2024/10/15 のログ
イヴ >  
「そこじゃないよぉ。
 ボクの部屋のほうだから、勝手に開けちゃダメ♪」

にこにこしながら、かんなちゃんにそう答える。
事情がわかれば、壱お兄ちゃんに助け舟。

「ほら、旅行から帰ってきて壱お兄ちゃんも疲れてるでしょ?
 お風呂沸かしておくから着替えちゃったら?」

ベッドから立ち上がり、ぱたぱたとリビングを抜けてバスルームへ。

「かんなちゃんも、お泊りじゃないならあんまり遅くならないようにねっ」

途中、そう声をかけながら。

伊那美 環菜 > 「そうなんだ。」

手を当てていた戸棚から手をはなす。
本当かな?と思いつつもとりあえずは素直に。
イヴくんの持ち物みたいだしね。

「うん、イヴくん。
今日はちょっとちぃくんの部屋みたかっただけだから、そろそろ帰るね。」

そこらに置いていた荷物を手に取って。
帰る用意をしながら、壱くんにそっと近づく。
その耳元に。

「・・・またね。『ちぃ、お、に、い、さ、ま?』
今度はいろいろと準備しておくね?」

と、意味深な言葉をささやいておく。

橘壱 >  
10年、10年なんだ。
人間を変えるには充分な歳月で、
変わりすぎたものを受け入れるのは、時間がかかる。
それが本当に純粋な好意だとしても、まだ自分が──────……。

「ああ、うん。悪いね、イヴ。確かに疲れたしそろそろ……!?」

ぶっ。思わず口の中のチョコ吹き出すそうになった。
げほ、げほ、むせながら急いで立ち上がった。

「ま、待って環菜ちゃん!送ってくから!
 イヴ!お風呂の用意頼んだからな!」

こうして慌ただしい日常が幕を閉じていく。
守るべき平和な日常は今はこうして続いていく。
やがて、この翼の意味は確かなものになるのだろう。


……それはそれとして、送っていくときもまた騒がしかったとかなんとか。

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