2024/10/20 のログ
ご案内:「大型研究施設【第二方舟】」にメアさんが現れました。
ご案内:「大型研究施設【第二方舟】」からメアさんが去りました。
ご案内:「Free3 第二方舟:エントランスホール周辺」にメアさんが現れました。
メア > 【9/25 10:45】【適合値:012%】【浸食値:0】【エントランス~】

ただの施設見学に乗じた…スパイじみた行為
それをするためにやってきたのだが、現状はかなり悲惨な物だった

施設見学を始めようとするやいなやけたたましい警報
そして次の瞬間には研究者らしき人物が叫んだと思えば人から黒い液体へと早変わりした

そうして起こるパニック
一先ず隅の方へ移動して周囲が静かになれば改めて状況を確認する

「ん、そろそろ…行こっか…」
『だね、偶然の騒ぎとは言え情報収集にはもってこいだ。
危なそうだからほんとに帰ってほしいけど。』


はたから見れば1人言を口にして、一先ず研究エリアへと足を勧める

メア >  
研究エリアへのゲートに近付くが、そこはきちんとロックがされており受け取ったリストバンドでは入る事は出来ない
早速つまずいてしまう、けれどもその解決策も意外と近くに有るようで…

「………」
『ねぇメア、やっぱりやめない?
何だか力も上手く使いづらいしあの黒いのは絶対触らない方が良いって!』


「……できるだけ、触らない様頑張る。」

逃げ出そうとしてい黒い水に変わった人達が着けていたリストバンド
あれなら少なくとも研究エリアに入る事は出来るはず

黒い水、その上に立つのは大丈夫だった
ちゃんとした靴だからか防水性が有ったからかは分からない

そしてそこに浮かぶリストバンドを慎重に拾い…指先に少し黒い水が触れた


メア > 【適合値:012%】【浸食値:1】

無限に連なる星の海
人の認知を超えた光景が目の前に広がる
理解をしようとする意思を蔑ろにするような無限の光景

そんな何かを幻視し…メアの口元は歪む

「だから、やばそうだって言っただろ…」

はぁ、とため息をつきリストバンドを拝借
意識の底でメアはうなされている
ただの人の子のメアには重すぎるものだった

「さて、鍵は手に入ったけど…何も調べないと後で拗ねるんだろうなぁ。」

正直言えば、ダルイ
危険すぎてやりたくないが仕方ないと研究エリアの方へ
拾っtリストバンドを使えば扉が開き、通路へ進む

メア > 【9/25 11:04】【適合値:012%】【浸食値:1】【研究エリア:通路】

さて、扉を潜ればそこは長く広々とした廊下
そしてご丁寧に大きすぎる黒い水で出来た水たまり

「はっ、いったい何人溶けたんだよこれ。しかも変なのまで居るし…」

進むなら必ず黒い水の上を進むことになる
慎重にゆっくりと進みさえすれば問題は無い

けれどあの異形の人間
アレに絡まれたりでもしたら目も当てられない

「くそっ、力が上手く使えれば…いや、この感じは…」

何となく、自分の腕を動かそうとしたら痙攣している上にそこらじゅうが麻痺しているような感覚
精密操作なんて望むべくもない

けど、只適当にぶちかます位ならできるのでは?

