2024/08/03 のログ
シア > 「……技だ」

異能などというものではない。ただ研ぎ澄まされた神技。
ゆえに、刃ですらない棒でもそれが成しうる。

只者ではない、とは思ったが想像以上にとんでもない怪物だった。
この島は油断ならない

アーヴァリティ > 「へ?」

ぼ、ボクは見えはしなかったけど…!なんとなくわかるぞ…!
あれは…投げた棒で…切り裂いた?!

昔ああいう戦い方をする冒険者に会った事がある!
いくつも短い剣を使って戦うトリッキーなのが!
いくつも属性も使って多重な攻め方をする強い人が!

「あの時も逃げられたんだっけ…
凄いなあ、常世ってすごいな!」

呆然としちゃうけど、でも湧き上がってくる興奮が勝る。
席から立ち上がって、両手で拍手!
凄い!かっこいい!
しかもただのちっちゃい棒だった!
すごいー!

「ひゅー!」

見にきてよかったー!

ミア・コレット >  
「い……意味がわかりません…」
「アイスキャンディーの棒で……氷の塊を細切れにしてしまいました…」

会場も静まり返っている。

「今、自分が斬られていないか確認しましたが、大丈夫なようです」
「そんな余計な心配をしてしまうくらいの絶技でした」
「絶刀、比類なき術技……それを前にして言葉はあまりにも無力と言えるでしょう」

「そしてコートの男性は陽炎のようにかき消えてしまったので素麺その他は会場の皆さんに分配されます!!」


「そして皆さん、次がラストです」
「その名も……ボスラッシュ氷!!」

「いえ単に今まで出たフルーツや缶詰やゲームソフトやコスメの余りが詰め込まれただけの氷塊ですが」

「それだけに難易度も最高潮といえるでしょう」
「最後の参加者を待ちます!!」

エルピス・シズメ >   
「武器を択ばす……。」

 絶句。
 達人の一つのカタチとして、"武器を択ばない"カタチはある。
 異能によってそう成る場合も、あるだろう。

 だが、棒切れ一つでここまでやってのけるものそうそういない。

「凄いというか……凄まじいね。でも……」

 ああなりたいなぁ
 そんな憧憬を、内心で浮かべた。

Dr.イーリス > 「…………!? な、何が起きたのでしょうか……。……?」

首を傾げている。
例えば、斬撃が見えずとも刀やナイフで氷が斬れるというのは理解に及ぶ。
もはや何が起きたか理解しておらず、頭上にクエスチョンをいくつか浮かべていた。

「……?」

司会さんの「意味が分かりません」という言葉がまさに今のイーリスの心理として的を射ており、頷いた。

シゲ > わふ。徐に犬が観客席から降りてステージの方へと四つ足で歩き始めた。
まさか次の挑戦者は 人ならぬ 犬!
ウルフドックとかいう狼と大型犬の中間みたいな大きさのモフモフの毛並みの犬が挑戦者ならぬ挑戦犬。

「わふ、わふ」

わんこが挑戦したいと司会ミアさんを見上げて訴えます。
もう一度言います 犬が前代未聞の挑戦をしたいと訴えてる。

シャルトリーズ >  
「おや、難易度最高潮……
 イベントも締めに向かってそうですね~」

会場の熱。
久々にハンマーを振りたくなるもなろうというものだ。
とはいえ、本日は救護室の先生、ということで。


「アイスの棒でしたねぇ~。
 ところで痛みは大丈夫そうですか~?
 もし何かあったら、遠慮なく声をかけてくださいね~」

蘇芳へ向けて、手を振りながら。

アーヴァリティ > 「おー!犬だ!可愛いなあ!」

もふもふだ!
まさか挑戦するのかな?
あの犬はどんな風に氷を砕くんだろう!

ミア・コレット >  
「なんと!! ネクストチャレンジャー、犬!!」
「皆さんいいですか? この子にラストを任せます!!」

座り込んで犬にマイクを向けて。

「意気込みとかありますか?」

エルピス・シズメ >  
「わんちゃん……!? おもしろそう!」
  
肯定の歓声を響かせた。

Dr.イーリス > 「可愛らしいわんちゃん……です。……? わんちゃん……!? わんちゃんも挑戦なされるのですね……!?」

犬がステージに上がった事に驚いてしまった。
結構何でもありなイベント……!

