2024/12/10 のログ
田中 浩平 >  
「会場で出した時にはアルキサボテンの漬物も添えましたね」
「友達と動植物園に行った時のお土産からヒントを得たんですが」

「ありゃーなかなかカッチリ決まった良い添え物でした…」

しみじみ。
マト、マイフレンド。

「ええ、その時は是非来てくださいよ」
「バッチリ仕上げておきますから!」

カカカと漫画みたいな笑い方をして。

そして写真を撮るのを忘れたと言われたら顎の辺りを掻いて。

「これは近々再来店ですかね」

と冗談を言って笑った。

あと近くで話してると信じられないくらいいい香りがしたので
後で情報屋にカネを握らせてシャンプーを特定しようと思った
別に例のグラビアに香りつけるとかじゃないんだ
俺はただ知的好奇心を満たせと賞味期限ギリギリのごま豆腐色の脳細胞が蠕動しただけで

俺は悪くないんだ。

伊都波 凛霞 >  
「勿論、また近くによったらリピートするよ!
 この時期に食べるラーメン、最高だもん♪」

温かいものを食べて、ほんのり朱色に蒸気した笑顔
ラーメン屋には笑顔が集まる…案外本当にそうかもしれない

「はーっ…にしても想像以上でびっくりしちゃった。
 この島に来てからだと文句なしの一番だったかも。とこログ買いちゃお♡」

冗談を言って笑う彼と、カウンターごしに笑顔でそれからも言葉を交わして

「と…そろそろ行かなくちゃ。ごちそうさま!また来るね、田中くん」

椅子から立ち上がり、背にかけてあったダッフルコートに袖を通しながら
椅子を寸分たがわず元の位置に戻す所作に少女の几帳面さを感じさせる

お腹もいっぱいで大満足、麺処たな香、侮りがたし

「それじゃまたね、試験も、お互いがんばろう!」

学生らしく挨拶にそう添えて、お勘定を終えて何事もなければ愛嬌溢れる少女は大満足の様子でお店を後にするのだろう
そして後々、☆5つのレビューがたな香のとこログにつくのだった

田中 浩平 >  
「冬場に温まるもの食べると幸福度上がりますからね」
「男も女も、冬場に体冷やして良いことなんて一つもないです」

さすがに言いすぎな気もするけど。
ラーメン屋のトークなのでかなりテキトーなのだ。

「ありがとうございます、とーっても! 助かります」

力を込めたとっても!だ。
レビューで星2のラーメン屋に
わざわざ行きたいかというとそうでもないと思うので。

「ははは、ですね……試験もこなせるハイパーラーメン屋にならないと」

そんなこんなで彼女が帰った後に。
閉店まできっちり業務をこなすと。


震える手でジャスパー(以下ジャス)に電話をかけた。

「伊都波先輩が店に来たんだけど!! めっちゃいい匂いした!!」

ジャスも困惑したろうな。

ご案内:「麺処たな香」から伊都波 凛霞さんが去りました。
ご案内:「麺処たな香」から田中 浩平さんが去りました。