旅行 - 女湯】」から伊都波 悠薇さんが去りました。
ご案内:「【委員会合同慰安旅行 - 姉妹の帰り道】」に伊都波 悠薇さんが現れました。
ご案内:「【委員会合同慰安旅行 - 姉妹の帰り道】」に伊都波 凛霞さんが現れました。
■伊都波 悠薇 >
旅行も終り。
友人が多い姉。
友達とのわかれ等が終わるまで、待つことにする。
ばいばい、またね、などの声が聞こえる。
あぁ、旅行が終ったんだなと思いながら。
「……お疲れ様」
やってきた、姉を迎えて。
帰り道、歩いていく。
■伊都波 凛霞 >
「おまたせー。悠薇も、お疲れ様」
ぱたぱたと駆けてくる、姉。
隣同士、並びあって歩く。
姉のほうが、ほんの少し背丈は大きい。
「どうだった?旅行」
「…疲れちゃったりした?」
ちょっと強引に誘ってしまった手前、楽しんでくれたならいいんだけど…と。
ちょっとだけ、遠慮がちに訪ねたりして。
■伊都波 悠薇 >
「うん?」
疲れたか疲れてないかで言われれば。
「つかれた、かな」
あまり慣れてないこともしたし。
緊張もたくさんした。
「でも楽しかったよ」
友達が増えたかはまた別だけれども、自分なりに楽しんだつもりだ。
「お姉ちゃんは? 楽しかった?」
■伊都波 凛霞 >
「大勢で遊ぶの、悠薇はあんまり…だもんね」
気疲れなんかもあっただろう。
そういう意味も込めての、お疲れ様。
でも楽しかった。そう言ってくれると、ほっとしたような顔。
感情がすぐ表情に出る、わかりやすい姉。
「私は──」
「私も、うん…楽しかった」
「夏からこっち、色々あったから…いい"区切り"になったかな」
■伊都波 悠薇 >
覚えていないけれど、直近のものがきっと姉にとってのことだと思う。
でも、それが区切りになったのなら、良いと。
「……私の大怪我とかね」
なんて、茶化すように口にする。
「そういえば、お姉ちゃん。屋根の上で仲良かった男の人ーー」
ついで。
「……『誰』?」
■伊都波 凛霞 >
「あれは区切りません。
本っっっ気で心配したんだからね。死んじゃうかと思って」
ぴしゃ。
そこは区切られていなかったらしい。
まだまだ、茶化せない出来事だったみたいだ。
「ん?」
あれ、屋根の上のあれ、見てたんだ。
そうか少し遅れて悠薇はお風呂にいってたのかな、なんて思いながら。
「誰って、監視対象の追影くん。私が監視役してる子。…あれ?知らなかったっけ?」
?
そんなはずない。
妹ももう風紀委員になってしばらくだ。監視対象の名前とか、顔とか。
ましてや自分の姉が監視役の相手を知らないなんてことは……。
■伊都波 悠薇 >
「……区切ってくれてもいいんだけどな」
確かに死んじゃうかと思ったけれど。
おかけで自分のみえる世界が変わったのは事実で。
「あ、あの人か。なんか、『違ってみえた』から……そっか……」
別の人に見えた。まるで、鍛え直された刀のようだった。
「……もうひとり、いたよね。なんか、面白い殺気だったかも」
なにか。『ズレ』てる。そんな気がする。
■伊都波 凛霞 >
「ダメ!もう二度とあんなのゴメンだからね。
父さんや母さんもどれだけ心配したことか……。」
譲れない姉。
妹にとって重要な出来事だったかもしれなくても…本当に、二度とあんな思いはしたくない。
「……まぁ、確かに昔に比べて変わったかな、と思うけど」
外見なんかはそうでもないしなぁ…となんて不思議に思う。
……なんだか、違和感。
「あの子も監視対象。面白い‥かぁ……私は、ちょっと苦手」
──追影くんを鍛え直された刀…なんて言ったり、方や面白い殺気、なんて表現をする。
ちょっと変わった視点で物事を見ているような、不可思議感。
ちょっと、気になるけど──。
聞くべきか、聞かないべきか。
………。
「──ね、悠薇」
「最近、異能のほうは、どうなの?」
終わった話、自分から積極的に話題に出すことはなかった、"天秤"のこと。
ちょうど二人きり、妹の言葉の端々に気になるところも感じての、問いかけ。
■伊都波 悠薇 >
「……うん。だから、あんまり、前にいかないようにしてる」
反省してるよ、と呟いた。
蟻の、ところへも行っていない。
「そうなんだ。あんまり、よく見てなかったから。殺気、くらいしかわからなかったな」
その読み取りは、また姉の才覚とは別の。
なにかが刺激を受けたのかもしれない。
「なんか、『遊んで』からかな。調子、いいんだよ?」
だからと、前線にでるつもりもないけれど。
「え?」
突然の、異能の話。
「どしたの? あれ以降うんとも、すんともだよ。匙投げられちゃうくらい」
気づいてる/気づかない
ぎい、ぎぃ……二人に聞こえない。重りが鳴る。
「なんか気になること、ある?」
■伊都波 凛霞 >
「お姉ちゃんから一本取れるくらいになってから、かな」
危険な任務に就くのは。
秩序維持、風紀を守る仕事は何も違反生徒や部活、組織の取り締まりだけじゃない。
今の妹なりに役に立てることも、きっと沢山ある。
「むしろよく屋根の上見えてたね?
