2024/07/01 のログ
ご案内:「麺処たな香」に田中 浩平さんが現れました。
田中 浩平 >  
時は月曜、夜頃のラーメン屋であーる。
壁には『杏仁豆腐はじめました』と張り紙がしてあーる。

「らっしゃーせー」

客足もだいぶ落ち着いてきた。
テレビでも見ながらニュースをさらおう。

ニュース >  
「常世島七不思議の一つ、幻のねこカフェ? 現るのニュースをお送りしました」

「続きまして、とこコレ!に関する続報です」

田中 浩平 >  
とこコレ!良かったなぁ。
めっちゃ可愛い子とかいたしな。
あとは……めっちゃ可愛い子とかいたなぁ。

あとはなんといっても! めっちゃ可愛い子がいた!!

ニュース >  
「常世島を騒がす事件を深堀りするクライムマンデーの時間です」

「斬奪怪盗ダスクスレイの所持していた刀剣ですが……」

「先月、常世島に出現した機界魔人テンタクロウのナノマシン操作装置の動力部、通称『悪魔の心臓』と」
「技術、起源を同じとする見方もあり、関係各所は……」

ご案内:「麺処たな香」に能守重高さんが現れました。
能守重高 > 月曜日の夜 異邦人街から寮に引っ越しをしてしまったので
気にはなっていたが入ることは叶わなかったとある店の暖簾をくぐった少女が一人。

Hiç boş yer var mı?(席は空いているかな?)

とても流暢な異国語を喋りながら、空いていそうなカウンター席に腰を落ち着かせたい。

田中 浩平 >  
なんてことはないいつものニュースを見ていた時。
来店があった。

漆器を思わせる美しい黒髪はボブカットに揃えられ。
桜色の唇、全体としての美を統括するような小鼻。
そして黒と赤、二つが入り交じるような、人目を引く瞳。

そして彼女の口から出た言葉は、異国の。
何語だろう、でもかわいー!

「あ、どうぞ。メニューこちらになりまーす」
「読めなかったらいつでも聞いてください、オモイカネ8でガツンなんで」

はははと笑って他の客の勘定を受け取った。

能守重高 > ラーメンという歴史は意外と古く大変容のはるか前より
外国より文化として入ってきて日本で魔改造という形で独自に進化した、
とても美味しい『中毒性すらある食べ物(日本が誇るべき食物)』それがラーメン。

あのつるッとした麺、縮れた麵 断面が楕円の麵
塩、味噌、醤油、豚骨 が大体好みが分かれるなか、
塩味のラーメンがとびっきり美味しいと聞くこの店の名は『麺処たな香』
とても楽しみにしながら今まで入らなかったのは時間が単に足りなくてという理由だった。

メニューを受け取りじっくりと眺め。
…ああ、日本語にしなければ。気を抜くとほぼ異国語になるからして。

「ああ、失礼。塩ラーメンと半チャーハンを頼むでござる」

メニューを閉じてカウンターに置こう。意外とがっつりと食べるので
夜ごはんはここで済ませてしまおうと決めたようだ。

田中 浩平 >  
「へい、塩ラーメンと半チャーハンねっ!」

いつものように麺を茹でる。

「さっきのはどこの国の言葉なんです?」
「言葉に耳馴染みがないと、ちょっとびっくりしちゃうのは国民性だねぇ」

苦笑いを浮かべながら湯切りを行う。
うちは湯切りは華厳の滝だ。

「ヘイ、塩ラーメン。半チャーハンはもう少し待ってね」

とラーメンを出して。

ニュース >  
「ダスクスレイが所持していた閃刀『虚空』はS級封印指定がされたものの」

「テンタクロウ、藤井輝容疑者が所持していた悪魔の心臓はどういう措置が行われるのか島内外から注目が…」

「続きまして、常世動物園の異能動物シリーズ、ヨシゴイのカナちゃんが登場です」

能守重高 > 注文をした後は頼んだ品のお金をがま口財布から取り出して
胸ポケットにしまう。釣りはないように心がけているのだった。

「さっきのはターキッシュ、トルコ語ですね。
 意味は 席は空いているかな? です。
 無意識に口に出てしまうのはもうどうにもならないですね、
 多国語を使うのでどうしても。…おや、ニュースが割と物騒と癒しが両極端」

日本の栃木県が誇る滝 そのダイナミックな水しぶきが拝めるのか!
湯切りされるときはカウンター越しでじっくりと観察したい。
そして出された あの 透明感ある汁に満たされた麺とで構成された塩ラーメン!

