2025/01/31 のログ
ご案内:「Free2 傍若無人とぽっぽやさん3」に神樹椎苗さんが現れました。
ご案内:「Free2 傍若無人とぽっぽやさん3」に鶴博波都さんが現れました。
■神樹椎苗 >  
「ふむ~」
 なら、知ったらどうするのだろう、なんてふと思うのです。
 例えば、あの事故が故意に引き起こされた物だと知ったら、なんて。
「んふふ、可愛い反応するじゃねーですかー。
 そうです、今はしぃを甘やかす事を考えてればいーんですよー。
 にゃぁ~ん」
 なんて、わざとらしい猫の鳴きまねをしながら、こんどは少女の首筋をねらってぺろり。
 少女が逃げなければ、そのまま甘えるように、耳朶をそっと甘噛みまでし始めちゃうでしょう。
「――んにゃ?
 好きなだけですか。
 ふむ、悩みますねえ」
 そう言いつつも、小さな指先でタッチタッチタッチ。
 あっという間に、バスケットに甘いお菓子がずらりと並んでいっちゃいます。
 
■鶴博波都 >   
「ひんっ。あ、あの……えっと……」
 純粋に育てられたぽっぽやさんには濃厚な接触への耐性がありません。
 首筋や耳朶を弄繰り回されると、うぶな悲鳴をあげてしまいます。
 なかなか"やめて"とまでは言い切れず、歯切れの悪そうな声だけが残りました。
「しぃちゃんは甘いもの、好きなんですか?」
 ずらりと並ぶ甘いお菓子の項。
 食事でもお菓子を選ぶぐらい好きなのかなと思えば、何気なく尋ねます。
  
■神樹椎苗 >  
「んにゃぁ――可愛い声ですね。
 もっと、聞きてぇです――」
 そんな甘ぁい声で囁きながら、はむ、と首筋に甘噛みしちゃいます。
 可愛い子が可愛い声を上げてたら、悪戯子猫は我慢できないのでした。
「んふぅ、好きですよ?
 自分でも作りますし――それに、女子の甘い声も好きですね?」
 そんなふうに答えながら、少女の手にそっと小さな手を重ねたりして。
 潤んで、少し赤い顔でじーっとぽっぽやさんの事を見上げちゃいます。
 
■鶴博波都 >  
「ひうっ──だ、だめです。しぃちゃん……。」
 絞り出すような、鳴くような声。
 拾った子猫はほんのちょっとだけ、傍若無人な甘えんぼさんだったようです。
「作れるんですね。私は料理は得意じゃないので、うらやましいです。
 ……えっと、その、私はびしょーじょでもないですよ……?」
 重ねる手を払いのけることはしないものの、
 ほんのり赤い顔の、潤んだ瞳には視線をそらしてしまいます。
 
■神樹椎苗 >  
「にゃぁ」
 そう言って悪戯っ子の顔で離れて、食べ物の注文をしていましたけれども。
 少女の反応がとっても椎苗好みなのがいけません。
「ふふーん、お菓子もご飯も作れますよ。
 ん、止めて貰ってる間、ご飯とお弁当とデザート、しぃがつくってやりましょーか?」
 戯れるようにそんな事を言いながら、少女の顔へ、ゆっくりと顔を近づけちゃいます。
「ん、ぽっぽやは、かわいいですよ――」
 そう逃げた視線を戻すように、少女のほっぺに手を添えちゃうと。
「しぃが、自信、つけさせてやりましょうか――?」
 そうして、ゆっくりと、潤んだ瞳が近づいて、だんだん閉じられて、初心な少女の顔――唇同士が近づいて行っちゃいます。
 
■鶴博波都 >  
「ご、ごめんなさいっ。」
 流石に口付けには抵抗があったのでしょう。
 初心な少女は顔を逸らして、しっかりと抵抗の意を示します。
「あの、えっと、しぃちゃんがきらいとかじゃないんですけれど──。」
 少女の観念では、口付けも女性同士の接触も刺激の強いもの。
 よくも悪くも、蝶よ花よと育てられていたのでしょう。
 
「あっ、一回お菓子も注文しちゃいます。すぐに来ると思いますから──。」
 誤魔化す様にアプリを進めて、お菓子を注文。
 到着までは少しだけ時間が掛かりそうです。
 
■神樹椎苗 >  
「――んふー、冗談ですよ」
 一生懸命に言葉を続ける少女を見ていると、やっぱり可愛らしくて、意地悪したくなっちゃう子猫さんでしたが。
 嫌がったらそれ以上をするほど、意地悪ではなかったみたいです。
「しぃは、ぽっぽやの事、凄く好きになりましたよ。
 それこそ、ベッドに押し倒したくなるくらい」
 なんて言って、くすくす笑っちゃうくらいには、少女を揶揄ったりしちゃいますけれど。
「ん、それはありがてーです。
 すっかり、トーブンが足りてねーですから」
 にゃん、と言って。
 少女の胸に飛び込んじゃいます。
 今度はセクハラじゃなくて、純粋に甘えるようにでした。
「んん――にう、ぽっぽや?」
 そんなべったり甘えながら、とろんと甘い声でふと思い浮かべていた疑問を聞いてみちゃいます。
「もし、今まで関わってきたことの裏で、『知らなかった事』があったら、知りたいって思うんですか?
 知らなかった言い訳――何も知らないでいれば、そんな事も考えなくていいんですよ?」
 なんて、少女が知らない何かを仄めかすような言い方をしちゃいます。
 