遊んで、父さんに言われて…って言ってたね」
調子が良いのなら、それにこしたことはないのかな。
異能の話をすれば、驚いているような妹の反応。
「………」
「ううん。結構、経ったから…どうなのかな…って。
だよね、悠薇も成長、ちゃんとできてるし、友達もできてるし…」
ただの杞憂。
「なんともないなら、良かった」
少し、気になっていた。
安心していいのなら、それで。
ほっとしたように、笑顔を見せていた。
■伊都波 悠薇 >
「…………中国の歴史より時間かかりそう」
うげ、と。
苦虫を噛み潰したような顔。
「そんな気がしただけ。お姉ちゃんはすぐにわかったけど、近くのは雰囲気しかわからなかったし」
父ならわかったのだろう、と思う。
よく言われた。殺気は読め、呑まれるな。
読めたは、読めたけれど。感覚だけ。
「……? うん。変なことはないよ」
気づく、はずもない。天秤は、重りを減らさない。だから……乗せるだけ。
ーー『足りない方に』
「気になるの?」
■伊都波 凛霞 >
「ふーん……」
なんだろう、肉眼…というより感覚的なもので見てる?
殺気に対して鋭敏になっているのなら、それは一種の素質だし、危機管理にも繋がることで。悪いことではない、けど。
「んーん、変なことがないならいいの!
心配することないなら、ぜーんぜん」
気にならないわけはない。
どれだけ異能のことを知った時に落ち込んだことか。
こともあろうに、完璧超人なんて揶揄される自分が、無自覚のうちに最愛の妹の才能を全て摘み取り自分のものとしていた。
──色々の末に、今は受け止められているけど。
「忘れられは、しないけどね」
■伊都波 悠薇 >
「そっか」
良いと、言われると。
なんともすんなり、頷いた。
ーープレゼントも渡したし、伝えたいことは全部詰まってるから。
「そういえば、お姉ちゃん。橘さんのコイバナ知ってる?」
忘れちゃえばいいのに。
もう、ほとんど。
そう、思ってる。
そんな言葉を飲み込んで、姉の大好物を口にしてみた。
コイバナである。
■伊都波 凛霞 >
「あっ、温泉であったよ。胸のおっきな子。」
イナミちゃん、可愛い子だった。
なんか、自分のことを苦手そうに見てたような気がするけど。
「婚約者って言ってた。
橘くんもスミに置けないよねぇ。
私は、橘くんは悠薇に気があるんじゃないかなって思ってたんだけどなぁ」
コイバナの話になれば、ちょっと饒舌。
■伊都波 悠薇 >
自分の名前がでれば。
そういえば、と今さら思い出した。
ぼっ、顔が真っ赤。
「……告白じみたのはされたな」
ぽそり、呟いて。
「うん。でも、ほら伊那美さんがいるから、いなければ、とか言われたくらい」
気はあったみたいだよ、なんて、恥ずかしそうに。
■伊都波 凛霞 >
「悠薇くらい可愛ければ告白の一つや一つされててもお姉ちゃんは驚きません」
ぼっと顔を真っ赤にしている妹を見て、くすりと笑う。
「──でも、そうだったんだ。
イナミさんがいなければ…かぁ……」
婚約者…ってことは、約束があったってこと。
彼の性格なら、約束に対して誠実だろうとは思う。
でも。
「気はあった…って程度なのかなぁ」
「だって、本来伝えなくてもいいことだよ?