拝んでおこう、ラーメンと彼(田中浩平)を。
割り箸を二つに割るタイプか不明ですが割るのであれば割り、
蓋つきの入れ物から取り出すのであれば一膳取り出して右手で箸を持ち、
左手でスープを飲む用のレンゲを持ったかと思いきやすべてカウンターに上に置き 両手を合わせて

「いただきます」

そう言ってから再び箸とレンゲをもってまずはスープを一口啜る。

「美味!」

田中 浩平 >  
「へー、トルコ語。お客さんはトルコに住んでたんですか?」
「って多国語……それはなんというか、碩学を感じますねぇ」

はははと笑ってチャーハンを炒める。
ラーメン、湯切り、命。
チャーハン、火力、命。

「ニュースは最近になってようやく落ち着いてきましたね」
「一時期物騒でしょうがなかったです」
「へい、半チャーハンお待ちぃ!」

うちは塗箸でした。
それはそうとレンゲと半チャーハンを同時に出して。

「あざーっす、そう言ってもらえると冥利ってんですかね」
「きたほなみ100%の縮れ麺とか、ネギ油と柚子を浮かべたスープとか」
「楽しんでってください」

テレビを見ていたけれど。

「ヨシゴイも喋るのかな……」

常世動物園は熊本弁で喋るマーモットが大人気だからな。
ついそういう穿った眼で見てしまう。

ニュース >  
「ヨシゴイのカナちゃん、なんと異能であるサイコキネシスを使って器用に餌を食べます」

「これにはお隣さんのくマーモット弁? 熊本弁で喋るマーモットのオドンくんもびっくり!」

オドンくん『えーもさいさい~~~~~~~~~~~~~~!!』

能守重高 > 「いろいろな国を巡っただけですよ。
 使わねば忘れるのでいくつかは忘れていますが。」

前はもっと二桁位異国語を使えていたような。
今では数ヵ国語位になっている、ただ文字化けが宿命な言語はまだいける、はず。

ラーメン屋はとても熱くそして過酷にして天国だ。
塩ラーメンに半チャーハンという通が頼みそうな品がそろえば
暫く味をスープの世界と麺の迷路を肉体でもって隅々と堪能したい。

塗箸にレンゲとを手にそれぞれ持って。
暫し 麵を啜る音、スープを飲む音 半チャーハンを掻っ込む音が続く。

常世動物園はまだ行ったことがない、水族館なら行った。
一種の飯テロをしてしまった記憶が新しい。

ちらっとテレビを見た 異能を使ったヨシゴイっているんですねと思っていた。

もぐもぐもぐ。 ごっくん。

半チャーハンはもう食べ終えた、ラーメンを半分まで食べ終えて
一寸一休み。水を少しだけ飲む。

田中 浩平 >  
「ほほー、じゃあお客さんは旅人さんだ」
「それでも色々喋れるのはド偉ぇっすわ…」
「何せ俺は英語の単位落としかけなんで…」

苦笑いを浮かべて。
いやバイリンガル、トリリンガルだけでも十二分にすげぇ。

「常世動物園行ってみてーなー」
「いやいや、なかなか土日も仕事があるとね…」
「ダチ誘っていくにしても難しくて」

喋るマーモットとか生で見てみたいな。
可愛いだろうし。なんなら写真を撮って女の子に見せたらウケないかな。

そんなシンプル邪念。

ニュース >  
「こんなものにも花言葉? 今日は花言葉がある意外なものシリーズです」

「キノコにも花言葉があるのはご存知でしたか?」

「なんとマツタケの花言葉は『控えめ』です。ど、どこがって感じですね!」

能守重高 > 「日本語はまだなレベルですよ?メインは異国語の方なので」
「英語は世界で使われているってあって色々な方言があるので私でも時々混乱します」
「日本人は世界でも屈指の難読言語である日本語を使えるだけ問題ないのでは?」