シア > 「……犬?」

そういえば、以前に狼に似た怪異は見た。もしや、あれもその類なのだろうか。
その可能性はありえる……

緋月 > 「……氷菓子の棒であれだけの技量を見せられては、
私など本当にまだまだです…。」

贈答用ジュースを手に入れた少女だが、絶技を見せられた事による心拍数はまだ激しかった。

「次の挑戦者は……い、犬…?
いやいや、見た目で判断してはいけないのはついさっき思い知ったばかり…!」

何かとんでもない技を見せて来るのではないかとやや警戒。

蘇芳 那由他 > 拳にナイフに刀にアイスの棒…みんなやり方がそれぞれバラバラで、だからこそ個性があって面白い。
けれど、だからこそ自分の未熟さと弱さを痛感する…せめて自分の身はきちんと守れる程度には…ならないと。

「――え_あ、ハイ。お陰様で。血はもう止まってますし大丈夫そうです。ありがとうございます先生。」

ハッと我に返りシャルトリーズ先生にぺこりと会釈。
ずっと椅子を占領しているのも申し訳ないので、そっと立ち上がる。
立ち眩みなども無いし鼻血もしっかり止まっている…大丈夫。

「―――難易度最高潮……って。」

最後の挑戦者は…わんこ様だった。いや、人(犬)は見かけによらない。あのお犬様も凄い割り方しそう。

シゲ > やる気に満ち溢れた犬がいます。
四つ足で立っている様は犬。

意気込みを向けられたマイクをフスフスと鼻息荒く嗅ぎます。
意気込みを言う訳もなくよしんば言えたのは

「わっふぅぅぅぅ!!」

犬の精いっぱいの遠吠えだった。
準備万端! 犬は氷柱の方へとゆっくりと歩き始めた。定位置で足が止まるけど。

アーヴァリティ > 「いぬー!
がんばれー!」

かっこいいぞー!

ミア・コレット >  
遠吠えを聞くと満面の笑顔になって。

「見事な意気込みをありがとうございますッ!!」

そそくさと離れてラストステージを見守る。

「エントリーナンバー8!! 犬です!!」
「それでは……チャレンジ、スタート!!」

シャルトリーズ >  
「やる気はありそうですねぇ~。
 ただの犬ではなさそうですが、どのような手で――
 いや、肉球で氷を砕くのでしょうかね~」

にこにこと犬を見守りつつ。

「はーい、お大事にどうぞ~」

手を振りつつ、蘇芳を見送ることだろう。

蘇芳 那由他 > ドワーフな先生に手を振られて見送られつつ、救護室を後にすれば観覧席に移動。
既にクライマックスみたいなので目立たないように隅っこで見学。

「……どう見ても犬なんだけど…だからこそ興味あるなぁ。」

一体どうやって難易度最高らしいこの氷柱を割るのだろうか。

Dr.イーリス > 「意気込みはとても良いわんちゃんですが、私が解析した結果ですとあの氷はとても硬いですよ。わんちゃんに砕けるでしょうか……」

そわそわと犬を見守る。
その硬い氷をこれまでの挑戦者はものの見事に砕いて中の物を無傷で取り出しているのだから、この島にいる達人の腕がうかがえるという事でもある。

シゲ > 徐に犬はけりけりと後ろ足で地面をけり始め意を決すると
氷柱目掛けて一本一本粉砕していく!ばきんとかぼきんとか氷柱が衝撃波で砕ける音がし、
残像を僅かに残し犬が駆け回り、一時その場に犬が7頭いたという。

分身の術でも使っていそうな、犬は犬の概念を壊しまくって
終わった頃には中身ぎりぎりにまで削り落とした氷柱を残し、
氷煙が晴れた時には息の弾んだ犬が一匹 尻尾をぶんぶん揺らしまくって
 『やったよごしゅじん』と言いそうな晴れ晴れとした顔をした犬がいた!

緋月 > 「!?」

見間違えではなかろうか。
いや、見間違えであった方が良かった気がする。

「ぶ、分身の術…!?」

確かに今、一時7頭くらいいた筈。犬が。

蘇芳 那由他 > 「…うん?目の錯覚かな…?」

一度眼を擦ってもう一度凝視。…いや、何か一瞬7頭に分裂していたような。
それより、氷柱が何か衝撃で砕ける音もしたし、気が付いたらギリギリまで削ぎ落された氷柱があった。
当然、その中身はギリギリのラインで無事だった…このわんこ様も達人か…!!

エルピス・シズメ >  
(わんちゃんすあるのかな……)

 景品も冗談のようなラッシュ。
 これは流石に余興かも──と思ったらいぬがものすごい勢いで暴れ始めた。

「えっ!?」

 一瞬7匹ぐらいに分裂していなかったか。
 いや、それだけ速く見えただけか。だとすればもっと凄い。
 
 しかもきっちりルールの趣旨も理解している。
 あのわんちゃん、すごい。

「ワンチャンスどころじゃなかった……」

ミア・コレット >  
「なな、なんと!! これは涼しいー!!」
「真夏の犬はここまで強い!!」

「既に見きれないほどの速度で氷を砕きました!!」
「そして氷に封じられた様々なものも無事!!」

「はっきり言います、私より動けるわんこですッ拍手ー!!」

惜しみない拍手が犬に向けられる。
非常に美しい光景です。

アーヴァリティ > 「おおーーー!」

犬が!分身した!
なんていう犬だ!目にもとまらぬ犬!
すごい!!!