婚約者がいて、要するに約束があって。
それでも伝えた…って、よっぽどその気持ちが大きかったからなんじゃ」
「……うーん、彼も気難しいところがあるから、わかんないけど…」
でも律儀すぎるほど律儀な人間である…とも思っている。
■伊都波 悠薇 >
「そうなのかな」
嘘だとは思ってない。ショックもない。
嬉しいは少しある。でも、なんでか、自分が彼と一緒はなんだか……
「でも、多分。付き合わなかったかも」
思い返せば、ずっと。自分は彼にずっと。
言っていた気がする。
「ちゃんと、なりたい自分、見てたら、違ってたかも」
自分との違いが、よくわかる彼。
合わせ鏡のようで、違う、彼。
「……似合わなかったと思う。彼の翼に。私は」
■伊都波 凛霞 >
「うーん…私も経験豊富、なんて言えない立場だけど…」
告白…はたくさんされたけど、受けたことはなかった。
それは子供の頃からの約束があったからだ。
もう有効なのかどうかもわからない約束に、なぜか拘ってしまった結果。
それでも、拘っていて良かったという結果に自分はなったけれど。
「付き合う、っていう立場になってみて見えてくることもあるだろうから、一概には言えないのかもね」
似合わなかったと思う、なんて零す妹には、そんな言葉を。
「私が彼のことを語るのは違うかもしれないけど、
それを伝えた…ってことはきっと彼の中でまだ何かがあるんだと思うな」
「婚約者…って、学生の時分の身には結構重いことだと思うしね…」
もしかしたら迷ったり悩んだりしていたのかもしれない。
彼は妹に気持ちを伝えたことで、何か答えを見つけることが出来たんだろうか。
「尚、私は全然悠薇が彼に見合わないなんて思わないけどねー♪」
だってこんなに可愛い。真横にいる妹にえいっと抱きついちゃう。
「価値観なんて人によって違うし、自分にとったって不変のものじゃない。
悠薇の出した答えは尊重するけど、あんまり難しく考えすぎなくてもいいと思うよ♪」
■伊都波 悠薇 >
「どうだろうね?」
気づかない。ぎぃぎい、なるオモリ。
鞘と称されたキミ。
だからーー
「わ」
抱きつかれる。前なら狼狽えてた。
でも、今は、受け止めて、ちょっと赤く、なるくらい。
「私は、伊那美さんと、橘さんが幸せになってくれたらそれで。これから、『彼』がどうなったとしても」
そこまでしか、考えられないし。頭が彼でいっぱいには、なれなかった。
「……お姉ちゃん。あまり、『勘違い』、されないようにね」
昨日のを見て、聞こえた鞘という言葉での推測から。
一応、そんな風に忠告。
「あと、重くなった気がする。太った?」
■伊都波 凛霞 >
「伊那美さん、悪い子じゃなさそうだったし大丈夫だよ。多分」
むしろ…橘壱。彼の時折見せる素の顔の雰囲気。
そちらのほうが、大丈夫なのかなと思ってしまうこともある。
歩きづらいので、妹成分をたっぷり接種したらぱっと解放して。
「? 勘違いって?」
何が?
と、首を傾げている。
本当になんのことかわかっていない顔。
こういうことに無頓着なのは、昔からかもしれない。
「おっ…重くはなってなかったもん……1kgしか」
■伊都波 悠薇 >
「そうだね。伊那美さん『は』大丈夫そう」
心配している方向が、重なった。
なんだか可笑しくて、笑ってしまった。
「……監視対象さん、男子。お姉ちゃん、女子。仲良く、しすぎてるところ、見られたら嫉妬されちゃうよ。『会えなかった時間』の分、見せつけられたって」
そういうところは、鋭いし詳しいのは昔と同じ。小説や漫画でよく、やきもきするもの。自分が。
「重くなってるじゃん。ちゃんと。1キロ」
突っ込みいれつつ。
「ちなみに、私は変わってなかったよ。体重」
からかうように続けた。
■伊都波 凛霞 >
「そうかなぁ…別に仲良くしてる男子なんて他にもいるし…。
友人関係とは、やっぱり違うものじゃないの…?」
姉の交友関係は広く、その中には男子生徒も多くいる。
もちろん、恋人関係は特別なものだと思っているけど、それで友人と仲良くしすぎないように…とするのも違うような。
監視役と監視対象の間柄はまた友人とは違うかもだけど…それでも仲が良いに越したことはない筈。
「悠薇が心配しすぎなだけ、じゃないかなあ…。
でも、うん…ちゃんと覚えとくことにする」
心配してくれているのだもの。しっかり心に留めておこう。
「む…ちゃんと運動してオトすから平気…。
悠薇は…辛いもの好きで新陳代謝がいいのかなあ……」
■伊都波 悠薇 >
「お姉ちゃんは平気でも……独占欲って、付き合ったらね。ぞくり、気づいたらあるんだよ。そこからね、束縛がはじまったりして」
にこにこ。大好物のジャンル。
