2025/02/03 のログ
ご案内:「些細な一幕」に追影切人さんが現れました。
追影切人 > 「……何だかな…。」

風紀の仕事中、そして休憩の最中にも最近ちょいちょいメッセージが届く。
…それは別にいい。いいのだが…メッセージを寄越してくる連中が揃いも揃って…。

「…何で、メッセージ寄越して来るのがどいつもこいつも監視対象なんだ…。」

メッセージ履歴をうんざりしたように眺める。ちなみに今は同僚とは別行動中だ。
流石にこのメッセージ履歴は他の一般の連中には見せられん。


五級監視対象【一休】
『追影パイセン!今度勝負して下さい――トンチバトルで!!』

「…いや、オマエ誰だよ何で俺のアドレス知ってんだよ…つーか、トンチバトルって何だよ…?」


三級監視対象【血禍論】

『…アンタの血、興味深いから今度見せてくれね?ナマで。イイよな?勿論。』

「良い訳ねーだろド阿呆。気持ち悪ぃっつーの!」


準二級監視対象【化外殺し】

『…死線のアジト何処か知らない?』

「…オマエはストーカーかよ…俺が知るかよ…。」


準二級監視対象【界錠】

『君の心の扉、開いてみせてくれない?』

「…ポエムか何かか?あと何でオマエも俺のアドレス知ってんだよ面識ねーだろ…。」


げんなりした表情でぼやく。仕事の連絡とかに紛れてくるので非常に邪魔だ。



追影切人 > これ以外にも、面識も無ければ初めて見た名前(コードネーム)の奴も複数居る。
…何でどいつもこいつも俺のアドレス知ってんだマジで。誰か広めてんのか…??

「…と、いうか悩み相談みてぇなのもあるしよ…俺にどうしろってんだ…。」

片手で顔を抑えて溜息。そういうのは他の監視対象かもっとお利巧な奴に聞けよ、と言いたい。


準一級監視対象【薄氷死線】

『旦那!旦那って女っ気無いイメージなのに周囲に美女多く無いすか!ズルくない!?」

「だから知らねーよ!つーか、テメェまでアホな連絡してくるんじゃねーよ笹貫…。」

【■■■】

『切人、原稿落としそうだからアシスタントに来い。』

「…オマエ、偶に連絡来たかと思えばそれかよ…!!」



【終極点】

『貴方も面白みが出てきて何より。早く異能を取り返しにいらっしゃいな。』

「…あんのクソババァ…!!どうやって連絡してきたんだクソったれ…!!」

いかん、血圧が上昇してる気がする。少し落ち着くべきだろう…ゆっくり深呼吸。

追影切人 > 「…別に秘匿回線の方じゃねぇとはいえ、俺のアドレス知ってる奴なんてあんまり居ねぇ筈——…。」


二級監視対象【電子殲戦】

『最近暇だし~~面白そうだから~~君のアドレスちょちょいっと広めておいたよ~感謝するように~~。』

「…犯人オマエかよ!!テメェは廬山とかキキみてぇな事すんじゃねぇ…!!」

お陰でこっちはいい迷惑だ。何で俺が不特定多数の監視対象からメッセージ爆撃喰らわないといかんのだ。
まだこの後に警邏の仕事がまだまだあるのに、もう気分的に帰りたい…。

追影切人 > 「…”上”の連中は何でこういうのはダンマリなんだよ……ちょっとアドレスとか変えるか…?」

ここでブロックするという発想が出てこない男。
機械に疎いのではなく、ブロックするほどの厄介な連絡先知る相手が居なかっただけである。

さて、そろそろ同僚とかも合流してくる頃合か。ふと、視線を向けた先に覚えのある顔が。


「…献血協力依頼のポスターか……つーか、ミズリの奴じゃねーか。」

何か吸血鬼のコスプレをしてる【陰翳礼賛】(一級監視対象)の姿がドーン!と主張していた。
…こいつの”本性”知らない奴はこの仮装と愛嬌に騙されるんだろうな…と、思わず半眼でポスターを睨んだ。

時々、学生たち(主に男子)が足を止めてポスターを見ている。まぁ顔立ちとかは良いしな…。

追影切人 > ポスターのキャッチフレーズは『みんなの血液募集Chu♡』。
そして、吸血鬼の仮装ぽいのに、何故かへそ出しスタイルで投げキッスしてた。

「……これ、絶対アイツ内心で嫌々やってんだろうな。」

多少付き合いはあるので、何となく分かる。これ、後で自分で見て嫌そうな顔をするやつだ。
同情とかは一切無いが、まぁあっちもあっちで面倒なんだな、と思わないでもない。

追影切人 > 「…しかし、献血…か。別にやる義理も特にねーが…。」

アイツの冷やかしにでも行ってもいいかもしれない。
…と、いうのは昔の自分にはやっぱり無かった感情や考えだ。
と、またメッセージが来た。嫌々見たら…何だ、同僚達か。少しホッとした。

「…ぼちぼち合流するか…ハァ。」

大きく溜息を漏らしつつ、がりがりと頭を掻きながら警邏の同僚達と合流する為に雑踏に紛れていく。

ご案内:「些細な一幕」から追影切人さんが去りました。