「かっこいいよー!いぬー!」

かっこいー!
犬ってあんな動き出来るんだ!すごーい!

シア > 「……犬、とんでもない」

怪異の類がああならば、気を引き締めないといけないかも知れない。
そんなことを思うのであった

ミア・コレット >  
「夕暮れになったところでタイムアップ」
「皆さん、涼しくなれましたでしょうか?」

「私は若干寒いまであります、非常にレベルの高い氷柱割りでした!!」

歓声が沸き起こる。

「皆さん夏風邪など引かないよう、タオルで十分に体を拭ってからお帰りください!!」
「それでは、ありがとうございましたー!!」

シャルトリーズ >  
「やはり只の犬ではありませんでしたか。
 それにしても、驚きですね~」

救護テントからステージへ向けてぱちぱち拍手。

「いやぁ、存分に夏を感じさせていただきましたねぇ~!
 お疲れ様でした~っ」

ミアへ向けて、ぶんぶん手を振って。

シゲ > 犬は小さくジャンプをして喜んでいる!

なお 景品は辞退するようにはすはすと息遣い荒々しく振る舞った。
みなさんでつかってくれと言いたそうな視線を司会のミアさんはじめ皆さんへと向けたい。

で、犬はわふわふと言いながら会場を後にしていきます。

Dr.イーリス > 「私よりも動けるわんちゃんでした……!?」

ラストを飾るに相応しい凄まじい犬だった。
分身したりして、氷を割ってみせる。

「……どこのわんちゃんでしょう。飼い犬ではありますよね」

首輪がつけられているので飼い犬ではあるのだろう。

ご案内:「式典委員会主催 納涼氷柱割り会場(商店街/昼)」からシゲさんが去りました。
シャルトリーズ >  
「さて、ここからがある意味本番……撤収作業しましょうか~」

よいしょ、と椅子から立ち上がればぽんぽん、と肩を叩き。
そう口にして、周囲の生活委員達と共に片付けに入るのでした。

蘇芳 那由他 > 常世島の「犬」の平均レベルが引き上げられたような錯覚すら覚える。
あのお犬様くらい僕も動けたら自衛くらいは出来るのかなぁ、と思いつつ。

…いやいや、どう考えてもあれは無理だよな、と直ぐ我に返るけれど。

「…これで終了かな。…ミアさんお疲れ様。挑戦者の皆さんも。」

数少ない友達に小さく労いの言葉を投げかけつつ、他の挑戦者の方々…既に会場を後にした方々も含めて小さく労いを。

ご案内:「式典委員会主催 納涼氷柱割り会場(商店街/昼)」からシャルトリーズさんが去りました。
ミア・コレット >  
バイトは終わった。
なかなか面白い体験だったように思う。

新作コスメを片手にふふ、と微笑んで。
さぁ、撤収作業を手伝って帰ろう!!

シア > 「……終わり、か」

少し長居し過ぎただろうか。
それにしても、こんなことをすれば顔見知りにもあったりするものなのだな、と知見を得た。
いつでもそうとは限らないが、少女にはそこまでは和からない

「行くか、どうするかな」

アーヴァリティ > 「あー楽しかった!
涼めたし、緋月さんのかっこいい所も見れたし!
満足満足
よっし!カップうどん買いに行くぞ~」

来てよかった!
今日もいい一日になったね!
この後はカップうどん買いにいきましたとさ。

ご案内:「式典委員会主催 納涼氷柱割り会場(商店街/昼)」からアーヴァリティさんが去りました。
Dr.イーリス > 「とても涼しくなりました。司会さん、挑戦者の皆さんは本当にお疲れ様です」

ぱちぱちと手を叩く。

「エルピスさん、帰って早く『メタラグ』のプラモ一緒に作りたいです」

プラモ作りが楽しみな様子で、笑みを浮かべる。

シア > 「……エルピス、じゃあ」

するりと近寄って声を掛ける。
帰りくらいは、邪魔してもいいだろう。

「ミア、じゃあ」

まだ仕事が忙しそうなミアにも軽くだけ声を掛ける。

そういうのは基本らしいから。

緋月 > 「何か、また貰ってしまいました。
いいのでしょうか…。」

高級素麺とはいかなかったが、廉価な素麺をゲット。
これでお昼のご飯もゲットだ。しかもタダ。
ちょっと戸惑いもするが、せっかくなのでもらって置く少女。

ミア・コレット >  
シアに笑顔で手を振って。
声に出さないまでもありがとう、という形に口を動かしておいた。

蘇芳 那由他 > ところで、貰ったはいいけどこのゲーム機どうするか…そもそもソフト持ってないんだ。買うしかないか。

「まぁ、折角の景品だし…。」

有難く頂いておこう。最後が自分だけ締まらなかったけど、僕は達人ではないので仕方ない。
取り敢えずイベントは大盛り上がりだし参加して良かった。達人の技も見れたし。…一部見えない動きもあったが。

