2024/10/14 のログ
ご案内:「委員会合同慰安旅行 - 二人の帰り道委員会合同慰安旅行 - 二人の帰り道」にレイチェルさんが現れました。
ご案内:「委員会合同慰安旅行 - 二人の帰り道委員会合同慰安旅行 - 二人の帰り道」からレイチェルさんが去りました。
ご案内:「委員会合同慰安旅行 - 二人の帰り道」にレイチェルさんが現れました。
ご案内:「委員会合同慰安旅行 - 二人の帰り道」に園刃 華霧さんが現れました。
園刃 華霧 >  
「ンー……ま、ァ……負担が大キいってーカ。
 腹減るダけだしナぁ。礼言ワれるほドじゃナいって」

少し頬をかいた。
そんな大したことをしてないのに礼を言われるも、ちょっとむずむずする。

「ァー……そレは、マジすまンかった。
 つイ、なー」

久しぶりで、ついはしゃいでしまったのは言い逃れできない。
やりすぎたと流石に反省はしている。素直に謝る。

「ほーンと、さー。
 で、その後はオせっキょーって流れナんよ。
 まったクもー」

そうやって散々説教をしながら、それでも付き合ってくれていた。
むしろ、説教をするからこそ付き合ってくれた、のだろうか。
なんにしても、なんだかんだ色々付き合ってくれた――懐かしい思い出

「うン、やッパ肉はいーナ、肉は!
 サ、次はドーすっかね?」

むしゃむしゃと美味しく食べながら、しかしもう次のことを考えている。
相変わらずの食欲である。

レイチェル >  
「……ま、そんなこと言ってるオレも
 お前と一緒にはしゃいじまったんだから、同罪なんだけどな。
 
 ただ、久々にあんな風に遊べて楽しかったぜ。
 今度はお互い危なくねぇところで、はしゃぎに行こうな」

危ないところはしっかり戒めつつ、自分の落ち度も認めて、
次はこうしよう、とはしゃぎ先を提案する。
こんなだから『甘い』だなんて言われるのだろうか――。


それにしても、この両手に未だ残るサンドの重量。
先ほどから何度か豪快にかぶりついてるつもりなのだが、
それでもようやく1つ目が終わるといったところだ。

華霧の口から出てくる、既にこの学園に居ない
貴子との思い出話。こちらも穏やかな笑みが浮かぼうというものだ。

「……もう次の食い物のこと考えられる、
 お前の切り替え能力と胃袋に感服だよ」

両手に持っているサンドと、華霧の方を交互に見やって
思わずじっとり目。
 
「しかし、そうだな、なんか華霧が満足できそうなもんがありゃ
 良いんだが」

店先で牡蠣や焼き鳥を焼く店やら、ポテトや唐揚げを売る店、
多種多様なスイーツを売る店。そして。

「……と。おい華霧、良いもん見つけたぜ」

『鬼ぷら』と書かれた看板の下では、おにぎりと――
海老だけではない、沢山の種類の天ぷらを具材としたおにぎりが
売られている。そのどれもが、とんでもない大きさだ。
通常のおにぎりの5倍、いやそれ以上はあろうか。

『も、もう少しで無料だったんだがなぁ……』


店先からげんなりした表情で出てくる、巨漢の姿。

『20分で10個食べきれば無料! プレゼントもあり!』
という看板が立てられている。
レイチェルが示したのは、そこである。

園刃 華霧 >  
「ひひ、確かにドーざいダ。
 しタら、リンリンもダなー。」

この場に居ない仲間にも罪を押し付けていく。
でも、実際一緒に遊んでたんだから嘘ではないはずだ。

「ソだな、はしゃギたいよナー……
 そダ。まタゆーえンちでも、行ク? もチろん、リンリンも誘ってサ」

なんだかんだ、揃って遊ぶことがあるもう一人。
罪をおっかぶせたのだし、誘ってもいいよね。
……しかし、遊園地もお化け屋敷はやめといたほうがいいか?