■鶴博波都 >     
「もう……びっくりしちゃいました。
 それに私はそんなに好かれていい人じゃない、と思います。」
 伏し目がちに視線を外します。
 奥底の部分では、自己肯定感がとても低いのでしょう。
 自我への隔意のような、歯切れの悪さがあります。
「ずいぶんと身体を冷やしちゃってましたからね。
 ちゃんと食べて、エネルギーを補給してくださいね。」
 甘えてきたしぃのことはちゃんと受け留めて、お菓子が来るまでの時間をくっつきながら待ちます。
「それは……分かりません。
 知りたいことも、知りたくないことも……しぃちゃんのことを聞いた時は、ちょっと後悔しました。」
 複雑な心境を吐露します。
 どうにもならないことをむやみに聞くぐらいなら、知らない方が良いこともある。
 ただ、何も知らないのもどうなのだろう。ずっと知らないままでいられるのだろうか?
 単なるぽっぽやには、少し重たい課題です。
 
■神樹椎苗 >  
「ん、お前はほんとに、素直でいい子ですね」
 そう言いながら、子猫は前足を伸ばして、少女の顔を見上げるようにしながら、優しく頭を撫でて上げちゃいます。
「そうですね、世の中、知らなければよかったって事も多いですし。
 知らなかったら何が出来たのにって事も、同じくらい多いです。
 まー、しぃの事を聞いて後悔するのは、とっても普通だと思いますよ」
 ふふ、と笑いながら撫で撫で、時折、髪に指を絡ませたりしたり。
「ぽっぽやは、十分、誰かに好かれたり、大事にされていい、可愛い女の子ですよ。
 この、ちょーびしょーじょのしぃが保証します」
 にゃん、なんて鳴いて笑いながら、自信満々の笑顔で伝えるのです。
 
■鶴博波都 >   
「世の中って、難しいですね。」
 いつの間にかぼうっと身体を寄せて、頭や髪を自由に触らせています。
 悪くなく、抵抗感も覚えていなさそうです。
「ありがとうございます。
 あんまり実感できませんけど、そう言ってくれると嬉しいです。」
 内心の固まったものが、ほんの少しだけ解けたような具合に微笑みます。
 そうこうしているとインターホンが鳴りました。頼んだお菓子が届いたのでしょう。
「しぃちゃん、ちょっと出てきますね。
 ──これだけ買い込むと、ちょっとしたパーティみたいです。」
 そっと身体を離して、玄関まで行って荷物を受け取ります。
 特に寄り道することもなく、沢山の甘いお菓子を抱えて戻ってきました。
■神樹椎苗 >  
「んふー、そうそう、笑顔の方が似合ってます」
 そう言ってから、くすくす笑って、楽しそうに少女に身を寄せて甘えます。
「難しい事だらけですから、笑顔を浮かべて笑い飛ばすんです。
 そしてたまに、こうして身を寄せ合ったりすれば、大体元気になれますからね」
 そういった子猫は、凍えていた時が嘘のように、元気で甘えん坊になってます。
 人の笑顔と体温は、それだけの素敵な力があるのでしょう。
「にゃーん」
 そう戯れるような鳴き声でお返事して、お菓子が届くのをいい子で待ちます。
「ぱーてぃーですよ、ぱーてぃー。
 女子が二人いて、お菓子があれば立派なぱーてぃーです」
 運ばれてきたお菓子の山に、子猫の目はきらきらしています。
 
■鶴博波都 >   
「はい、きっとそうです。
 答えを出すことは難しくても、元気になることはきっとできます。」
 ありふれた駄菓子からちょっとお高い洋菓子まで。
 ローテーブルの上には、宝石箱をひっくり返したかのように甘いお菓子が敷き詰められました。
「しぃちゃんも、今は『しにたい』って気持ちも落ち着いてますか?」
■神樹椎苗 >  
「ええ、しっかり元気にしてもらいました」
 目を細めて微笑んで、嬉しそうに両手を広げます。
 ハグを求めるような、そんな雰囲気で。
「もちろん、今は――お前ともっと触れ合いたい、って気持ちでいっぱいですよ」
 なんて本気か冗談かわからないような事でくすくす笑っちゃいます。
「むふー、今日はお礼に晩御飯はしぃが作りましょう。
 後で一緒に、食材を買いに行きましょうね」
 そう言ってから――あ、と何かを思い出したかのように。
「寝る時は、ちゃんとしぃを抱っこして寝るんですよ。
 じゃねーと、寝てる間に襲っちまいますからね!」
 そんな甘ったれな事を言いながら、やっぱり猫のようにぽっぽやさんに沢山じゃれつくのでした。
 なお、大量のお菓子はあっという間に、椎苗のお腹におさまっていっちゃうので、きっとぽっぽやさんを驚かせたことでしょう。
 
■鶴博波都 >   
「でしたら……うん、良かったです。
 行き倒れている人を見過ごすことは出来ませんから。」
 動きでハグを求められれば、それとなく応じる様にハグを交わします。
 "ぽっぽや"の心地よい体温が、"しぃ"へと伝わることでしょうか。
 冗談か分からないことばには、ちょっとだけ苦笑交じりの笑みを返します。
「じゃあ、お菓子を食べた後に買い出しに行きましょう!
 晩御飯、とっても期待していますから。」
 調理器具そのものはあるので、料理をするには問題ないでしょう。
 眠っていた調理器具の使いどころかもしれません。
「もう、しぃちゃんは甘えんぼさんですね。
 わかりました。お仕事があるから先に起きちゃうかもしれませんけれど、寝る時はだっこしますから。」
 ぽっぽやもまた、じゃれつく彼女を甘やかします。
 あっという間に消えたお菓子には驚きながらも、ココアを淹れたりもしたでしょうか。
 
ご案内:「Free2 傍若無人とぽっぽやさん3」から鶴博波都さんが去りました。
ご案内:「Free2 傍若無人とぽっぽやさん3」から神樹椎苗さんが去りました。