2024/08/06 のログ
エルピス・シズメ >   
「錬金術はニグレド(黒化)アルベド(白化)ルベド(赤化)……
 ……分野によっては破壊や創造にも手が伸びるからね。対魔の武器は作れるかも。」

 "終焉"・"再生"・"完成"と付け加える。
 細部を保管する要素もあるが、今は言及しなくてもいいだろうと省略した。
 
 エルピスは古代の方がメインなので、大いなる業は微妙に専門外。

「その通りだ。ちょっと気が緩んでいたみたい。
 ……イーリスにはいっぱい甘えるし、僕は大丈夫。」

 そこは間違えない。故に彼は断言する。
 自分自身の過ちは正すが、その上で悩む。

 どうするかは、ナナが次に告げた言葉で決めた。

「ありがとう。僕とイーリスの味方で居てくれて。勿論、僕も彼女もナナの味方だよ。
 ……それを聞いたら、イーリスもすごく喜んで安心すると思う。」

 言葉の九割を呑み込み、背負わせ過ぎないように気合を入れ直す。

 ナナにはナナの事情があるし、味方で居てくれるだけで十分ありがたい。

「そろそろ食事にしようか。食べたいものはある?」
 
 "備蓄の中のありあわせだけど"
 そう言って、食事の準備を始めようとする。 

ナナ >  
「にぐ…べ…?

エルピスに頼んだほうが良さそうって事は分かった!」

今言われた事の内理解できたのは武器は作れるかも、の所だけだった
魔法より何も分からない可能性が大いに出てきた

「なら、良いや。
イーリスにそれ言ってあげたら喜ぶと思うよ。
なんか所々からイーリスってお姉さんぶりたい感じがするし。」

実年齢では年上なのだが、どうもそう思えない節が多い
続く言葉には笑顔を返す

「なら、私も色々頼らせてもらお~っと。
とりあえず今日の晩御飯は~……お肉多めなら何でも。」

リクエストを伝える
大体のものは美味しく食べられるので大雑把な内容だけ

仲間と居場所、それをくれたエルピスとイーリス
彼等の助けになるのなら多少はナナは無理だってする、かもしれない

「あ、そう言えばこの前魔物の肉って言うの食べたんだけど結構いけたよ。」

調理を始める背中にそんな冗談を言いながら、もう1人の同居人を待つ
今晩も楽しい夕食になりそうだ

エルピス・シズメ >    
「ひとまず、その本を読んでからね。
 一メジャーな基礎を学んでおいた方が確実に良いから。」

 その間に僕も勉強しておこう。
 そんな時間稼ぎをするエルピス。
 
「えっと、その……たぶん似たようなことは言った……」

 顔を赤らめて俯く。何なら接吻までしている。
 でも、もう一度言っておくべきかと悩んだりもしつつ。

「お肉多めね……たしかお祭りの景品の龍肉缶詰があったかな。
 それを串に通して味付け直して、挙げた芋を付け合わせよう。」

 細かい料理は出来ないが、多少食べやすくする位は出来る。
 要望に合いそうなメニューを組み立てる。

「魔物の肉は、料理が大変そうだね……」

 そうつぶやきながら給湯室に向かう。
 簡単な料理は大体ここで出来る。
 
 そのあとは、きっと楽しい夕食のお時間──
  

ご案内:「数ある事務所」からエルピス・シズメさんが去りました。
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