「ン? ダって、そロそろ終わルしさ?」

実際、手元の巨大サンドはすでにほとんどが胃袋に収まっていた。
やつは、もう居ない。
で、やっとエンジンがかかってきたって感じだ。

「へー……食べキればプレゼントかー」

無料、の方には特に惹かれていない。
何なら、すでに手に入る前提で物を考えていた。

「ナにもラえんダろな? 行ってミっか、チェル。
 あンくラいなラよゆーダしな」

流石にチェルは食べられないだろうから、何なら2人分食ってもいいか。
……いや、それはダメかな。
ま、横で見てもらえばいいか。話しながらでもいけるだろ。

レイチェル >  
「ん、お前が誘うなんて珍しいな。
 遊園地、良いじゃねぇか。
 じゃ、また一緒に行こうぜっ」

華霧からの誘いは、純粋に嬉しかった。
慰安旅行は途中からしか参加ができなかったし、
残ったフラストレーションを解消するにも丁度良さそうだ。

……しかし、お化け屋敷はやめておいてほしい。
学園に来る前は魔狩人として生きていた訳で、
悪霊だろうが妖怪だろうが邪神だろうが怖くもなんともないが、
虫だけは本当に苦手なのだ。
前回の嫌な記憶が蘇って、思わず背筋が冷えた。
表向き、そんな様子は見せないようにするのだけど。

「うわ、マジだ……ほんとすげぇな、どういう速さだよ……」

手元にまだほぼ手つかずで残っているサンドを見つつ、
目をぱちぱちさせる。クロークからビニール袋を取り出して、
要らないゴミは回収しておこう。

「オレは応援に徹するぜ」

そう口にして、手元にあるサンドイッチにかぶりついた。
お腹は重いけど――畜生、美味い。

鬼ぷら >  
「おっと、ここで新たな挑戦者の登場かぁ~?
 可愛らしいお嬢さん、お名前は!」

何やら無駄に暑苦しい店員が、元気良く華霧を迎え入れる。

周囲の客の反応と言えば。

「いやいや、普通に天むす買いに来ただけだろ」
「あんな華奢な子が『無限天むすコース』に挑戦する訳ないでしょ……」

などと、ざわついている。

そうして店のカウンターには既に一名、先客が座っている。
坊主頭の巨漢は、腕組みしながら目を閉じている――。

その隣の席にお茶と皿を置けば、店員は華霧へ向けて、
そこに座るように促すだろう。

……どうやら、同タイミングで挑戦する対戦者が居るらしい。

園刃 華霧 >  
「そッカー? んー、まー……ソーかもナ。」

そもそもチェルが忙しそうなのもある。
あんま誘っても悪いか、とか思うときもある。
まあ、なによりも……どうしても一人でふらふらしてしまうことが大きい、のかもしれない。

「ンー、ほラ、こー」

残った一口(標準よりだいぶ大きい)を、ばくり、と口にいれる。
あまり大きくない口に、不思議と収まっていく。
そのまま、もぐもぐと咀嚼して飲み込んでいく。

まるで手品を見ているようだが、別に何のトリックも使ってはいない。
ただ、経験則のようにうまく、口に入れているだけである。

園刃 華霧 >  
店に近づくと、眼鏡のテンション高い店員が名前を聞いてくる。
一応、顔は知られていないのか……な?

「ン。あー……ドーすッカなー……
 ま、いッカ。園刃華霧。」

割と悪名が広まっている自覚はあるので、一瞬名前を言うのを躊躇する。
しかし、まあ、今更かと正直に名前を名乗ってみる。

「『無限天むすコース』?だっケ? やっテやろーじゃン」

指し示された席に迷わず座る。

「挑戦者きたる!
 可憐なお嬢さんだがー、一体、どうなるかぁー!!!」

店員のテンションがなぜかまた上がった。

「レギュレーションは、ご存知の通り!
 当店自慢の天むすをぉ!20分っでぇっっ!10個ッッッ!
 完食!!して、もらいます!!」

その間に、他の店員が皿に盛った天むすを持ってくる。
皿の上には、五個。
舞茸天、海老天、肉天、さつまいも天、かき揚げ。
とりどりの具材が包まった豪華な一品たち。
今にもかぶりつきたくなる一品だが……サイズ感だけがおかしい。

