2024/10/15 のログ
■レイチェル >
何か思うことがあるのだろう。
そんな華霧の様子を見て、少しだけ目を細めて顔を見やる。
その心の内、思っていることなど無論分からないが、
それでも、何かを思い起こして言葉を詰まらせていることは分かる。
「困ったり迷ったりしたら、いつでも相談しろー?
オレが力になってやるからよ」
これもまた、心の底からの本音。
大切な相手だからこそ、何でも力になってやりたいと思ってる。
……色々、世話になってることだし。
「か、加減はしてるっつーの。
それに、お前がいつも心配するもんだから、
オレ自身も無理せずやってるぜ」
その瞬間、ふと。
無意識の内に華霧の首筋が視界に入った。
すぐに視線を逸らして、空を見上げる。
「……それでもまぁ、何だ。
意外と疲れは溜まってたみたいでよ。
今日みたいな日、たまには作らねーとな。
だから遊園地も、楽しみにしてるぜ」
■園刃 華霧 >
「さーンきゅ。ま、いマんとコはナ―んもなイから、だいじょーブ。
……あンときトは違うシ、な?」
かつて、お互いの気持ちが、考えがすれ違ってしまったことがあった。
もう、あんなヘマは、お互いしない……はずだ。
少なくとも、自分は学んだ、はずだ。
……小煩いアイツは、まだまだだ、っていうかもしれないけど。
「どーダか? 泣き言言っテるやつ、ヨく見るゾ?
ま、コンジョーなシなだけカも知ンないケどさ」
からからと笑う。
レイチェル自身がだいぶ大人しくやっているのは、まあわかっている。
でもまたいつ、やりすぎるかわかんないし
「ま、蓄積ってヤつもあるカんな。
ほどホどにシて、ほドほどに休ンでってノは大事ヨ。
しッカり遊ボーな?」
■レイチェル >
「それなら安心だぜ」
すれ違い。思い出すだけで胸が苦しくなるような、ずれ。
そんなこともあった。
でも、大きなすれ違いがあったからこそ、きっと今がある。
この陽だまりの下で語り合う、二人の時間がある。
だから。
一つ呼吸を整えて、改めて華霧の方を見やる。
「泣き言漏らしたって良い、オレに文句言ったって良い。
それでオレから離れるなら、追いもしねぇよ。
ま、フォローくらいはするが……。
ただ、それでも必死こいてオレについてくるってんなら、
責任と愛情をもって面倒見る。それだけだぜ」
そう答えて、こちらもからりと笑った。
「……ああ、そうだな。
じゃ、また付き合ってくれよ、華霧。
一緒に色々話しながら、色々見て回る。
こうしてお前と居るのが、オレとしちゃ……一番幸せだからさ」
こういう時間があるからこそ、明日からもまた頑張れる。
ほんとに、色々感謝しなきゃいけないな。
■園刃 華霧 >
「あイかーらズ、スパルタだネー。
ま、そレでやッてケてんダから、あいラも幸せッてトこか」
厳しさは優しさの裏返し。
ある意味、わかりやすくそれを体現している。
気づけばよし、気づかなくても……まあ、損な役回りだよな。
「お、言うナー。まあ、アタシも幸せダけどサ。
んじゃ、マたよろシくな!」
そういって、にひひ、と笑う。
「ほイじゃ、今日んトこは帰りマすか、ね?」
そして、勢いをつけて立ち上がる。
「ほイ」
手を差し出して、レイチェルを立ち上がらせ……
二人は、寄り道を終えて帰り道にまた戻るのだろう。
ご案内:「委員会合同慰安旅行 - 二人の帰り道」からレイチェルさんが去りました。
ご案内:「委員会合同慰安旅行 - 二人の帰り道」から園刃 華霧さんが去りました。