2024/06/08 のログ
ご案内:「麺処たな香」に田中 浩平さんが現れました。
田中 浩平 >  
夕方のラーメン店。
そう、ここは空腹を適度に満たすための場所。

「らっしゃーせー」

適当な挨拶で客を出迎える。
それにしても。

「ニュース…昨日の学生通りの事件ばっかりすねー」

平和な街の一角で一般学生がテンタクロウを名乗る暴漢に襲われた、と。

「お客さんも今日は寄り道せずに帰ったほうがいいっすわ」

常連と適当な会話をして苦笑い。

ニュース >  
「テンタクロウを名乗る怪人のニュースですが…」

「被害者の男性は剥離骨折などを負い重傷……」

「その場には謎の第三者がおり、不明瞭ながら叫び声を上げていたという情報も入ってきています」

田中 浩平 >  
こりゃダメだな。
テレビのチャンネルを変えようにもみんな見入ってる。
店の雰囲気作りの一環で設置したけど。

正直、こういう時に弱いんだよなー。

ニュース >  
「続いてのニュースです。今日、6月8日は世界海洋デーとなっており」

「海洋汚染を考え、持続可能な海洋資源の採取を訴える集会が…」

「また、常世港でトコヨクイーンフィッシュと呼ばれる魚の漁が解禁され、漁師系部活では…」

田中 浩平 >  
ようやくニュースが変わったか。
世界海洋デーねえ……
よくわからないけど夏は水着のお姉さんが見れるから嫌いじゃねーんだよな。

「はいよ、塩ラーメン全部盛りねー」

麺の湯切りをしながらそのことに思いを馳せた。

ご案内:「麺処たな香」に七海 美那菜さんが現れました。
七海 美那菜 > 本日、ハラヘリお腹すいたタイム
今日のうちのお腹は何腹だ?
クレープ、パフェ、タピオカ、なんか棒っぽいの……

あ、なんだろあそこ。なんか食べれるっぽ

「こーんにちーはー!やってるー?!」

発見!即行動!
だったお腹すいたんだもん

「あ、席あいてる。そこでおっけー?」

お店をやってるっぽいお兄さんに声をかけてみる
ってか、若くない?
あ。そか。確かお店って部活とかでもやるんだっけ。
なるりょ

田中 浩平 >  
入ってきた女の子に笑顔で答える。

「やってるよー、もちろんどこ座ったっていいっす」

健康的な肌艶の褐色の肌。
見目麗しきは金色の髪。
そして……スカート短ぇー!

「メニューどうぞ」

ニッコニコでメニューを差し出した。
ああ、華やぐ。とても……華やぐ…

七海 美那菜 > 「やっふー、じゃあここー」

どこ座ってもいいなら、やっぱカウンターだよねー
料理作ってるの見るのも面白いしー
ってわけで、お兄さんの前あたり空いてるし座り込んだらメニューきたー

なかなか慣れた動きじゃんね

「おー、いろいろあるー!すごー!」

中国料理系のお店っぽい?
ラーメンっぽい?
ま、どっちでもいっかー

「んー……んんんー……」

ラーメンはマストっしょ?サイドっぽいのもある?
っても食べ過ぎもなー
いやでもなー、せっかくきたんだしなー
はじめてだしー

「あ、ねねね!お兄さん、おすすめとかある?
 お兄さんのオススメとかでも、もちおっけー」

迷ったら聞くだよね

田中 浩平 >  
「お客さんがカウンターにつくと華やかになった感じするよー」

ニッコニコ。それはもうニッコニコ。
はちきれんばかりの笑顔って表現があるけど。
俺のは多分もうはちきれてる。
それくらいニッコニコ。

「俺のおすすめはやっぱり塩ラーメン、個人的にはトッピングに味玉とチャーシューマシにしちゃうかな」
「いい生産地探した卵と、特製チャーシュー」
「それにブレンドは秘密だけど塩ダレに比内地鶏の清湯(チンタン)スープ」

「うちのラーメンは良いよ、島内の意識低い系ラーメンじゃ随一さ」

七海 美那菜 >  
「そう?マジ?
 にひひー。華やかかー。」

そういえば、と見回したら、THE男子って感じ。
ま、そゆこともあるよね
女子だって、ラーメン食べたいときはある!
ま、今日はたまたま入っただけだけど

「へー、塩かー……こだわってるんだねー」

こだわってるのは悪くないね
おいしいのでてきそうだし

……ん?

「あ、もしやお兄さんってば、てんちょーさんだったり?
 マジ?ならヤバだね。
 すっごいじゃん、若そうなのにさー」

部活で店をやるとは聞くけれど、ほんとにやってると知るとやっぱびっくりせん?
いや、マジですごいね常世学園
これだけでもワクワクしちゃうし、来た甲斐あったーって感じ?

田中 浩平 >  
「男たちで暗いニュース見て暗い顔してるのもなんだしなー」

はははと笑ってカウンター席の彼女にお冷を出した。

「そりゃもう、この味に行き着くまで苦労があったんだ」
「といっても志したの中学からだから4年程度だけど」

そして店長さんだったりと言われると。

「麺処たな香の店長、田中浩平です」
「ヤバいかー……すごいかー…そんなこと」

目が輝く。

「あるけど!」

鼻高々になった。女の子に褒められるというレアケースがそうさせたのだ。
見ているかジャス……パラダイムシフト!!