日本語の習得時間(驚きの8,000時間)はとても長いので
日本人はもっと自国の言語を使えることに誇りを持ってくれ。
日本語、中国語、ポーランド語は習得するのに同様に時間がとてもかかるんだ!
それでも物の数え方で心が折れるというのに。

「水族館はギリ行けましたね、土日が仕事お疲れ様です」
「ダチは友人って意味でしたか、私は友と呼べる人たちって少なかったような」

ラーメンを食べながらもう残り僅かになるまで時間の問題。

「キノコって花でしたか…ね?むしろ菌糸植物だった…植物とはという謎がありますが」

テレビを見ながらツッコミを。

田中 浩平 >  
「えっ日本語ってムズかしかったんだ…」
「と、とにかく英語も大変なんだねぇ……知らないことばかりだ」

父親と母親から日本語を学んだ自分は気がつけば。
いつの間にか高難易度言語を習得していたらしい。

とはいっても日本人が日本語を喋れるのは雨が降ったら水たまりができるくらい普通だ。

「水族館行ったんすね、そりゃあ良いや。楽しかったです?」
「この店、水木休みなんですが、別にガッコーは休みじゃあないですしね…」

苦笑いを浮かべて。
他の客に注文されてオレンジジュースをその客に出した。

「そこは『僕は花ですよ…高嶺の花ですが』とか言ってきそう」
「どこが控えめだよ……許せねぇなマツタケめ」

ニュースはコマーシャルに入った。
香水、歯磨き粉、色々な宣伝が流れていく。

能守重高 > 「日本人が習得難しい言語は他にもありますけど、
 とりあえず日本語は習得が難しいランキング10位内で難しい言語の一つなのでござる」

オノマトペ文化はどこの民族にも及ばないからそれだけでも誇れる。
日本人って実はすごい民族なんですよ!!
料理でいえば旨味を1000年以上世界で唯一使ってきた民族とか。
言いたいことはたくさんあるが言葉にならないので〆のラーメンの汁を飲むのをしだす。

「常世水族館の泳ぐ魚 基本 すべて食用なのでその時はずっと飯テロの感想を口に出していたような。」
「学校は今は期末試験が始まりましたし…どうでしたか?」
「…ごちそうさまでしたっ」ラーメンはスープの一滴に至るまで全て完食しました!!

「マツタケって完全養殖がまだでしたっけ…。
 部分的な増やし方は確立していたはずなので、はて。控えめではないですが、
 日本人だけですね、マツタケに熱心な目を向けるのは」

お、あれはフランスの香水ブランド「SIN」のCM! 香水かあ…。

田中 浩平 >  
「へえー、そうなんだ」

そうか、俺は日本語というムズかしい言語の習得にスキルポイントを使っているから
英語がなかなか習得できないのか!!
いやいや、眼の前に複数言語習得してる人いるやん。
自分の不勉強の理由付けに人の言説を使うな浩平。

「食用なんだ……魚介スープの勉強に一度行ってみようかな…?」
「いやー勉強はいつもギリギリクリアっすわ」
「赤点取らなきゃいいやくらいの。お、完食っすか、ありがとうございます」

こうして美味しく食べてもらうとあちこち交渉して食材を使わせてもらっているのも。
報われる気持ちになるのだなぁ。

「えっマツタケを躍起になって探してるのひょっとして日本人だけ!?」

SINのCMを見て。

「良いよなー、いい香りがする人」
「良いお値段がするかも知れないけど、私服の時につけたらモテねーかなー」

しまった。お客さん、しかも可愛らしい女の子の前で生臭い話をしてしまった。

「サーセン、失言っした」

能守重高 > 「日本語と英語の決定的な違いは文法の仕組みが逆。
 多分 これが徹底的に違うから習得は難しいだろうし、
 習得したとしてそれがものになるかどうかは周りに英語圏の人がいるかどうかですね。
 同じ言語を使う人がいないと 秒で忘れます!」

日本人が英語習得できない理由?
日本という国家が島国で尚且つ今は異国人から諸外国から人が出入りあるので珍しくもないが、
大変容の前は確か貿易を止めていた国だった。必然と外国人と接することがなく、習得することもない、
独自に日本語だけが主流な時が長かった。習得する必要に駆られたのはごく最近なんだ。

