2024/06/23 のログ
ご案内:「常世総合病院 個室型ICU」に緋月さんが現れました。
総合病院 > 常世総合病院の個室型ICU。
その一室は、現在厳しく立ち入りが制限されている。

アポのない面会を申し出た者は門前払いされ、忍び込もうとした報道関係者は警備を行う者につまみ出され。
そこまで厳重に警備される病室には、一人の少女が入院している。

緋月 > ベッドの上には「緋月」と記載されたネームプレート
多数の機具に囲まれ、コードで繋がれてベッドに横たわるのは、一人の少女。

医療器具を除けば、病室にあるものは片隅の刀掛台に丁寧に置かれた白い刀。
電子音が定期的に響く以外は、何者の声もしないその病室で。

――――■■ ■■は、眠っている。

総合病院 > テンタクロウ――もとい、藤井輝との戦闘の決着後、吐血と共に倒れた少女は、この病院に緊急搬送された。
緊急の手当を受け、科学・魔術・その他あらゆる方向からの症状診断が行われた。

【当該患者の負傷状況について

・脇腹、及び右頬部に大きな打撲痕、比較的重傷
戦闘対象のマシンアームによる打撃によって負ったものである事が目撃者複数の証言により確認

・眼下皮膚に切傷、軽傷
戦闘対象の攻撃の余波による瓦礫片による創傷である事が目撃者複数の証言により確認

・身体各所への多数の擦過傷、軽傷
戦闘対象の攻撃の回避不全による傷、目撃者の証言より推測


・全身の経絡系に重篤な損傷、重症
・生命力の激しい減衰、重症
以上二点、詳細不明
目撃者の証言からの推測となるが、チャクラの解放による経絡系への過剰負荷、
及びそれに伴う生命力放出によるものと推測


・当面の間、絶対安静
・面会は事前予約及び身分の厳重確認の上で許可とする】

【以上、担当医師の診断書より一部を抜粋】

緋月 > 逮捕された「テンタクロウだった男」の世間における報道も、
彼がどうなったのかも、知る事無く。

■■ ■■は、眠っている。


定期的に鳴り響く電子音が、その命が尽きていない事を証明していた。

ご案内:「常世総合病院 個室型ICU」から緋月さんが去りました。