「…うーん、これはもう解散の流れだし…。」

知り合いや友達が居るけどどうしよう。ともあれ何か成り行きで参加する事になったが思わぬ景品を貰ってしまった。

エルピス・シズメ >  
「シアちゃん、お疲れ様。
 きっちり狙いを付けたのも凄いし、会場の梯子から飛び降りたのも思い切りがよくて……どこで学んだの?」

 どこか他人とは違うシアの『技術』。
 出所が気になったので、素直に聞いてみる。

「そうだね、イーリス。帰ったら作りに行こうか。
 作業用具は買い足さなくてもよさそうだし……」

シア > 「……おかしい、あの人」

すごい力を持っているにしては、どうにも挙動が普通すぎる。
いまいち図りきれない那由他の様子に首を傾げる。

「……ん。
 お山。生まれて育ったところ、ボクが」

そして、エルピスの質問に素直に答えた。

緋月 > 「おつかれさまでした~!」

最後の掛け声と共に、よっと席を立つ。
――と、少しだが知ってる方の顔。

(確か、以前に懇親会でお会いしましたよね。
イーリスさん、と言いましたか。)

ご友人だろうか。
義手らしき、二つの腕がある方と一緒に居る。

(確かあの方も挑戦者でしたよね。)

Dr.イーリス > 緋月さんと視線が合った気がして、イーリスは微笑みながら一礼した。
そうして、エルピスさんが帰るタイミングでご一緒に帰る事となり、それまで背景に溶け込んだのだった。

蘇芳 那由他 > 実際、先ほどの”アレ”を除けばそこらに普通に居る、ちょっと陰のある少年という態度と言動と見た目だった。

撤収しようかと思いつつ、何か視線を感じたので目を向けたら挑戦者のジャージの少女さんが居た。

(…何だろう?鼻血はもう止まった筈だけど)

ともあれ、一応会釈しておこう。まさか自分が”おかしい”と思われてるとは思ってなかった。

ご案内:「式典委員会主催 納涼氷柱割り会場(商店街/昼)」からDr.イーリスさんが去りました。
エルピス・シズメ > 「山……うん、納得が行ったかも。」

 山育ち。腑に落ちる所があったのか、得心する。
 "研鑽した理論"でなく"野性の感覚"を由来とする技術と考えた方が納得が行く。
 
 以前に彼女が出会った時の状況や会話も"そう"であった。
 シアの人となりが、少しわかった気がする。


「じゃあ、またね。シア。」

エルピス・シズメ > 「それじゃ行こっか、イーリス。」

 挨拶を終えた後、イーリスに手を伸ばす。
 そのまま手をつないだかどうかはともかくとして、会場を後にする。

緋月 > 一礼されれば、書生服姿の少女も一礼を返す。

(解散の流れですし、あまり引き留めるのも何ですね。)

それに、自分も抱えた品物がたくさんだ。
特に果物は悪くなる前に持って帰らねば。

最後に会場を見渡して一礼すると、暗い赤の外套をなびかせながら、書生服姿の少女もその場を後にするのだった。

ご案内:「式典委員会主催 納涼氷柱割り会場(商店街/昼)」から緋月さんが去りました。
ご案内:「式典委員会主催 納涼氷柱割り会場(商店街/昼)」からエルピス・シズメさんが去りました。
シア > 「……変わった人、あなたは」

どうやら視線に気づかれたようなのでぽつり、と那由他に言い残す。

「うん。エルピス、また」

手を振って彼女もまた、どこかへと去っていく

ご案内:「式典委員会主催 納涼氷柱割り会場(商店街/昼)」からミア・コレットさんが去りました。
蘇芳 那由他 > 「…え?」

何か変人扱いされたんですけど!?初対面だけど何か悪い事しましたかね!?

地味にショックを受けつつ…ともあれ、自分もさっさと帰ろう。

「よし、それじゃ僕もいい加減に帰ろう。」


あ、最後に。ゲーム機抱えつつ振り返り。

「ミアさーーーん!!司会進行お疲れ様でした!!ありがとう!!」

楽しい時間でした、と小さく笑って手を振れば少年も立ち去ろう。

ご案内:「式典委員会主催 納涼氷柱割り会場(商店街/昼)」から蘇芳 那由他さんが去りました。
ご案内:「式典委員会主催 納涼氷柱割り会場(商店街/昼)」からシアさんが去りました。