2024/06/09 のログ
七海 美那菜 > 「イェーイ、ラッキー!」

思わず手のひらを差し出す。
ハイタッチ!
 
「それなー!ってもさー。
 それ自分で言うー? まあ、タナコっちが人畜無害なのはわかったけどさー。
 ってか、眼から怪光線はヤバい。確かに、ヤバい。
 店ボロじゃん、それ」

きゃらきゃらきゃら
マジ受けた。タナコっちおもろ!

「んー……」

ずるるっと、最後の麺をすすって
半チャーもモグる
うん、マジうま

「えー、タナコっち、なに泣いてんのー?
 店、そんな売れてないん?
 そんなでもなさそーだけど?」

それなりにお客見えてる気がするけど、店とかわかんないしなー
売れてるよーで消える店とかマジあるし
難しいね飲食

田中 浩平 >  
「ラッキー!」

ハイタッチをした。
あ……すごい…女の子の手って柔らかいんだ……
脳内麻薬がさらに追注された。

「そうそう、店がボロボロになるからなー」
「この店を作り直す作業考えただけで精神的にクるよ」

しかも自分の異能で。
妄想に心が折られそうになる。

「ナナちゃんみたいな女の子に褒められる経験ってないからさー」
「明日の活力をもらった涙です、これは」

ここが店内でなかったら月夜に吠えてた。わんわん。

伝票を出して。

「最近、色々あるから気をつけて帰ってねナナちゃん」

七海 美那菜 >  
「なにそれ、マジー?
 うちでよければ、いくらも褒めたげるって!
 うちら仲間っしょ?」

店持ってやってるってだけで、マジすごいんだけどなー
まあ、ラーメン屋来て褒める女子もあんまいないか?

ちな、ラーメン屋に女子がこないとかは、ない!
ゼッタイ需要ある!

ワンチャン、知られてなくて女子客ついてない説?

「あ、例のアレねー。
 まだ明るいし大丈夫っしょ。
 でも、サンキュ。心配してくれて」

ぱっちんウィンク。
ついでにお支払いは現金で!
機械マネーとかでもいいんだけど、なんとなく

「んじゃ、ごっちそーさまー!
 タナコっち、またねー!」

ぶんぶん、手を振ってグッバイまたねー

田中 浩平 >  
「ああ……仲間か」
「そうだな、困ったことがあったらお互い言おうぜ」

NMT(ナナちゃんマジ天使)。
世界には限られた神秘しか存在せず、
そのことが人に争いの心を生ませているとしても。

NMT。

「そっか、いやいや……仲間だしね?」
「あざっしたー!」

代金を受け取って。

「ああ、また会ったらよろしくなーナナちゃん!」

こっちも手を振って見送った。

ご案内:「麺処たな香」から田中 浩平さんが去りました。
ご案内:「麺処たな香」から七海 美那菜さんが去りました。