「物は試し、かな。」

黒い水の上を慎重に進み…異形がこちらに気付き近付けば最後は小さくジャンプして水たまりを渡りきる

そしてイチかバチか、異能で拳をイメージして異形へ向けて放つ

メア >  
影から出たのは拳をイメージした筈が出てきたのは完全な球体
そして異常に振動しながらジグザグに前面を移動する

制御どころの話ではなく完全な暴走状態の異能はそれでも質量と勢いは有ったのか異形を吹き飛ばし壁に打ち付けそれを叩き潰す形で跳ねる

「こんっの、くそ!消えろって!」

異能で生み出した黒い球体は即座に消える
いつもと比べれば真面に使い物にはならない、はっきり言って使えないのとそう変わらない

「あくまで緊急手段だな、これ…」

異形の怪物がまた増える前に適当に死体からもリストバンドを拝借しながら
一先ず安全そうな場所を探す

D,D,D、C!
Cクラスのリストバンドを手に入れながら休憩室の方へ

「研究室とか資料室とかあったけど、ここが一番安全…だよね?」

まさかこの緊急事態に休憩室で休んでいる者も居ないだろうと中へ

メア > 【9/25 11:17】【適合値:012%】【浸食値:1】【研究エリア:休憩室】

「よし、少なくともバケモンはいない…かな?」

休憩室にはベッド、そしてコーヒーメーカーやお菓子に医療品まで完備されている
異形が居ないだけでもよしとして扉を閉め、ベッドを見る

「うわ、最悪…上は…こっちもかよ。」

一段目二段目共にベッドには黒い沁みが広がっている
布団に吸われたのか水ではなく沁み、ベッドで休みたかったと思いつつも諦め、おかれていたリストバンドを拝借する

「これ…クラスって奴が他より高い?」

二段目のベッドから拝借したリストバンドを確認すればクラスBの文字
ここまで来た中では一番高いクラスになる

少なくともそこらで死んでた者達とは違うらしい

「となると……ヤダなぁ……」

ため息1つ
ベッドに落ちていた衣服を手に取りできるだけ素早く何か他には無いか確かめる

瞬間、また同じ光景
なた、無限に連なる星の海なんて有りえないものが頭に浮かぶ
ただの幻覚、そう割り切ってもそう何度も見たい光景ではない

ただ、その甲斐あってか何かのメモを見つけた
数字の羅列…何かのパスワードか何かだろうか

メア > 【9/25 11:48】【適合値:012%】【浸食値:2】【研究エリア:資料室】

「何なんだよこの黒いのは…くそっ。」

苛立ちが募る
意識は自分でも幻覚はメアの頭で見ている
メアを危険に晒している現状にどうしても苛立ちを覚えてしまう

ここまでやったのだから何かは得て帰らないと、と焦りも募る

「とりあえず、便利な鍵は手に入ったんだ。
なら次は…あそこだな。」

休憩室を出て次に向かうのは資料室
途中研究室もいくつか有ったが妙な薬品がタナゴと倒れて漏れ出ているわロボットアームが大暴れしているわと入る気にもならない

ちらほらと見かける異形には鉢合わせない様に隠れ、偶に通り過ぎていくのを待ってやり過ごす
小柄な体は戦いは難しくてもかくれんぼなら有利に働く

「と、ここだよね。中は……よし!」

何も中に居ないと分かればすぐに部屋の中に入って扉を閉める
大きな部屋の中に所狭しと棚棚棚…圧迫感で人が死にそうな部屋

そして棚のそれぞれにリストバンドのロックが求められている

メア > 【9/25 11:55】【適合値:012%】【浸食値:2】【研究エリア:資料室】

「ここだよここ。こういうのが欲しいんだよ。」

満足気に笑う
ロックを求める資料
それらが意味するのは?外部に漏れると困る内容と言う訳だ

ここを、今回の騒動に紛れた最終目的地に決めた

「で、あれだよなぁ……」

そしてまた、黒い水の中に落ちているファイルと衣服を見つける
棚が一つだけ明けられてその目の前に水たまり

どう考えても緊急事態で持ち出そうとした資料だ

「またあれを見るのか…くそ。」

けれども今更背に腹は代えられない
自分のリストバンドには12%と2の文字

拾ったリストバンドの情報から2が11になれば例の黒い水になるのは理解している

「…ごめんメア。」

そう呟き、リストバンドとファイルを黒い水から拾い上げる

メア > 【9/25 12:00】【適合値:012%】【浸食値:3】【研究エリア:資料室】

無限の星の海が広がる
そして光景は白く何もない場所に切り替わる

遠くで自分…否、メアが誰かと手を握って笑っている
黒い、只真っ黒な人型の何かと

「っ……趣味が悪い、本当に悪趣味だ。」

反吐が出る、なんて言葉を吐いて黒い水から離れる
下らない幻覚
見たくもない光景
忌々し気に拾ったファイルに目を通す

「こんな思いまでさせてくれたんだ、それなりの内容……はぁ?」

声が漏れる
ファイルにはよく分からない文字…文字化も怪しい羅列が並んでいる
スマホやPCで文字がバグった時に出るあれにしか見えない

「はっ…はははっ……ふざけんなクソがっ!」

ファイルを投げ捨てる
ここまで苦労してやってきて手に入れたのが文字化けの羅列という事実に

メア > 【9/25 12:03】【適合値:012%】【浸食値:3】【研究エリア:資料室】

「ふざけんな!
こうなりゃヤケだ、全部確認してやるよ!」

投げ捨てたファイルを尻目に新たに手に入れたAクラスと書かれたリストバンドでそこら中の棚を片っ端から調べ始める

一般的な研究の資料も数多いがどれも片っ端から全部目を通す

だが、恐らく求めている情報が載っているであろう物は…

「これも!これもそれも全部!どうなってるんだここの資料は!」

クラスAを求める棚の中の資料は揃いも揃ってバグ文字ばかり
目を通しても意味が分からないしそもそもどういう言語化なのかも不明

結局、この後数時間におよびこの部屋の全資料に目を通すのに5時間近くかかってしまった

メア > 【9/25 17:23】【適合値:012%】【浸食値:3】【研究エリア:資料室】

「はああぁぁぁぁ……」

最後のファイルを確認し、長い溜息をつく
この数時間で得たものを言葉にすれば何が適切か

「明らかに重要そうなのは、まぁダメだけど収穫は有ったな。」

頭脳労働と気疲れで頭が痛い
知りたい内容もある程度満足がいく結果ではあった

後やる事は一つ

流石に大型研究施設で起きた事故
半日も経てば外から救助が来てしかるべきだろう

「外部の風紀委員とかなら良い、ただまぁ…どうせここで起きた事件なんだ自分の手で片付けに来るだろ。」

資料室を後に、またかくれんぼを続けてエントランスへ
異能も真面に動かせないのだから逃げて隠れてをするしかない

「これだけ楽しませてもらったんだ、しっかりお礼しないとね…」

凄惨な笑みを浮かべながら、エントランスで助けが来るまで休息をとる

メア > 【9/25 20:00】【適合値:012%】【浸食値:1】【研究エリア:エントランス付近】

その後、【方舟】の【清掃部隊】の突入の際にメアは大いに暴れた
建物が解放され異能が十全に使える状態になったメアは全身を黒で覆い引き留める部隊を尻目に夜の闇に逃げた

なぜか無駄に【清掃部隊】に体当たりをしたり逃げる際に車をひっくり返したり癇癪じみた行動をしたのは…何となく頑張りが無駄になった八つ当たりだったりする

そんなこんなで大きな収穫は無かったものの、大怪我等はせずに脱出を果たしたのであった

ご案内:「Free3 第二方舟:エントランスホール周辺」からメアさんが去りました。