2024/08/20 のログ
ご案内:「コンビニエンスストア「トコヨマート」」に汐路ケイトさんが現れました。
汐路ケイト >  
「どうもありがとうございましたーッ!
 またお越しくださいませーッ!」

店内に響き渡る朗々快活なる挨拶。
爆光スマイルでお見送り。大変な授業や委員会活動、教師はじめ各職員の皆様の勤労を労います。

本日!急遽としてヘルプに入りましたはコンビニエンスストアの店員。
深夜シフトまでのつなぎの部分で、ちょうど夜のピークタイムが終わったところ。
あともうちょっとで退勤なので、気持ちはウイニングランでした。
とはいえ気は抜いちゃいけない。レジカウンターに立ち、お客様もまばらながらしゃんと立ちます。

「それにしても……」

ちら、と真横に見やるはフライドフーズがおさめられた保温ケース。
揚げられたスパイシーなチキンやらコロッケやら、売れ残った顔ぶれもボリューミーかつジューシーそう。

「おなかすいたなあ……」

さすがに勤務中につまむわけにはいかないけど、おなか鳴っちゃいそうなくらい美味しそうだ。
でも、考えなければいけないのは――いかに。
これをお客様に売るかどうかだ。廃棄品がもらえるなんてうまい話はない。
であれば店員の役割は、廃棄(ロス)が出ないような―――セールストーク!

汐路ケイト >  
――そう、いくら。
美味しそうだからって、売れ残っているからって。
スーパーマーケットやお惣菜屋さんで見切り品を買うほうが絶対に良い。
おサイフに余裕はないし、こつこつ貯金するのが大事。
こういうものは食べられるうちに食べておかないとというけど――
だから、そうだ。帰りにお安いお店に寄ればいいじゃない、ケイト!

『お疲れ様、またお願いね』
「はーい!」

そして退勤後。

「美味しいなあ~……」

フライドチキンを買いました。神よ、あたしは誘惑に負けました。
油したたるジューシーさ。できたてクオリティが維持されている。すばらしい。
そう、食べられるうちにしっかり食べておかないと。

「無駄遣い……いやっ、これは、今日の晩ごはんっていうことにすれば……!」

この島には、誘惑が多すぎる。

ご案内:「コンビニエンスストア「トコヨマート」」から汐路ケイトさんが去りました。