そこからしっぽり、ねっとり、どっぷり…………妄想タイム。
っぽん。二秒で頭から湯気が出た。
「こほん。心配しているのはお姉ちゃんのほうじゃないというね、やつです」
でもそれはそれで、おいしいし、そんなことになってしまった後の姉もい、いものだとおもう。
もちろん想像のなか、だけのお話。
「頑張って。私はかれこれ二年変わってないな……」
姉の努力を。応援しつつ。
「……恋、してみたらどんなかんじなんだろうな」
自分の想像はできなかった。
■伊都波 凛霞 >
「……悠薇~?」
あ、二秒で戻ってきた。
「そういう本の読み過ぎだって」
くすくす、笑ってはいるけど。
鈍いのは現実なので、妹の心配はご尤もだったりする…。
「二年も体重維持なんて凄いことだけどね。
…気になる子とか、まだ出来たりしない?」
友人は、順調に増えてるって話を聞く。
そんな中から少しずつでも距離が縮んでいけば、発展したりもするのかもしれないけど。
「まぁ、恋なんてよくわからないもんだしね。
お姉ちゃんだって、よくわかっていないもの」
■伊都波 悠薇 >
「う゛」
否定できない。ぐさり、刺さった。
「なにもしてないけどね
……ーー気になる人?」
どうだろう。
よく考えてみて。
「……仲良くなりたい人はいるかな。
お姉ちゃん、彼氏いるのに……わかんないならもっとわかんないよ……」
■伊都波 凛霞 >
なにもしてないのに体重維持…やはり辛味…カプサイシンの力なのか…。
「気になる人や仲良くなりたい人、いるなら」
「そのうちそういう気持ちが恋っていうのに、発展するのかもね」
くすり、優しく微笑む姉。
一転、彼氏がいるのに、と言われればうーん、とちょっと空を見上げる。
「わかんない、っていうか明文化し辛いっていうか…説明がし辛いというか。
私は彼といると、凄く安心する感じがするんだよね。
どれだけ寄っかかっても倒れなさそう、っていうか……あ、甘えたくなるというか…」
後半、とても声が小さかった。
■伊都波 悠薇 >
「え、これって、前触れなの」
そんな、ことって……でもそうなのだとしたら?
ぽひゅ、顔が真っ赤になった。
「……説明できてるじゃん」
あつーい、と顔を手で仰いだ。
聞き逃さない妹Ear。
「甘える、か。なんか、一緒にいるとみたいなのは本とかと同じ、か
あ、これが好きなんだって突然なるのかな。それは」
それは。
「怖いなぁ」
■伊都波 凛霞 >
「かもしれない、って話ね」
真っ赤になる妹。可愛いが過ぎる。
もいちどむぎゅってしたくなったけど、歩きにくくなるから我慢。
「これで説明になってるのかなぁ…?
でも、私にとってはそんな感じ…かも。
こう、もう…好き好き~!!って感じになるのはどっちかっていうと悠薇相手のほうが多いね~」
くすくす。自覚はあるらしい。
「──、恐い?」
恋をするのが、恋になるのが?
妹の零した一言に、思わず顔を覗き込んで。
■伊都波 悠薇 >
「家族とはまた違うんじゃない?
そんなこと言ったら私だってお姉ちゃんのこと好きだよ」
すんなり。
「怖いよ、だって、今より満足できなくなるかもしれないし。今を壊さないといけないかもしれないじゃん」
関係性の変化。それも、自分だけ。
本では知ってる。でも自分がってなったら
「……やだな、って思っちゃうかも」
なんて話していたらいつの間にか家の前。
「そしたら、どうしようかな」
■伊都波 凛霞 >
「ゔッ……」
顔を抑えて、そっぽを向いた。
鼻血出てない?大丈夫?
危なかった…いきなり妹から面と向かって『好き』は破壊力高すぎる。
「──そっか、確かにそういう側面は、あるかもしれないね…」
これまでの関係が、距離感がな壊れてしまう。
だったら、今まで通りのほうが…そういうので悩む青少年は…きっととても多い。
「うーん…それは、どうしようどうしようって悩んでもいいことだと思うよ」
「一杯悩んで、自分自身で答えを出すこと…かも。
恋にまっすぐ、突っ走っていける人なんて一握りだからね。正直うらやましいなと思うけど」
ぽとぽと。
鼻血でてた。
■伊都波 悠薇 >
「そうかも……え?!」
突然の鼻血。
どうしたんだろう、もしかして無理をしてた!?
「おね、お姉ちゃん、鼻血! ちょ、おとうさーん、おかあさーん! 鼻血! お姉ちゃんがっ」
ばたばた、慌てて帰宅。
話しは終り、心配性な妹が家族を巻き込んで大騒ぎ。
たいへんな、帰宅だ。
ーー騒がしく、家族が姉妹を出迎える。
慰安旅行は、そんな、締めくくり。
ご案内:「【委員会合同慰安旅行 - 姉妹の帰り道】」から伊都波 悠薇さんが去りました。
ご案内:「【委員会合同慰安旅行 - 姉妹の帰り道】」から伊都波 凛霞さんが去りました。