海老は20cmはあろうかと思われる巨大海老。
舞茸天は一つに一体いくつ使っているのか想像もつかない拳大以上の代物
ほかも、似たりよったりである。

「合図とともに、始めていただきます!
 両選手とも、準備はよろしいですか?」

華霧も、巨漢も、黙って頷く

「それではっっっ、『無限天むすコース』!!!」

園刃 華霧 >  

「いぃぃっってみましょおおおお!!!!」
 
 

レイチェル >  
「おいおい、何かすげーことになってんぞ……」

周囲に人だかりができつつある。
手元のサンドイッチをはむはむと少しずつ食べながら、
その様子を見守るレイチェル。

どうやら、巨漢は有名人のようで、
周囲の様々な者達は彼を応援しているようだ。

「……頑張れよ、華霧!」

その中で一つだけ、華霧を応援する声があった。

鬼ぷら >   
『……身体は華奢だが、よき目をしている。
 拙僧の名は、喰海(くうかい)

喰海。
最近一部で話題の大食い系配信者である。
近くでは、
彼の食いっぷりをオモイカネを使って動画に収める者が居る。
後で動画としてアップロードするつもりなのだろう。

始まりの合図と共に、男はそれだけ口にした。
そうして、
鎮座する超巨大天むすの山。その一つを崩さんと、手を伸ばす!

「むっ、ぐ……!」

超巨大まいたけ天むすにがっつき始める。
流石は大食い配信者、凄まじい勢いだ。
周囲から歓声があがる。

『流石喰海だぜ、あの山もぺろりと平らげそうだな……』
『動画いつも見てるけど、ほんと食べっぷりが気持ちいいのよねぇ』

――すまんが、園刃とやら。
  拙僧の食いっぷりの演出として使わせていただこう。

何とか、舞茸天むすをたいらげて、オモイカネに向けて
親指を立てる喰海。

そうして勝ち誇ったような目で、隣を見るが――!?

園刃 華霧 >
「ンー」

隣のでかおっさん……いや、おっさんか?
なんかさっき喰海、とか言ったか?
まあいいや、別になんでも。

『まずは立ち上がり!
 喰空選手、豪快にぃぃぃいっったぁぁぁぁぁぁ!!!!』

眼鏡、うるさいな?
まあ隣の状況を一々見なくても分かるのは、悪くない……のかな?

「じゃ、こレから……」

のんびりと手に取ったのは、巨大な海老天むすび。
まずは天高くそびえ立つ、海老の尻尾から

「お……」

パリッとした感じの衣がいい食感を出している。
その割にちゃんとタレの味がするし、雑、まずい、という感じがない。


「いケるな、こレ」

もぐもぐ、もぐもぐ
米も結構いい感じの硬さで、味もいい

『一方の、華霧選手! まずは静かな立ち上がりぃ!!
 冷たく、冷たく、おにぎりにかじりつくぅぅうううう!!!』

だから、うるさいな?

『ふ……やはり、その程度か』

喰空はほくそ笑む……が

「ん、うマい。いーナ、こレ。
 チェルも、ふツーの食ってミ? ぜってーうマいぞ、ここノ」

むしゃむしゃむしゃ
決してがっつかない。
ただ、一口が不思議に多く、一定のペースで食べ続けている。
そのスピードが落ちることはない。
どころか、会話をする余裕すらある

