2024/06/09 のログ
■七海 美那菜 > 「イェーイ、ラッキー!」
思わず手のひらを差し出す。
ハイタッチ!
「それなー!ってもさー。
それ自分で言うー? まあ、タナコっちが人畜無害なのはわかったけどさー。
ってか、眼から怪光線はヤバい。確かに、ヤバい。
店ボロじゃん、それ」
きゃらきゃらきゃら
マジ受けた。タナコっちおもろ!
「んー……」
ずるるっと、最後の麺をすすって
半チャーもモグる
うん、マジうま
「えー、タナコっち、なに泣いてんのー?
店、そんな売れてないん?
そんなでもなさそーだけど?」
それなりにお客見えてる気がするけど、店とかわかんないしなー
売れてるよーで消える店とかマジあるし
難しいね飲食
■田中 浩平 >
「ラッキー!」
ハイタッチをした。
あ……すごい…女の子の手って柔らかいんだ……
脳内麻薬がさらに追注された。
「そうそう、店がボロボロになるからなー」
「この店を作り直す作業考えただけで精神的にクるよ」
しかも自分の異能で。
妄想に心が折られそうになる。
「ナナちゃんみたいな女の子に褒められる経験ってないからさー」
「明日の活力をもらった涙です、これは」
ここが店内でなかったら月夜に吠えてた。わんわん。
伝票を出して。
「最近、色々あるから気をつけて帰ってねナナちゃん」
■七海 美那菜 >
「なにそれ、マジー?
うちでよければ、いくらも褒めたげるって!
うちら仲間っしょ?」
店持ってやってるってだけで、マジすごいんだけどなー
まあ、ラーメン屋来て褒める女子もあんまいないか?
ちな、ラーメン屋に女子がこないとかは、ない!
ゼッタイ需要ある!
ワンチャン、知られてなくて女子客ついてない説?
「あ、例のアレねー。
まだ明るいし大丈夫っしょ。
でも、サンキュ。心配してくれて」
ぱっちんウィンク。
ついでにお支払いは現金で!
機械マネーとかでもいいんだけど、なんとなく
「んじゃ、ごっちそーさまー!
タナコっち、またねー!」
ぶんぶん、手を振ってグッバイまたねー
■田中 浩平 >
「ああ……仲間か」
「そうだな、困ったことがあったらお互い言おうぜ」
NMT(ナナちゃんマジ天使)。
世界には限られた神秘しか存在せず、
そのことが人に争いの心を生ませているとしても。
NMT。
「そっか、いやいや……仲間だしね?」
「あざっしたー!」
代金を受け取って。
「ああ、また会ったらよろしくなーナナちゃん!」
こっちも手を振って見送った。
ご案内:「麺処たな香」から田中 浩平さんが去りました。
ご案内:「麺処たな香」から七海 美那菜さんが去りました。