今のは関係ない。

「ご注文決まったらいつでもどうぞー」
「何だったら半ラーメンにして半チャーハンもできるから」

七海 美那菜 > 「くらいにゅーす? あーね?
 なんか、てんた……なんとか、とかいうヒトが暴れてるとかいうの?
 ヤバだよねー。常世きたーって感じするけどさ。
 なんてーの? なんかすごいヒトでたって感じ?」

異能とか魔術とかみたい、と思ってきたけどマジのヤバのヒトもいるんだなー
ちょいビビったりするけど、まーね?
そゆことも、あるよね?

「4年? 早ッ マジ早ッ
 早ない? 極まってない?」

お店出すとか大変そうだしなー
趣味の料理とはやっぱ違うし

「んー……タナコっちね!
 うち、七海 美那菜。後ろから呼んでも《ななみ みなな》!
 よろよろ! あ、好きに呼んでね」

あだ名はノリと勢いである
あと、なんだろ。こー、ほら。仲良し感?

「うんうん、ゲキヤバ。

 と。あ、じゃあその激ヤバな塩ラーメン、味玉、チャーシューマシー
 で半チャーもよろー!」

半々もありだけど、やっぱガツッといってかないともったいないっしょ

田中 浩平 >  
「そうそう、ああいうの出てくると露骨に客足鈍るから大迷惑だ」

苦笑いを浮かべて。

「部活申請して半年だからこの店自体もまだ半年だしなー」
「今の流れだと十年も修行して自分の店持つなんて時代遅れなのかもね」

中学から10年修行したとして24歳か。
やっぱ常世は特別だわ。

「お、あだ名かい、いいね」
「じゃあ俺はナナちゃんって呼んじゃおうかな」

へへへ、と笑って。

「お、いくねえ……じゃあ美味しいの作っちゃうよ」

それからあれこれ話しながら料理を進めて。

「はいよー、塩ラーメン味玉チャーシューマシと、半チャーハン」

いつもよりニッコニコで出した。

七海 美那菜 >  
「しょーじき、実感ないけどさー。
 だいへんよー?で世界ってけっこー変わったんだよねー。
 うちとか異能ないから、ちょいさみしーって感じだけど。
 あ、タナコっちは異能とかある?
 言いたくなきゃいいけど」

そのせいもあって、なんかこう変わったー感うすーってキモチ
せめてみんなの異能は見たいなー
でもなんか、隠したいヒトもいるらしいし?
無理には聞かない感じで

「おけまるー
 いいね、ナナちゃん!Yesだよ」

とりあえず、サムズ・アップとウィンク
おっけー感伝われ!

「おー、これこれ!
 きたー!いいにおーい!」

ラーメンと半チャー、くる。あ、これマジで美味しそうなやつ
でも、まずは端末で写真パシャー
やっぱこれっしょ。

「いっただっきまーす。ん」

まずはスープ!うん、塩っぽい味!
それと鳥っぽい味!美味しい!

「んんー、ウマー!
 じゃあ。麺ー」

ずるずるーっと……あ、髪邪魔じゃん
とりあえずかきあげて、と

「うん、サイコー!店長を呼べー!
 おいしいぞーって、店長タナコっちだったわ」

田中 浩平 >  
「ナナちゃんも異能ないんだ、俺もないよ」
「変な異能がなくて安心はしているかなー」

腕組みをして自慢気に。

「安全安心、人畜無害なラーメン屋店主です」

サムズアップを返して。

「ヘヘッ、嬉しいねー」

そして味を喜んでもらえると。
脳に変な何かが出た。

「そうだろ、麺は北海道産きたほなみ100%」

アドレナリィィィィィィン!!

「スープにはネギと柚子で隠し味」

ドーパミィィィィィィィィィィィン!!!

「チャーハンは味濃い感じで塩ラーメンが際立つように調整っ」

エンッ! ドル!! フィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!
 

女の子に喜んでもらえるのっていいすね。
脳内麻薬に溺れながら俺はそう思った。

七海 美那菜 >  
「そかそか。じゃあ、うちとタナコっちは仲間だねー。
 あーね? あって困る異能とかだと、あって困るよねー。
 ってことは、もしやラッキー寄りのラッキー……?」

なるほど、そうゆう考えもあるか
うん、外から見てるのもありよりのありかもね?

「にへへ、なにそれー。マジ受けるー!」

安全安心、人畜無害……って、ラーメン屋のヒトがわざわざいう?
なんか思わずツボったわー

「わー……マジかー。
 思ったより、ガチめだったわー……
 ヤバみ増すー」

思わず拍手
テンション高めに解説してくれてマジ感謝って感じだけど
思った以上に凝ってる系?
さっき意識低い系とかいってた気がしたけど、マジ?

「いやでも、マジおいしい。マジリスペクトって感じ。
 また来たいねー」

田中 浩平 >  
「仲間だな……そうそう、自分でコントロールできない異能もあるらしいしな」
「奇しくも、だけどさ。世界は平均で、平凡な人に合わせて作られてる」
「だから俺達はラッキー!」

いえーい。INTなんて放り捨てろ!!

「いやいや、ここで俺が突然目から怪光線出る異能だったらどうするよ」
「見られてるだけで銃口向けられてるに等しいっしょ」
「人間、無害であるに越したことないんだから」

くう、と感涙にむせぶ。

「俺……ラーメン屋やっててよかった…」
「水曜木曜と休みもらってるけど、それ以外は空いてるからまた来てね」