『お……っとぉ?! 早い……いや! これはマシーンかぁ!?
 リズムを崩すこと無く、食べ進めるぅうううう!!!』

いやだから

レイチェル >  
「いつの間にか大食いバトルになってやがる……」

店の中から見える天むすの量に思わず、
眉間に皺を寄せるレイチェル。

「普通の、か……まぁ持ち帰りならありかもだな?
 確かに美味そうだし……」

流石に今ここで食べるきにはならない。
無数の刃や銃弾を捌いてきた女も、
大量の天むすはさっぱり捌けないのである。

「というか、実況すげぇなおい……。
 どんどん人が集まってくるじゃねぇか……」

周囲の人だかりが増えてきた。
やはりこういった娯楽に人は弱いのだろうか。

『なんだか……美味しそうね……私も食べてみようかしら』
『お、俺も……』

観客達の見る目が変わってきた。
確かにあの食べっぷり、見ていて気持ちが良い。
喰海の食べっぷりもなかなかだが、
ペースを崩さずにぱくぱく気持ちよく美味しそうに食べる
華霧のそれが、少しずつ客の目を引き始めているようだった。

鬼ぷら >  
『ば、馬鹿な……! 拙僧が、こんな娘に……』

喰海のペースは少しずつ落ちていく。
もう、カメラに向けてポーズを取るような余裕などない。

『はあ、はあッ……これでは、撮れ高どころか――」

カメラを回す相方の表情にも、焦りが見える。


やがて。

『勝負ッ!! ありィィィィィィ!!!!!!』

いつの間に勝負になっていたのか。
ノリの良い店員は大声でそう叫んで、拍手をする。

喰海はと言えば、完全に青ざめた顔で突っ伏して、ダウンしていた。

『ペースを落とさず、ぺろりと完食ゥ!
 いやぁ、コース史上初の素晴らしい食べっぷりィ!
 
 今回の料金は何と、無料です!
 そしてささやかですが……プレゼントがありまァァすッ!
 商品はなんと、『鬼ぷら』1年間無料食べ放題券ッ!
 そして、限定キーホルダーだッ!』

そう口にする店員は、華霧の前に手を差し出す。
その掌の上に乗っているのは、
『鬼ぷら』のイメージキャラクターである、
天むすに手足の生えた鬼ぷらくん――そのキーホルダーであった。

『良ければ、お連れさんにもどうぞ?』

同じキーホルダーが二つ。
店員はレイチェルの方にも目をやって、そのように口にした。

園刃 華霧 >  
「ンー……最後、奥にチーズ仕込ムのはちトずるクない?
 美味かッタから最初から入レといテよー」

崩れ落ちる喰海を横目に、のんびりとそんな感想を述べる。
大食いモノってなんか罠を仕込みがちだよね。

『あり――えん……』

そして、男の最後の呟きは誰にも聞かれることはなかった

「お、マジで? や、あンがとナ!
 アタシはあンま興味なイけど、チェルは案外こウいうの好きダったりスるしナー」

ホクホク顔でキーホールダーを受け取る。
……ネコマニャンではないのだが

「ッてわケで。もラった!! チェルにもやル!」

にこやかにキーホールダーをレイチェルに差し出す。
その笑顔は、ついさっきまで巨漢が倒れるほどの大食いをしたとはとても思えないような屈託のない笑みだった。

「さっテ……まー、八分目くラいにはナったシ、ちょイとそノ辺でなンか飲モーか?」

そんなことを言って、近くにあったベンチを指し示す。
ついで、とばかりに飲み物も何処かから調達してきた。

レイチェル >  
「改めて思うけど、すげぇなお前……」

向こうで突っ伏して泣いている巨漢と、
それを慰めるカメラマンを見つつ。

「お、おう。じゃ、こっちだけ貰っとくな。
 こいつも立派な記念品だ」

受け取り、キーホルダーを色んな角度から眺めてみる。
何とも言えないゆるい表情をしているキャラの
キーホルダーだ。結構出来は良い。

華霧の言う通り、こういうキャラものは好きだったので、
こちらもちょっとしたホクホク顔でそれを受け取り、
クロークへとしまった。
こうしてまた一つ、思い出ができた。