それと今は最新機種の『オモイカネ8』があるじゃないか!
翻訳機能が割とまともだったので習得しなくてもさほど問題ないのではと思う少女だった。

「ほぼ食用です。イソギンチャクもどこかの地方で珍味扱いでしたし」
「私は古語がちょっと苦手ですね…実技はよくても。」
「確か…マツタケは躍起になっているのは日本人だけだったような」

シイタケやマッシュルームとかの方が人気だったような。
日本は湿気がある国なのでキノコ大国なのだ。

テレビの何んとも煌びやかな事。

「香水は人の好みが分かれますねえ」
「んーものによりますけど 普段の身だしなみの時に着けるのもよいのでは?
 あまり派手なのは校則違反になるかもですけど。え?失言??」

あまり気にしていなさそうな少女は胸ポケットから塩ラーメンと半チャーハン代の930円をカウンターに置いた。

田中 浩平 >  
「逆っすよね……」
「主語と述語の順番どうだっけって思うと日本語的な文法になりがちだ」

そして秒で忘れます、と言われれば電流走る。

「え、じゃあ海外のネトゲずっとやってる山村が英語堪能なのはそういう…?」

とほー、いつか忘れゆく言語のために勉強してるのか俺。
いや、いつか忘れたら無意味ならあらゆる勉強が無意味!!
それにいつか海外の食材を追い求める時に全く英会話の知識がないと困るぞぉ!!

「おお……すごいな、イソギンチャクを食べるのは…」
「古語なんて輪をかけて使わないもんな……春はアゲぽよ~」
「確かにマツタケ料理って海外では思いつかない気がする」

そして話してて思ったけどこのお客さん面白いな。
会話の機知がすんごいぜ。

「でもいつか傲慢のムスクが似合うオトナの男になりてーという気持ちはある」
「あーいやいや、気にしないで。毎度ありー」

代金を受け取ると笑顔でその言葉を発した。

能守重高 > 「日本語と似ている言語は…いや津軽弁に似ているのはフランス語でしたか。」
「考えているのでは遅いのです 感じるのです」

マジで秒で忘れます。今までいくつか忘れた身がここにいます。

「海外のゲームで習得が一番早いですね、言葉の綺麗さに問題はあっても覚えるのなら」

ゲームが一番まともだと思う。
海外に行くよりゲームでなんちゃって言語でいいから要交流を!
逆に海外からの人が困るのは日本語の難しさだから!お互いに勢いでどうにかしていると思う。

「福岡の地方だった気がしてます イソギンチャクのから揚げ」
「かぐやひめは古き日本のSF物語ではと割と有名です」
「昔の中国にはマツタケがなくて高級品過ぎて日本に買い付けに行った記録がありますよ」

この手の話題多分ついていける。
日本について歴史とかから勉強したのだ!浅く広くだけど。

「色欲…セクシーさがないわ 足りないっ!」
「じゃあ また来るでござる!」

色気があると思うか ないと思っている。
席を立つと ひらりと手を振り店を後にしていく。

ご案内:「麺処たな香」から能守重高さんが去りました。
田中 浩平 >  
「考えないと英単語ミリも出てこねー」

なるほど、普段使いしてる言語はさらっと出てくるもんな。
考えているのでは遅い、かぁ。

「海外のゲームかぁ……ほとんどが銃の撃ち合いで気が乗らないなー」

家にいる時くらい物騒な世間様を忘れていたい。
ジャス辺りに言ったら老け込んでんなブラザー、と笑われそうだけど。
そんな日常が愛おしい。

「えっしかも日本なんだ……てっきりイソギンチャクは海外の話かと」
「へー、海外でもかぐやひめは通じるんだなぁ」
「って、日本に買付にくるレベルで海外にマツタケ文化ないの?」

意外な話100連発って感じだ。
海外にいればこれくらいの会話デッキが完成するのだろうか。

いや、多分この人だからだろう。このレベルのトークはそうそう見ない。

「えっ」
えっ。セクシーじゃん。

「はぁい、あざっしたー」

ぼうっと見送っていたけれど。
すぐに次の客が来て忙しい日常に埋没していった。

ご案内:「麺処たな香」から田中 浩平さんが去りました。