2024/08/30 のログ
ご案内:「海水浴場」にDr.イーリスさんが現れました。
Dr.イーリス > 『数ある事務所』の旅行一日目。
海水浴場で、イーリスは途中ちょっとだけナナさんやエルピスさんと離れて、蒼さんに返信していた。

Message > From @Dr.Iris

『蒼先生のお役に立てたならよかったです。

業務連絡でございますね、承りました。
 いちご、大好きでございますよ』

Message > From @Dr.Iris

『あの様子を見ますと、それはもう空間系超常犯罪者でしょうね。

 空間系能力を使って手広くやっているのですね。
 相当、潜む事に長けているのでしょう。
 幻毒苺でございますか……危険なものを流通させておりますね。

 よくご存知ですね。そんなもの流通させる人に良い印象は抱きませんが、幻毒苺そのものを調べる事に関してはとても興味が湧いておりますよ。
 ご報告ありがとうございます』

Message > From @Dr.Iris

『課題でございますか。
 仰る通り、《廃品神隠》さんは空間能力を用いられた場合はすぐ逃げられたり追い払われたりされるでしょう。

 尤も、私が先日仕掛けたナノサイズメカが《廃品神隠》さんの体内に潜伏して私のレーダーにはっきりと位置が表示されてますので、ターゲットの居場所をロストするような事はそうそうないでしょう。
 そうとなれば、島中、特に《廃品神隠》さんの潜伏先候補近くに人員やメカを潜伏させた上、その人員やメカを次々に《廃品神隠》さんへと出動させて人海戦術で少しずつ消耗させる事も可能です。
 人員に関しては私にアテがありますので、お任せくださいね。

 ただし、この策は相手が人間ならば出来る方法ですね。
 空間能力を無尽蔵に、長距離間を連続発動できるような神様にも等しき相手ならば改めて対策を講じる必要が出てくるでしょう』

Message > From @Dr.Iris

『二つ目の課題につきましては、一つ目の課題の回答に含まれておりますね。

 あなたの作戦も、とても有効だと思いますよ。
 死者が出ないならば、私はそういった作戦でも構わないですが、そこは蒼先生次第ですね』

Message > From @Dr.Iris

『さすがは破壊神様。破滅の予言でございますね。

 蒼先生のご事情は理解しています。
 とは言え、私はあまり《廃品神隠》さんに恐怖を与えようとも思いませんし、そのような方向に興味もありません。
 これ以上被害を出さないよう、人々に迷惑をかけている《廃品神隠》さんを捕えらえられるなら、それでいいと思いますよ。

 私は破壊神ではありません。
 人間に“凡作”を書かせてどうするのですか? 恐怖を演出する“名作”を書くのは、あなた自身のお役目になるでしょう、破壊神』

Message > From @Dr.Iris

『別に私はあなたがごみ処理系のお仕事をするにあたって、例え普段誰かを殺害するような事をしていても基本的にそれを咎めたいというわけでもありません。
 不殺の条件はあくまで、私がごみ処理係に協力する条件に過ぎません。私に協力させるなら、私の主義も取り入れていただくという程度です。

 私が殺人を忌避している事自体は確かですが、人にはそれぞれ事情があり、他者に不殺を強要すべきではない状況もあるでしょう。
 あなたには呪いを破壊してくれたという恩がありますので、その義理は果たしましょう。
 しかし、甘い考えである事を理由にあなたが条件を破る事があるなら、私がごみ処理係に協力する理由はなくなるでしょう。義理は別の形で果たしたくは思いますが。

 さて、覚悟を問われているようですが、私は民間協力者の身。
 別に不殺に覚悟も何もございませんよ。幾重もの仲間の理不尽な死を経験して、悲しみにくれた私が日常的にそういう風に振る舞うようになっただけの事ですので。
 人情というものです』

Message > From @Dr.Iris

『私は蒼さんの事を尊重したくも思いますが、主義主張が違えて許さないと仰られても、失礼ながら私は困惑の表情しかできません。
 蒼先生とは仲良くしていきたいので、そこは快く許してください。
 では作戦決行日になりましたら、紀委員会本庁にお迎えにあがりますね』

Dr.イーリス > 「蒼先生、中々に妙な事を聞きますね。破壊神様だからでしょう。人間という生き物は、あまり人を殺す事自体好みませんね。人の中でも例外結構いるみたいですが」

もはや過去の経験から不殺となり人情を尊ぶイーリスは、人を殺さないのがあまいだの、人を殺さない覚悟だの、そんな事をいちいち考えないぐらい不殺は日常的なものだった。
不殺が日常というのはある意味一般人の感覚であるが、それを落第街で死に直面する戦いを幾度も行いながら自然にやってるのがイーリスである。
別に悲痛の覚悟とか、甘い考えという思想すらない、ただただイーリスの純真なる自然なる振る舞いのあるがまま。

恐怖を演出する方法についても、別にイーリスは理由もなく誰かを恐怖に陥れたいわけでもない。
考えてみてほしいと言われても、単に困る。
雑談のネタだとしても、あまりそのような悪趣味な内容を考えたいとも思わない。

返信して、イーリスはエルピスさんやナナさんの元に戻ったのだった。

ご案内:「海水浴場」からDr.イーリスさんが去りました。