「これで八分目ってなかなかだな……。
 って、素早いな、華霧」

何処からか調達されてきた飲み物。
笑いながら、ベンチへと腰掛けた。

「よっと……いや、何とか食い終わったぜ……。
 美味かったし、面白いもんも見れたし、食べ歩きも悪くねぇな。
 華霧もこんだけ食えたら、楽しめてんじゃねぇか?」

両腕を広げて背凭れに肘をかければ、隣に座るように促して。

園刃 華霧 >
「まー、ネ。アタシは燃費、悪ィかラさー。
 昔は、まー大変ダったンよ。
 つカ、今が気ぃ抜きスぎなんダろなー……しメんとかナ」

なにしろ、落第街。
ガス欠で倒れました、なんてなったら何がどうなるかも知れない。
異能も、身体能力も、食事も、本能的に調整しながら活動していた。

今では、ガス欠でへにょっとしてもあまり怖くない。
鈍った……のかもしれないな、と思う。

「だロー? なんダかんだ、あっチも大通りくラいなラ、食べ歩キも楽シ……や、うン」

つい、古巣を思い出してしまったので、ついつい口に出る。
よくないよくない。いや、未だに庭のように歩くけれど。
あんま、此処で話題に出すことでもない、よな……多分

「アー……まー、ソーな。楽しイよ、マジで。
 チェルもいルしな?」

からからと笑う。
好き勝手食べて歩くのは、普段もやるはやる。
けれど、一人じゃない、というのはまたこれはこれでいい。

「デ? 最近、ドーよ。
 まータ、後輩の訓練、とカしてルみたイだけドさ」

レイチェル >  
「華霧から『締める』なんて言葉が出るたぁ珍しいこともあったもんだ。
 ……ま、無理しない程度にやりゃ良いさ」

続く話題。華霧は口をつぐんだ。
分かっている。彼女が元居た落第街(ばしょ)のことだろう。
レイチェルとて、何度も立ち入ったその場所。
 
「冬になったらまた、炊き出しもしようと思うからさ。
 そん時に案内してくれよ」

レイチェルを恨む人間は幾らでも居る。
だから、そう落第街に立ち入らない方が良い。
凛霞にはそう言われたが、他と一緒なら、問題あるまい。

「そうか。あー、その。
 オレも、華霧と一緒に歩けて、楽しかったよ。
 今日は、お前が一緒で良かった」

本音。
ちょっとだけ視線を外して、そのように返し。

「あぁ、訓練は毎日やってるぜ?
 中途半端に戦場へ送りだすなんざ、できねぇからな。
 後輩全員は見てやれねぇが……
 少なくともオレが見てる連中は、誰一人として欠けねぇように。
 そのつもりで毎日やってんのさ」

近頃は『鬼の戦闘教官』としての名が響きつつある。
心外な面もあるが、生ぬるいよりはずっと良いと思っている。

園刃 華霧 >
「ン……まぁ、ナんだ……
 タまーニ、な。」

珍しいこと。それは、そうなのだろう。
自分はこれでいいと思ってるし、これまでそうしてきた。
ただ、それではダメだ、と思うような体験も、あった。
だから、たまにそういう気持ちが漏れ出てくる。

あの時――そうでなければ
……だけど あのときの あのきもちも
あのであいも たいせつなもの だから……

「ん、ソうな。じゃ、ソん時はアタシも手伝うカ、しゃーナし」

奥の方に行けば、キナくさいメンツも増えることだろう。
ただ、炊き出しの範囲。なんなら他の風紀委員がいるような場でやんちゃをやらかすのは、そうとうキマった連中だ。
そういうのは、なんだろうと出てくるし、気にしても仕方がない。

「そ? ひひ、そリゃー、ヨかった!」

レイチェルも楽しかったのなら、上々だ。
うん、やっぱりこうして正解だったな。

「で、鬼教官ッてカ?
 ま、たシかに、死ナれちゃ寝覚め悪いケどな。
 ほドほどニな?」

やれやれ、と肩を竦める。